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『ツタンカーメンもほのぼの』 作者: ギョウヘルインニ
魔理沙と霊夢、そして早苗さんはまたほのぼのを求めて旅に出ました。
今回の目的は、ツタンカーメンのほのぼのを発掘するためにエジプトの王家の谷に来ています。
魔理沙は発掘仕様で箒のかわりにシャベルを、霊夢は御払い棒のかわりに小さなスコップを持っています。早苗さんは召使なので食料とか持っています。
今日は、鳥取砂丘では無く本当にエジプトまで来てしまいました。3人は、ほのぼのを発掘できるのでしょうか?
「さぁ、二人とも滞在期間は短いんだ。ほのぼのを発掘するために昼夜掘り続けて貰うぜ」
自ら隊長を買って出た魔理沙は張り切って、砂を掘り始めました。
「魔理沙、デタラメに掘っても何も出ないと思うよ」
始まったばかりなのに、やる気の無い霊夢が言いました。そうは言いつつも足元を掘っています。
「本当にほのぼのが発掘できたら皆で山分けなんですよね? 家は家族が多いですから分け前は、6:2:2で良いですよね?」
早苗さんは、一番頑張っていました。ここで、発掘作業できるのは現地のお偉いさん(博士、高官、現地の地主)に早苗さんが枕営業した結果なのです。そして、今も1人で2人が掘り出した砂を一輪車で運び捨てる作業をしています。
「おお、そうだぜ。発掘できたら山分けだぜ」
魔理沙は嘘ついています。ほのぼのが発掘できたら全て自分のほのぼのにしようと思っています。
それから、3人は黙々と作業を続けました。3時間位の時間が経ちました。”ガリ”不意に霊夢の掘っているところで何か砂とは違う物をスコップの端が触りました。
「なんだ? 霊夢、今お前の所で音がしたぞ」
魔理沙が霊夢のところに駆け寄りました。そして、霊夢に一時休憩の指示を出してそこを自分で掘り始めました。2、3回掘った所で、古い木箱が出てきました。
魔理沙はどきどきしながら、大急ぎで箱を取り出すと中には、大きなエメラルドの宝石が出てきました。
「どう、魔理沙ほのぼのは出てきた?」
休憩中の霊夢が魔理沙に聞きました。正直、霊夢は知っていました。ほのぼのは発掘する物じゃ無いことです。
「つまらん、ただのガラクタだ欲しければ霊夢にやるぜ」
魔理沙は、溜め息をついてエメラルドを霊夢に渡しました。ほのぼの以外興味が無いのです。
「なんだ、ほのぼのじゃないのね。まあ、せっかくだから貰っておくね」
霊夢は、うれしくなさそうにエメラルドを貰いました。もちろん、エメラルドの価値を知っていて内心すごくうれしかったのです。
3人は区切りの、いいところで1度休憩を取ることにしました。
休憩中のことでした。早苗さんが不思議な仮面を差し出しました。
「これ、昨日博士が私にくれたんですが、汚いし気持ち悪くて邪魔なんです。2人のどちらか要りませんか?」
早苗さんは、けして馬鹿じゃありません。只、考古学の知識はまったくありません。そのため、ゴミにしか見えなかったのです。
「こら、お前はいらない物を人に押付けるのか?」
魔理沙が、怒り半分、ふざけ半分で早苗さんに注意しました。
「あ、そういえばそうですね。ごめんなさい」
早苗さんは、反省して謝りました。
「じゃあ、その仮面は私が記念にもらっておくわ」
脇で”ほのぼの”お茶を飲んで休憩していた霊夢が、さもつまらなそうに言いました。やっぱり、この仮面の価値を霊夢は知っていたのです。
「そうですか、じゃあ霊夢さんにこの仮面をあげますね」
早苗さんは、こんな仮面が記念になるなんて安い巫女だなと思いました。
作業を再開してすぐのことでした。”ピチューン”
今度は、魔理沙のシャベルに当たり判定がありました。
魔理沙はうきうきわくわく、しながら砂を掘りました。そして、石棺を掘り当てたのです。もしかしたら、これが伝説のツタンカーメンのほのぼのが入った石棺かもしれません。
石棺を開けてみるとそこには、見覚えのあるミイラがいました。全身包帯まみれの妹紅でした。
「おい、妹紅! ここで何してるんだ?」
「アルバイトで、発掘されるミイラをしているんだ。最近は、ここもなかなか発掘品が見つからないから。こうやって、政府が何か埋めて置くんだ」
蓬莱人でメンテナンス不要な妹紅には、天職だったのです。その後、妹紅は石棺に自ら戻りました。
妹紅は、ほのぼのでは無いのでそのまま放置することにしました。
また、しばらく掘っていた時の事でした。激しい突風と共に砂嵐が3人を襲ったのです。
辺りは、黄色い色になりました。砂嵐の中身にはルーミアの親戚がいるかも知れないので警戒していましたが、立っていることすら出来ません。
しばらくして、砂嵐は去って行きました。3人とも砂まみれになってしまいました。ぺっぺと、口に入ってしまった砂を吐きつつ辺りの様子を魔理沙は伺いました。
残念なことに、今まで掘った穴がまた砂で埋まってしまいました。
「あーあ……今まで掘った穴がまた埋まっちまったぜ」
残念な気持ちいっぱいの魔理沙は溜め息をつきました。
「そろそろ、夕飯の時間だから私は帰るよ」
正直得る物は得たし飽きてきた霊夢は、帰ることにしました。
「あれ? 霊夢さん帰るんですか? じゃあ、私も帰ります」
早苗さんは、少し熱中症気味だったので早く帰りたかったのです。
魔理沙は、まだ発掘を続けたかったのですが、2人がこれでは続行は不可能と考えました。2人には内緒でしたが、朝のことでしたスカラベが逆立ちして糞を運んでいるところを、目撃しました。一人だけほのぼのした気分になっていたので、今回はこれで良いとうことにしました。
3人は空港に戻って来ました。空港に戻って来た時の事でした。
「無い。私のパスポートがありません」
早苗さんは、パスポートを無くしてしまいました。どれだけ探しても見つかりません。早苗さんは帰国をあきらめ、前から求婚を申し込まれていた。現地の金持ちと結婚することしか生き残る道はありませんでした。
早苗さんと別れた2人は飛行機に乗りました。しかし、乗った機体は別でした。
魔理沙はサバンナの大地で伝承にしか存在しない、ホノボノ族を探して冒険の旅に出ることにしました。
霊夢は普通に幻想郷に帰り、早々に今回得た富で、悠々自適に暮らしています。巫女業も引退しました。
伝承にしか伝わっていない、ホノボノ族は魔理沙を神として崇めていた。
「ホノボ! ホノボ! ノボボボボボボ!」
あれから魔理沙は、サバンナで冒険した。5年という長い月日が過ぎた日のことだった。ホノボノ族の村を発見したのである。
なぜか今、魔理沙は神として崇められている。
コメントの返信
2. 名無しさんへ
お気づきかもしれませんが、ほのぼのを探している以上ほのぼのは、見つからないと思われます。続編は後々
3. 名無しさんへ
評価ありがとうございます。特化して書けるものがないのが難点ですね。
早苗さんは出来る子だと思います。いまさらながら、霊夢とか、魔理沙は文盲のような気がします。
5. 赤マリサさんへ
やはり仄々は捻るものでしょうか?捻り鉢巻みたいに。
7. NutsIn先任曹長さんへ
NutsIn先任曹長さんの作品で、偶には洋酒で月見などいかがを見たときに、ほのぼのってなんだろうって思う今日この頃です。
8. 名無しさんへ
XとYのグラフで表すと、Xが−5Yが2位だと作者は思います。
9. ローゼメタルさんへ
魔理沙神は、産廃の英霊の中でもやはり上位につくと思います。
10. 名無しさんへ
作者の変態性癖がばれちゃった。おっきなおっぱいは、いいですね。夢と希望が詰まっていますね。
匿名評価をくれた方、とてもうれしかったです。ほのぼのの需要があるのかないのかわからないとき、真っ先に評価をつけてくれました。ありがとうございます。
桜島大根 1219
ギョウヘルインニ
作品情報
作品集:
1
投稿日時:
2011/12/13 04:20:40
更新日時:
2011/12/19 04:04:06
評価:
8/14
POINT:
810
Rate:
13.92
分類
発掘作業
埋蔵ほのぼの
誰も死なない
コメント返信
時々、続編を作って欲しいです。
理不尽書いたり、ギャグ書いたり、ほのぼの書いたり万能だな。
「ノボ?ノ〜ボボボ!」
正しい日本語役は?
「イタリア料理は! ソーメンを凌駕した! ははははははは」
「何? ソーメンに色付きが混じっていたのか!」
辺りでしょうか?
これは奥深い、哲学的命題を含んだ作品です。
GOは神
そして妹紅はローマ字読みではMOKOU
解読・・・
M=ものすごく
O=おっきな
K=キング
O=おっぱいに顔を
U=うずめたい