ある日の迷いの竹林の近くにて。
妹紅が輝夜との殺し合いに向けて、ウォーミングアップをしようと意気込んでいた。
妹紅「よし、いくか…『火の鳥-鳳翼天翔』!!」
彼女がスペルカードを唱え、炎を纏ったその時であった。消防士(左)「大変だ!あそこで火が燃えているぞ!」
消防士(右)「火の規模が大きくなる前に早く鎮火するぞ!急げ!」
たまたま近くを通りかかった幻想郷消防局の消防車が、火災と勘違いして彼女に向かって勢いよく放水したのだった。
妹紅「うわぁっ!!何をするんだっ?!」
消防士達「「あぁっ?!妹紅さん?!」」
おかげで妹紅はびしょ濡れになってしまったのだった。
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【一時間後…】
妹紅から事情を聞かされた慧音は消防士達を呼びつけた。
慧音「妹紅から話は聞かせて貰った。まったくお前達はとんでもないことをしてくれたものだ…」
消防士(右)「申し訳ありません…。まさか妹紅さんだったとは我々にも想像もできませんでした…」
消防士(左)「火で彼女の姿がまったく見えなかったので、すっかり勘違いしてしまいました…」
慧音「後で彼女の所に行って謝ってこい。分かったな?」
消防士達「「はい……」」
慧音(しかしながら、その迅速な行動こそは評価すべきといったところか……)
彼らにとって、とんだ119番の日となったのであった。