―――当ても無く彷徨うレミリアの前に現れたのは、その妹であった。「お姉様……偶然が続きますね。 やっぱり……"姉妹"……って事、かな」
私はっ……ただの滑稽な"主"だった
「私は……それでもお姉さまになりたかった。 いつでも私は同じ血の者に鎖を繋がれるのが虚しかった」
何も分からず……求められてる面子を保っただけだわ…… 逆だったら……こんな事に……
「私がやるべき事は、全て終わったの。 これで……このゲームから退場するとしますよ。」
「バケモノ役だけは御免よ」
こめかみに副えられる拳銃。錆び付いた引き金が歯軋りしながら撃鉄を下ろそうと力を溜める。
不敵な笑みを浮かべた"妹"はその口を開き―――