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『夢』 作者: ヘルニア
魔理沙は目を覚ました。近くに居た霊夢に話しかけた。
「ところで、今日はつかれたぜ」
体が重くてだるい、眼をつぶりながら話かけた。
「なにいっているの、もう朝よ」
小さい声の割りに良く聞こえる霊夢の声が答える。
「霊夢なにを言っているんだ?」
さっき、うとうとし始めて少し横になっていた筈だった。
「だからもう朝、貴女は9時間も寝ていたわ」
そんな、馬鹿ないくら疲れて寝ていたからといって、そんなに寝ていない。
「馬鹿なそんなはずないだろ」
そういって、魔理沙は時計を見た。見慣れている自分の置時計が置かれていた。
「時計は9時だな、最後に0時に時間を見たから確かに9時間寝ている」
時計は確かに9時を指していた。
「そろそろ、起きようか」
だるい、でも9時間も寝ていたのから起きないと。
「え? 起きるの?」
とたんに霊夢が焦りだす。
「そうだぜ、起きるぜ」
今日は何をしてすごそうか、研究したいことはたくさんある。
「それは、困るわ」
抑揚がないのに怒っているとわかる感じに霊夢が話した。
「何を、言っているんだ。起きるぜ」
霊夢のことなど無視して起きようと魔理沙はした。上半身を起こそうとする。なにやらとても体が重い、それでも何とか半身を起こす。霊夢と眼があった。
めがあったところで、霊夢走って外に行ってしまった。おかしいな、あいつ何で焦っている。辺りは、明るい神社の一室、家具は無く清潔な布団で魔理沙は寝ていた。
そういえば、私はなんでここに居るんだ?私は家にいたはず。時計が無くなった。おかしいな、さっきまであったのに。
そう思ったとたん、これは夢であるということに気付いた。実験の途中だったんだ。起きなければならないな。
私は起きる。
気合を入れて魔理沙は、起きた。やっぱり体は動かない眼だけあけて辺りを見渡した。
見慣れた自分の部屋で相変わらず散らかり放題だった。
ベットで横向きで眠っていた魔理沙の背後でガサガサ音がした。一瞬怖くなったが、実験用の小動物でも逃げ出したのだろう。早く捕まえないと。
体が動かない。また、体の後ろでガサガサする。捕まえないと。まだ体が寝ぼけているのだろう。
「あー! 捕まえるぜ」
魔理沙は、上体を起こした。
「……なんだ? 何も居ない」
全てのことが夢だった。
時刻は0時30分、たった30分のことだった。
最近、魔法の研究がうまくいっていないので変な夢ばっかり見るようになった。
- 作品情報
- 作品集:
- 1
- 投稿日時:
- 2011/12/01 20:39:54
- 更新日時:
- 2011/12/02 05:44:47
- 評価:
- 6/10
- POINT:
- 520
- Rate:
- 10.90
- 分類
- 魔理沙
昔なかなか起きれない夢を見てからトラウマ
覚めない夢…見てみたいもんだ