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『紅→茶』 作者: オレンジマイスター

紅→茶

作品集: 最新 投稿日時: 2010/04/23 16:46:38 更新日時: 2010/04/24 01:46:38

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分類
ふたなり
エロ
アナル
一発ネタ
ギャグ(?)
壮大な前フリ、最悪の出オチ
もしネタがかぶっちゃったらごめんなさい
目を開けると、あなたは闇の中にいた。
だが、完全な闇ではない。
目をこらすとそこかしこに白く光る星雲が見え、また、あちらこちらに赤く光る恒星も見えている。
渦を巻く銀河や河のように連なる銀河など、あからさまにありえないレベルの光量があたり一面に放たれていた。
その様はまさに人類の想像(フィクション)上の『宇宙』という概念そのままの姿だった。


あなたはそんな、不自然なまでにきらびやかな宇宙の中、ただ立っている。


呼吸も出来る。よくは分からないが足場も重力もあるようだ。
寒い、重力が無い、が常である宇宙にあるまじき感覚である。
それらの事から、つまりここは視覚的には宇宙のような体裁をとっているものの、実際はもっと違う。概念的な空間だという事が分かった。


「あら、お客さんかしら」


見知らぬ景色に困惑していると、ふいに背後から清流のような澄んだ声がかけられた。


「珍しい。こんな世界の片隅に何か用がありまして?」


振り返ると、そこには紫を基調にした優美な洋服を纏った女性がいた。
流星群と見紛うかのような美しい金髪。上品ながら、どこか妖艶な物腰。
あなたは彼女に見覚えがあった。

彼女は紫。八雲紫だ。


「私をご存知のようね。……って当たり前か。ここは”その世界”の端っこだもの」


言っている意味が理解できない。
それよりも、ただ一つ不思議に思ったのは彼女が”なぜここにいるか”だ。
自分の知ってる彼女はこんな場所には居ないはずである。


「あぁちなみに、私は本体じゃないわ。色んな世界の端っこにおいて境界を守る分霊みたいなものよ。
 いわば道祖神ね。私は妖怪だけれど」


彼女はそういうと優雅にクスクスと微笑んだ。
完全には理解できないものの、何となく言っている事は分かった。


「それで、あなたはどうしてここに来たのかしら?」


とりあえず、あなたは自分の知っている経緯だけ話した。
ある所で”祭り”があるというので、意気揚々と参加したこと。
そして、いざ”祭り”に参加したらいつのまにかこんな空間に飛ばされていたこと。

それから、
飛ばされたここに”何故か実際に東方のキャラがいる”ということ。


「なるほど。祭りで、ね。ちなみに、代々受け継がれている不思議なペンダントと先祖にそっくりなお姫様は一緒じゃないのかしら?」


相変わらず微笑を絶やさない紫は、彼女本来の世界では知っているはずのないジョークを飛ばしてくる。


「さて、大体の事は分かったわ。あなたの言う『ある所』『祭り』という部分からあなたが行くはずだった場所も見当がつく」


自信たっぷりに彼女は言い放つ。


「無自覚だったでしょうけれど、あなたはここに何度も来てるはずよ。今回だけ、移動中にここへと自意識が繋がったわけね」


そもそもここはどこなのか。と聞こうとしたら、彼女は先回りして教えてくれた。


「ここは可能性世界の分岐点よ。
 通常、世界は一つだけの側面しか見えないわ。
 青酸ガスが出たか、出なかったかの片方の世界だけね」

「だけどそれには例外がある。人間にだけ許された、あらゆる世界の模造品を作る能力。
 造られた模造品の世界を見る事で、人はあらゆる世界の側面を垣間見る事が出来る。
 ここはそんな、あらゆる可能性世界への架け橋の一つよ。
 つまり、さっきも言ったとおり『世界の端っこ』なわけ」


言い回しが難しいが、噛み砕いて言うとそれは……


「つまり、二次創作世界への港ね」


―――なるほど。

理解していくうちに、あなたはこの世界が少しづつおぼろげになっていくのを感じた。
本来感知し得ないはずの世界。
体験し得ないはずの感覚。
あなたが迷い込んだ無意識の迷宮は、その世界を意識してしまったがゆえに意識下から消え去ろうとしていた。

皮肉なパラドックスだ。


「もう時間が無さそうね。あなたの向かうべきifの世界へのスキマを空けておくわ。
 行くのであれば飛び降りなさい」


あなたの足元がスッと割け、好奇と瀬踏みの目が見つめる幻想の穴が開く。


「ただし、覚悟をしておく事ね。あなたがこれから向かおうとしている場所は本当に酷い場所よ」


あなたは『何を今さら』と言って、その穴に滑り落ちていった。


「躊躇しないのね。さすがあの場所の住人だわ。……気をつけて」


紫の優しい声を微かに耳へ残しながら、あなたは闇の深遠へと下っていった。






………………     …………………     …………………






【紅→茶】




気がつくと俺は豪奢な西洋館の前に立っていた。
薄紅色の壁と真紅の屋根を青々しい植え込みと庭園が取り囲む、その鮮やかなコントラスト。
庭園に植えられた多種様々な花からは、嗅いだことの無い様な甘く濃厚な香りが漂っている。
まるでこの空間だけ時空から取り残されているかのような、奇妙な違和感を感じる建物。 
ここはきっと、以前話に聞いた紅魔館に違いない。

しかし俺は何故こんな所に?

「……どなた様かしら?」

気がつくと目の前に一人のメイドが洋館を背にして立っていた。
輝く銀髪と凛とした瞳。ミニスカートのメイド服。
彼女がかの有名な十六夜咲夜だろうか。

「今日は客人を招いていないんだけど……。全く、門番は何をしていたのかしら」

咲夜は額に手を当てながら『あの娘には後でお仕置きが必要ね』とひとりごちている。

「あなたも、こんな所にいないでさっさと帰りなさい。特に今日はお嬢様が夜更かし……いえ、昼更かしかしら。
 とにかく、遅くまで起きていてやたら高ぶってるのよ」

そう言うと咲夜は『シッシッ』と俺を手で払いのける仕草をする。
だが、先ほど言った昼更かしに付き合わされている疲労からだろうか、その仕草には力が全く感じられなかった。

いや、実際に大分疲弊していたのだろう。
なぜなら、


――ーバサッ バサッ


鋭敏な感覚を持つはずの彼女が


――ーバサッ バサッ バサササッ


洋館から今まさに飛び出してきた”それ”を


――ーバササササササッ!


さっぱり感知できなかったのだから。


「……ッ! お嬢様!?」

ようやく彼女がそれに気付いた時、それは既にあなたの目と鼻の先にまで肉薄していた。




――ーバサササササササッ!





「……なんだ……これはっ!?」

思わず呟いたあなたの目の前には、小学生ぐらいの体格の少女が居た。
薄紅色のドレス、真紅と漆黒で彩られた、少女の体には不釣合いなほど大きなコウモリの翼。
全身紅い色調の中、青みがかった色素の薄い髪だけが目に鮮やかだ。

違いない。彼女こそは噂に聞いていたこの紅魔館の主。
夜の女王。鬼の血族。
人の血によって輝く、永遠に紅い幼き月。


俺の目の前には、そのレミリア・スカーレットその人が立っていた。







――――なぜか、紐でつながれた沢山のコウモリの上に、立っていた







「おまいしゃんは誰ぶぁい?」

レミリアがとんでもなく妙な口調で俺に問いかけてくる。
というか、この口調は……。

「お嬢様。彼は闖入者でございます。今すぐ退去させますので……」

俺の代わりに咲夜が答えた。
だが闖入者という単語をレミリアは理解できなかったらしい。

「ちん……にゅうしゃ? ちん……ちん……」

オウムのように一つの単語を繰り返している。
すると、レミリアはガッと俺の手を掴み、それを自分の股間に導いたかと思うと

「ともだちんこ!!!」

そう絶叫した。

「……ッ!!!?」

驚いたのはその行為にだけじゃなかった、
(いや、もちろんこの行為自体にも酷く驚いたのだけれど)
可憐なドレスの下。そこには、あるはずのない物がモッコリと山を作っていたのだった。

「何をして……っていうか、何だここは!」

困惑した俺はほとんど絶叫するかのように咲夜に尋ねた。
そんな俺を尻目に、彼女はいつもの涼しげな表情で答える。

「ようこそ、”茶”魔館へ。御客人さま」

なるほど、合点がいった。

「ぼくちんのちんこ、どうでしゅか?」

レミリアはいまだ股間に俺の手を当てている。
どうも糞も、レミリアの可憐なドレスでテントを作っているそのモノは軽く成人男性の二の腕ほどはある化け物サイズのものだった。
ビクビクと脈動するその剛直は、お嬢様の股間から一直線に天を突いていて、
コブシ大の鈴口からトロトロとあふれ出している先走り汁がその青筋だった竿を濡らし、ヌラヌラと艶かしく光っている。

「凄く……巨根です……」

そういうのがやっとだった。
お嬢様はその言葉に満足したらしい。
俺の手を開放した。
そしてそのままその華奢な手を

「おまえしゃんにもともだちんこぶぁい!!」

俺のズボンの中に突き刺した。

「うぐぅっ!」

勢い余って俺の金玉に強烈な突きが入る。
あまりの衝撃にたい焼きのような悶え方をしてしまった。

「おっとっと。ちょっと勢いが強すぎたぶぁい」

そう言うと今度はレミリアはすべすべの小さな手で俺の竿を優しくコスりはじめた。
その気持ちよさに俺の愚息は途端にウェイクアップする。
先走り汁が出て、瞬く間にレミリアと同じぐらいガチガチぬれぬれベットベトになった。
だが、残酷にもレミリアは俺がいざ射精する。という寸前の所で手を止めてお預けをした。

「まだまだイカせんべいぶぁい」

レミリアがいつの間にか取り出したイカ煎餅を齧りながら言う。

「おまえしゃん、ぼくちんとおしりあいになりたいでしゅか?」

ここまで焦らされてノーといえる人間がいるだろうか。
俺の愚息は出せずに溜まった精液で今にも爆発しそうなほどパンパンになっている。
毒を食らわば皿まで。という言葉が浮かんだ。

「YES! I CAN!」

「それを言うなら『I DO!』が正しいかと」

咲夜さんが(なぜか俺のズボンを脱がしながら)的確なツッコミを入れてくる。

「良い返事ぶぁい。それじゃ……」

「ッ!?」

レミリアは霧になったかと思うと俺の後ろに瞬時に回りこみ、股の間に両手を差し込んだと思うと

「よっこらセックス!」

「ちょ……うわぁっ!」

その枝のように細い腕のどこにあるのかと思えるほどの怪力で俺の両足を広げるように、
……有体な言葉でいうと『おしっこシーシースタイル』に持ち上げた。

女性の前でそんなおっぴろげな恥ずかしい格好を取らされた俺は顔面が核融合を起こしたほどの羞恥心(と、ほんの少しの快感)を覚えたが、
オープン状態にある自分の股座の下を見た瞬間、赤かった俺の顔面は一瞬にして青ざめた。
剥き晒しになった俺の肛門の真下には、今にもその穴を穿たんとする陰茎(グングニル)がそびえ立っていたのだ。

「これで、おまえしゃんとぼくちんはお尻愛ぶぁい」

「やめ……こんなの入らなっ……アッーーーーーー!!!!!!!!!」

制止の声はお嬢様に届く事無く、その巨大な性欲の塊が俺の腸を一息に貫いた。

「うがああああああっっっっ!!!」

肛門がギチギチと限界まで引き伸ばされる。
だが、その痛みよりも腸の奥、下っ腹に直接ボディブローを叩き込んだかのような強烈な刺激に全身が震えた。

「痛い! 痛いぃぃぃっ! でもぎもぢいいいいいいいっっっ!!!!」

レミリアが肉塊を一突きするたびに俺の前立腺に壮絶な衝撃が走る。
腸を圧迫するその苦痛も、恥ずかしいポーズで尻穴を穿られているという羞恥も、全てが快感へと昇華されていく。
竿をしごくどころか手も触れていないのに、俺の精巣から精液がこみ上がってくるのが分かる。

「で、でりゅううううぅぅぅぅぅっっっっ!!!」

「イグっ! イっちゃいましゅうううううううぅぅぅぅっっ!!!」

レミリアの肉棒が膨れ上がったかと思うと、

「お、おは……っ」




――ードクッドクッドクッドクドクッ!





「おはヨーグルトオオオおおおぉぉぉぉぉっっっ!!!!」






大量のぷりぷりとしたヨーグルト状の白濁液が俺の直腸に射出された。
腸の中が精液で充満し、あふれ出た精液が肛門からトロトロと垂れていくのを感じる。
俺は背筋を電撃が走るかのような強烈な快感と共に射精した。
脳が弾けるかのような衝撃にブレイカーが落ちたらしい。

「あれれ? 気絶しちゃったんでしゅか? まったく最近の若いモンはヤワでいけないでしゅ」

「お嬢様から見ればどんな人間もヤワい若者になってしまうと思いますが」



そんなのんきなやり取りを最後に、俺の意識はプツンと切れた。






………………     …………………     …………………





「……生きてるかしら?」

優しい声が聞こえて、あなたは目を覚ました。
だが、腰が抜けているために、ひざ立ちで体を前に倒し尻を情けなく突き出す、という屈辱的な姿勢から動けないでいる。
肛門は先ほどまでの過酷な責めによってポッカリと開いていて、大量に注ぎ込まれた精液がトロリと零れ出ている。

「だから酷い場所だって言ったのに」

こういう意味でとは思わなかったんだよ。
と、あなたは無言で紫を非難した。

「ふふふ、災難だったわね。口直しに他の世界への扉を開いてあげるから勘弁して頂戴な」

紫が扇子でスッと中を切る。
すると、そこには違う世界へのスキマが現れた。
何とか体勢を整えたあなたは、這うようにしてそこへと向かう。

「いってらっしゃい。他の世界もある意味酷い世界だけど、少なくともさっきの世界よりは何百倍も素晴らしいはずよ」

そうしてあなたは、新たな世界へと旅立っていった。








――――――新たな世界へのスキマ――――――


http://thewaterducts.sakura.ne.jp/dustshoot/php/wdcompe02/


――――――新たな世界へのスキマ――――――
昔、主に小学生に人気があった『浦安鉄筋家族』というギャグ漫画がありました。
その漫画は単行本の巻末に、その巻に収録したエピソードへの作者自身の短評が載っている事でも有名でした。
その漫画のある巻で、
『主人公のクラスの担任教師がアパートの隣の部屋の住人に頼まれ、紆余曲折しながらカップ焼きそばを届ける』
という話を 逆回し にして描かれた回がありました。
そのエピソードに対する作者の短評が
『元の話が面白かったら逆回しになんかしません』
でした。

まさに今、そんな気持ちで一杯です。
元の話が面白かったらこんな変則的な話にしねぇよ!


多分、この作品で一番上出来なのはタイトル。
これだけは我ながらよく出来たと思う。


【お詫び】
おぼっちゃまを見たのなんて小学生が最後なんで、言葉使いが間違っている可能性が大です。
もし発見しても寛大な心でお目こぼしくだされば幸いです。
オレンジマイスター
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2010/04/23 16:46:38
更新日時:
2010/04/24 01:46:38

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分類
ふたなり
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一発ネタ
ギャグ(?)
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もしネタがかぶっちゃったらごめんなさい
1. 名無し ■2010/04/24 12:58:45
なつかしい
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