[5764]  
 投稿日:2012/05/28 (Mon) 00:44    
●続きから描く ●原寸表示
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 煌々と照らす太陽の光はステンドグラスのフィルタを通して、カーペットに淡いコントラストを描いていた。鏡面に映る顔は憂鬱そうだった。沈黙。ティンクトゥラは返事をしない。とうとうスペクトルは全て帰属された。ベートーヴェンと軌道角スピン、固定化された分子の紐、市場の果物に集るアリの群れ。それは、しかし非常に不快なことに二人の少女は愛し合っていて、最悪ないたずらでもあった。今すぐに箱を何かで埋めなければならない。空の立方形は魅力的だけれども。何か、奥から這い出てくる虫を塗りつぶせる何か──

 それからしばらく経っても、彼女は戻ってこなかった。はっとして目を開いたら、ピアノの旋律が途切れた。カーペットの模様が見えた。私は床の上に転がっていた。辺りは静寂に包まれていて、薄暗い闇の中だった。


 -2012/05/28 (Mon) 02:46
こんな時どんなコメをすれば良いか分からないの…

 -2012/05/28 (Mon) 02:55
笑えばいいと思うよ(狂気)

 -2012/05/28 (Mon) 04:51
それはあなたがコスリ感緩和膜を頭の裏に貼られているからです

■匿名  -2012/05/28 (Mon) 14:46
鼻ちょうちんラミエルが可愛かった(声小申上)

 -2012/05/28 (Mon) 16:00
性欲とは神の与えし大罪、逃れられぬカルマ

■気ぐるみ  -2012/05/31 (Thu) 02:29
 ゆか…否…フラ…ん?…………パッチェ!!
関係ないけど、主コメの頭から3分の1くらいの印象から以下の詩を思い出した。

「聖夜」
黒いファインダーが
砂糖壺に
コペルニクス的転回を充填して
割れた泥眼のスランプに向かって
朱門の髄液を打ち込む

アステカの奇形児と
神妙に腐敗した亡者の羅列
なべて凡庸なる物の除去反応が
歪に放物下降する月に
連れ添う

十六進数の呂律の回らない聴覚
彷徨う仮面の配下達は
ペルソナ---各位の仮面劇に
時を持たぬ憤懣を植え付ける
さり気ない紅が行き過ぎ
フィルターボックスの透度と
ト音記号が脱落した激しい聖夜に
行為が鈍流となって佇み
闇が直立歩行する

ガバニメードを喰い散らかし
ジェラルミンの背凭れに
合致を爪弾くと
真昼間を削ぎ落とした
大団円の水球が
ひしゃげた欠伸をする

四囲には都市に染み込んだ
黒い汗が爛々とたちこめていた

 


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