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『短文』 作者: ヘルニア
短文ってなんだろう? ある日、アリスは思った。思い始めたらもう止まれない。
早速、婚約後コンニャクに灰を入れるか、入れないかで喧嘩別れした魔理沙の家に行って見て聞いてみることにした。
「それは、気の持ちようだと思うぜ」
「あなたがそう言うならそれは間違っているわ」
魔理沙が嫌いなアリスは全てが虚言に聞こえる。間違ってるとかじゃない虚言なのだ。
「計画停電の時もそうだったじゃない。私の家は停電したのにあなたの家は停電しなかった」
「グループが違っただけだろ。正直、既に話が脱線していて意味がわからないんだが」
アリスはこのとき喧嘩別れしたことを、改めて正解だと思った。
計画停電のときに、魔理沙に産ませた子供は未熟児で保育器の中でしか生きられなかった。
もしも、あのまま結婚していたらあの子は死んでしまった。私の家に来る予定だったから。
「あの子は、元気なの?」
「お前には会わせないぜ!」
アリスは、慰謝料を払わないのであの子には会わせて貰えない。
「なんですって!」
「約束を守らないお前には、会わせない」
魔理沙は、できた大人のお母さんだった。契約社会である幻想郷、感情論では動かないのである。
「あの子の為にも短文が何たるか証明しなくちゃならないのよ」
「分かった。分かった。単純な事だ。お前が死ななければ短文だ」
魔理沙は間違っている。そうか逆に、私が死ねば短文なのか!
「私はアンタの全てを否定するわ」
「じゃあ、なんで相談しに来たんだ?」
簡単なことじゃない私はあの子に会いたいから来た。短文がどうか何てどうでも良い長さの問題じゃない。
あの子に会いたいから。片親として、あの子の成長した姿を見たかった。
それは、満たされない思いを短文のせいにして、魔理沙を訪ねた私が馬鹿だったのかもしれない。
「あの子は、精子を提供した私の顔を知らない」
「きもいんだよ、お前。ありえないだろ、女のお前が精子なんてありえないだろ」
何を言っているの? 私は確かに精子を供給したはず。
「あなたは間違ってるわ!」
「だから、あの子はお前の卵子を無理やり減数分裂させてそこからDNAを、取り出して私の卵子と無理やり受精させた子なの!」
私は騙されていた。
心の中で同行していた上海に命令する。自爆しなさい。私たち二人を木っ端微塵にしなさい。
上海はうなずいて爆発した。
私が最期に見た魔理沙は、驚いた顔をしていた。
これも、嘘なのだろう。
本当は望んでいたに違いない。
ある朝、輝夜はベリーダンスを踊っていた。
そこに、一人の少年が現れた。見た目は8歳前後少年でも肉体年齢は18歳以上なので何の問題は無い。
「お姉ちゃん、そのクネクネ踊りなんかやばい」
「何がやばいの? 言ってみて」
少年は、頬を赤く染めて言った。
「僕のクネクネがピンピンになっちゃう」
「それは、丁度よかったわ。私はクネクネ踊りのせいで体の中心が、クネクネになっちゃった。坊やのピンピンを芯にしたいわ」
少年のピンピンが輝夜のクネクネと一緒になった。
二人はとても幸せだった。
下品な話を考えてしまった。後悔している。
ヘルニア
- 作品情報
- 作品集:
- 2
- 投稿日時:
- 2012/01/17 18:42:21
- 更新日時:
- 2012/01/18 03:59:20
- 評価:
- 6/14
- POINT:
- 630
- Rate:
- 13.10
- 分類
- アリス
- 魔理沙
しかし、今回の作品のように、一話完結型の話にはいきなり、短文と言う人は居ないでしょう。
作品中の魔理沙が言っているように、気の持ちようなのだと思います。
衝撃のラストシーンは、まあ、二人の愛の結末に相応しいです。
瀟洒なメイド長と見た目少年のソフトでハードな官能ストーリーのオマケも美味しく頂きました。
芯にするとは良い意味でなんという下らなさ