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『妖怪:カハンシンダケ』 作者: sako
「あー、セックスしたい」
ある晴れた昼下がり、市場に続く道。東風谷早苗が一人でとぼとぼ歩いていた。
唐突ではあるがこの巫女、ビッチである。淫売である。売女である。パンパンである。公衆便所である。股に何かが入っていないと落ち着かないタイプの色キチガイなのである。
「ムラムラします」
そう言って身を捩る早苗。
実は昨晩から朝まで数名の男女とくんずつほぐれつつの酒池肉林の大乱交を繰り広げた後なのだがどうやらそれでもまだ躰の疼きは止らなかったらしい。底なしの淫乱である。
「はー、誰かレイプでもしてくれないかしらん」
物憂げに小首をかしげ、頬に指を立ててみたりしているが、その実、頭の中に渦巻いているのは真ピンクの妄想だ。もし、早苗の妄想を映像化できればDVD一枚二万の高値でも飛ぶように売れ(Blu-rayなら二万三千。限定版は十万のスペシャルパック)、それが何処ぞのお堅い女性国会議員の目に止れば即日ポルノ禁止法案が国会に提出され、6:4ぐらいの確率で可決されてしまうことだろう。霞ヶ関にるお偉方がドスケベでなければ確実に通ってしまう法案だ。そこから更に性(とくに女性)に対する過剰なまでの保護と隠匿が関連法案として次々、可決されていくことも想像に難くない。たった一本の映像ソフトから晴れてHENTAI大国だった日の本は、イスラーム的な厳格な社会にへと改変されてしまうことだろう。思考を映像化する様な技術がまだ不完全であることを曲がりなりにも性への欲求を持つ者は感謝するがいい。
「それとも小傘さんとかぬえさんを逆レしましょうか…」
妖怪の少女、二人の名前を口にする早苗。既に二人とも上下の口で何度も存分に味わっている。処で先の台詞では『誰かレイプでも』と言い次いで少女二人を逆レ…つまり逆転レイプ!!! しようと言ってはいるが早苗はバイセクシャルではない。将来はディビット・ベッカム似のイケメンと結婚して子供は三人、男の子二人女の子一人をつくりたい、と言う程度には早苗は異性愛者だ。それがどうして小傘やぬえといった少女をレイプしたいというかと言えば、早苗は気持ちの良いことに性の垣根はないと考えているからである。気持よければ相手が男だろうが女だろうが、人間だろうが妖怪だろうが関係ない。ビバセックス。アミーゴセックスなのである。聞こえは良いがつまるところただの快楽主義者、ビッチなだけである。
「霊夢さんとか布都さんでも良いのですけれど」
うむむ、と考え込む早苗。この場合、気が乗らないのではなく選択肢が多すぎて選びきれていないだけだ。小さな子供におもちゃ屋で『さぁ、どれでも好きな物をえらんでいいよ』と言うのと同じである。お子さんがいない読者さま向けにご説明するならとらのあなやメロンブックスで『さぁ、どれでも好きな物をえらんでいいよ』と言われるのと同じである。
「んー、昨日は散々挿入れられたから今日は挿入れたい気分なんだけどなぁ」
そう言う早苗のスカート部分には妙な出っ張りが出来ていた。スカートの内側から棒を付きだしたような。そして、その先端は湿っており、白地のスカートを透かして赤黒くテカる肉塊が見えていた。
男性器である。ペニスである。魔羅である。キングサイズコックである。つまり、おちんちんである。世の男子の股ぐらに恐らくはすべからく付いている物である。まぁ、稀にとっちゃったりとれちゃったりとられたりした人もいるだろうが。
まさか、早苗は男だったのか、と訝しむ読者もおられることであろう。残念だが、いや、なにが残念なのか分らないが早苗はれっきとした女である。女の字の前に売、とか端とかが付くが、ああ、巫の字も付いていたがまぁ、それはぶっちゃけ忘れていい。兎に角、彼女は彼女なのだ。♀なのだ。XX型だ。
それがどうして股ぐらなんかにおちんちん、それも立派なものが付いているかと言えばなんてことはない、エロ漫画御用達のふたなりだからである。
『おちんちんがついた女の子って…ようするに男でしょ? 母より』という諺があるが大いに違う。全然違う。まったく違う。R-TYPEとラストリゾートぐらい違う。その件については250キロバイトぐらいの文面をつかって如実且つ精密正確に語って聞かせたいところではあるが紙面が足りないので割愛させてもらおう。
ただ、早苗のふたなりは後天的な物であるとここに明言させてもらう。産まれてここ幻想郷に来るまでは彼女の性器は一般的な女性と同じであった。それがこうもにょっきりとご立派様が生えているのはこれまたなんてことはない、彼女が銀河ぶっちぎりのビッチだったからに他ならない。神の血を継ぐ早苗は奇跡を起こす程度の能力を備えている。それはなにも日照り続きの大地に雨を降らせたり、火事が起り黒煙と熱風が吹きすさぶ野に雨を降らせたり、悪しき行いをした下賤なる者どもの頭上に大量の雨を降らせたりするだけではない。早苗が起こす奇跡は御身の姿を変質させることすら可能にしているのだ。分りやすく言うと滾りに滾ったエロパワーがちんちん生やさせたというだけである。『犯されるの厭きた! 私も犯したい!』とのたまった早苗が自分の身体に奇跡を起こし男女超越した肉体を具現化させたのだ。ちなみに筆おろしの相手は小傘さん。嫌がる小傘を押さえつけ、前技もナシに挿入。三擦り半で果て、そのままぬか八を続け、精液ボテ腹にしたのも良い思い出だった。
以来、早苗はこの異形を気に入っているようで時に腕のように太く、時に皮かむりの不衛生な状態などにして挿入したり挿入したり挿入したりして楽しんでいる。
因みに今現在の早苗のちんちんはストロングスタイル。形大きさ固さ共に申し分ないスタイルだ。他に一回の射精量がリッターに近いボムスタイルや多量の淫水を零し常に最高硬度を保ち続けるパワースタイルなどがある。オススメはストスタBタイプだ。オートボム付。
「ふふっ、これでずぼっ♥ といきたい処ですね」
腰を前に突き出し、淫靡な笑みを浮かべる。口端には涎が。スカートの下でショーツをずり下げいきりたつ巨根も淫らな涎を零している。
「うーっ、もう駄目。我慢できない。独りでしちゃいそう…♥」
躰の疼きがいよいよもって耐え難くなってきたのか、くねくねと身を捩り始める早苗。スカートの上から魔羅を握りしめはじめる。あと五分もすればその手は前後に揺られ始め、更に三分も経てば往来でスカートをまくし上げ手淫を始める事だろう。とんだビッチだ。ウイキペディアのビッチの関連項目に東風谷早苗と加えても間違いない程のビッチだ。
「ダメダメ。こんなとこでひとりエッチなんてしたら…明日から後ろ指さされて『外で手淫始める淫乱巫女』って呼ばれちゃう。アハ…それもいいかも。早苗は淫乱です♥ 淫乱な巫女なんです♥ 誰でも二十四時間ファックOKなんですぅ♥」
真っ昼間から明らかに放送倫理に引っかかりそうな言葉を連呼し始める早苗。これが人通りの多い場所なら『ママー、あのお姉ちゃん変な事言ってるよ』『シッ、聞いちゃいけません』なんてベタな展開が繰り広げられるぐらいだ。だが、生憎と早苗が歩いているのは寂れた道で、回りには親子連れはおろかホームレスも、野良犬さえもいなかった。
「ううっ、駄目。ホントに駄目。我慢っ…しなきゃ」
何とか股間部分から早苗は手を離した。もっともその手はべっとりと鈴口から吐き出された淫水で濡れていたが。スカートも今やコップの水を引っかけたかのように濡れているではないか。
「ホント、誰でもいいから挿入させてぇ…♥」
熟れすぎて腐り始めた果実のような声を上げる。並の男子なら(且つ性病に対する警戒心がなければ)誰でもすぐに襲いかかりそうな嬌声だ。もっともそれを聞いていたのは」寂しい風だけだったが。
「ううっ、もう、いいですよ! こうなったら集落までおちんちんっ♥ シコりながら歩いていってそのまま村人さん達と大乱交に及んじゃいますから!」
誰に対して怒鳴ったのか、そう声を上げる。濡れた手を再びスカートの股間部分に持っていこうとしたところで、はたと、早苗は動きを止めた。
「スンスン…なんだか、えっちな匂いがしたような…」
鼻を鳴らし始める早苗。そりゃ、自分の匂いじゃないのかと突っ込みを入れたいところではあるが、実は違う。この淫乱な巫女はこと、性に関してはとんでもなく目鼻が聞くのだ。五人程、さえない男を並べて『この中で童貞なのは?』と問えば間髪入れず全員と応え正解し、更にその後、全員をクイズ出題者も含めて全員、非童貞に変えてしまえる程度の能力ももっているのだ。
だから、早苗がH臭がすると言えば実際にえっちな匂いの元がどこかにあるはずなのだ。もしかするとそこいらの草むらにガビガビになったグラビア雑誌でも落ちているのかも知れなかった。
「あれは…もしかして」
いいや、もっと明確に性の匂いを発するものがあったのだ。きゃっ、と喜びの声を上げてそれに駆け寄る早苗。朽ちかけ雑草がぼうぼうと生えている木製の壁の一角そこに匂いの元はいた。
「うわっ、裸の女の子がいるじゃないですか」
はたしてそこにいたのは女、であった。
ただし、誰なのかは分らない。実は裸ん坊なのかどうかも定かではない。何故なら女は下半身丸出しの状態で壁に頭から胴辺りまで突っ込んでしまっていたからだ。早苗の側から見えるのは下半身だけでまるく白い尻が突き出されるように出ているだけだった。
「これは…全裸マラソンの最中に勢い余って壁に激突してしまったんでしょうか…?」
壁から下半身だけを出している理由をそう早苗は予測する。有り得ない話だが、そうでも考えないとこんな状況というのは起らないだろう。
「えっと…大丈夫ですか…?」
恐る恐る壁に突っ込んでしまっている女の人に声をかける。聞こえないのか、それとも答えられないのか女の人は反応らしい反応は見せなかった。
「大丈夫ですか?」
早苗は手を伸ばし、そっと背中に触れてみた。絹地のような滑らかな肌触りが指先から伝わってくる。同時に、
「わっ」
驚き後ろ退る早苗。くすぐったかったのか、女の人が身体を揺らしたのだ。大きな丸い尻がぶるん、と揺れる。それを見て早苗の喉がゴクリ、となった。思えば最初から早苗はムラムラしていたのだった。その早苗の前にこんな丸くて大きなお尻が現れれば喉も過剰には渇かずにはいられないだろう。
「あの…」
躊躇うよう、もう一度手を伸ばす早苗。今度は背中ではなくお尻の方だ。柔らかなお餅をつついたよう押さえた位置にそって曲面が歪んだ。そしてまた、女の人は声を上げることなく身を捩った。艶めかしく。
「ははぁん。私、読めましたよ。これは痴女って奴ですね」
したり顔で頷く早苗。
「淫乱でどうしょうもなくて、けれど社会的地位があるから顔出しナシで誰それ構わずセックスするマジ売女! 身体の火照りがおさまらなくって、こうして壁の穴に頭を突っ込んで男を誘い待っていたのでしょう。ご自分の孔を埋めて貰うために!」
ドヤァァァ、と尻に向け指をさす早苗。返事は当然なかった。
「ふふ、貴女は今、一番最初に自分を見つけたのが女の子だったなんてそんな、と落胆しているのでしょう。でも、大丈夫です。他の女の子ならいざ知らず、貴女を最初に見つけたのは現人神たる私なんですから!」
だから、と早苗は淫猥な笑みを顔に形作った。
「挿入れてあげますよ。ええ、これで私もスッキリできそうです♥」
手を伸ばし、むんず、と尻を鷲掴みにする早苗。十指にそって丸い形が歪になる。
「アハ、大きくて柔らかいですねぇ♥ 大きさは神奈子さまよりすこし小さめですけど、柔らかさは貴女の勝ちですよ」
うひひ、と笑みを張り付けたまま指を出鱈目に動かし、その感触を確かめる。力を込めればどんな形にでも変り、適度な反発力を持って押し返してくる尻はいつまでも揉み撫回していたいような極上の触感を手の平に与えていた。けれど、そうもいかないと早苗は手を離す。
「うふ。つぎはこっちです」
じゅぷり、と水音が鳴る。ついで早苗が触れたのは茂みでは隠しきれない程の渓谷を晒す秘所だった。人差し指の第二関節あたりまでを入れ、前後左右に動かしている。
「あったかい。それにぐちょぐちょ♥ ですね。たまってるみたいですね。どれ、直に拝見させて貰いましょう」
言って腰を落とす。早苗の目線の高さに丁度、濡れそぼった秘所が来た。両足は肩の幅で広げられ、それにつられるよう性器もまた口を開いていた。
「あれ。案外、綺麗にされているんですね。おまんこの毛。綺麗に切りそろえられてる。私としては伸び放題の方が淫乱ビッチっぽくて好きなんですけれど、コレはコレで普段は貞淑、なのに…って気がして乙ですね」
ためつすがめつ、女の人の性器を眺める。吐息がかかる程、顔を近づけ、スンスンと鼻を鳴らしては蒸れる密林と止めどなく淫靡な粘液がわき出る渓谷から昇りたつ淫臭を丹念に嗅ぐ。それだけで酔ったように早苗の顔は上気した。
「どれ、味の方は…」
更に顔を近づけ女の人の股ぐらに顔を埋める。両手で無理矢理、股を広げさせ、早苗はピンク色の舌を伸ばすと同じくサーモンピンクをした女の人の内側を舐め始めた。大陰唇をなぞり、淫核を舌先でつつき、小さく口を開けて自分の口唇と小陰唇を接吻させる。じゅり、と汁物を啜るよう愛液をわざと音を立てて吸う。
「ううんっ♥ まろやか♥ 申し分ない味わいですね。これなら海原遊山もデレますね」
顔をべったりと汚しながらも絶賛する早苗。ぺろり、とクリームでもそうするよう、口の周りに付いた淫液を舐めとる。
「さってっと、お待ちかねの♥ 挿☆入タァーイムっ♥ ですよ♥」
荒い息をついて片腕でむんず、と女の人の腰を押さえる。空いた手で早苗は何とかスカートの裾を持ち上げようと四苦八苦するがどうにも片腕だけでは難しいらしくなかなか上手くいかないでいた。
「ああっ、もう、脱いじゃいます♥ 東風谷早苗、お外で下半身丸出しにします♥ ええ、これでお揃い♥ ですねっ」
帯を解き、すとん、とスカートを重力に任せるままに落とす。外界の空気にさらされてなお、鎌首をもたげる蛇の如き陰茎が露わになった。
「ううっ、我ながら早くしろと言わんばかりにいきりたってますねこの暴れん棒は。それじゃあ、さっそく。前技の必要はないでしょうからね」
両手で腰をおさえつけ、狙いを定め早苗は一気に自分の腰を突き出した。途端、
「ほぇほぇほぇぇぇぇぇ♥♥♥」
顔面の筋肉という筋肉が外れてしまったかのように顔を蕩けさせ、おおよそ日本語には聞こえない声を早苗は上げる。
「なっ、なんなんですかこれぇ♥ キモチ…良すぎますぅ♥」
うねる肉ひだが陰茎の胴の辺りを絶えず刺激する。突き刺した時に亀頭のかりが引掻いたのはまるで筋子の塊のような天井部分のつぶつぶであった。奥にある亀頭の下部分、そこには丁度、前立腺を刺激するような突起があるではないか。極上の挿入感に早苗が顔を崩してまで嬌声を上げるのも無理はない話だった。
「こっ、こんな名器味わったことないですよぉ♥ だっ、だめです♥ 腰が、腰が勝手に動いちゃいます♥」
ずちゅり、ずちゅりと淫猥な水音を立てながら腰を前後させ始める早苗。弛緩しきった口元からは長い舌がだらりとのび、涎をとめどなくながしている。
「ほひっ、ほひっ、ほひぃ♥」
産婦の様にリズミカルに短く呼吸を繰り返し、それに合わせ早苗の腰は激しく動き、ぱぁんぱぁん、と乾いた音を立てる。やわい肉同士が叩きつけられあう音。刻まれる二つの音は次第にその間隔を狭めていく。
「だっ、だめですぅぅ♥ こ、これはだめですぅ♥ キモチ…良すぎますぅ♥ すぐイっちゃいます♥ あと、三回、ずちゅ♥ ずちゅ♥ ってしたらどぴゅるるるる♥ ってイっちゃいます♥ そんな三擦り半でイちゃうなんて童貞♥ みたいな真似、私に似合わないのにぃぃぃぃ♥ こっ、こんなの私じゃない♥ 私のおちんちんじゃないですぅ♥ こ、このおまんまん…おまんこがいけないんですぅ♥ この悪いおまんこめっ! 悪いおまんこさんめっ♥」
蕩けた顔の内の眉だけをVの字に逆立て、早苗は腕を振りあげると玉の汗浮く丸尻に平手を叩きつけた。小気味いい音が鳴り響く。快感に流され暴走しているのは自分の身体の方なのにそれを背近点化したのだ。もっとも…
「んっあぁ…ん♥!?」
それには更に強烈な快楽が返ってくるだけだったが。Vの字に逆立てていた眉毛をまた一瞬でへの字にひん曲げだらしなく開け放たれた口から大きな嬌声を上げる早苗。
「えっ…えっ…い、今のなんです…?」
何が起こったのか分らないという風に疑問符を浮かべる。その間にも腰は休みなく前後しているが。
「お尻をばちーんっ! って叩いた瞬間…膣がきゅっ♥ ってきつくなったような…」
ごくり、と喉を鳴らしてまた腕を振り上げる早苗。
「も、もう一度試してみましょう。なにかの間違いかも、んんっ、知れませんし」
その顔はコインを入れていない自販機のボタンを押したら缶ジュースが一本転がり出てきて、もしかしたらもう一回押してもジュースがでてくるんじゃ、と考える欲深き者の顔だった。僅かに期待に笑みを形作りながらもう一度、腕を振り下ろす早苗。ばちーん、と張りのいい音がまた鳴り響いた。
「ひぃぃんっ♥ ぎゅっ♥ ぎゅっ♥ ってきたァ♥」
同時に悲鳴じみた黄色い声。顔の筋肉を痙攣させる程の快楽を早苗は憶える。
「こっ、この子、Mですっ♥ Mまんこですっ♥ おしりをばちーんって叩くと膣をぎゅっ♥ って締付けてきますぅ♥」
あわわわ、と早苗はある意味で狼狽えたような様子をみせた。それほど、快楽の限りを尽くしている早苗にも未体験の触感だったのだ。鼻の下を伸ばし、荒々しい息をつきながら張り手の形が赤くついた丸い尻を眺める。
「お尻を叩いたらおまんこをぎゅっ♥ ってするなんてなんていけないまんこなんでしょう! このっ! ひやんっ♥ このっ! ひぅん♥ だめっ! だめぇ♥ 駄目まんこ♥ ワルまんこ♥ いけないまんこぉ♥」
ばちーん、ばちーん、ばちーん、と太鼓でも叩くよう早苗は命一杯広げた手の平を尻に叩きつける。その度に丸い尻はぶるんと波打ち、まっしろな曲面に紅葉を咲かせる。その様子と変化が早苗の心を更にくすぐったのか、このぉ、このぉ、とかけ声とも嬌声ともつかない声を上げて何度も平手打ちを繰り返した。
「ひひんっ♥ いいえ、貴女はだめまんこじゃないです♥ いいまんこです♥ はなまるまんこです♥ こっ、こんなにキモチイイんですから♥ 百点! 百点あげちゃいますぅぅぅ♥♥♥」
涎やら涙やらを撒き散らしながらいよいよ持って激しくなる早苗の腰の動き。ぱしぃーん、ばちーん、ぱしぃーん、ばちーん、と平手と腰と腰のぶつかる音が8ビートを刻む。
「うひっ♥ ほひぃ♥ ずちゅ♥ ぐちゅ♥ ううっ♥ らめぇ♥ もう、もうでちゃいますぅ♥ 早苗♥ ふたなりちんぽからどぴゅるるるる♥ ってザーメン発射しちゃいます♥ あはは、あははははは♥ せっ、せっかくだからぁ♥ 出すのはまっか♥ トマトみたいに真っ赤になったデカ♥ 尻♥ に♥ 射精て♥ あげますっ♥ ほぅ♥ ほぅ♥ 精子っ精子っ♥ のぼってきましたよぉぉぉ♥」
勢いよく膣孔から陰茎を引き抜こうと思いっきり腰を下げる早苗。が、その動作は途中で止ってしまった。
「ひぇっ!? なに? 抜けないっっっ?」
抜こうとした陰茎がカリ首の所で引っかかってしまい、それで抜けなかったのだ。更に結果、それで尿道も押さえつけられ果てるタイミングを完全に見失ってしまった早苗のペニス。
「ちょ、どうしてですか! もう! せっかく褒めてあげたのに! このぉぉぉぉぉ」
再びゆっくりと腰を前後させ始める。けれど、それは快楽を得るためと言うよりは走り幅跳びの選手が助走をつける動作ににていて、そうして…
「だめおまんこぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♥♥♥♥♥♥♥♥」
一際強く腰を打ち付ける早苗。同時に最奥に突き刺さった陰茎の先から白濁液が勢いよく迸る。
―――どぴゅるるるるるる
「アヘぇぇぇぇぇ♥ しゃせい…きましたぁぁぁぁ♥」
蕩けたアイスクリームのように恍惚とした笑みを早苗は浮かべる。身体を小刻みに痙攣させ、射精の余韻を味わう。
「ほへぇぇぇぇぇ…あぁ、とっても気持よかったです♥」
ずるり、と射精し終え萎えた陰茎は今度は簡単に膣孔から引き抜けた。不思議なことに出した精液は殆ど流れ出てこなかったが。
「いやぁ、こんなにキモチ良かったのは久しぶりです♥ いいおまんこでした」
ぺこり、と下半身丸出しちんこぶらぶらさせたまま早苗は尻に向かって頭を下げた。と、
「あ、そうだ」
その顔が邪悪に笑む。
「お顔をまだ拝見させて貰ってませんでしたね」
早苗は顔を上げると相手の顔も見ておこうと決めた。
「下のお口がこれだけ名器なのですから上のお口もさぞかしご立派なおくちまんこなんでしょう。うふふ♥ 射精した後は残ったザーメンさんを吸い取って貰わないと尿道が炎症を起こすことがありますからね♥ 最後まで性処理するのが淫乱さんのおつとめですよ。何でしたら早苗専属のオナホールにしてさしあげてもいいですしね♥」
そんな勝手なことをいいながら早苗は女の人の下半身から離れる。幸いなことに人一人が通れそうな穴がすぐ傍に空いていた。そこをくぐり抜け壁の向こう側に回り込む。
「あれ…?」
けれど、壁の向こうは荒れ果てた民家があるだけで間抜けそうに壁から上半身をさらけ出している女の人の姿はどこにも見当たらなかった。
「逃げたのでしょうか?」
そう思い早苗は辺りを見回すが走り去っていく後ろ姿も人が隠れれそうな場所も見当たらなかった。いや、それどころか…
「この辺り…ですよね」
そこに女の人が上半身を突っ込んでいなければおかしい場所にはけれど、穴など空いていなかった。他と同じく色あせた木製の壁がきちんと存在している。早苗は手で触れてみるがなんらおかしげな点は見つからなかった。
「どういう事でしょう?」
小首をかしげる早苗。その耳に壁の向こう側からがさり、と何かが動く音が聞こえた。あっ、と声を上げ自分が入ってきた穴の方へと駆け出す。穴から身を乗り出した早苗が見たものははたして…
「えっと…?」
股を淫液や白濁で汚しながら一目散に走り出している女の人の下半身だけの姿だった。
実のところ、壁に頭から突っ込んで下半身をさらけ出している女の人などここにはいなかったのだ。いたのは下半身だけしかない妖怪だ。上半身だけで走り回るという妖怪『テケテケ』の亜種で、更に淫魔…インキュバスの力も持っている搾精妖怪が男の精を狙ってああして淫猥で非日常的な光景を作り出して板に過ぎなかったのだ。本来ならあの妖怪に一度でも挿入した男は精根尽き果てミイラ化するまで何度も射精させられてしまうのだが、今度ばかりはそうならなかった。先に述べたとおり、いくらちんちんが生えていても早苗は女だからだ。その前に売とか端とか巫とか付くにしても。あの妖怪にとって女である早苗の精液など腹の足しにならないのだ。それであの妖怪は早苗が一度射精しただけで解放してやり、目を離した隙にああやって逃げ出しているのであった。幾ら人の精を食事にしている淫魔とてオナホ代わりに射精を無駄撃ちさせられるのはまっぴらごめん、という事なのだろう。ダッシュババァもかくやという速度で下半身だけ妖怪は走り去っていく。
「ふぅん、そういうことですか」
その様子を見てあの妖怪がどんなものなのか悟った早苗はつまらなさそうに呟いた。
「まぁ、妖怪なら退治するしかないですね。下半身さえあればそれでいい、なんてこと私は言えませんし」
そう言って早苗は二指を立てるとそれで五芒星を切った。途端、晴れ渡っていたはずの空にドス黒い一塊の雲が現れた。雲は逃げる下半身だけ妖怪につきまとうようその頭上…頭があればそう言わざる追えない位置にピッタリとはりつき、一度、二度とゴロゴロと腹の具合が悪いような音を立てると一気にバケツをひっくり返したような集中豪雨と落雷、弾幕を降り注がせた。ぴちゅーん、と被弾し得点アイテムをばらまいて消滅する下半身だけ妖怪。あんなみょんな妖怪さんもいるものですね、と下半身丸出し現人神の早苗は感慨深く思うのであった。
END
作品情報
作品集:
1
投稿日時:
2011/12/30 16:11:50
更新日時:
2011/12/31 01:11:50
評価:
7/11
POINT:
820
Rate:
14.08
分類
早苗
ふたなり
淫語
壁尻
♥
このビッチな風祝、レインメーカーなんですね。なのにどうしたら、あんなモンが生えるんですか!? 奇跡すげぇ!!
話の中の例え話が具体的です。
あ、そういえば、このビッチな淫売の巫女、妖怪退治人でもありましたね。
本当に、早苗さんは姦る事と殺る事だけは人一倍なんだから。
次回もこんなぶっ飛んだのや、妖精の戦場の話を楽しみにさせていただきます。
P.S.遅ればせながら、拙作で貴方の作品をパクッたことを報告及びお詫びいたします。
何故幻想郷に行けないんだ。
是非とも相手をして欲しい。
その、できれば下半身の妖怪、オナホとして一匹貰えませんか?
はたしてどちらが先に斃れるのか
里の男の子がこんなのに襲われて逆レイプされたら、ショックで一生勃たなくなりそう
駄菓子菓子、この早苗さんとはハメたいし掘られても一向に構わん!