ゆっくりまりさを飼ってもうすぐ一ヶ月になる。 だいぶ懐いていて呼ぶとすぐに駆け寄ってくる、だがそんな幸せな日々がそのまりさによって壊される。                 「見知らぬ友ゆっくりと見知らぬ男〜前編〜」 「まりさー、ご飯だよ」 「ゆっ!」 「今日はいつもよりも豪華だぞ」 「ゆ!ホントだ!でもどうして?」 「まりさ覚えてないのか?今日で俺たちが会って一ヶ月だ」 「ゆ!それはめでたいね!まりさも嬉しいよ!」 そういい、がつがつとご飯を食べ始めた。 一週間も有休を取った、勿論まりさと遊ぶために。 今までまりさが悪さをしたのもたびたびある、家に勝手にゆっくりを招いたり、物を倒して壊したりとした。 だがそのたびに叱ってやり、ブリーダー出身ゆっくり顔負けなほどに良い子になった。 だからおれはそんなまりさが大好きだ、だから一週間も有休をとったのだ。 「ごちそうさま!」 そんなまりさの声が聞こえてきた。 「お、ちゃんと言えたな、えらいえらい」 そう言い頭をなでてやる。 「まりさー、今日何して遊びたい?」 「ゆっ、まりさお外に出かけたいよ」 「外?そういえばお前を飼ってから一回もでてないな、よしじゃお外に出かけるか」 おれは水筒を持ってまりさと一緒に家を出た。 すると玄関から出たところでまりさがウインクをした。 「どうした?」 「な、なんでもないよ!おめめにごみさんがはいっただけだよ」 演技へただなぁ、何をやってるが知らんがまぁいいや。 しかしこの気の緩みがたいへんなことになろうとはおれは知らなかった。 「今日もいっぱい遊んだね〜」 「ゆっ!お兄さんここで待っててね」 「は?なん」 「いいからここにいてね」 おれの言葉をさえぎるようにそういい家へと向かってぽよぽよ跳ね始めた。 しかしそんな簡単に大人しくするおれではない、まりさにきずかれないように尾行した。 「ゆっ!みんなそろそろかえってね!」 まりさが開いている玄関にそういった・・・開いてる!? おれは驚きのあまり玄関の戸の前に駆け寄った。 「おにーさん!?なんで来たの?まっててねっていったでしょ!」 「今はそれどころではない、もしかしたら空き巣が入ったかもしれないからまりさは少し下がってて」 傘立てに立ててある傘をつかみ、戦闘態勢に入った。 「だれだぁ!おれの家に入るやつは!」 おれはそういいリビングを見た、おれは驚いた。 そこには餡子まみれの床に、口をガムテープで止められ縄で縛られたのまりさとぱちゅりーがいた。 そして何より驚いたのは、予想どうり【いかにも】な男が冷蔵庫を荒らしていた。 「お、おいっ!」 「ひっ!あ、その、み、見られたならやっちまえ!」 そういい男は大根を振りまわしてきた、リーチ的にはおれのほうが有利だが、強度には男が上だろう。 男は狂ったように大根を振り回している、これでは近づけない。 どうする、おれ、どうする! ピカッとな、頭に電球が浮かんだ、(LED) おれはまりさ(縛られてる)を掴み男の前で壮大につぶした、そして壮大に飛び散った餡子に視界を奪われている間に。 男に傘を叩き込む、男はよろめき、餡子に足を滑らせ背中から転んだ。 そして傘の頭を男の首元にむけた。 決まった、、、おれは今とても気持ちがいい気分である、だが男には聞きたいことがある。 「どうしてお前が家に?」 「そ、そんなの戸を開けっ放しのお前が悪いだろ、そりゃあんなに開いてたらはいりたくなっちまうぜ」 「開いてた?本当に?」 「嘘なんか言ってねーよ!それよりこの傘どかしてくれよ」 「あのゆっくりは?」 「あの?あれお前の飼いゆっくりじゃないのか?あぁよかった、うるさかったからついつい潰しちゃったんだよ、少しは罪が軽くなる、よっかた〜」 おれは頭の中で整理した、あれがあーで、これがそーで、それがどーで・・・! おれはすべてを理解した、俺が仕事に行くと夜まで帰ってこない、その間にまりさは一人で外に出かけた。 まりさは外でゆっくりやっているうちに友達ができたのだろう、そして友達を家に招きいれた、合図はウインクだ。 家ではゆっくりできることを教えてあげた、そして厄介者のおにーさんは、まりさが引き付けた。 しかし友ゆっくりは戸を閉めないといけないことを知らなかった、そしたら男がやってき、うるさかったので潰し、残りは縛った。 そして今に至るというわけか、おれは回想を終了し男を見てみる・・・と、あれ?いない、逃げられた。 おれの悪い癖が出た、なにか盗まれてないかな、うわ・・・へそくりが。 こうなったらまりさを許すわけにはいかない、もうこりごりだ、あいつには自分のやったことを後悔してから死んでもらおう。 一部始終を見ていたまりさがプルプル震えていた、まさかここまで大惨事になるとは思っていなかっただろう、友人が二人も死んだのだ。 「まりさ、どうしてこうなったか原因はわかってるよね」 おれはリビングの戸を閉め、逃げられないようにした。 これからまりさのお仕置き(虐待)が始まるのだ。 ーーーーーーーーーーーーーEND−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− どうしても文章力がつかない、許して。 今回は前編と後編に分けてみようと思います、こんなつまんねぇの続けんなよと思う人は無視していただいても結構です。 今回出てきた大根男は好物は人参です、あげると懐きます。 ここまで読んでいただきありがとうございました。 byメガ