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『農夫の恋』 作者: おにく
おお、なんたる奇跡だろうか。
ここまで老いて初めて、農夫は本当の恋の味を知った。
宿願を叶えさせるその祝福に触れ、幻想郷に満ちる神々に、がらにもなく頭を垂れた。
赤く染まる木々が、木の葉を散らすころの話である。
すでに秋も深まり、農業に携わるものならば、みな日中忙しく働き続ける時期である。
それにもかかわらず、紅魔館の南、湖のそばの草むらに、小汚い中年農夫が場違いにも息を潜めていた。
彼は一体全体何をしているのだろうか。
農夫の木綿の作業着は汗に濡れ、土に汚れていた。帽子も靴も、あまりにも年季が入っている。
そして衣服に負けず劣らず、農夫自身の肉体も、筋肉質ながら、皺が目立ち始めている。
髪の毛はとっくに白髪が混じり、頭皮が露出するまでにはげ散らかっていた。
御年57歳のこの農夫は、幻想郷の人間の平均寿命を超え、いつくたばってもおかしくない。
すでに人生の佳境に足を踏み入れている男なのであった。
そしてついこの間まで、代々のご先祖様に習い、枯れ果て、冷たい土に埋もれようとしていたのだ。
しかしながら、その終わりも見えてきたという折に、あの甘い味のしそうな妖精の娘を知ってしまう。
幼い妖精に、農夫は恋をした。一目惚れであった。
出会いは偶然そのものである。まさに神々の思し召しであったと、農夫は信じている。
秋の実りをかき集めるため、湖のほうへ遠出したとき、たまたま見かけた氷精だ。
あの柔らかい曲線、なめらかな桃色のその肢体、男としての興奮を掻き立てずにはいられなかった。
幸か不幸か。そうなっては、老体らしく枯れてしまおうという、慎ましい気持ちは露と消えてしまう。
嫁にしなければならない。
かくして、農夫は、仕事も放り出してここにあるのである。
自らの恋路を成就させようと、虎視眈々と狙う、狼そのものとなっているのだ。
皺の刻まれた、枯れ木のような農夫の顔の皮にも、ぎらぎらと輝く瞳が二つ付いている。
その二つの目は、ただ小さく可愛らしい、勝気な氷精だけをじっとみつめていた。
当の氷精は裸足である。裸足のまま、湖のそばにしゃがみ込み、カエルをつついて遊んでいる。
樹の枝で緑色のそれをつつきまわし、その愉快な反応を見て、けらけらと笑っている。
「くらえっ、さいきょうアターック!!」
勇ましく腕をつきだして、氷精の力を引き出す。すると突然ぱらぱらと、小さい氷の結晶がふりそそぎ始めた。
驚いたカエルは飛び跳ね、湖に落ちてしまった。ぼちゃんと音を立て、水が大きく跳ねる。
その水滴が氷精の柔肌にふりかかり、その白い肌をきらきらと艷めかせる。
「ああ、めんこいのぉ……、チルノちゃん」
度重なる覗き見で、農夫はその鈴の鳴るような名前を知っていた。
農場での自慰の時は、噛み締めるようになんども反芻した名前であった。
農夫の口元がにやりと歪む。泡だった唾液がだらだらと垂れてくる。
鼻の穴はますます盛んに収縮し始め、その興奮の度合を象徴しているかのようである。
その呼吸は犬のように荒い。額は軽く汗ばみ始めている。
すでに使い物にならないと思われたペニスも、グングンと血を集め、下履きの上からでさえ、その立派さが伺えるほとだ。
「よっしゃ……!」
一世一代の大勝負である。自然と胸が高なった。
そして農夫は、勃起を隠そうともせず、草むらから飛び出した。
一人で遊んでいる氷精の少女に、一目散に近づいていった。
草と肉がこすれあい、がさがさと大きな音が立つ。
チルノはその音のなる方向を見る。青い髪が、大きなリボンがゆったりと揺らめいた。
知らない人間の男がどんどんこちらに近づいてくる。誰だろう。チルノには全く検討もつかなかった。
きょとんとした顔で、その勃起したまま駆け寄ってくる農夫を見つめる。
薄桃色の唇が、すっと開いて、言葉を紡いだ。
「おじさん、だれ?」
農夫はますます駆け寄ってくる。駆け寄ってきて、とうとうチルノの真正面までやってきた。
チルノはその顔を見上げる。背丈はチルノよりずっと大きい。農夫と氷精の間には、頭3つ分の差があった。
もちろん腕の太さも比べものにならないし、皮膚の硬さも、その色もまったく違う。
年齢だって絶望的に違う。チルノは先月、九歳になったばかりだ。
しかし、真剣な恋に、歳の差は関係ない。
「好きじゃぁ……」
農夫の思いは、なんら意図せずとも、自然と口の端から漏れでてくる。
それだけ、こらえ切れないほどの愛情と劣情を抱えていたのであろう。
ただ、それが相手に届くかどうかは、別の問題である。
チルノは、いきなりの発言に戸惑った。好きってどういう意味? そして、そもそも誰なのか。
「おじさん。あたい、おじさんの事なんて知らないよ」
チルノの表情には、先ほどよりも少しだけ、怯えが浮かんでいた。
「田吾作じゃ、儂は田吾作じゃ、農家をやっておる……」
田吾作がにかっと笑う。その笑顔で、チルノの怯えの表情もいくぶんか柔らかくなった。
しかし、その不可解な言動は、チルノの心の奥底に、不信感を作り出すには十分であった。
いまだ心を許すことはなく、チルノは不安気に、農夫の顔を見上げるばかりだ。
「あ、あたいはチルノだよ……」
その声は、詰まりつまり。舌の回りに動揺がこめられていた。
「おじさん、スキってどういう意味? あたい、おじさんと話したコトなんて……」
田吾作は恥ずかしそうに頭をかく。
「一目惚れじゃ、チルノちゃんに一目惚れしてしもうたんじゃ」
農夫のペニスはますます硬くなりつつある。もはやふたたび噴火しそうなほどに。
その獣欲に突き動かされ、田吾作はチルノの両肩をつかんだ。
「な、わしと結婚しよう、子作りしよう、なぁ、なぁ」
田吾作がチルノに顔を近づける。田吾作の加齢臭の混ざった濃い体臭が、チルノの鼻に入り込む。
チルノの怯えは、すでに恐怖に変わっていた。氷精の体は震え始めていた。
「なぁ、絶対気持よくしたるから、のぉ、お願いじゃぁ」
「や、やだ! 離して!」
チルノの怯える様子に、田吾作の声は、だんだんとすがるようなそれに変わりつつあった。
一方で、チルノの声はそれに抗おうとするかのように、キンキンと高くなっていた。
チルノは逃れようとする。しかし、田吾作はその肩をがっちりと掴んでおり、
幼子の筋肉では振り払うことさえ敵わなかった。
そしてふと、ゆったりとした風が吹き、チルノのスカートがふわふわと揺れた。
チルノの髪の合間を風が通ってゆき、その甘ったるい臭いが田吾作の鼻をくすぐった。
そこまでが、田吾作の理性の限界であった。
言って聞かないなら、先に体で愛してあげるしかない。
「はぁ、はぁ……」
「え?」
田吾作は突然、自分の下履きに手をかけ、それを脱ぎ始めた。
股には陰毛がもさもさと生えまくっており、脛毛も物凄い。
そして20cmほどで、皮被りの大きなペニスが、ぶらりと姿を表したのである。
チルノは目を真ん丸くした。男性のものを見たことは殆ど無かったのだ。
そしてその上、勃起したものとなると、これが初めてであったかもしれない。
「あ、あ」
汚くも立派なペニスと、田吾作のにやけ顔を交互に見比べる。
田吾作はいまだ笑っていた。いや、その笑いは先ほどとは比べ物にならなかった。
汗にまみれ、涎が溢れている。笑みはますますいやらしくなりつつある。
発情した猿といったほうがいくぶんか紳士的なぐらいにまで、熱く興奮した笑みであった。
「なぁ、チルノちゃん、儂と子作りしよう」
下半身を丸出しにした田吾作が、腰に手を回してきた。服越しに尻を揉みしだかれる。
その性的な手つきの意味ぐらいは、未熟な妖精でも理解することが出来よう。
やっぱり、この人おかしい。そうチルノは思った。
チルノはとうとう危険を感じ、思考を放棄して一目散に飛び去ろうとした。
しかしそれはかなわなかった。大きく筋肉質な田吾作が、先制して、チルノに抱きついてきたからである。
「チルノちゃんもきっと気にいるじゃろうなぁ」
田吾作の手はスカートの中に侵入しようとしていた。
「離して! 離してってば!」
チルノは手足をじたばたと動かし、なんとか逃れようとするが、それはかなわなかった。
「やめて! おじさん、やめないとあたい大きな声だすよ!」
細い腕が田吾作の頭をバコバコ叩く。殆ど残っていない頭髪を、掴んでひっぱろうとする。
そのすべてが、全くの無駄であった。いや、むしろ逆効果だったといってよいだろう。
「いけない子じゃ、おしとやかにせんと」
田吾作はそれだけ言うと、チルノの細い左腕を掴んだ。
チルノの幼い抵抗は、田吾作の闘争本能を呼びさましてしまったのである。
白い腕は、チルノの意思に合わせて、なんとかくねり、抜けだそうとしていた。
「いっ!?」
しかしその動きをたしなめるかのように、ひねり上げられる。どんどん力が入る。
チルノの細腕が血の気を失ってますます白くなってゆく。
腕がちぎれるような痛みは、転ぶよりも倒れるよりも、よっぽど激しく鋭かった。
「痛いっ! やめて、やめてぇ!」
田吾作はやめなかった。まったく容赦するところがなかった。
「やめてやめて、ごめんなさい、ごめんなさい!」
田吾作はそこまで聞いて、ようやく聞く耳を持った。腕の力を少しだけゆるめてやった。
チルノの瞳には涙が浮かんでいる。田吾作は悲しげな面持ちを除き、満足そうにほくそ笑む。
「もう暴れないって、約束できるかのぅ、チルノちゃん……」
返事までには一息あった。しかしこの状況で、チルノが逆らうという選択肢はなかった。
逆らったらまた痛めつけられるだけであるし、それに、このことで、二人の腕力の差がはっきりしてしまったのである。
「……うん、やくそくする」
力なくうなずいた。
「そうかそうか、安心じゃ、絶対気持よくしてやるからのぉ」
田吾作はそう言うと、チルノの桃色のほっぺたに無理矢理接吻を試みた。
チルノは、もはや先ほどのような抵抗をしない。
田吾作は農夫であったが、食糧確保のために、銃を持って山に繰り出すこともある。
獲物を大人しくさせる方法、獲物の心を折る方法は、田吾作の知り尽くすところである。
繰り返されるキスと、体をなでるいやらしい手つきに、チルノは怖くなり泣きはじめてしまった。
チルノは、無抵抗のまま、この恐ろしい宴が終わることだけを、ただ願っていた。
「ひぐ、ひっぐ……」
「ええから、すぐええ気持ちになれるからのぉ」
まず田吾作は、そんな憐れな少女を、草のベッドに寝かせることにした。青姦をしようというのである。
しつけの効果があったのか、少し目を離しても、チルノはめそめそと泣き続けるだけだ。
チルノには、ただ許しを請い、痛みから逃れようとする小動物の卑しさしか残されていなかった。
「さぁ、子作りじゃ……今風に言えば、えっちというところかのぉ」
田吾作は笑いながらチルノのスカートをめくりあげる。
真っ白だった。真っ白の雪のようなパンツが、チルノの性器を包み込んでいた。
田吾作はそのパンツに手をかけ、下にさっとずらす。二つに割れた大事な部分が、知らないおじさんに観察されてしまう。
そして、その光景に我慢が出来なくなった。田吾作はその割れ目にむしゃぶりついた。
「いやぁ、いやぁ、いやぁ……」
チルノは両手で顔を覆いながら、呪文のようにそうつぶやき続けた。
ずびずびと、割れ目の肉を吸い上げる音が聞こえる。知らない感覚であった。
ぬめりきった舌が、あそこをかき分け、小陰唇や固まり始めたクリトリスを刺激し始めた。
ただ、いまだ幼い氷精にとっては、その刺激も単に不気味なだけなのだろう。
気持ちよくなるどころか、ますます恐ろしくなって、泣き出すばかりである。
しかし、ともあれ濡れた。目的は達成された。
大部分は田吾作の唾液であったが、チルノの性器は幼さに不釣り合いなほどに濡れそぼっていた。
ぬらぬらと光るそこは、幼いながらも十分にいやらしい雰囲気を醸し出していた。
「気持ちいいじゃろ、なぁ」
「……ひっぐ、ぐす」
チルノは涙を流しながら、田吾作の顔色を伺い、こくりと頷いた。
もちろん言うまでもなく、逆らえないあまりにうなずいているだけである。
「ほほぉ、チルノちゃんはおませさんじゃのぉ」
だが田吾作は、そうとも気付かず、満足そうに笑うのである。
そして、膣をなめつくしたあと、チルノの顔面に標的を移した。チルノの口は半開き、震えている。
瞳からはとめどなく涙がこぼれ落ち、眉は不安のあまりに八の字に歪んでしまっている。
「はぁはぁ、めんこい、めんこい顔じゃぁ」
長く伸びた舌が、チルノの唇をなめまわす。べろりべろりと愛撫し、そして口の中までを蹂躙し始めた。
チルノのはじめてのキス、いやディープキスの相手は、今日はじめて名を知った、小汚い農夫である。
二人の息が絡みあい、舌がぬめりあう。チルノの腕にトリハダが立ったが、抵抗は出来なかった。
「おいしいのう、チルノちゃんの涎はとっても甘いのぅ」
田吾作はディープキスの味に満足すると、顔面全体を舐め回しはじめた。
「うえぇぇ……ああぁ……」
耳をべちゃべちゃと舐めまわされる。
チルノの体がこわばり、麻痺したように動けなくなってしまう。
涙がすべて、田吾作の口に吸い取られる。それが怖くて苦しくて、チルノの瞳はまるまるうるんでしまった。
「ええのぅ、さすが儂の嫁じゃのう」
「ひぅ」
田吾作はいとおしそうにチルノを抱きしめる。しかしその肩はびくんと震えていた。
度重なる仕打ち、そして屈服。すでに田吾作の言葉を聞くだけで、恐ろしく、震えだすほどになっている。
しかし田吾作は、そのおとなしさを、チルノと自分の愛が実りつつある証であると錯覚していた。
枯れ始めた手が、みずみずしいチルノのふとももを撫で回す。
揉みしだくその手つき、チルノはまた、逃げ出したくてたまらなくなった。
だが田吾作は、無慈悲にもチルノに、もっと恥ずかしいことを要求する。
ふくらはぎを掴み、強制的に開脚の姿勢にさせられてしまったのだ。
「おお、絶景じゃ」
チルノは穴を掘って、その中に埋まってしまいたくなった。
性器が丸見えになるだけでなく、足を開いたお陰で、肉が開き、中身が覗けるようになってしまっているのだ。
女の子の全てが、こんな望まない相手に、すべて開帳されている。
チルノの膣内はうっすらとした桃色に光り、ひくひくと収縮していたが、
小陰唇の周りの肉は、より赤みがさして、ちょうど食べごろの美味しそうな様子であった。
「素晴らしいのぅ、たまらないのぅ、なあチルノちゃん、儂が全部可愛がってやるからの」
田吾作はチルノに視線を向けた。しかしチルノは、その目を合わせることが出来なかった。
田吾作がその、震える小さな体に覆いかぶさる。
「えっちじゃ、えっちじゃ、何十年ぶりかのう」
えっちの意味を、チルノは知らなかった。しかし、それがとんでもないことだという事は、なんとか分かった。
チルノの顔がまたべろりと舐めまわされる。田吾作のご立派が、膣の入口をとんとん叩き始める。
小さなノックは、やがて大きなノックに、そして是が非でも入り込もうとする、
強盗のいきおいに変わってゆくこととなった。
チルノの顔がだんだんと青ざめてゆく。膣に忍び寄るぬめるそれに、言い知れぬ拒否感を感じた。
「やああぁ!」
チルノは突然恐ろしくなり、両手で襲いかかる田吾作をはねのけようとした。
「もうやめてよ、あたい、こんなことしたくない!」
こんな見知らぬおっさん相手に、性交だけは、性交だけはさせられないと、チルノの本能が告げたのかもしれない。
しかし、その抵抗は、先ほどよりも弱々しかった。すでにチルノは身も心も衰弱しきっているのだ。
自ずと限界があった。その暴れようも、単なる強姦のスパイスにしかならなかった。
「はぁはぁ、愛しとるよぉ」
「嫌あああああ! 離して! おうちに返してよっ!! 誰かぁ! 誰かあああ!!」
暴れるたびに、青の髪がぐしゃぐしゃになる。泣き叫び、鼻水さえたれてしまっている。
しかし発情した田吾作にとっては、その全てが愛おしすぎた。
そして抵抗も虚しく、男を知らない少女の部分に、亀頭が入り、肉棒全体が入ってゆく。
処女特有の破瓜の血が、ぬめぬめと肉棒全体を濡らしてゆく。
破瓜に際しては、九歳の少女のわりに、痛みを感じなかったが、
それにしても、気持ちよさとは無縁であった。ただ不気味さと恐ろしさがあった。
「嫌だぁ、嫌だよ、抜いてよ!」
チルノのカラカラに枯れた涙声が、せめて一矢報いようと声を上げる。
小さな右手の掌が、田吾作の服を掴み、懇願を始める。
「お願いだから、やめてよぉ、あたい、もうやだよ……」
何かとんでもない一閃を超えてしまった。その冷たい絶望感がチルノの性本能に襲いかかってきた。、
望まない交尾を、望まない形で行わされている肌寒さは、幼い少女には耐え難かった。
静かな朝の湖に、水音がぬちょぬちょと響き渡る。
チルノの体は、その意志とは無関係に、膣から液体を分泌し、精子を受け入れることを選び取ろうとしていた。
「ひやぁ、やめてぇ、やぁぁぁ……」
胸を痛めながらも、チルノの息はだんだんと熱くなり始めている。
田吾作の激しいピストンも、受け入れられるようになりつつあった、
キスの方も、経験させられるたびに、だんだんとその感触になじまされていった。
耳をしゃぶられても、抵抗するほどの気力が湧き上がらなくなっている。
幼い柔軟な体は、残酷な田吾作レイプにすでに適応しつつあるのだろうか。
「はぁ、出る、出るぞぉ」
田吾作のペニスは、とんとんと幼い子宮口を叩き続けている。
「あっ、あっ……」
チルノは虚ろな瞳で真っ青な秋の空を見上げていた。もう、抵抗しても逆効果だと悟ってしまった。
ただ家に帰って、お風呂に入って、今日のことを忘れてしまいたかった。
そして布団に入って、そうすればこのことも、なかった事にできる。
「出るぞぉ、チルノちゃん……、儂のミルクがでてしまうぞぉ」
そのような空想を抱くたびに、田吾作が耳でささやいてきて、チルノを現実に引きずりこんでくる。
それにしても、出る出るといって、チルノには何が出るのかさっぱり見当がつかなかった。
しかしながら、その様子から、交尾の終わりの気配を感じ取っている。
これさえ耐えれば解放される、そういう希望が心のなかに芽生え始める。
「はぁはぁはぁ」
田吾作が荒く息をすると、それは始まった。
チルノの膣内で、黄ばんだ精子がどくどくと吐出され始めた。じんとした温かさが膣の奥に広がる。
膣はそれを一滴さえ残さず絞りとろうと、持ち主の意思とは無関係に、ぎゅうぎゅうと締め上げてしまう。
「おぉ、良いぞぉ、チルノちゃんのおまんこはいやしんぼじゃのぅ」
田吾作はペニスを小さな子宮口に密着させ、少しでも子宮の中に流し込もうと、あまりにも濃厚な射精を続けていった。
六十近いとは思えない、大量の精子がチルノの膣内にたまり、あふれていった。
どこにこれだけの精子を溜め込んでいたのだろう。
これも田吾作の、チルノに対する愛情がなした、一種の奇跡なのだろうか。
そして暫くして、田吾作が小さな穴から、その茶色い皮被りの怪物を抜き取る。
チルノの性器は、ペニスを名残惜しそうに見送ると、穴ぼこからすぐにすじに戻ろうとしたが、
膣から溢れてくる黄ばんだ精子が、完全に閉じられることを許さなかった。
蹂躙されきった幼い部分は、当然のように田吾作の関心を引いた。
「おお、大漁じゃ、チルノちゃん、赤ん坊が出来るぞ」
チルノはきょとんとした表情で田吾作を見上げる。
その面持ち、田吾作には合点が行かなかったが、チルノの年齢を考えれば理解することが出来た。
「そうかぁ、もしかして、チルノちゃんは赤ん坊の作り方を、知らなかったのかのぅ」
チルノの肌に、うっすらと冷や汗がにじみはじめた。
「この白い液がおまたに入ると、赤ん坊が出来るんじゃよ」
チルノの膣が、おならのような音をたてながら、きゅっと縮み、白濁液を吐き出している。
頭の出来がよくないチルノであったとしても、何を言っているのかを理解することは出来た。
「つまり、チルノちゃんのお腹には、儂の子がいるというわけじゃな、嬉しいのぅ、愛の結晶じゃ」
くりくりした瞳が田吾作を見上げる。
あまりにも残酷な未来が、チルノの前に立ちはだかっていた。
信じられない気持ちで、自分の股間を見る。そこにはたしかに、田吾作と交尾した自分の膣があった。
「うそ……」
チルノは呆然となり、つぶやく。赤ちゃんができちゃう。
頭は真っ白で、何も考えることができなくなってしまった。
「さぁ、チルノちゃん、儂と結婚して、一緒に暮らそう」
「……うん」
いつのまにか田吾作は、草むらからリュックサックとロープを持ってきていた。
チルノの両手を背中で縛り、両足首もまとめて固く結んでしまう。
その間、抵抗するかと思われたチルノは、ただぼんやりとしているだけで、全く抵抗しなかった。
田吾作に汚され、赤ちゃんまでもを孕んでしまった自分を皆に見せたくない。
知られて、軽蔑されるぐらいなら、逃げてしまいたい。
チルノの脳みそを支配していたのは、そのような真っ暗闇の心情であった。
抵抗しても、昔にはもどれない。抵抗しても意味がなかった。
だから、チルノは、抵抗することを一切諦めてしまったのである。
コンパクトに縛られたチルノはリュックサックに詰められた。
ここでもチルノは決して抵抗しなかった。
「チルノちゃんもやっと、儂の心を分かってくれたんじゃのう」
リュックサックからの返事はなかった。
このあと、どうするか。
あては全くない。
とはいえ、田吾作の前途は明るかった。
生涯の伴侶と決めたチルノちゃんがいるだけで、田吾作にとって、この世の全てがシャングリラなのである。
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そして一年、長い時間がたち、また秋がやってきた。
結局、田吾作とチルノは何処へ行ってしまったのだろうか。このことは各地で小さな話題となった。
人里では、田吾作の失踪は事件となり、自警団により何度か捜索が行われた。
その一方で、妖精たちは、いなくなったチルノを探し、そこらじゅうを飛び回っていた。
しかしその二つの失踪を、一つの事件として理解できたものは誰も居ない。
妖精と人間、事件の情報を交わすには、あまりにもお互いの交流に乏しかったのであろう。
いつしか、二人の話題を出すものも、一人づつ、だんだんといなくなっていった。
居なくなった者を思い続けるには、幻想郷は過酷すぎた。明日の食事のほうが、よほど大切である。
かくして知人、友人、親戚、そしてとうとう家族に当たる人々まで、彼らのことを忘れていった。
あの大妖精でさえ、もはやチルノを死んだものと考えるようになってしまった。
しかしそうして忘れられた頃になっても、田吾作とチルノは生きていた。
山奥の廃屋で、人知れず、こっそりと、命をつないでいたのである。
突風で壁ががたがたと鳴るような、すきま風ふきすさぶ、ぼろぼろの木造であった。
「あぁ……、あ……」
細いうめき声がこの小さな廃屋に響き渡る。チルノはふるふると体を震わせた。
チルノは裸同然で飼われている。胸も膣も露出させられている。首輪を付けられ、犬のように縛り付けられている。
これはすべて、チルノの気が変わり、どこかへ行ってしまう事のないようにという、田吾作の独占欲によるものである。
両目はすでにまともな理性をなくし、虚空の向こうにあるなにかを、虚ろに見つめていた。
帰れない日々への絶望が、チルノをここまで追い詰めてしまったのだろう。
そのお腹は、最初の膣内射精で、めでたく命を宿したのか、大きくふくれている。
小さな体には、あまりにも不釣り合いなその大きさ。もうそろそろ生まれるといって良いころだろう。
氷精チルノは、十になるかどうかの年齢で、六十近い農夫の子を出産してしまうのだ。
「ほら飯じゃ」
田吾作がチルノの部屋にやってくる。チルノの食事は全て、田吾作が用意しているらしい。
ただ、食事といっても、貧しい山中である。たいしたものは用意できない。
野草やら、野獣の肉やらが主であり、味も苦かったり、臭みが強かったり、美味しいものは少ない。
今日は粥であるらしい。貧相だが、米も混じっている。これでまずまずの当たりであった。
田吾作は粥を掬い、そんなチルノの口に、優しく放り込んでいった。
チルノは反射的に、むしゃむしゃと咀嚼し始める。コップを口につけてやると、水さえも素直に飲んだ。
田吾作の汚れた手が、チルノの頭をぐしゃぐしゃと撫で回す。
「ええ子だ。ああ、チルノちゃんはええ子だなぁ。さすが儂の嫁じゃ」
「あぃ……」
チルノは力なく頷いた。喜びはない。
もはやチルノは、田吾作の性欲を満たすためだけに生かされているも同然であった。
ああ、田吾作のペニスがまた隆起し始めている。
チルノはそれを見た。しかし、まったく動揺する所がなかった。もはや日常だからだ。
茶色いそれめ眼の前につきつけられても、かすかな抵抗のそぶりさえ見せなかった。
尿と恥垢にぬめったペニスを咥え、音をたててしゃぶり始める。
チルノが舌を動かすたびに、苦くすっぱい味が、チルノの味蕾を刺激していった。
「ええ子だなぁ、ほんとうにええ子だぁ」
田吾作はそう呟くと、チルノの小さな口に遠慮無く精子をぶちまけていった。
チルノは鼻から息を漏らしながら、その黄ばんだ液体をごくごくと飲み干す。
お腹の子は笑い転げるように、チルノのお腹を蹴り始めた。
皮膚がびくびくと跳ねる。
田吾作とチルノの愛の結晶が実る日も、そう遠い日ではあるまい。
チルノの目元から、無色透明の涙が一筋流れ、腐り始めた木の床にこぼれ落ちていった。
愉快なラブロマンスに挑戦してみました。
--------------------
●12/13 深夜 以下追記
三大おっさんを恋人にしそうな東方キャラ
・大ちゃん
私の恋人、とっても大人なんだ〜、とかいいながら五十超えぐらいのおっさんの写真を見せて
バカルテットたちをドン引きさせている。その上、付き合う奴がちょいワルおやじばっかで、いつもやり捨てられている。
・もこたん
一種のファザコンである。独身中年の彼氏を自慢しに、よく永遠亭を訪れている。
もこたんは勝ち誇っているものの、輝夜は「あ、そうなの……」と微妙な反応。
・あやや
おっさんは好みではないが、取材のため、毎日色んな中高年とセックスしている。
恋人関係になることもしばしば。現在三十股中。妊娠しては、永遠亭に堕胎薬を受け取りにくる。
---------------
前からやろうやろうと思っていたコメント返信をやります。
ヒマがあれば読んでみてください。
>2さん
ありがとうございます。
でもきっと、このSSがいやらしかったとしても、その八割は、チルノちゃんというキャラクターを作ったZUNさんと、
チルノちゃんを執拗に乳臭いキャラクターに仕立て上げてくれた東方周辺のみなさんのおかげです。
>3さん
おっさんに抵抗があるのはわかります。(しかも今回は、並のおっさんじゃなかったし)
しかし、読んでいる私達でさえ抵抗を感じるということは、セックスしている女の子の心情はいかばかりでしょう。
その気持ちの揺れこそが、抜きどころではないかと、私は思います。
>4さん
どんどん抜いてやって下さい。
私の脳内のチルノちゃんに、「みんながチルノちゃんの強姦シーンで興奮してくれてるよ^^」という
内容の手紙をしたためておきます。
>5さん
おっさんメインは当分書かないでしょうが、
セクハラシーンなどがあれば積極的におっさんを活用していきたいと思います。
>先任曹長さん
田吾作さんは、産廃ならまだ優しい部類の人間に入ると思います。多分……。
それにほら、少子化問題の解決に貢献しましたし……。
>9さん
田吾作さんはチルノちゃん一筋です。浮気をするぐらいなら、チルノちゃんを犯します。
ただ、風俗は浮気じゃない理論にのっとれば、一回のレイプならセーフかもしれませんね。
>10さん
そうですね。とくに、幻想郷の外では、老人同士の恋愛が増えていると聞きます。
新しい愛の自己実現に寛容にならなくてはなりませんよね。
そのほか、点数を入れてくれた方、読んでくれた方、ありがとうございました。
●12/18 深夜
>機玉さん
ありがとうございます。
これからもサクサクやっていきたいと思います。
>12さん
お花屋さんになろうか、ケーキ屋さんになろうか……という年頃に、
いきなり田吾作さんの肉奴隷(よめ)で人生確定ですからね。
>14さん
ですよね
>15さん
こういう話だと、不思議と筆がのるんです。
いつもいつも、次こそシリアス長編! と思うのですが。
おにく
- 作品情報
- 作品集:
- 1
- 投稿日時:
- 2011/12/11 17:28:28
- 更新日時:
- 2011/12/18 02:06:49
- 評価:
- 13/19
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- 14.89
- 分類
- 農夫(57)
- チルノちゃん(9)
- おっさんと幼女
- 純愛
- 強姦
- 誘拐
- 膣内射精
- 妊娠
- 12/18あとがき更新(二度目)
ああ……どれだけ言葉を尽くしても私の語彙ではこの傑作への称賛すらもままならない……
ロリータコンプレックスという性癖だけが持つ特有の薄暗さをここまで本質的に表現するとは……もはや芸術の域に、比喩でなく達しています。
本当に素晴らしい作品を読ませて頂きました。ありがとうございます。
他のキャラでもやって欲しい
掴んだ幸せを逃すまいとする一人の男。
手こずらせたのは最初だけ。男の愛を受け入れる事を選択した少女。
良かったね、田吾作さん。家族が増えるよ。
死ね!! 二人とも、死ね!! 一方は直ぐに復活できるでしょうから。
……ふぅ。
恋というのは若者だけの特権じゃありませんからねぇ。
短時間でさくさく読めて、それでいてちゃんと面白い良い作品でした。
でも一途な所が憎めなかった
チルノカワイソス(´・ω・)
それはさておき狂人と蹂躙される少女の絶望を書くのが上手い作家ですこと
前回のSANZOKUレイプもそうでしたけど、こういうセンスに弱くて意味も無く笑ってしまいます
これも既に他の人に言われちゃってますけれども、田吾作さんは何故か憎めないキャラでした。
やはり「産廃ならまだ優しい部類の人間」だからでしょうかね?
産廃だと逃げようとした時にあのまま手折っちゃう登場人物の方が多いでしょうし、泣き喚いてもうるせぇとか言って殴ったりしませんし。
鬼畜誘拐監禁レイプ物を読んだのに何故か妙に暖かい気持ちになれてしまいました。
それでもチルノは逃げられないだろうけど。
子育ての知識も無いだろうし、赤ちゃん凍らせそう。