ある日人里内を歩いていた慧音は人里警察署の副署長と会い、世間話をしていた。そこに…。
ブウウゥゥーーンっ!!
見知らぬモノが走り去っていくのを慧音は目撃した。
慧音「副署長、あれは一体なんだ?お前たちが使っている車の新型か?」
副署長「あぁ、あれは一週間ほど前に魔法の森の中を警ら中だった署員が発見したものでして…。外界にあるアメリカという国のニューヨークで使われていたと思われるパトカーです」
慧音「あめりか、にゅーよーくか…。外界も広いものなのだな」
副署長「えぇ、これのおかげで署員の勤務意欲が向上しつつあります。署員達は代わる代わるにあのパトカーに乗るのが楽しみだと言っていまして…」
慧音「そうか…」
[しかし、数日後…]
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慧音「…どうしてこうなったのか説明しろ……何があったんだ」
人里警察署交通課長「は、はい…。乗務していた二人の警官曰く『待ちに待ったアメリカン・パトカーの乗務日にすっかりハイテンションになっていて、うっかり運転操作を誤ってしまった』とのことです。幸いにも二人は軽いけがで済み、現在永遠亭で治療を受けています。鑑識などによる現場検証は既に終了しました…」
副署長「今後、二人が退院次第詳しく事情を聴き、然るべき処置を執るつもりです…」
慧音「そうか…。で、署長は?」
副署長「今頃、警察本部にお呼び出しを受けていることと思いますよ…はぁ…」
慧音「ため息は私がつきたいところだ…」
副署長・交通課長「「申し訳ありません……」」
幻想郷警察の中では副署長は真面目な態度をとってますが、それ故にいつも苦労の日々…。
今日も人里は平和です。