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『橙、焼け太る』 作者: ギョウヘルインニ
マヨヒガで橙は魔理沙にいじめられていました。
「愚図が、ゴミが! お前の服よこせマニアに売れるんだぜ」
魔理沙は嫌な笑顔をしながら橙の服を無理やり脱がせようとしました。
「やめてよぅ、非道いよ魔理沙やめてよぅ」
橙は必死に抵抗しています。長く良く切れそうな爪で脱がせようと襲ってくる魔理沙を振り払おうとしました。ところが爪は魔理沙に素手でつかまれてしまいました。
「おい、この手はなんだ爪が伸びているぜ。私が切ってやるぜ。そ〜れ、ぐ〜る、グール」
魔理沙面白がって掴んだ爪を無理やり振り回しました。
「やめてー! 痛いよぉ、痛い! 痛い! やめてー!」
橙は悲鳴をあげました。それでも、魔理沙は無理やり爪を振り続けました。やがて、爪は根元から剥がれ始め少々血が出てきました。それでも振り続けます。そして、とうとう爪は根元から剥がれてしまいました。出血はそんなに増えませんでした。しかし、橙はすごく痛がりました。
「ひひひひ痛い? 痛い? 痛い? 痛い? 痛い? 痛い? ひひひひひひひ痛い? 痛い ?楽しい?」
魔理沙は面白がって笑いながら、取れた爪を楽しそうに手遊びしながら橙に聞きました。
「楽しく無い、痛いよぅ.....もう許して魔理沙ぁ」
「おいさっきから、私のこと呼び捨てにしてよんでるよな! 愚図のお前が私のことを呼び捨てにしてはいけないルールがあるんだぜ! 罰としてお前にお前の尻尾食わせるぜ!」
「そんなの、嫌だよぉ」
「はあ? いいだろ二本あるんだから? いいだろ? いいだろ?」
「嫌だよぉ」
「う〜ん、そうだなあんまり脱線するのもめんどくさいか」
魔理沙は橙に尻尾を食べさせるのはやめました。優柔不断なのです。
「じゃあ、本題に戻るぜ!」
魔理沙は再び服を脱がそうとしました。橙は爪を剥がされたショックで抵抗しませんでした。
「なんだ、急におとなしくなったな? じゃあ、遠慮なく貰っていくぜ!」
橙は魔理沙に脱がされてしまいました。
魔理沙満足しては帰っていきました。
「藍さん。着て来ましたよ」
魔理沙は、橙の服をマニアに納品しに来ました。もみ手こすりしながらお客さんにはなしかけました。
「うむ、良く着こなしているな」
藍は魔理沙に命令し橙の服を着てくるように金で、買収しました。藍は魔理沙と橙が大好きなのでした。サイズが合わないのに上手く着こなしているのは、お金のためです。
「いいな、今日のことは橙には内緒だぞ」
そんな、幻想郷で戦争が起きました。発端は特にありません。
”ざーんねーん!だったーたなー!ざーんねーん!だったーたなー!”←空襲警報
空襲警報が発令されました。訓練ではありません、B29とツェッペリンが大量の汚染弾幕を積んで飛来してきました。
防衛軍の紫隊長は、迎撃を始めました。簡易な迫撃砲によるつたない反撃です。
”ざーんねーん!だったーたなー!ざーんねーん!だったーたなー!”
「橙! 早く逃げるぞ!」
「待ってよぉ。藍しゃま」
”ざーんねーん!だったーたなー!ざーんねーん!だったーたなー!”
橙は、お気に入りの人形を持って行こうとしました。殴っても、投げても壊れないジョン君2号です。藍がゴミ捨て場で拾ってきて、橙にプレゼントした物です。ちょっと臭くて、犬の歯型がついています。
「橙、そんな物は置いていけ」
「嫌だよぉ」
嫌がる橙の手を無理やり引っ張って藍は、逃げ出しました。今は、人形のことよりも命が大事なのです。
二人が外に出ると、逃げ惑う大量の人妖が逃げ惑っています。二人ははぐれないように強く手を握って逃げました。
既に火の手がだいぶ回っているようです。後ろの空は夜なのに夕暮れのような赤い空でした。また後ろから逃げてくる人は、誰一人無傷な人は居ません。
「熱い! 熱い! 熱い!」
ふいに橙の横をルーミアが火に包まれて走って行きました。ふらふら走るその姿は橙にとってとても怖いことでした。
逃げている途中のことでした、目の前にお決まりの焼夷弾が落ちました。焼夷弾は、辺り一面を燃やします。焼夷弾の火が藍の尻尾に燃え移りました。
「いやああああああああ!」
いつも凛として格好良く橙を守ってくれていた藍は、橙を突き飛ばしてルーミアのように走って行ってしまいました。
”格好良く表現すると、その焼夷弾は炎の舌を出して藍の尻尾を舐めました。紅蓮に藍は包まれました。”
二人は、はぐれてしまいました。
「藍しゃま! どこぉ?」
小一時間程して空襲は終わりました。周りには、まだ燃えている木材や瓦礫、良く見ると焼かれて嫌な臭いを出して死んでいる人がたくさん居ました。
翌日、橙は藍を見つけることが出来ず彷徨い、いつのまにか防空壕代わりのガマといわれる洞窟のようなところにいました。他にも、郷の住民や妖怪が大勢居ます。
お約束です。橙はお腹が空いて泣き出しました。
「おい、そいつを黙らせろ喰っちまうぞ」
いかにも悪い妖怪のオジサンが、周りのいかにも善人面の人に小突かれて、お約束のセリフを言い出しました。橙はとても怖くて泣き止みました。
しばらく黙って、辺りを見回しているとガマの中で、知っている顔を見つけました。
「お前は、八雲さんの猫じゃないか?」
顔じゅう煤だらけの小悪魔は言いました。紅魔館も空襲を受けて、炎上してしまったようです。
「助けてよぉ」
「猫って食えたかな」
小悪魔は助けるどころか、食べようとします。橙は怖くなってガマから逃げ出しました。
”ざーんねーん!だったーたなー!ざーんねーん!だったーたなー!”
”ざーんねーん!だったーたなー!ざーんねーん!だったーたなー!”
また、空襲です。皆さんの予想どうり爆弾がガマに落ちました。
橙が辺りを彷徨っていると、全身大火傷の藍を見つけました。お決まりの、寺小屋の校庭で見つけたのです。空襲から三日、蛆はまだ湧いていません。藍は、シャツを破いて油に浸した物を包帯代わりに巻きつけて貰っています。その包帯は、火傷からリンパ液が染み込んで茶色に変色しています。
片目は火傷で、まぶたが変形してしまって開いたままになってしまっています。もう片方の目は、辺りをギョロギョロ見渡しています。
「ちぇんんんんんん」
火傷で、ただれた藍の手が橙の頬に触れました。べちゃっとした感触でした。
「ば、化け物! 藍しゃまじゃないよぉ」
橙は藍の手を、払いのけました。藍の目が一瞬ギョロっと橙を見ました。
”ヒュー、ヒュー、呼吸する藍、とても悲しいのに、涙腺が火傷で爛れてしまい泣くことも出来ません。”
藍の呼吸数はだんだん減ってきました。藍が息を引き取ったのは、それから三日後のことでした。藍の遺体は、周りの大人たちが共同墓地に埋葬しました。
藍が死んでから、3週間後戦争は終わりました。
焼け出されたりして家を失った人々と、橙は共同生活していました。共同生活といっても只一箇所に集まっているだけです。
戦争が終わったことにより、焼け出された人々は、一人二人と何とか自力やツテで生活を取り戻して離散していきました。ところが、橙は一人では、自力もツテも有りません。また、戦犯として逃亡中の紫の親戚のため、橙を知っている者は、橙と関わらないようにしていました。
完全な孤独になってしまいました。お腹を空かせた橙は道で蛙を捕まえて食べようとしましたが、もう捕まえる元気はありません。
その後はコウロギを捕まえようとしましたが出来ません。
橙は歩き続けているうちに、とうとう力尽きて倒れてしまいました。
橙が寝ているとそこに、ジープに乗って占領軍の村紗が現れました。村紗は、汚染弾幕を落とした飛行船のパイロットだったのです。
「かわいそうな猫ちゃん、私がチョコレートを食べさせてあげる」
チョコレートを懐から取り出したて橙に食べさせてあげました。甘くて美味しいチョコレート、橙にとって恨むべき相手だと知らず。橙は村紗に懐いてついて行きました。
”赤い服着ている女の子、村紗さんが拾った。村紗さんに連れられて逝ちゃった。”
三十年後、橙は村紗さんの家でメードとして暮らしていました。最近村紗さんがかつて飛行船のパイロットだったということを知った橙でしたが特に悲しくも有りませんでした。むしろ、喜んだのです。
「へぇ、村紗さんあの時のパイロットだったんですかぁ。戦争はぁ悲しいことだけどぉ、そのおかげでぇ村紗さんのぉ、メードになれたよぉ」
そんな、ある日の午後、退役軍人村紗元大佐の車に爆弾が仕掛けてあり村紗と橙は爆死してしまった。
三十年間の間、第三国に逃亡して力を蓄えていた紫が藍を復活させて最初に行った反撃の狼煙でした。
このごろ何もネタが無い射命丸は、森に住むホームレスの魔理沙さんの観察をすることにしました。戦争中は、戦争を盛り上げようと戦争を面白おかしく書いていました。
不況で仕事を求め、魔理沙さんはるばる郷から出稼ぎに来たと言います。魔理沙さんは、藍さんのところでしばらく働いていましたが戦争で雇い止めになりました。その後は仕事が見つからず森でホームレスとして暮らすことになりました。
彼女の身なりは、汚いです。脱色した三角帽を被り、すれたエプロンドレスを着て靴の替わりなめした茸を重ねたものを履いています。
そんな、魔理沙さんの生活は朝が早いです。まだ太陽が昇っていない午前3時おもむろに、スーパーの袋を持って何処かに出かけます。取材中の私は、ばれないように後をつけてみました。
森を歩いている魔理沙さんは突然座りました。何かを拾い袋に入れました。もしかして森に落ちているゴミを拾っているのでしょうか?えらいですね。・・でも、それは間違っていますよ!ゴミはあなたでしょう?
それから、私はさらに魔理沙さんの後をつけることにしました。
ピピピ ピピピ ピピピ
おっと、哨戒天狗からの連絡がポケベルに入りました。
なになに?
”エイリアン の 解剖 終わり ました。 ”
つまらないことに、時間をかけている時間はありませんね。魔理沙さんの観察のを続けましょう。
魔理沙さんは、歩き続けます。あ、また何かを拾いました。ところが、すぐに拾った物を捨ててしまいました。何を拾って捨てたのでしょう?
ピピピ ピピピ ピピピ
おっと、天の声から連絡が来ました。
”そろそろ クイズ の 時間 だ”
ということで、クイズの時間です。魔理沙さんは次のうち何を拾って捨てたのでしょう?
A、ステンレス製の空き缶(ホームレスの必須アイテムアルミ缶では無いので捨てた)
6、パンの破片(魔理沙は、チルチルが迷子になってしまっては大変だと思って元に戻してあげた)
1、毒キノコ(毒だから)
そういうわけで、クイズを出しましたが、答えはありません。
それにしても、ゴミ拾いしているわけではないのですね、ゴミを見つけても拾わなかった魔理沙さんにお仕置きですね。
私は、魔理沙さんに拳大の石を投げてみることにしました。魔理沙さんとの距離は、50cmなので絶対に命中します。
私は、思い切り石を投げ、、あ!離す前に魔理沙さんの頭に当たってしまいました。いや、殴ってしまいました。不味いですね気を失ってしまいました。死んではいなそうですがいったん魔理沙さんから離れることにします。
私が離れて観察していると、同じホームレスのアリスさんが現れました。彼女はホームレスの割には、小奇麗な格好をしています。アリスは、魔理沙さんに話しかけました。
「魔理沙! 頭から、血が出ているわ。大丈夫?」
魔理沙さんは反応しません。きっと死んでないですよ。きっと生きてます。
それから、アリスさんは周りをキョロキョロ、はさみを取り出して、魔理沙さんの髪を根元から切ってしまいました。アリスさんは、髪を売って生活しているのです。さらにエプロンドレスについている、ボタンを取ってしまいました。ボタンも売って金にしているのです。
コメントの返信
1. ざーんねーん!さんへ
この音が防空壕に逃げてください。危険です。
2. NutsIn先任曹長さんへ
また、良い考察ありがとうございます。自分の浅い作品に深みが出来たみたいでうれしいです。
3. 穀潰しさんへ
作品の浅さを見抜かれてしまいましたね。誤字からツッコンでもらえると有難いです。
4. 名無しさんへ
これは、また不幸になる話を作るしかないですね。
5. 名無しさんへ
産廃は、混ぜるな危険が、混ぜろ危険っていう感じがするので色々混ぜました。
6. 名無しさんへ
自分なんかまだまだですよ。(と、書きつつ顔はニヤニヤ)
7. 名無しさんへ
流石じゃないです。土石流です。(やっぱりニヤニヤ)
9. 名無しさんへ
犬猫にチョコは厳禁だったのですね。今回は、都合よく食べれたということにしておいてください。
11.ローゼメタルさんへ
確かに、B-29が活躍していませんね、出したからには、もっと活躍させるべきでした。
14.名無しさんへ
戦争は何も生み出しませんね。
ちなみに、この戦争はイスラエル軍とパレスチナ軍をイメージしています。
最後になりますが、匿名評価をくれた方ありがとうございました。
ギョウヘルインニ
作品情報
作品集:
1
投稿日時:
2011/11/22 11:26:29
更新日時:
2011/12/11 01:15:26
評価:
12/17
POINT:
1300
Rate:
14.72
分類
藍さんが全部悪い話
コメントの返信
”ざーんねーん!だったーたなー!ざーんねーん!だったーたなー!”
”ざーんねーん!だったーたなー!ざーんねーん!だったーたなー!”
洋服を奪われ、サイズが合わないのにそれを奪った人物が着込み、大切な人の元に行く。
これは、自分が成長して保護者の元を巣立つ暗示?
そして将来の自分がいかに成長したかを誇示したいって事か。
大切な人が大火傷を負い、醜悪な姿になった事や、避難所で安らげない事、おかしな警報音、上司の無駄な抵抗は、
早く社会に出なければならないとの焦りかな?
チョコをくれた仇敵について行き、安らぎを得たという事は、社会に出ても上手くやっていく自信があるのでしょう。
かつての上司に仇敵だった雇用主と共に殺される描写は、会社に終身雇用を望んでいるのかな?
かつて自分の衣服を奪った人物が落ちぶれ、理不尽に酷い目にあう光景は、社会の厳しさそのものでしょう。
髪の毛や衣服のボタンを売る人物がかける慈悲は、少ない元手や無尽蔵に手に入る資源で儲ける成功者への憧れか。
以上、勝手な分析まがいの駄文でした。
どこからツッコンでいいのかわからん。
不幸になる女の子ってどうしてこんなにもかわいいのだろう。
やっぱり戦争はいけませんね。
お約束が多いな。
お約束だからか