今宵は、望月。 太陽が輝く昼間と同じように、雲はひとつもない。 夜の象徴である闇色の空に浮かぶ月は、紅く満ちていた。 弾幕ごっこと談笑を楽しんできたレミリアは、紅魔館に帰るべく空を翔けている。 満月となる日は、昼であろうと調子が良いようで。 幸運の素兎、狂気の月の兎、月の頭脳、永遠のお姫様、ついでに紅の自警隊。 弾幕ごっこの戦績は、全勝。 その後は談笑を楽しんで、ただいま帰宅途中である彼女は、かなり上機嫌な様子だ。 まあ、所詮は、弾幕“ごっこ”であり。 本気を出した相手がどれほど強いかなんて、レミリアは忘れているのかもしれない。 しばらく飛翔して、彼女は紅魔館に辿り着いた。 門前に居る門番隊の一員である少女が、お帰りなさいませ、と頭を下げた。 ええ、とだけ答えて、低空飛行に切り替え、紅魔館の門をくぐる。 それを見届けると、門番の仕事があるはずの少女は、すぐにその場を立ち去った。 何の気なしに、彼女は上空を見上げた。 ――そして、深紅の瞳を見開いて、夜空と同じ色をした翼を、無意識にぴんと伸ばす。 サイドで束ねられた、それほど長くない金髪。 暗闇に光る、自身のそれよりもさらに濃い深紅色の瞳。 「レミリアお嬢様」 彼女の時間は、いつの間にやら奪われていたようだ。 背後から、いつもとは異なる、陰鬱さを孕んだ冷たい声がする。 それは間違いなく、自身が最も信頼を置く従者、十六夜咲夜の声だ。 「……咲夜?」 レミリアは思わず、臨戦態勢をとる。 咲夜はそれに構うことなく、告げた。 「フランドールお嬢様がお待ちです、屋上へどうぞ」 今度は、時間凍結を行わなかった。 屋上へ翔けあがる咲夜を、レミリアはほとんど反射的に追いかける。 咲夜に続いて、屋上の床へ降り立った彼女を、フランドールが出迎えた。 艶のある金髪を風に揺らし。 禍々しくも美しい、まるで宝石のような羽根を妖しく輝かせ。 闇と血に殺意を重ねたような、それでいて穢れの無い深紅の瞳を爛々と光らせて。 彼女は、艶美に微笑んで魅せる。 「お久しぶりね、お姉様。  私を陥れることで手にした、偽りの幸福はお楽しみ頂けたかしら?」 「どうしてっ……どうして、お前がここに居る!」 「それがわからないお姉様ではないでしょう?  咲夜が、美鈴が、パチュリーが、隙間妖怪さんが。  私を、暗くて寂しいあの場所から解放してくれたの」 「何故、そんなっ……! 私を、裏切ったな!」 そう叫んで、彼女が飛びかかったのは、美鈴だった。 美鈴を引き裂くために振るわれた手は、空を切り。 彼女の腹部に、美鈴の拳が叩きこまれた。 ずどん、という衝撃を感じて、無様にうずくまり、げほげほと咳き込む。 「ここで潔く、罪を償いなさいな」 魔導書を抱えたパチュリーが、吐き捨てるように、冷徹に告げた。 彼女の周囲には、彼女自身と、その隣に控える小悪魔によって結界が構築されている。 「妖精メイド、門番隊員はすべて避難済みです。  紅魔館および紅魔館周辺には、パチュリー様と小悪魔の協力を得て、  頑丈な結界が構築されております。また、館外部、館内部、  その他家具類には、すべて強力な防御術式が組み込まれておりますので、御安心を」 事務的に告げて、咲夜は銀のナイフを構える。 彼女の迫力に気圧されて、思わず後ずさりしそうになるレミリアだったが、プライドにそれを止められた。 空間の裂け目から顔を出し、自身を嘲笑う紫を睨みつけてから、彼女はフランドールへ向き直る。 「踊りましょう、お姉様?」 「……死の舞踏、か。いいでしょう!」 2人の放つ魔力が暴発して、周囲の空気を振動させる。 それが、戦闘開始の合図となった。 狂気の舞踏が幕を開けてから、たった5分程度。 もはやそれは、勝負とは呼べるものではなくなっていた。 息を切らして、苦痛に呻いて。 レミリアが必死の思いで放つ光弾や光線は、フランドールの速度にまったく追いついていない。 接近戦に持ち込もうにも、フランドールが放つ弾幕や結界に阻まれてしまう。 捨て身の特攻を行い、一度はそれらをかいくぐったものの、 結局は、フランドールが無意識で放出している魔力に吹き飛ばされただけだった。 通常弾幕や力比べでは、はなから勝負にならず。 レミリアが全力で放つスペルも、フランドールの通常弾幕にあっけなく押し負けて、スペルブレイク。 ここまでのスペルカード使用枚数は、レミリア12枚、フランドール0枚。 「うぐっ……私、が、負けるなんて……そんな、そんなのっ……」 宣言の無い、夜王『ドラキュラクレイドル』発動。 一時的な速度上昇を行い、膨大な量の魔力で身を守ることにより、なんとかフランドールに近づく。 そしてすかさず、神槍『スピア・ザ・グンニグル』を発動。 握りしめた深紅の槍で、フランドールの心臓を狙う。 フランドールはそれを、左手を振り下ろし、いとも容易く破壊した。 砕け散った槍の破片が、きらきらと輝きながら、血の雨のように降り注いだ。 「くっ……うわあああああああ!」 惨めに叫んで、レミリアはフランドールに突進し、滅茶苦茶に光弾や光線をばらまく。 そんな彼女の両翼は、ほとんど焼け焦げてしまっている。 服や帽子はぼろぼろに裂けており、右足も失っており、全身血濡れの有様だ。 魔力の消耗が激しいためか、吸血鬼の再生能力がほとんど機能しないらしい。 「お姉様、もう、終わりにしましょう?  あまりに憐れなんだもの。  ……私の復讐も、これで終わり」 フランドールは悲しげに告げると、ここへきて初めてスペルを発動する。 ――秘弾『そして誰もいなくなるか?』 満身創痍と言った様子で、なんとか浮揚しているレミリアを、美しい弾幕が飲み込む。 七色の光弾が歪み、ねじれ、規則的な動きでレミリアを痛めつける。 そこから脱出する力など、レミリアにはもう残っていないはずだった。 しかし、人並み外れたプライドが、もう限界であるはずの彼女を突き動かす。 レミリアの全身から紅色の魔力があふれ出した。 ――紅魔『スカーレットデビル』 フランドールは、それを相殺しようとする素振りも見せず、 ただ黙って、姉と、スカーレットデビル、と名付けられた攻撃を見つめていた。 綺麗ね、と、たった一言呟いて。 目を閉じ、過去の記憶に思いを馳せる。 紅の光が、彼女に迫る。 「……お姉様、最後に一つだけ。  生まれ持った才に溺れ、慢心し、与えられたものを貪り、  現状に甘え、嘆くだけでは何も変わりはしないし、成長なんて出来ないわ」 「煩いっ……! 夜王たる私が、こんなところで、お前、なんかにっ……」 もはや会話など成り立たない。 魔力の出力を限界まで上げたレミリアは、希望を見出したようで、表情に生気と光が戻る。 紅の十字架が、さらに輝きを増す。 何を言ったところで無駄だと、フランドールはようやく悟り。 全ての希望を捨てて、スペルカード発動。 「……さようなら、お姉様。  お姉様のことは大嫌いだけど、もう憎まないことにするわ。  せめて、お姉様の死を華々しく飾ってあげる。  そして、私のここまでの人生の証明を見届けて頂戴!」 彼女の身体から、先ほどとは比べ物にならないほどの膨大な魔力が溢れ出す。 翼が広がり、七色の羽根が禍々しく、神秘的な輝きを強める。 「QED」 どんな宝石よりも鮮やかに、深紅の瞳が煌めいて。 「495年の波紋」 スペル発動。 大きく振動する空気と、徐々に密度を増す、殺傷力の高い光弾に蹂躙されながら。 背後の空間が裂けるのを感じて、レミリアの意識は闇へと堕ちた。 紅魔館屋上、上空。 姉を飲み込んでなお、空中で舞踏を続ける光弾をすべて相殺し。 蝙蝠一匹残すことなく消滅したらしい姉を想い、切なげなため息を吐いて。 フランドールは紅く満ちた月を背負い、屋上へと降り立った。 「フランドールお嬢様。  今この瞬間を持ちまして、貴女は紅魔の主となりました。  貴女の所有物をどうなさるかは、貴女が決めることです」 跪いて、咲夜は告げる。 憎悪を全て手放した、そんな晴れやかな表情で、フランドールは答えた。 「……咲夜、美鈴、パチュリー、小悪魔、それから、紫。  私を闇から救いだしてくれて、ありがとう。  みんなが許してくれるなら、私はここで暮らしたい」 この場に居る全員の表情が、喜びに満ちる。 この瞬間、紅魔館に、新たな主が誕生した。 ありがとうございます、と言って頭を下げる咲夜と美鈴、小悪魔。 本当にうれしいわ、と微笑みかけるパチュリー。 同じように、笑いかけて。 フランドールは、結界を破ってくれた隙間妖怪が居ないことに気付き、咲夜に行方を尋ねる。 当然、咲夜が知っているはずもなく。 あの人はいつもああなのよ、と、パチュリーが苦笑した。 「またいつか、会えるでしょう。とにかく、今宵はお休みください……お嬢様」 咲夜が、フランドールの手を取った。 「……ここ、……は……あれ、私……」 紅魔館の自室で、レミリアは目を覚ました。 可愛らしくも上品なデザインの枕に、ふわふわした暖かい掛け布団。 豪華な装飾が施されたベッドの天蓋をその瞳に映して、彼女はあわてたように身体を起こす。 ぴんと張った漆黒の翼に異常はない。 痛みも感じない。出血はおろか、傷なんてどこにもない。 お気に入りの服も、いつも通り綺麗なままだ。 「……嫌な夢……」 呟いて、ベッドから降りる。 気晴らしをしようと考えて、自らの親友が読書を楽しんでいるであろう大図書館を目指す。 パチュリーも、小悪魔も、睡眠を必要としないため、いつだって起きていることを、彼女は知っていた。 「パチェのところへ、行こう……」 ひとりごちて、誰もいない廊下を翔けるレミリア。 大図書館にたどり着くまで、そう時間はかからなかった。 彼女は大図書館の扉を開いて、親友の名を呼んだ。 「パチェ? ちょっと、お話しない?」 明かりの消えた大図書館の中から、返事が返ってくることは無かった。 「留守なの? 小悪魔、小悪魔はいるかしら?」 やはり返事は無い。 怪訝な表情を浮かべて、何の気なしに窓辺に目を向けると、彼女は背筋を震わせた。 見紛うはずなど無い。 「お父様……お母様……?」 椅子に腰かけていたレミリアの両親が、同じ速度で、同じ動作で腰を上げる。 ゆらりと、レミリアの方に身体を向けて。 怒りに満ちた表情でレミリアを見据え、呪文のように言葉を紡ぎ続ける。 「こんなことになるのなら、お前を捨てておけばよかったんだ……」 「その通りよ、フランドールが居たんだから、こんな子はいらなかったのよ」 「フランドールの方がずっと美しく、気品もあり、賢く、強い」 「薄汚い瞳に薄汚い心、こんな子は私たちの娘じゃないわ」 「あの時話した通り、捨てておくべきだったんだ……」 「レミリアなんていらないわ、いらない! いらないのよ!」 「レミリアなど不要だ、必要なのはフランドールだけだ」 「レミリアなんて愛せない……愛しいわが子はフランドールただ一人なのよ……」 「その通りだ……レミリア……邪魔だ、触れたくもない、どこかへ消えろ……」 「けがらわしいわ……もう二度と、私に、夫に、フランドールに近寄らないで……」 「フランドールさえいれば、お前はいらないんだ」 「そうよ、早く消えて頂戴」 「いやぁ……いや、こんなの……いや……」 その場に崩れ落ちて、レミリアはひたすらに泣きわめいた。 彼女の悲鳴をかき消すように、両親の罵倒の声はますます大きくなっていく。 耳をふさいでも、それはレミリアに届いてしまう。 レミリアは幼子のようにうずくまり、必死に耐える。 ――これは夢なんだから、私は早く目を覚まさなくちゃ ――目が覚めたら、パチェを誘って霊夢のところに遊びに行こう 自己防衛のための本能で、彼女が発狂しかけたその瞬間。 彼女は、今度こそ目を覚ました。 「お目ざめのようですわね、“元”お嬢様?」 艶美に微笑んで、紫は、ぼろぼろになったレミリアの頬に平手打ちを喰らわせた。 先ほどの夢は、彼女が自身の能力を用いて、レミリアに見せた“ただの夢”だ。 だが、紫が真実を語ることは無い。 「黄泉の国とこちらを隔てる境界を操作して、御両親をあなたの意識の中に呼び出したの。  御両親は、紛れもなく本物よ。  彼らは、あなたを許してくれたのかしら?」 先ほどの夢の中で聞いた両親の言葉が真実であると信じ込み、レミリアはふたたび涙を流す。 がくがくと震え、何事かをぶつぶつと呟きながら、 焦点の定まらぬ瞳から、とめどなく涙を零す彼女の絶望的な表情は、紫の留飲を僅かに下げた。 「私もね、ずっと昔、無実の罪人になったのよ。  だから、あなたみたいな“ゴミクズ”が許せないの。  あなたの可愛い妹様が、不憫で不憫でならなかったの。  だから、あなたに疑惑を抱いていた知識人に協力させてもらったのよ。  ……さあ、まだまだ苦しんでもらわなくちゃね」 紫の笑顔に怯えたレミリアは、本能で、逃げなければならないと理解する。 しかし、彼女にはもうはいずる程度の体力しか残っていなかった。 痛む体を引きずるレミリアの背中を踏みつけてから、紫は空間を裂く。 それから、レミリアの髪を掴んで引っ張ると、強引に“スキマ”へ引きずり込んだ。 フランドールが、正式に館の主となったあの日から1週間目の昼ごろ。 よく晴れた幻想郷の道中にて、のんびりと散歩を楽しんでいた紫のもとに、 狂気の月の兎、鈴仙・優曇華院・イナバが駆け寄って来た。 「探したわよ、隙間妖怪さん。  これ、師匠と私と、てゐ、玉兎たちからのお礼よ。  青いリボンの付いた瓶の中身は、ありとあらゆる万病に効く、師匠特製のお薬。  えーとそれから、こっちの白い風呂敷包みが、傷薬1年分。どんな重症でも治すわ。  で、水色の風呂敷包みの中身は、高級なお酒よ」 立ち止まっていた紫の手に、それらがどさりと渡される。 あまりの量に、紫は思わず目を丸くした。 「……ところで、幻想郷の中で、あの子がやられたことに関して怒ってる人はいない?」 「誰も。博麗の巫女にいたっては、  紅魔館はこれから良くなっていきそうね、なんて笑ってたわ。  館の住人も含めて、せいせいしたと思ってる者がほとんどね」 「本当に人望が無いのね。まあ、少し予想してたんだけど」 「そうね。それで、今、実験体となった元お嬢様はどんな御様子?」 「それがね、“実験”だけじゃなく、兎たちや師匠のストレス解消にも一役買っているの。  姫様もたまに、アレで遊んでいるわ。……実を言うと、私もだけど。  あの吸血鬼、毎日毎日悲鳴を上げて、泣いて、死にたいって叫んでる。とっても苦しそうよ。  近頃、永遠亭には、なんだかよくわからない拷問用具もそうだけど、  効き目の良い薬がかなり増えたの。薬師の弟子として、本当にうれしいわ」 「お役に立てて何よりよ。  鈴仙、この話は、フランドールに伝わらぬよう、くれぐれも周囲には内密にね」 「ええ、わかってるわ」 最後にもう一度頭を下げると、鈴仙は踵を返して去っていった。 それと入れ違いに反対方向からやってくる、少女の影がひとつ。 食事をきちんと摂っているのだろう、と安心させる程度には赤みが戻った頬と、 希望の光に満ち溢れる深紅の瞳、そして、きらきらと輝く眩しい笑顔。 新しく作られた日傘を手にした、フランドール・スカーレットの姿が、そこにあった。 「こんにちは。  お礼をしなきゃいけないと思って、ずっと探していたの。  ……私に出来ることならなんだってするわ、お礼は何が良いかしら?」 無垢な笑顔で尋ねられて、紫は、胡散臭さの欠片もない、慈愛に満ちた微笑を返す。 そして、フランドールの髪を撫でてから、静かに言った。 「あら、私は自身の力をお披露目させていただくために、結界を破らせてもらっただけよ。  だから、お礼なんて求めてはいないわ」 「パチェの言ったとおりね、やっぱりあなた、善い妖怪だけど素直じゃないわ」 「善い妖怪ではないけれど、私はいつだって素直よ、自分の欲望に、ね」 彼女は、フランドールが気づかないよう、背後にスキマを展開した。 自然な動作で、お気に入りである和傘を前に傾ける。 「まあ、どうしても、と言うのなら、ひとつお願いさせていただくわ。  ……幸せになりなさい。それだけよ」 優雅に回転した和傘に、フランドールの視界が遮られる。 気がつけば、和傘は空の彼方を泳いでおり、紫もスキマも消えていた。 「フラン、急にどうしたのよ?」 フランドールに追い付いてきたパチュリーが、怪訝な様子で尋ねる。 パチュリーとの散歩の途中であったことを思い出し、フランドールは謝罪した。 「あ、ごめんね、パチェ。紫を見つけたから、お礼をしようと思って追いかけたの。  そうしたら、幸せになってほしい、って。それが、願いだって言ってたわ」 「……そう。あの人らしいわね。  ねえ、フラン。紅魔館の主君交代を祝って、宴会でもしない?  霊夢に頼んでみようと思うんだけど。  ちなみに、駄目なら館でパーティーを開こうと思っているわ」 「本当? 出来るといいなあ、私、宴会なんて参加できたこと無いもの」 「……これから、今までの分、たくさんのことを経験しましょう。  宴会も、弾幕ごっこも、紅魔館のパーティーも、お花見も、お月見も。  これから、たくさん幸せになりましょうよ」 「そうね、……パチェ、ありがとう!」 ちなみに、この翌日に、博麗神社にて開かれた宴会で、 守矢神社の神々や、紅白巫女や、白黒魔法使い、冥界組、その他さまざまな人妖たちが、 レミリアが死したことに対し、「せいせいした」というような発言を繰り返しており、 また、例年になく気合の入った騒霊三姉妹と夜雀の合唱奏と、 白黒魔法使いとフランドールの協力によって実現した“弾幕花火”により、 例年にない最高の大盛り上がりを見せたのは、また別の話である。