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『厠神が霖之助を監禁した』 作者: 舞茸

厠神が霖之助を監禁した

作品集: 最新 投稿日時: 2010/04/23 16:07:20 更新日時: 2010/04/24 01:10:29

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分類
霖之助
スカトロ
オリキャラ
ぼくのかんがえたさいこうのきゃらくたー
■壷中の声

 霖之助は目を覚ました。
 冷たい床に身を横たえていたことに気付いて、そのまま起き上がろうとしたが身体がうまく動かない。
 首と手には冷たい感触。首輪と手枷。首輪からは鎖が見知らぬ天井へ延びていた。
 ここはどこだ。睡魔に犯されていた脳が一瞬で覚醒する。かけたまま眠っていたらしい眼鏡のずれを直して辺りを見回した。
 確か昨日――まだそう時間は経っていないかもしれないが――酒を飲んで厠に立った所までは覚えている。
「おはようございまあす霖之助。よく眠れた?」
 中性的な顔立ちの少女が、霖之助の前にしゃがみこんだ。最近よく店を訪れていた少女だった。
 店内の商品を長々と見て回り、品定めをしているかのように思えるが、実は適当に物を選び取るような素振りで商品を買っていく、そんな少女。
「誰かさんのお蔭でぐっすりとね」
 この少女に、何らかの方法で眠らされてここに連れてこられた。以上。
 霖之助にとって何をされたかなど今となってはどうでもよかった。ここに、囚われている。それが答えだ。
「ここは何処で、君は誰だ?」
「ここは私の隠れ家で、私はちょっとした神様よ」
「その神様が何の為にここへ?」
「別に誰でもよかったんだけど、やっぱり貴方が好きだから」
 先程までの緩い雰囲気を崩して、少女は冷たく言い放った。しかしそれも一瞬のことで、すぐに元の表情を繕う。
 全くわけがわからない。その、ちょっとした神様とやらが強硬手段に出るほどの理由だろうか。
「……僕と君が恋するには、残念な結果になってしまったようだね」
「それでもいいの。今から貴方を支配欲で飼育する。断るなら、この子達を嫉妬と憎悪によって監禁するわ」
 そう言って彼女は、霖之助のよく知る少女達の写真をちらつかせた。その中には魔理沙や霊夢、見知った顔がある。
「貴方がここにいる限りは、他の誰かに危害は加えない」
 最初から筋書きでもあるように、彼女は次の答えを期待していた。
 勿論、霖之助に答えを選ぶ余地などない。
「本当に手を出さないだろうね?」
「ふふ、本当よ。貴方一人が犠牲になれば皆助かるわ」
 沈黙を答えと受け止めて、少女が霖之助の頬を撫でた。
「これから貴方の食事も排泄も全て私が管理する。じゃあ、また後でね」
 彼女はそう言い残した。そして、音もなく戸が閉められる――。



■神のいない厠

 床に胡座をかき、霖之助は冷静にこの部屋を観察する。
 天井には『蛍光灯』があり、暗くは無い。
 戸の場所とこの床は一段低く、上がり框と土間といったところか。
 壁際には細い窪みがあり、排水溝へと繋がっている。
 そして拘束。首輪が繋がれているが、不自由と言うわけではない。
 手枷で壁を叩いてみると、硬い音が返ってきた。破壊はできそうにない。
 無駄に動けば体力を消耗する。どうにもならない以上、事態が動くのを待つしかない。
 それからどれくらい経ったのか。
 霖之助はぞくぞくと身を震わせた。
 下腹部でじりじりと燻る尿意が、霖之助の身を焼いていた。
 何もすることがない。しかし尿意はある。そうすると意識はそれに集中してしまう。
 ここに監禁される前、用を足した覚えが無い。それを思い浮かべるだけで尿意は増していった。
 それは足元から蛇のように這い上がる尿意は波のように引き、次の波は前よりも強くなって霖之助を襲う。
 気を紛らわせようと何度も足を組替える。がくがくと脚が震えてくる。
 手のひらが汗で滑る。鎖の音が嫌に響く。膀胱がキリキリと疼く。
 もう少し耐えれば彼女が来る、かもしれない。何とかなる、かもしれない。
 まだ監視の目はない。ならば恥じることはない。服越しにぎゅっと性器を押さえつけ、尿意に耐えた。
「――ッ!」
 息を呑み、ぶるりと身を震わせ、頤をそらし全身に力を込めた。表皮の汗がやけに冷たく感じる。
 下半身だけでも服が脱げればいいが、拘束された身でそれは難しかった。
 最早手のひらの水分が汗なのか、滲んできた小便なのかの判断もつかない。
 あるものは服に染み、あるものは腿を伝い、手のひらに熱いものが広がり……。
 止めようと力を入れても、水流の勢いを操るのみで緩やかに溢れ出す小便は止まらない。
 ここまできたら最早我慢など意味が無く、霖之助は身体を弛緩させた。
 我慢をしたせいで、勢いのある放尿の音がシュウシュウと生々しく響く。
 服がじわじわと色濃くなっていく。服が張り付いて気持ちが悪い。
 放出。快感。余韻。後悔。アンモニア臭。濡れた服がぐじゅりと音を立てて尿を滴らせる。
 服が吸い取らなかったものはそのまま滴り床に水溜りを作る。
 小便の熱に反して、全身は氷水に入れられたように冷えきっていた。
 拘束されていたとはいえ、この歳になって失禁とは。霖之助は情けなさに涙が滲みそうになった。

「もう少し我慢できてたら、助かったのにね」

 気が付くと、音もなく部屋に入ってきていた少女が昼食を手に一部始終を見ていた。
 少女はくすくすと笑う。視線が突き刺さる。きっと、その失禁の跡へと。



■運を掴む手

 着ていた服は汚してしまった為、彼女に脱がされどこかに持っていかれた。
 少女は戸の前まで行くと壁の仕掛けを作動させる。
 すると天井から、激しい雨のように水が放たれた。
 ざあざあと、息ができないくらいに全てを洗い流していく。
 床は撥水し、水滴はすべて排水溝へと流れていった。
 彼女は全裸の霖之助を目の前にしても、羞恥のかけらも見せない。
 粗相をした子供をあやすように言葉を投げかけ濡れた身体を丁寧に拭ってやる。
 霖之助の方が顔を赤らめていたくらいだ。
 そして食事の世話をする。半妖の身は、特に食事を取らなくてもそれなりに生きていける。
 自称神である彼女にもそれはわかっているはずだ。
 しかし反抗したらどうなるか? それは試す気もしない。
 食事を終えた後、着流し一枚を着せられて体温を逃がさぬよう膝を抱え丸くなっていた。
「顔色悪いわよ」
「ここはよく冷えていてね。腹が冷えて仕方がないんだ。厠に行かせてくれないか?」
「何で?」
「何でと言われても、厠でやることは一つしかないだろう」
「抜くの? 酷い、私というものがありながら」
「君とそんな関係になった覚えはないよ。用を足したいんだ」
「あらら、それは大変」
 それを聞くと、彼女は一旦戸の向こうへ消えた。

<少女準備中...>

 戻ってきた時、その手には道具が入っているらしい桐箱と、桶に襤褸と古新聞を乗せたものがあった。
「じゃあ、私に排泄する姿を見せてよ。それか、ここで漏らすか。断るならあの子に同じ事するけどね」
 霖之助の目の前にそれを置くと、爛々と目を輝かせて言った。
 あの子――魔理沙。マリサ。まりさ。霖之助の脳裏に浮かんだのは魔理沙だった。
 その言葉で霖之助を縛り付ける。少女にこれと同じ事をさせるには重過ぎる。男である霖之助でさえ、ここまでの羞恥心に苛まれているのだから。
「……排泄を恥ずかしがる獣はいない、か」
 霖之助は自己暗示をかけるように呟いた。果たして何回覚悟を決めなければならないのか。
 羞恥心と矜持の葛藤。潔く従うほうがきっと懸命。
 小ならまだしも、大だ。それを人前で晒すのは避けたかったが、背に腹は代えられない。
「そうね、じゃあ獣のように四つん這いになりなさい」
 言われる通り、四つん這いになった。彼女が服の裾を絡げると、陰部が外気に触れて緊張した。
 ――見られている。
 自分でさえ見たことも無いような部分を曝け出す、屈辱的な体勢。
 振り返ると、彼女の手には手に油の入った小さな壷。それで手を濡らしていた。
 霖之助はそのアイテムの名を、その意味を、一瞬で理解してしまった。媚薬だ。
 予想してしまったことを一度は振り払ったが、残念なことに予想通りだった。
 彼女はその手でアナルを探り、窄まっているそこに指を這わせ、押した。
「僕にそんな趣味はない!」
「私にはある」
 人差し指を一気に突っ込んだ。やけに熱い。
 逃げようと霖之助が腰を引けば中で指を引っ掛けて刺激され、動かなくても優しく嬲られる。
 指の腹で内壁を引っかき回され、堪え切れず排泄とは違う部分に力が入る。
「く!」
 この感触に耐えれば耐えるほど彼女の指を締め付ける。しかしそう簡単に力を抜くことができない。
 知ってか知らずか、彼女はゆっくりと指を差し入れする。何度も何度も排泄しているような感覚に襲われる。
「ほら、当たってるわ」
 直腸の中で指に触れた便を押し上げてみる。内壁を擦り、排泄欲を呼び起こす。もったいぶるように指を抜いた。
 アナルが呼吸をするように収縮する。ゆっくりと口を開き、その奥の便塊が姿を現す。
 まさしく潤滑油となった油で、にちにちと粘り気のある湿った音を立て、肛門を広げて、もう少しで排泄――
「くあ!」
 というところで、霖之助は声をあげた。少女の指が霖之助の便塊を押し戻している。
 それだけではない。アナルに指を突っ込まれ、中で捏ね繰り回されていた。
「……っく、気でも、触れているのか?」
「ちょっとやってみたかっただけ。じゃあ出していいわよ」
 言われなくとも、最初から排泄は始まっている。
 溜め込まれていた便が直腸を擦る。
 アナルの皺を限界まで広げて、腰骨に力を入れて太く硬いものを吐き出す。
 便は尻の間から垂れ下がり、のたりと新聞の上に抜け落ちた。
 収縮を繰り返すそこからは、蓋をしていた便が抜け落ちたことで、柔らかな便が次々と下りてきている。
 ぬちゅ、ぶりゅ、細かな破裂音が狭い部屋に響く。汚物を撒き散らし、最後の一欠片まで吐き出した。
 排泄したことにか、排泄が終わったことへか、霖之助の安堵の吐息を少女は聞き逃さなかった。
「気持ちよかった?」
「……排泄に快感は付き物だ」
 平静を装うものの、勃起していた。
「それ、どう始末つけるつもり?」
「君には関係ないだろう」
「そうかな?」
 排泄したばかりの穴に冷たい何かが差し込まれる。
「な、何……」
「何って、腸内洗浄よ。知らないの?」
 そうじゃない。そういう意味じゃない。霖之助の否定は言葉にならない。
 今差し込まれた道具の中身に見えた名、『グリセリン溶液』に恐怖を感じた。
「うあ、あ」
 腸内に注ぎ込まれる冷たい液体が反論を封じた。排泄した便よりも多くの液体が注ぎ込まれる。
「獣だって、排泄の時は腰を低くするわ。どんな格好かご存知?」
 答える気力もない。酒をたらふく飲んだ時だってここまではならないというほど腹を膨らませた霖之助が出来上がった。
 吐き気も催すほどの圧迫感。気を緩めればすぐにでも決壊しそうに熱い。
 霖之助の体内から獣の唸り声のような音が鳴り響く。腹の中で液体が沸騰しているような圧迫感。
 額には玉の汗が浮かんでいる。先程までとは比べ様もない腹痛。
 先程までの快感など雀の涙も残っていない。思いっきり萎えた。
 緊張が緩まないように、桶を跨ぎ尻を浮かして腰を降ろした。排泄の体勢。
 排泄の準備はできている――しかし、してはいけない。
 生理的欲求に逆らう行為が霖之助を苦しめる。
「頭の中で数字を数えるといいわ。頃合にちゃんと許しをあげる」
 言われるがまま、気を紛らわせる為にも霖之助は数字を数え始めた。
 一、二、三……職業上数字と言うものに慣れ親しんでいるはずだ。
 その数字に苦しめられるなど――二十、二十一……百……二百……。
「ひッ……!」
 ぶびゅっ!
 一瞬、気が遠くなるような痛みに気が逸らされた。浣腸液が迸り新聞紙を濡らす。
 排泄を許してしまった絶望感に付け入るように、間欠泉のように浣腸液が溢れる。
 じゅっ、ぶじゅっ、ぶぶっぶびびびちびち……。
 排泄物が外へ外へと競う。固形物の混じる茶色く濁った腸液が跳ね返る。
 先程排泄した便塊の上に宿便までどろどろと垂れ流す。
 体内で温まったわけでもないのに、漏れ出す液体はただただ熱い。
 ぶぶ、ぶすーっ。駄目押しのような屁の音まで彼女の耳に届く。
 吐き気を催すような悪臭の中で、霖之助は目の前が真っ白になった。
 羞恥にか、悔しさにか、眼鏡が涙に濡れる。
 後処理を受ける霖之助は放心したまま。彼女のされるがまま。
「もう少し我慢を覚えないとね」
 少女は霖之助の汗で貼り付いた髪を梳いて、額に口付けを落とした。



■三日あまりの擬似妊娠

 自分が犠牲になることで、誰かが、魔理沙があんな目に会わないのならばそれでいい。
 霖之助はそれだけの感情で動いている。
 毎日毎日、食事、排泄、食事、排泄。その繰り返し。食事の時だけは手枷が外されるようになった。
 彼女曰く、抵抗することによって起こりえる事を理解できているから、らしい。
 彼女はもくもくと飯を食べる霖之助を観察していた。
 この少女の事が分からない。
 監禁による支配。食事の管理。排泄の管理。異常な執着。それ以外に何も無い。
 排泄の執拗さに対して、食事にはあまり干渉してこない。排泄物の状態によって食事を変える程度。
 人を意思の疎通ができないペットか何かと思っているかのような扱いだった。
 とある書で糞尿、排泄を好む者の話を読んだ事がある。
 彼女は排泄に性的興奮を覚える人間だろうか。
 そうでなくとも、誰が好き好んで他人の排泄を回りくどい方法で管理したがるだろうか。
「君は、糞尿愛好家かい」
「思い切った質問ね」
 およそ食事中にする質問とは思えないが、少女は否定せずににこりと微笑んだ。
「厠神ですもの。好きじゃないとやってられないわ」
「厠神――」
 頬杖を付いて、彼女はさらりと言った。
「ええ、不浄を司る神」
「僕は神である君を汚しているということか。いや、君が君自身を僕によって汚している、とも」
「そういう神だから汚れるのは仕方ないわ。それでも結構。貴方の恥ずかしい顔、苦しむ顔が見られるなら」
 ――それが、三日前の事だった。

「フーッ……フーッ……!」
 拘束され、『アナルプラグ』をハメられて三日目。
 つまり腸内には三日分の食料のなれの果てを溜め込んでいた。
「もう限界?」
「ああそうだ、限界だ!」
「あら残念」
 霖之助は自分から尻を向けた。
「抜くなら早く抜いてくれ!」
 懇願、悲鳴、哀訴。彼女の前での排泄に戸惑うより、この苦しみから逃れるほうを優先する。
 厠神の少女はもったいぶってプラグをツンツンと突付いたり、グリグリと回したりして粘膜を嬲った。
「ふふ、今回はね……」
 悪戯を思いついた子供のような顔をして、指先でアナルプラグを弾いた。

<少女準備中...>

 尻の下の新聞紙が乾いた音を立て、汗に濡れた肌に張り付いた。
 両手の拘束は解かれている。これも今回の趣向の為だ。
 床に背を預け、両足を開き、膝裏を抱え、霖之助は全てを蛍光灯の明かりの元に曝け出す。
 アナルプラグに手を伸ばし、霖之助はそれを引き抜こうとした。
「力を抜かないと抜けないわよ」
 排泄を堪えているせいで、ぎっちりと咥えこんだまま。
 今にも漏らしてしまいそうなのにできない。これを抜かなければ排泄ができない。排泄したい。できない。
 閉じようとする意思と開こうとする意思が拮抗して、力の調節が上手くできない。プラグを抜くことができない。
「あ、くぅ……、頼む、抜いてくれ……」
「ああもう、しょうがないわね」
 少女が膝頭に触れ、プラグを排泄するような速さでねっとりと抜く。
 内壁ごと引っ張られるような、永遠に排泄の途中のような感覚から、ようやく解放される時が来た。
 悩ましい蠕動が始まり、ぽっかりと開いたアナルを、奥から便が押し広げてくる。
 ごつごつした便塊が、ゆっくりと、ゆっくりと下りてくるのが分かる。
 腰から背へと駆け巡る感覚は間違いなく待ち望んだ快感だった。
「痛ッ!」
 瞬間、アナルに痛みが走った。
 三日も溜め込んで水分の無くなった便は、直腸の形そのままに太く、硬い。
 アナルの皺の伸びきった状態から更に大きな便が生まれようとしていた。
「ほら、頑張れ。もうすぐ生まれるわ」
「うああ、ああああ」
 少しでも痛みを軽減する為に、霖之助は尻の肉を左右に引っ張った。
 内臓をひり出すような圧迫感。それと体内が軽くなる開放感。
 思考の端で霖之助は思う。男にアナルを犯されるのは、こんな感覚だろうか。
 恐らく自身の一物よりも太いものが尻から出ている。
 そんな黒く硬い糞が重力に従い新聞の上に垂れ落ちる。
 そのまま切れることなく、アナルの収縮に合わせて括れを作った黒と茶のグラデーションの大便がとぐろを巻いた。
 うねった便が尻の周りと手を汚したが、お構いなしに残りの柔らかな便を吐き出していった。
「見てよ霖之助。貴方こんなに出したのよ」
 見下ろした紙の上には、三日の間孕んだ巨大な糞が鎮座していた。
「……君が出させたんだろう」
「違いないわ」



■天に唾吐きゃ身に返る

「おはようございまあす。お食事の前にちょっとした拷問です」
 相変わらず悪夢は覚めなかった。
 少女の手には剃刀。あれで何が行われるのか。
 思考を巡らせたがやはり物騒なものしか思い浮かばない。
 半妖である霖之助は人間よりは丈夫だ。しかし死ぬ時は死ぬ。
 拷問と言うくらいだから、ぎりぎり死なない程度だろうと霖之助は思った。
「家畜の毛刈りの季節ですよん」
 ……毛刈り? その疑問は、
「可哀想な霖之助。子供みたいなお股になっちゃうわ」
 すぐに解決した。

<少女準備中...>

 少女は霖之助の脚の間に膝を付く。
「もっと足広げないと女の子になるわよ」
「それは勘弁してもらいたいね」
 例の油を垂らして、霖之助の髪と同じ色の毛に刃を当てる。
 じり。じょり。少しずつこそげ落とされていく。日に当たらない白い肌が露わになる。
 刃についた油と剃り落とした物の残骸を襤褸で拭いながら、何度も繰り返す。
「霖之助ったら毛剃られて興奮しちゃってるの?」
「違う。いや、そうだ。その油が原因だろうね。……こっちの方が、剃り易いんじゃないか」
「ん、確かにね」
 媚薬の類。身体に熱をもたらす薬。意思に反して性器が敏感に反応する。
 彼女の指が、悪戯に陰茎を撫で、つるつるになった股間を指でなぞる。
 濡らした布で拭われ、毛一つ無いそこは子供のようになってしまった。
 しかし子供でないことを否定するそそり立った陰茎が映えて嫌にグロテスクだ。
 そこに彼女は舌を這わせてきた。臍の下が疼くような快感に包まれる。
「ん……れろ……」
「これは、お仕置きか、それともサービスか?」
「はふ、その二つは、同じ意味よ」
「それは初耳だ」
「一応聞くけど、抜いても宜しいかしら? 断ったら、自慰してもらうけれど」
「……勝手にしてくれ」
 霖之助は顔をふいと逸らした。
 その許しに、彼女は霖之助のモノを頬張った。
 先端に舌が捻じ込まれる。快感に指先が床を掻く。
 頬を窄めて一気に吸い上げてきた。霖之助は悟られないように少女の喉を突く。
 頭の芯が痺れる。白く焼き切れる。ねっとりとしたものを少女の口内にぶちまけた。
 抵抗しなかったあたり、多分、それでいいのだろう。
 幾度も薬で勃起し、その度に解放を許されなかった精液が勝ち取った射精。
 腰が跳ねて、どくどくと唇から溢れんばかりの白濁液を送り込んだ。
 少女は唾液と精液に濡れた陰茎をぬるりと吐き出して、口元を押さえて背を震わせながら飲み込んでいた。
「……酷い味よ」
 言って、涎を垂らす性器にちゅっと口をつけて残りを吸い出した。
「貴方も味わってみる?」
「むっ、ぐ」
 答えを待たずにそのまま霖之助の唇を奪い、口唇を割って精液の残滓を舌に乗せ口内で交わらせる。
 彼女はたどたどしい舌使いで、霖之助に精液と唾液を送り込んだ。
 少女の甘い匂いと精液の生臭さが混ざり合い淫靡な味がした。
 霖之助もやられるばかりではない。舌先で口内を蹂躙してくるのを、やりかえす。
「ん、んーっ!」
 少女の舌を捉え、絡めて吸い上げる。歯列をなぞり、口内を味わう。
 不思議と不快感は無い。粘膜が触れ合う温かな感触はただ心地よい。
 そうして離れた時に唇から垂れた唾液を霖之助は舌で舐めあげてやった。
「確かに酷い味だ。まさか自分の出したものを味わうことになるとは思わなかったが――」
「……な、何なの? 何のつもりなの?」
 彼女は目を丸くして霖之助を見上げていた。
 顔を赤くした、年頃の少女そのものの表情で。



■ブリリアント・メモリーズ

 目が覚めると、見慣れた天井があった。
 全裸でも着流しでもなく、着慣れた服を身に付けていて、少々埃っぽい臭いのする布団に無造作に寝かされていた。
 彼女のあの口付けを――欲に負けて受け入れ、霖之助から彼女へ行動を起こした。
 あの後少女は、何事かを喚きながら早々に後片付けをして手枷を解き、持ってきた食事はそのままに出て行ってしまった。
 仕方なく霖之助は冷えた朝食を食ったのだが、気付けばここに戻ってきていた。

 枕元に残っていたのは見知らぬ手紙と道具箱。
 蝋燭の光に照らした手紙にはただ一行、素っ気無い文章があった。

『私を好きにしないでください』

 全ては終わったのか?
 それは、ここに帰って来られたことがなによりの証拠だった。
 霖之助の前には何も変わらない毎日が待っていた。
 どうしてか、霖之助が長い間姿を消していたことを深く探ってくる者はいなかった。
 魔理沙も、何も知らないようだ。
 しかし。
 厠に立つ度に、生えかけた陰毛がチクリと痛む度に、あの時の事を思い出す。
 排泄を管理され、強要され、その後に待ち受ける快感。
 あの時の快感を身体が鮮明に覚えていて、用を足すたびに勃起する。
 隠された性癖を暴き出されたのか。
 それとも、そう変貌してしまったのか。
 排泄しながら猛りを収める為自慰を行う度に、どうしようもない喪失感に襲われる。
 その、無くしてしまったもの。それを認めたくないが、認めざるをえない。
 霖之助は彼女の残していった道具箱から『アナルプラグ』を取り出した。
 そして――

「おーっす香霖!相変わらずなんだその顔は。この店に営業スマイルは売ってないのか?」
「……なんだ魔理沙か。残念だけど営業スマイルは売り切れてるんだ」

 今日も香霖堂の店主は仏頂面だ。
 あの顔の下で、アナルプラグを挿し、勃起を隠し、首輪代わりのチョーカーを身に着けて、
 いつ訪れるか分からないあの客を待っている。










■咳払いが一つ

 来客を告げるベルが鳴った。
ありがとうコンペ。お祭りの勢いじゃないと出せないよこんなの
魔理沙を想いつつも、魔理沙と同じ年頃の少女にいいように陵辱されてしまうとイイ
舞茸
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2010/04/23 16:07:20
更新日時:
2010/04/24 01:10:29

Warning: Use of undefined constant SHOW_TAGS_BOTTOM - assumed 'SHOW_TAGS_BOTTOM' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/thewaterducts/www/dustshoot/php/wdcompe02/skin/lib/read.php on line 60
分類
霖之助
スカトロ
オリキャラ
ぼくのかんがえたさいこうのきゃらくたー
1. ■2010/04/26 01:09:26
スカの耐性は尿までだったのが、便までオッケーになったかもしれないです
ていうか霖之助さんてば! もう! もう!
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