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『いじめっ子を陰険な方法で退治する話』 作者: ギョウヘルインニ

いじめっ子を陰険な方法で退治する話

作品集: 1 投稿日時: 2011/12/04 00:34:50 更新日時: 2011/12/19 03:18:51 評価: 5/9 POINT: 560 Rate: 13.00
  図書室の片隅でちょこんと体育座りするパチュリーは思った。アリスが邪魔だ。後、今しゃべると余興でレミリアと吸ったヘリウムガスの影響で変な声が出てしまう。



 この間、パチュリーが公園のベンチに腰掛けて本(サイレント・スプリング)を読んでいるとアリスが、野良犬の糞を木の枝にさしてパチュリーにその先を向けてきた。嫌がるパチュリーを見て楽しむアリスは、調子に乗ってそれを振り回した。振り回した拍子に、糞が外れてパチュリーの服にくっついてしまった。服が糞で、汚れてしまい臭くて汚くて悲しいパチュリーは泣きながら怒った。仕返しをしようとして、近くに転がっていた団子虫を当てようとしたが、恐くて(足がたくさんあって)触れない。さらに悪いことに、地面に日本トカゲ(尻尾が青くて恐い)居て、とても恐いパチュリーはその場で固まってしまった。暫くしてようやく、動けるようになったが、アリスはもう公園から逃げてしまった後だった。


 パチュリーは、このまま帰るわけにもいかず。仕方がなく、服が汚れていると、咲夜におこられるから汚れた服を脱いで公園に隠し下着で、紅魔館に帰ることにした。この日はとても寒い日で、全身から鳥肌が出てしまった。振るえながら、歩いて帰るパチュリーの背後に、悪い男(実際はそんなに悪く無いと思う)が現れた。その男がパチュリーに話しかけてきた。
「おいおい、こんな、所を下着姿で歩いているなんて、襲ってほしいのか? って言うお決まりのセリフ言うぞ」
「……」
 パチュリーは、悪い男を無視することにした。こういう輩に関わりたくないのだった。
「おい、姉ちゃん。って言うぞ」
「……」
 悪い男だったが、突然襲い掛かるわけでは無い。むしろ、心配して話しかけてきているのである。
「これでも、着ていきな! って言うぞ」
「うるさいわね」
 悪い男が、無視されて少しいらいらしながらも、自分の上着を一枚脱いで、渡そうとした。背中に竜と虎が書かれたジャンパーである。
 しかし、パチュリーは差し出された上着を振り払ってしまった。デザインが嫌いだった。
「人が、親切にしているのに! この、変態ビッチ! って言う酷い言葉を言うぞ」
「何ですって、私の何処が変態なのよ!」
 パチュリーは、疑いを晴らすべくどういうわけか、ブラジャーを外して抗議した。パチュリーとしては、パンティーも脱いで、身の潔白を証明したかった。とうてい理解不能なパチュリーの行動で、悪い男は混乱した。この姉ちゃん、本当に、変態ビッチなんじゃないのか?それにしても、良い体しているな、ていうか据え膳だよなこれ。
 とうとう、悪い男はパチュリーを押し倒した。そして、パチュリーの首筋を舐めながら、大きな胸を揉み始めた。
「ちょっと! なにするのよ!」
「俺は、悪い男だからさ。って勝手に口が動いたぞ」
 パチュリーは怒って、まだ手に持っていたブラジャーで悪い男の首を絞めようとした。ところが、パチュリーは気がついた。あ、気持ち良いかも......
 パチュリーは、このまま犯されることにした。そう思うと、悪い男で感じ始めた。
 悪い男は、パチュリーの髪の香りを楽しみながら、今度は腹の辺りを触り始めた。腹筋の余りついていない、パチュリーのお腹は心地良い触りごちだった。
「変態ビッチ、そろそろ。って言っても許可して貰うつもりは無いぞ」
「......好きにしなさい」
 悪い男は、すでに良く濡れて準備が出来ているところに、猛ったミドルサイズのイチモツを入れた。始まるピストン運動、一応レイプに分類この行動で、背徳感からの興奮ですぐに絶頂を迎えそうになる。わずか、12.67秒で悪い男は果ててしまった。計測は、見物人が計った。
 パチュリーは、最後陰毛にもう一回精液をかけられて開放された。開放されたとき記念にとパチュリーの方から頼んで、パンティーと悪い男の名刺が交換された。

 

 パチュリーは、全裸で紅魔館に帰って来た。(実際は名刺で、大事な所の一部は隠されている)門番の美鈴に呼び止められた。
「あの、パチュリーさん今日は何やっているんですか?」
 美鈴はパチュリーさんは、裸族だったのかしらと思いながら聞いてみた。昨日は、十二単を着て帰ってきたような覚えがあったが。
「悪い男に襲われたわ」
 パチュリーは大事な部分から、名刺を外して美鈴に渡した。外すときちょっとぺりぺり音がした。名刺には、パチュリーの陰毛が精液で糊になって付着していた。
「この、名刺の男に制裁しなさい」
「了解しました」
 なんだかんだで、パチュリーは怒っているのである。美鈴は、パチュリーの指令を受けた。
「あと、その名刺は自動的に爆発しないから、あなたが食べなさい」
「了解しました」
 名刺の内容を覚えて美鈴は、口に入れて証拠隠滅した。それから、名刺に書いてあった会社に美鈴は電話して、ことのあらましを話した。電話対応する全国悪い男結社の、経理担当係りは驚いていた。うちの悪い男がそんな悪いことするわけがない。ところが悪い男がパチュリーのパンティーを持っていたので、悪い男の悪事がばれてしまった。
 悪い男は即日解雇になった。懲戒解雇で退職金は出なかった。


 
 パチュリーが部屋に戻ってすぐのことだった。体が冷えていたせいか喘息の発作が起きてしまったのである。その日偶々、気管支拡張剤が切れてしまっていてすごく苦しかった。死に掛けて居る時に、小悪魔が見つけて救急車をよんでくれていなければこの世にはもう居なかったかもしれない。



 そんなことが有って、パチュリーは服に犬の糞をつけたアリスを恨んでいた。あの後、服を隠した場所に行ってみたが服が無くなっていた。服を無くしてしまったことで、咲夜にすごく怒られてしまった。今は、替えの服が無いので、フランから服を借りて着ている。
 どうしようかなと、しばらく考えていた。あまり、良いアイディアが浮かばないので、知恵袋の小悪魔に相談してみることにした。姉川の戦いの際には、小豆の巾着袋を見て浅井が裏切ったことを察したぐらい頭がいい。
 小悪魔は、別室で副業の競馬解説のオフレコをしていた。今の競馬会で小悪魔は、美人解説者として売り出し中なのである。小悪魔は撮影機材を止めて、パチュリーの話を聞いた。
「それなら、呪いでもかけたらいいと思います」
 即答だった。小悪魔は、血液型がB型なので即答するでも一瞬で、178のプランを考えてお客様に一番あったプランをお奨めしているのである。
「呪いは、恐いわ」
 人を呪えば穴二つという言葉がある。あれを思い切り信じているパチュリーであった。
「私のお奨めした呪いは、リスクが少ないですよ」
 既に、ホワイトボードが小悪魔によって準備されていていかに、リスクが少ないか解説を書き始めていた。
「死んだりしない? 痛くない?」
 震えながら、パチュリーは聞いた。
「死にません、ちょっと、道具と努力が必要です」
 どこから出したのか、スーツに着替えメガネを掛けて打診棒で、ホワイトボードに書いた文字を指しながら説明した。
「それは、なに?」
 パチュリーも、会議机とパイプ椅子を出してきて座りながら説明を聞いた。
「パチュリー様の経血とちょっとした素材です」 
 小悪魔は、冷蔵庫から先月捨てたはずのパチュリーの生理用品を取り出した。(小悪魔は変態では無い、ネットオークションで売るために採っておいたものである)それから、黒い粉末が入った小瓶を戸棚から取り出した。
「確かに、余りリスクは高くなさそうね。その呪いやってみるわ」
 パチュリーは呪いを実践してみることにしてみた。



 薄い皿(河童の皿じゃない)を用意してそれらを混ぜた後、呪いの呪文を小悪魔は唱えた。神秘的なその情景はそれだけ絵になりそうだった。
「さあ、これで呪いの準備は完成です」
「後は発動するのを待つだけね、どれぐらいかかるの?」
「パチュリー様焦ってはいけません。この呪いは、リスクが少ない分時間がかかるのです。発動するまで結構かかります。ですからその間は、もう1つの条件、健康的な生活を送って貰います」
 最高のリスクをポロッと零す小悪魔であった。(不健康こそパチュリーがパチュリーであるためのことだった)
「嫌よ! こんな呪いやめて!」
「そういう、訳にはいきません。一度発動した呪いを止めると、安部清明さんにおこられますよ」
 伝説の弾幕使い、安部清明さんに怒られるのはとても恐いパチュリーは健康的な生活をすることにした。


 
 それから、2ヶ月くらいたった。喘息の発作は最近でない、最近の生活を考えると確かにそうだった。朝6時に起きて、夜9時に寝る生活だった。食事は、本場京都から取り寄せた精進料理、ゴマの力がすごい。
「いつになったら、呪いが発動するの」
 元気いっぱいのパチュリーが、清々しい表情で話した。最近、世界が明るく見えるパチュリーだった。
「え? ......アリスさんなら、パチュリーさんの経血で溺れ死にましたが?」
 小悪魔の伝書鳩が奴等との戦いで致命傷を負いながらも、先程送って来た最新の情報だった。


 
 
 昨日の深夜のことだった。就寝中のアリスは血なまぐさい臭いで、起きた。アリスが、ベットから周りを見回すと、部屋に大量の血が溜まっていた。血は、どこかから湧き出ているようでどんどん増えてきている。アリスは、部屋から出ようとした。ところが、ドアが開かなかった。アリスは間抜けなので、部屋の鍵を自分で掛けて寝たことを忘れていた。 
「……飲むしかない!」
 ここは、ドリンクバー飲み放題で鍛えた。技を使うしかない。アリスは血を飲み始めた。ところが、秒間8リットルで湧き出す血、けして飲みきれるものでは無かった。 
「私は、吸血鬼じゃないのよ。吸血鬼に責任とらせなさいよ」
 アリスは吸血鬼に責任転嫁していた。
「不味いわ、おやすみなさい」 
 血が飲みきれず、そのまま血が増えてアリスは溺れ死んでしまった。最期は、発狂して苦しまず逝くことができた。





 呪いの副作用で健康になったパチュリーは、元の不健康になるために半年間のリハビリを必要とした。
 小悪魔は、元の不健康になったパチュリーの強い意思に感動した。文字どうり、血が滲む努力だったからである。
「おい、言ったのおめーだぺや! 姫公あー?」


  永琳永琳ちょっと永琳の弓矢貸して、私も少しは永遠亭の役に立ちたいの。


「でも、でもね、鈴仙やてゐでどうして練習しなきゃいけないの?」

 朝起きたら、優曇華とてゐが目隠しされて首輪で柱につながれていた。輝夜は永琳に二人を弓矢で撃つように命令された。命令?主人と従者の関係?そんなものは犬に食われた。

「タリめーだろおめぇ! 餓鬼の姫公がそんなにすぐ野生の獲物が獲れるわけねえべ。 時間が無えんだ根性だけでもつけさせるため……あーうぜぇ撃てよ!」

 容赦ない永琳の責め、既に泣き虫輝夜は涙で前が見えない。

「ゆるして、もう私頑張らないから竹があったら中にずっと入っているから。彼女達は有限なのよ......」
「あー? おめぇ! てめぇ! ああぁめんどくせえ」

 永琳は輝夜に持たせていた弓矢を取って、自分で弓をいった。

「ぎゃ!」

 矢はてゐの腹に刺さった。致命傷でもすぐには死なないところに寸分無く刺さっていた。

「どーだ! 姫公すげーべ! ああいう餓鬼はな生かさず殺すだ」

 てゐは腹に刺さった矢で苦しんでいる。必死で矢を抜こうとしているが、抜けない。矢には返しがついている。 



コメントの返信

1. NutsIn先任曹長さんへ

  始めに幻想郷防衛大作戦を読ませて貰いました。様々な人間?関係があってとてもすばらしい作品でした。

  もしかしたら、知らず知らずそういうことを考えて書いているのかも知れませんね。

2. 名無しさんへ

 ほめて貰ってうれしいです。

5. 名無しさんへ

 見事に本文で滑ってしまいました。次回はタイトルに負けない作品を作りたいです。

7. pnpさんへ

 深夜テレビをつけるとこればっかりですね。あと、鮫の油ですね。

8. 名無しさんへ

 据え膳ほしい、今日この頃です。



 北九州の活性化!
ギョウヘルインニ
作品情報
作品集:
1
投稿日時:
2011/12/04 00:34:50
更新日時:
2011/12/19 03:18:51
評価:
5/9
POINT:
560
Rate:
13.00
分類
理解に苦しむ話
パチュリー
オリキャラ
エイリンの暇つぶし2
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POINT
0. 80点 匿名評価 投稿数: 3
1. 100 NutsIn先任曹長 ■2011/12/04 12:36:22
今回の話は、あなたが書いたにしては、分かりやすかったです。

ヘリウムガス云々は、真剣に悩んでいるが周りに伝える術が無いという事か。
アリスの悪戯や虫やトカゲがいた公園は、コミュニケーションに対する恐怖?
レイプ犯との問答は、やさしく接してほしいとの願望?
門番に彼を始末させようとした描写は、実際は親が友人との付き合いに口出ししてくる事を意味している?
小悪魔は、頼りになり、親身になって心配してくれる友人か?
アリスが経血で溺れ死ぬという事は、努力が実ったことの表れ?
健康、不健康は、これは恐らく逆の意味でしょう。

おまけの話で、輝夜が永琳の弓矢で近しいものを射殺する事を強要される意味は、保護者への甘えからの卒業願望か?



以上、心理学など全然知らない私の、勝手な憶測でした。
2. 100 名無し ■2011/12/04 15:38:49
ギョウヘルインニさんの作品群は容量が少ないのに、面白いです。
5. 100 名無し ■2011/12/05 20:12:50
タイトルが素晴らしい!
百点!!
7. 80 pnp ■2011/12/14 07:28:18
ゴマの力が頭から離れない。
8. フリーレス 名無し ■2011/12/17 22:33:15
据え膳ですね
9. 100 ふすま ■2014/06/09 10:23:03
パチュリー派の俺歓喜。
悪い男がいいキャラしてました。
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