魔理沙とアリスを讃えるパーティー

今日はパーティー！！

みんながアリスと魔理沙を讃えるよ！！



ご馳走、ご馳走。

和風、洋風、中華風。

どんどん作るよ。

どんどんできるよ。



魔理沙はニコニコ。

アリスもニコニコ。



気が置けない友達がやって来た。

霊夢は、神社でのお茶とお菓子の無料券をプレゼント。

パチュリーは、死ぬまで借りた本の貸し出し期間延長。
これで、あの世でも退屈せずに済む。



魔理沙とアリス、何してる？

答えは簡単、何もしてない。

なんてったって、主賓は二人なのだから。



ご馳走できたよ。

友達来たよ。



さあ、みんな、声を揃えて、



いっせーのーっ、せっ！！










「魔理沙おばあちゃん、アリスおばあちゃん、敬老の日、おめでとう！！」










年老いた魔理沙はニコニコ。

何時までも少女の姿のアリスも、魔理沙の隣でニコニコ。





二人の友人、子供達、孫達、一生懸命に準備したよ。

大好きな二人の魔女に、お祝いしたよ。



魔理沙は、この楽しい思い出を胸に秘め、逝くだろう。

アリスは、魔理沙と育んだこの楽しい思い出を胸に秘め、往くだろう。



魔理沙は、こんな楽しい思い出ができるのだから、短命の人生も悪くないと思った。

アリスは、こんな楽しい思い出ができるのだから、老いて朽ちてゆく伴侶を得るのも悪くないと思った。



「アリス」

「魔理沙」



「「愛しているわ」」



魔理沙とアリス。

老女と少女。

キスする二人。

喝采を浴びせる、パーティーの参加者達。



二人の愛には、何の障害もなかった。