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『紅魔館の特別な食事 【前篇】』 作者: うらんふ
私は、咲夜に憧れている。
私にないものを持っている彼女に、憧れている。
紅魔館に赴くたび、いろいろな理由をつけては、咲夜の方を見ていた。綺麗な白い指が動く姿を見ていた。
ただ憧れているだけでよかった。別に咲夜を手に入れたいわけでもなかった。
手に入らないからこそ、見ているだけだからこそ、私にとって、咲夜は大切な存在だったのだ。
そんな咲夜が。
今、私の前で。
放尿をしていた。
■■■■■
時は少しだけさかのぼる。
「特別な食事?」
私はそういうと、手にしていた本をぱたりと閉じた。少し薄暗い図書室の中で、ろうそくの火に照らされたパチュリーはやれやれといったふうな視線で私を見ると、「そうよ、特別な、食事」とつぶやいた。
「ふぅん」
興味をひかれた私は、テーブルの下で足をぶらぶらさせながら、猫背になって頬をテーブルにつけ、パチュリーを見ていった。
「それは、どんな食事なんだ?キノコか?キノコが出てくるのか?」
「キノコなんかで喜ぶのは魔理沙だけよ」
今度は、パチュリーは私の方をみなかった。
視線は手にした分厚い魔道書にむけたままで、振り向きもせず言葉を続ける。
「紅魔館での、特別な食事」
「ふぅん」
「食べてみたい?」
「別に興味はないぜ」
「ならいいわ」
「興味がないだけで、食べないとはいっていない」
「……」
「今後の研究のために、紅魔館の特別な食事を経験するというのもやぶさかではないな」
■■■■■
食事。
紅魔館の広い大きなテーブルに、私、レミリア、パチュリー、美鈴が座っていた。
(咲夜は?)
と一瞬だけ思ったけれど、よく考えたら咲夜はメイド長だ。食べる側ではなく、食べさせる側だ、ここにいないのは当たり前なのかもしれない。
「……本当にいいの?」
パチュリーはぼそりとつぶやき、レミリアが楽しそうに答えた。
「魔理沙をくわえたこと?話を持ちかけてきたのはパチェの方じゃない」
「そうだけど」
「大丈夫よ」
レミリアは笑った。
「食事は、みんなで食べた方が、楽しいですもの」
ぎぃ……
大きな扉が開いた。
白い手が見える。昨夜の手だ。
私が憧れている、咲夜の手だ。
「お邪魔してるぜ」
私は咲夜にむかって手をふった。食事の席でのマナー違反かもしれないが、まだ食事は始まってもいないのだ。別に気にすることはないだろう。
だが、私の姿をみた咲夜は、見るからに動揺していた。
焦った顔で、レミリアの方を向く。
「お嬢様……」
「咲夜、今日はいつもの、特別な、食事会よ……変更はないわ」
「……」
「はやく、来なさい」
意を決したのか、咲夜はしずしずと歩いてくる。
テーブルの上に、お皿が並べられる。豪奢な皿だ。この館の主人は、このような派手な装飾を好むのだ。
グラスもおかれた。皿の同じように、精巧な飾りのはいったグラスだ。あとで一つ借りて帰ろう、と私は思った。
皿も、グラスも並べられた。
しかし、肝心の料理がまだ並んでいない。紅魔館の特別な料理というから期待してきたのに、これでは拍子抜けだ。霞でも食えというのか?そんなもの、ここ最近幻想郷にやってきた仙人とやらに食べさせればいいのに。
私は、おなかが、すいているのだ。
「みなさま」
私のそんな思考を中断させたのは、咲夜の一言だった。
心なしか、声が震えているような気がする。
「おまたせいたしました」
あぁ、待っていたぜ。おなかがぐーぐー鳴っている。どんな豪奢な料理が出てくるのだろう?この豪奢な皿に似合うような立派な料理なんだろうな?……それにしては、皿一つに、グラス一つというのはどういうことなのだろう?料理は一品ものなのか?それにしたって……と私が考えている間に。
咲夜が、テーブルの上に、立っていた。
丸いテーブルなので、まるでステージの上に立っているかのようだった。いつの間にか、靴は脱いでいる。咲夜が種のない手品をするのはいつものことなので、そのこと自体には驚かなかった。私はただ、綺麗な足だなぁ、とだけ思っていたのだ。
「私は」
咲夜が、レミリアの方を向いていった。
「お嬢様のものです。本来なら、この私の肉も、血も、目玉も、背骨も、すべてをお嬢様にささげたいのです」
レミリアはだまったままで、面白そうに、咲夜を見つめている。口元が少しゆがんでいるような気がする。妖艶な笑み。悪魔の笑み。
「けれど、死んでしまったら、お嬢様にお仕えすることができません」
半分霊魂になっても主につかえているものもいるけどな、と私は思った。
「だから……」
咲夜は、おもむろにスカートをたくしあげた。下着ははいていなかった。咲夜の銀色の陰毛が私の目に入った。綺麗だ。
「私の……中身を……みなさまに食べてもらいたいのです……」
■■■■■
私の憧れている咲夜。
綺麗な咲夜。瀟洒な咲夜。
いつも凛としていて、私が図書館から本を借りていこうとするたびに、やれやれといった風で対処してくる咲夜。
いつもメイドカチューシャをしていて、服装の乱れひとつない咲夜。
そんな咲夜が。
「……まずは、お飲物です」
テーブルの上で、グラスをまたぎ、体をぶるっと震わすとおもむろに放尿を始めたのだ。
「え!?」
私は驚きのあまり、思わず声をあげてしまった。
レミリアも、パチュリーも、美鈴も、まるでいつものことだと言わんばかりに落ち着いている……実際、いつもの事なのだろう。
「最初の、一番濃い私のおしっこは、お嬢様に……」
そう言いながら、咲夜は表情をゆがめた。力を入れて、尿を止める。綺麗なグラスに、なみなみとつがれた咲夜の小水は、出されたばかりなので濃い黄色だった。泡がぶくぶくとたっていて、まるでつぎたてのビールのようだ。
違うのは、匂いだった。
ビールの匂いではなく、咲夜の小水の匂いが部屋に充満していた。
「……次は、お客人です」
そういうと、咲夜は私の方を見た。
恥ずかしそうにうつむいたまま、「魔理沙、グラスをこっちに持ってきて」とつぶやいた。
私は言われるがままに、咲夜の足の間にグラスを持っていった。
「……あんまり、見ないで……」
小さい声で咲夜がつぶやいたが、もちろん、私の耳には届かなかった。私は、じっと、咲夜の綺麗な陰毛の先にある割れ目に目をやっていた。
咲夜は、ゆっくりとその割れ目に手をやり、左右に開いた。
咲夜の女性器が見える。ぬらぬらと濡れている。
突起物が見える。痛々しいまでに、その突起物は大きくなっていた。
レミリアと、パチュリーと、美鈴の視線が突き刺さる。
あぁ、確かに、これは特別な食事だ。
「見えるぜ、咲夜」
私はそういうと、食事のマナー違反なのかもしれないが、手を伸ばし、咲夜の可愛い突起物に触れた。
「あっ」
咲夜はびくっと体を震わせると、そのまま放尿を始めた。放尿中も、私は咲夜のクリトリスをいじるのをやめなかった。
私の憧れの咲夜。
その咲夜が、臭い匂いを出しながら尿を漏らしている。
あんまり咲夜が動くから、狙いがずれてグラスにほとんど尿が入らなかった。テーブルに飛び散った咲夜の尿は、白いテーブルクロスの上で黄色く映えていた。
「咲夜」
「……はい、お嬢様」
「お客人に、ちゃんと注いであげなさい……こぼれているわよ」
「……申し訳ございません」
テーブルの上にいる咲夜。
テーブルの上にこぼれた咲夜の尿。
レミリアに言われた咲夜は、そのまま、テーブルの上で四つん這いになり、舌をのばして、ぺろり、ぺろりとテーブルの上にこぼれた自らの尿をすすり始めた。
じゅる……くちゅ……くちゅ……
紅魔館の一室で、メイド長が小水をすする音だけが聞こえてくる。
私はその姿をじっと見つめていた。
自分の手を見る。
手は、濡れていた。
咲夜の小水と、咲夜の……愛液。
ぺろり。
舐めてみる。
(咲夜の……味)
それはなんともいえない、しょっぱい味がした。
「……」
恍惚としていた私の前に、咲夜の顔があった。
頬が膨らんでいる。
口の中に……尿がいっぱいなのだろう。
「おひゃくさま……そそうをしてもうしふぁけございまへんでした……」
そのまま、咲夜が顔を近づけてきた。
咲夜が何をしようとしているのかが分かった。
私は目を閉じ、それを待った。
唇が触れる。
咲夜の唇に、はじめて、触れる。
やわらかい唇だった。
咲夜の鼻息が、私の顔にかかる。
私は、目を開けた。
目の前に、咲夜の顔があった。咲夜はにっこりと笑い、そして。
私の口の中に、咲夜の尿が入ってきた。
「ん……ん……んっ」
先ほど、テーブルの上にこぼれた咲夜のおしっこ。それをすすった咲夜。咲夜のおしっこ。
「ん」
尿と一緒に、咲夜の舌も私の口内に入り込んでくる。咲夜の舌は長かった。私の口の中を、ありとあらゆるところをまさぐってくる。咲夜のおしっこは、臭かった。こんなに瀟洒で、こんなに綺麗な咲夜なのに、おしっこは臭かった。
その臭いおしっこが、直接私の口内から、鼻腔の裏側を刺激しているのだ。私は思わずむせかえりそうになる。
私の頭の後ろを、咲夜がぎゅっと抱きしめてきた。
私も、舌を咲夜の口の中に入れる。
たくさんあったおしっこを飲み込む。
飲みきれなかった分は、だらだらを口元をつたって零れ落ち、私の胸元を濡らした。
臭い。臭い。臭い。
「あ」
けれど……気持ちいい。
しょっぱい咲夜のおしっこをたくさん飲み込む。おしっこだけでなく、咲夜の唾液もだらだらと流れ込んでくる。
匂いがものすごい。
咲夜の匂いに、私の匂いが混ざり合っている。
どれくらいの間、咲夜のおしっこを飲んでいたのだろう。
ちゅぽん
いつの間にか、咲夜が口を離していた。
私の唇と、咲夜の唇の間に、長い長い唾液の糸が伸び……そして、切れた。
「……お飲物は、満足されましたでしょうか?」
頬を紅くしたままで、咲夜はそうつぶやいた。
「……ひどい臭いの飲み物だぜ」
「申し訳ございません」
咲夜はそういいながら、それでも、なお恥ずかしそうに、私の目の前にある皿を見つめた。
「けれど……次の……メインの食べ物は…」
何もない皿。
綺麗な皿。
真っ白な皿。
ここにもられる料理…
咲夜は、うつむいたままで、言った。
「……もっと、ひどい、匂いがするかもしれません」
ごくり。
私は唾を飲み込んだ。
後編に続く
こんにちは。
いつのまにか、産廃創想話も新しくなりましたね…というか、もう作品集の1も埋まったんですよね。
なんか長い間SS描いていなかったので、書くことにしてみました。
これからは、定期的にちょくちょく書ければと思っています。
SFとか変な話とかスカトロとかスカトロとかスカトロかければと思っています。
前編は飲み物でしたので、後編は食事風景です。
咲夜さんが頑張って出しますので、よろしくお願いいたします。
うらんふ
http://shirayuki.saiin.net/~akaihitomi/01-top.html
作品情報
作品集:
2
投稿日時:
2012/01/26 00:05:51
更新日時:
2012/01/26 09:05:51
評価:
1/6
POINT:
250
Rate:
7.86
分類
紅魔館
魔理沙
咲夜
スカトロ
飲尿
魔理沙の感性はわりと普通ですね。
この晩餐は、それ自体というより、それを供した者の気持ちを頂くものですから、魔理沙の味わい方はある意味正しいといえますね。
後編のメインディッシュ、楽しみにしています。
P.S.昼飯を食いながら読むんじゃなかった……。