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『紅魔館の特別な食事 【後編】』 作者: うらんふ
私は、テーブルの上に座ったまま、しばらくぼぅっとしていた。
今、私は、見られている。
テーブルを取り囲むすべての視線が私に集中しているのが分かる。
(わたし、一番、見てもらいたい人)
正確にいうと、人ではない。
吸血鬼、レミリア・スカーレット
大切な、大切な、私のご主人様。
私はお嬢様のほうに振り向いた。
「お嬢様、お飲物のお味のほうはいかがでしょうか?」
「……美味しいわ」
「有難うございます」
お嬢様のこの言葉だけで、私の心は満たされる。あたたかいほわほわした気持ちが、体の隅々にまで充満していく。
(次は)
もっと、恥ずかしいことをしなくてはならない。
「では……みなさまに、メインディッシュをめしあがってもらいます」
そういうと、私はその場にしゃがみ込む。
お尻の下に、皿を持ってくる。豪奢な皿はそこまで大きくはない。私は膝を抱えると、目を閉じ、力み始めた。
「ん……ん……」
お尻に力を入れる。この日のために、ここ三日間お通じを我慢しているのだ。お腹の中にたまった「ソレ」は固くなっており、なかなかおりてはこなかった。
「んっ……」
力んでいる姿を魔理沙に見られているのが分かった。魔理沙の視線が痛いほど伝わってくる。そういえば、魔理沙の前で力むのは初めてだった。お嬢様も、パチュリー様も、美鈴も、紅魔館のメンバーの前では何回もこの「お食事会」を行っているのだが、外部の人間が入ってくるのは初めての事だった。
(というよりも、人間自体が初めてね)
私はそう思うと、少しおかしくなる。お嬢様は、吸血鬼。パチュリー様は、魔法使い。美鈴は、妖怪。この異常な状況の中で、人間は私と魔理沙の二人だけだったのだ。
(……)
魔理沙のまっすぐな瞳が突き刺さる。何を考えているのだろう?よく見ると、口元が濡れている。濡らしたのは私だ。私のおしっこだ。
(魔理沙に、おしっこ、飲まれた)
そう考えると、とたんに恥ずかしくなってくる。魔理沙に私のこんな姿を見せるのは初めてだ。魔理沙は、私のことをどう思っているのだろう?今までなら……ひょっとして、私に憧れてくれていたのかもしれない。普段の仕事と、今の食事会とでは、私のイメージは変わってくるだろうから。
(嫌われるかしら)
力みながら、そう思う。普通に考えれば、当たり前のことだ。テーブルの真ん中で……力んで……うんちをしようとしている女なんて……尊敬できるはずがない。
(けれど)
これは、私にとっては必要なことなのだ。
そっと、お嬢様を見つめる。お嬢様はずっと私を見てくれている。それだけで、その事実だけで、私は幸せになれる。
(お嬢様)
お嬢様は吸血鬼なのだから、一番食べたいのは私の血であり肉のはずだ。お嬢様になら、私は何をささげたっていい。血だろうが、肉だろうが、目玉だろうが、内臓だろうが。
(けれど、私は、人間だから)
一回ささげると、返ってこれない。
(咲夜も吸血鬼にならない?楽しいよ?)
と誘われたこともある。冗談交じりに言われたけれど、その言葉が本気だということは分かった。分かってはいたけれど。
(申し訳ございません。そこだけは、譲れないのです)
私は人間で、十六夜咲夜という人間で、この名前をいただいたのはお嬢様からであり……それだけが私の誇りであり、今までなにももっていなかった私がこの場所にいていいという「意志」を持っているのも私が人間だからで……
ぷすぅ
(あ)
固い中身はなかなか出てこないのだけど、そのかわりに、おなかの中にたまっていたガスが出てきた。
とたんに、部屋の中に、私の体の中の匂いが充満していく。三日間ためていたその匂いは、正直なところ、臭かった。
「も、申し訳ございませんっ」
私はそういった。言った途端に。
ぶっ
また一つ、大きなおならをしてしまった。一度こぼれ始めると、今度はおならが止まらなくなる。
ぶっ……ぶりぶり……ぷすぅ……
私のお尻から恥ずかしい音が何度も何度もこぼれ始める。
音がするたびに、私の匂いも広がっていく。
(魔理沙……)
魔理沙が、少し顔をしかめているのが見えた。魔理沙は私の匂いをかぐのは初めてなのだ。
(臭い……よね)
おしっこの匂いと、おならの匂いは違う。
(それに)
先ほどいったとおり、私は今日のために、お通じをずっと我慢していたのだ。三日間おなかの中でたまった匂いは、私のおなかの中にある「ソレ」の匂いをたくさん含んでいることもあって、いつもよりも、臭くなっている。
(お嬢様は)
魔理沙に臭いと思われてもいい。けど、お嬢様はどう思ってくれているのだろう?何回も、何回も、もっとひどい臭いもかいでもらっているけど、それでも毎回、不安になる。
私はお尻を突き出した姿勢のままで、お嬢様を見つめた。
お嬢様は、グラスをゆっくりとかたむけながら、私のおしっこを飲んでくれていた。
「咲夜」
「……はい、お嬢様」
「そんな不安そうな顔をしなくてもいいわよ……すごく、いい臭いなのだから」
「……はいっ」
お嬢様は吸血鬼。
ならば、私の、人間の匂いは、食欲をそそる匂いなのだろう。
嬉しくなった私は、その場で、もっともっと、力んだ。
「……で、出ます」
私の肛門がみりみりと開かれる。
皺が広がる。
私の体の中の匂いが、より広まっていく。
「咲夜」
「は、はい……」
「そのままで、とめて」
一気に出してしまおうと思った私をとめたのは、お嬢様の言葉だった。ほかの誰の言葉でもなくお嬢様の言葉なのだから、私は逆らうわけにはいかない。一気にずるずると出そうになるのを、おなかの力を調整してそのままで押しとめる。
「ふぅん」
私の肛門をしっかりとお嬢様は眺めていた。恥ずかしい。そんなにじっと見られるのは恥ずかしい。
「黒いわね」
何が黒いのか、一瞬分からなかった。けれど、それが私の……私のうんちを指して言っている言葉なのだということに、私は気づいた。
「……そうでしょうか?」
「いつもとは違う色だわ」
お嬢様には、何度も何度も、私のうんちを見てもらっている。お嬢様が、以前出した私のうんちの色を覚えてくれているということが、私は、嬉しかった。
「はい……今回は三日間我慢しましたので……色も変わっているのかもしれません」
「そう?」
そういうと、お嬢様は嬉しそうに、テーブルのちょうど向かいにいる魔理沙にむかって語りかけた。
「魔理沙、あなた、この咲夜のうんちの色、どう思う?」
「……」
いきなり話をふられた魔理沙は、すぐには答えなかった。それも仕方のないことだろう。他人のうんちの色について語る機会なんて、人生の中でそうそうあることではないのだから。
「べ、別に普通じゃないのか」
「そう?」
ようやく答えた魔理沙にむかって、お嬢様は笑いかける。心から、この状況を楽しまれているようだ。
「パチェはどう思う?」
「そうね」
パチュリー様も、私のうんちをじっと見つめていた。私はその間、うんちがこぼれおちないように、必死になって我慢していた。お腹の中にあるときならまだしも、半分以上顔を出している今の状態では、我慢するのもなかなか難しい。
「黒ずんでいるけど、私が気になるのは、黒の中に時々見える黄色ね」
「パチェもやはり、そこが気になった?」
「今日のために、咲夜が彩りをそえてくれたんでしょう」
パチュリー様の言葉が聞こえる。
私は、もう、出したくて、出したくて、出したくて。
うんちを出したくて。出したくて仕方がないのだけれど、それでも我慢しながら、答えた。
「はい……みなさまに、見てもらい、味わってもらうために……私……この三日間……トウモロコシをたくさん食べました……」
「そうなの?」
「はい……トウモロコシは消化しにくいので……私の体の中を通して……うんちの中に……黄色い粒が混じるはずなんです……」
恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。
うんちの匂いをかがれながら、そのうんちの説明をしていくのは恥ずかしい。
ごくり。
魔理沙が、唾を飲み込む音が聞こえてきた。うんちの説明をしている私を、どんな気持ちで見てくれているのだろう?
「いいわ」
お嬢様が、いった。
「咲夜、出しなさい」
その言葉で、私の中にある、何かが切れた。
「はい!出します!私、うんち、出しましゅ!」
ぶりっぶぶぶぶぶぶぶっぶりゅっ
ひどい音が、部屋の中にとどろいた。
私はお尻に力を入れると、一気に体の中のものをひり出していく。
お皿にめがけてひりだしているのだけれど、あまりにも量が多いので、全部入りきらないかもしれない。
ぶりゅぶぶぶぶっぶぶびびびびぃっ
最初に、大きな塊がずるりと這い出してきて、それから、お腹の奥の方にあった軟便がひり出されてくる。
匂いがすごい。
私の鼻腔を、うんちの匂いが刺激していく。
「あ、あ、ああっ」
私は思わずあえぎ声をあげてしまった。うんちをするのは気持ちいい。三日間ためていたものが解放される快感に、私は乳首の先がびくんととがっているのを感じてしまった。
「すごい量ね」
パチュリー様の声が聞こえた。確かに、すごい量だ。こんなにたくさんのうんちをしたのは初めてかもしれない。
「こんなにたくさんのうんちをひり出して……恥ずかしくないんでしょうか?」
美鈴の声も聞こえる。恥ずかしいにきまっているじゃない。恥ずかしくて、恥ずかしくて、たまらない。けれど、その恥ずかしさが……気持ちいいのだから。
(私は、うんちをする人間です)
うんちをひり出しながら、私はそんなことを思っていた。
「はぁ……あ、あ、ああぁっ」
私は声をあげながら、いつ果てるとも分からない排便を続けていた。
お皿の中は私のうんちでいっぱいで、入りきらなかった便がテーブルの上に飛び散っている。
私の足にもついているし、私のスカートにもうんちが散っていた。その小さなうんちの塊も、すべて私の匂いを発していた。私の……くさい臭いを、発していた。
「どろどろね」
お嬢様がいった。確かに、どろどろになっていた。私の奥の方にたまっていたうんちは軟らかく、それが最初にひり出した固いうんちの上に、まるでソースのようにふりかかっていたのだ。
「もう少しで、全部です……」
私はそういいながら、下腹部に力を入れた。排泄中に、私は何度かいってしいまっていた。気持ちいい。気持ちよくて、恥ずかしい。なんともいえないどろどろとした感情が、私の中をぐるぐるとまわっていた。
ぶちゅ……ちゅるちゅる……くちゅ……
最後の一滴をひり出すと、私は汗まみれの顔を袖でふいた。唇から唾液がつたい落ちているのがわかった。
私は、テーブルの上で膝をついて、皿をてにとった。
ずしりとした重さがある。
皿は、私のうんちでいっぱいだった。固いうんちの上に、どろどろの軟便がかけられた私のうんち。
「みなさま、お待たせいたしました」
皿をてにしたままで、私は、いった。
「本日のメインディッシュ……十六夜咲夜の……うんちですわ」
くちゃり……くちゃり……
部屋の中で、私の咀嚼する音が響いていた。
私はお皿から一塊のうんちを取り出すと、迷わず、それを口の中に入れていた。
むわぁっとした匂いが、私の鼻腔を刺激する。うんちは臭い。あまりにも臭いので、鼻がおかしくなってしまいそうだった。
味も、ひどい。
ぴりぴりした刺激が、舌先を刺激している。
苦い。苦くて、まずくて、臭い。
この私のうんちを、一番最初に食べてもらうのは決まっている。
「おじょうさまぁ……」
私はうんちを口にほおばったままで、そういった。お嬢様は、嬉しそうに私を見つめている。
「今日も、私に一番に食べさせてくれるの?」
「ふわぃ……わたし……おじょうさまに……食べてもらいたいのでふ……」
口にうんちを含み、顔をお嬢様に近づける。
四つん這いの姿勢で近づいているので、反対側にいる魔理沙には、まだ吹いていないのでうんちまみれになっている私の肛門がはっきりと見えていることだろう。
それでもかまわない。
私は、お嬢様の髪にそっと手を触れた。
「失礼いたします」
お嬢様は、何の抵抗もなく、私を受け入れてくれた。
かわいらしい唇が開かれる。
私は、喜びで、いっぱいだった。
「ん……」
唇と唇が、触れ合う。
(お嬢様と、キス、しちゃった……)
そう思いながら、私は口内にあるうんちを、そっとお嬢様の口内へと流し込んでいった。先ほどまでよく咀嚼していたうんちは軟らかくなっており、じゅるりとお嬢様の中へと入りこんでいく。
「ん……」
私は、手をお嬢様の頬にもっていくと、お嬢様がよく噛んでくださっているのを確認する。
くちゃ……くちゅ……くちゃ……
私のうんちを、私のお尻から出たものを、私の中で、一番汚いものを。
お嬢様が、食べてくれている。
(お嬢様)
私は嬉しくて、嬉しくて。
どんどん、うんちを流し込んでいった。
あまりにもたくさん流し込んだので、入りきらなかったうんちが、どろどろのうんちが、お嬢様の口からこぼれて、首にかけておられたよだれかけの上に落ちていく。
(スカーレットデビルが、茶色くなってしまっていますわ)
もとから、お嬢様は食事が得意ではない。
食事の際、いつも血をこぼされて、それがお嬢様がスカーレット・デビルと呼称される所以となっているのだが……
くちゅ……ちゅる……
今は、くちゅくちゅと音をたてながら、私のうんちをゆっくりと噛み砕いてくれていた。
「美味しいですか?お嬢様」
私は唇をはなし、そう尋ねてみた。私の唇はうんちでぬらぬらと濡れていて、口紅が茶色くなっている。
お嬢様はぼぅっとした表情のままで。
「苦いわ……でも、咲夜の味がする」
というと、唇からこぼれた茶色の塊を指ですくい、それをじっと眺めた後、まよわず、口の中に差し込んだ。
ちゅる……ちゅく
まるで赤ちゃんみたいに指を吸うと、お嬢様は、ごくりとうんちを飲み込んだ。
ちゅぽんと指を抜き、うんちがなくなって綺麗になっている白い指を見つめ、鼻先にもってくる。
「……匂うわね」
「はい……私の、うんちの匂いですわ」
私はうんちでいっぱいの皿の中に指をいれ、ぐちゅぐちゅとかき回した。どろどろになったうんちがべったりと指につく。
私はうんちをすくいあげ、茶色い塊をお嬢様の前に持ってくる。
「お嬢様、こちら、咲夜のうんちです」
「……黄色いのが混じっているわね」
「これは、トウモロコシですわ」
私は口をつけ、それをすすった。
じゅるじゅるという音がする。
「……消化されていないトウモロコシも、美味しいです」
そういいながら、私は、手をお嬢様の頬になすりつける。
ぐちゅ……ちゅく……
お嬢様は抵抗しない。私をそのままで受け入れてくれている。
私は、幸せで、幸せで、幸せで。
ごくり。
そんな私の姿を見て、魔理沙が唾を飲み込んだ音が聞こえてきた。
うんちまみれの顔で、私は振り向き、魔理沙に向かっていった。
「紅魔館の食事はまだまだ続くから……もう少し、待っていてね」
おわり
作品情報
作品集:
2
投稿日時:
2012/01/27 00:08:36
更新日時:
2012/01/27 09:08:36
評価:
5/9
POINT:
620
Rate:
12.90
分類
咲夜
レミリア
魔理沙
スカトロ
食糞
『晩餐』初参加の客人がいることによる羞恥と快感。
敬愛する主に熟成した心づくしを美味しく頂いて貰った時の恍惚感。
従者の誉れが伝わる良作です。
ラストで客人が唾を嚥下したのは、はてさてどういう意味でだろうか。
同族の従者を軽蔑したか、ハマッたか。
次回は是非霊夢にも食べてもらいたいな
レミリアとか咲夜とかフランの小便とウンコを