丑三つ時の迷いの竹林。その中で今泉影狼は気分転換にひっそりと散歩をしていた。だが…。
『そこの貴女!止まりなさい!』
歩いていた道の向かい側から赤く光らせた何かがやって来て自分に対して呼び掛けてきたのでびっくり仰天した。
「あ、貴方達は誰…?!」
幻想郷警察の人間と彼女は初めて遭遇した。http://thewaterducts.sakura.ne.jp/cgi-bin/up2/src/huku0893.jpg
パトカーから降車した警ら中の人里警察署交通機動隊の警官達は臨戦体勢の状態で彼女と対峙した。
警官(中)「主任!彼女はまさか…!」
警官(左)「間違いありません!霊夢さんが以前仰っていた先の異変で暴れていたという例の狼の妖怪ですよ!」
影狼「ちょっと待って!私は…」
警官(右)「問答無用!撃てぇ!」
パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!
影狼「きゃあぁっ!!」
先の異変に関する話で影狼に関する話を霊夢から聞いていた彼らはまた何かをしでかすと思い込み、有無を言わさず彼女に向かって13発の弾丸を発砲したのであった。
そんな彼らから彼女はほうほうの体で逃げ帰っていったのであった。
そして彼女は『人間って恐いわー…』と改めて痛感したのだとか。
去る今年の9月に千葉で起こった、警察官が人々に襲いかかっていた紀州犬に13発も発砲して射殺した事件をモチーフに描かせて頂きました。