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『利休と書いてトシヤスと読む。でも、みんなは私のことを茶の湯の人だと思っている。』 作者: ギョウヘルインニ
魔理沙は教会で祝福を受けていた。お腹が大きく膨らんでいます。結婚相手はこの間、早苗さんに進められてお見合いした結果お互い両思いになった相手だった。
”ほのぽの”に裏切られ荒れる魔理沙にぴったりの相手だった。名前を利休と書いてトシヤスと読み、趣味は茶の湯という日本の”ほのぼの”の始祖である。
「えーと、なんだっけ二人は死が別つと時まで、なんかすることを誓いますか?」
神父役の輝夜が適当にそれっぽいことを言った。
「誓うぜ!」
魔理沙は迷いなく誓った。もうすぐ念願のほのぼのと結婚できるのだから。
「そうは、させません!」
”ガシャン”と教会によくあるステンドグラスが割れて”優雅”に早苗さんが登場した。そして、利休に近づいて行って利休に”優雅”な動作で銃を突きつけた。
「なんだ! 早苗何しにきた!」
魔理沙は怒った。しかし、利休が人質に取られているので大きく出れない。
「利休は私が預かります。取り返したければビィクトリア調のお城まで来てください」
ビィクトリア調=優雅という設定です。
早苗さんは、綺麗で美しい鼻から、煙幕を”優雅”に出して逃げ出した。煙幕には、ちょっとおかしな効果があって魔理沙は昏睡してしまいました。←テンリン
「……事が、上手く進むといいわ」
輝夜が薄れ行く意識の中で呟いた。輝夜はこの計画を知っていたのである。
しばらくして目が覚めた魔理沙は、ビィクトリア調のお城をポータブルナビで検索していってみることにした。検索の結果すぐ近くだということがわかり、徒歩で行ってみることにした。
30秒後張りぼてで作られたビィクトリア調のお城に到着した。ちなみに教会も張りぼてだった。張りぼての表が教会、裏がビィクトリア調のお城だった。予算が足りない作者の手抜きのせいである。
その張りぼての前で、早苗さんは利休を縛って魔理沙を待っていた。
「城まで来たんだ! 利休を帰してくれ!」
「そう簡単には返せません。二人ともここで死んで貰います」
「馬鹿な! これは、”ほのぼの”の話誰も死なないぜ!」
「残念でしたね! タグを見てください! 仄々になっているでしょう」
「な! 糞! また、そういうことか!」
ほのぼの≠仄々です。
「それに魔理沙さん気付きませんでしたか? ”ほのぼの”の話は海外に赴任してしまって今残っているのは、”優雅”だけなんですよ!」
「なんだって! おかしいじゃないか! 私は利休と結婚して”ほのぼの”を育むんだ。お腹にも”ほのぼの”が宿っているんだぜ」
「それは、想像”ほのぼの”妊娠ですよ」
いつの間にか、魔理沙は”ほのぼの”の話からも見捨てられ、優雅の話の世界に引き込まれてしまっていたようだ。
「違う! 私のお腹には”ほのぼの”が要るんだぜ!」
「利休が言っていましたが、ヤらせて貰えなかったそうですよ」
「な! 当然だろうヤっちまったら、餓鬼が出来ちまうだろ!」
子供≠ほのぼのではありません。
「頼む! 利休は離してやってくれ! 悪いのは私だけだ」
「見上げた心意気ですね良いでしょう。利休は許してあげます」
魔理沙が死んでも、”ほのぼの”始祖の利休さえ生きていればいつかまた再起を謀ることも出来る。
”ガチャ!”魔理沙の足元に、脇差が置かれた。無銘のなのだが、優雅で気品のある脇差だった。
「魔理沙さん。自ら腹を切ってください」
魔理沙は顔に脂汗を浮かばせながら自ら、腹を切った。何度かともらい、それから深く刺した。大きく膨れたお腹からは、血と共に宿便が大量に出てきた。魔理沙が”ほのぼの”だと思っていたのは大量の宿便だったのである。”ドサ”いつの間にか、介錯人になっていた利休が大刀を振り落として魔理沙の首を落とした。
薄れいく意識の中で首が落ちていくときに、”ほのぼの”の産声が聞こえたような気がした。←死ぬときに排泄口とか膣口が開く音を産声と勘違いした。
魔理沙は利休を庇って、優雅に自害した。魔理沙が死んだ後、利休は大量の紙幣を早苗さんからもらって帰っていった。早苗さんと利休はグルだったのである。全ては優雅な早苗さんの作戦だった。
優雅を妄信する早苗さんは、ほのぼのを信仰してそれを広めようとする魔理沙が気に食わなかった。
そこで早苗さんは優雅な作戦を思いついたのだった。
まず始めに、この作品の作者を裁判所の裏手に呼び出した。誰にも見つからないように特に魔理沙には絶対見つかるなと念を押して。
「作者さん、ようこそここに来てくれましたね。どの面下げて来れたものです」
早苗さんは上から見下すように言った。作者は散々今まで酷い扱いをした早苗さんに、訴えられるんじゃないかと、恐怖で引きつった顔をしている。顔面麻痺という奴だ。
「まあまあ、そんなに緊張しないでください。今回は作者さんにとっていい話があるんですよ」
早苗さんのいい話は、時々作者が誰も死なない”ほのぼの”した話を書きたがるというところに着眼したものだった。しかし、誰も死なない、そんなのここでの需要無いでしょう。しかし、あっちならむしろ死なない話のほうが需要があるから”ほのぼの”のお話はあっちでするべきでしょう。と作者に助言したのだった。
作者はもしかしてそうかもしれないと、ほのぼのを引越しさせてみることにした。
早苗さんは作者が帰っていった後、笑った。大いに笑った。馬鹿な作者めが、今の作風であっちであげれば叩かれることは目に見えている。せいぜい、今まで私を散々召使とか枕営業させた罪を償ってもらおう。
そして、雇った利休を魔理沙とお見合いさせて結婚させた。ほのぼの始祖である、彼から魔理沙が離れられないようにした。
気に食わない、魔理沙と作者両方を処分できる。早苗さんにとって、まさに漁夫の利だった。
全て事をうまく進行させた早苗さんは、優雅に歌を歌いながら流れ星に願いごとをして帰っていった。
”優雅”に入院中のサナトリウム帰り始めた彼女は”薄幸”の少女でもあった。
早苗さんが”優雅”に亡くなったのは、それから2ヵ月後のことだった。
人生の最後に、大業を成し遂げ満足し、とても綺麗で美しい死に顔をしていてた。
「あ! 私! 私! 私だけど」
「もしかして早苗さんですか? それにしては声がおかしいのですが?」
「ちょっと、困ったことがありまして助けて欲しいんですよね」
「どうしたんですか?」
「くわしい話は裁判所の裏まで来てくださいそこで話します」
「早苗さんが困っているのなら助けに行かなくちゃ」
「ありがとうございます。誰にも見つからないようにしてくださいね。特に魔理沙さんには」
「わかりました。待っていてください」
コメントの返信
1、名無しさんへ
このまま戦争が長引けばいずれ、優雅にほころびが発生します。ほのぼのは最初からほころんでいます。このときがほのぼのが反撃するチャンスです。
2、名無しさんへ
異文化コミニケーション位の感覚だったのですが世界は広かったです。
3、ローゼメタルさんへ
あっちは難しいですね。アク禁怖いです。
4、鬼の松さんへ
この構図が今のほのぼのを取り巻く環境なんですね。
5、名無しさんへ
僕は作者が登場するときは、顔面麻痺していれば自然だと思い出してみました。
6、んhさんへ
途中それを考えていたのですが、何も許可がないままやってしまうのは不味いだろうと思い差し替えました。
7、名無しさんへ
向うでこちらの読者様たちが救済してくれなければ凹んでました。
8、名無しさんへ
”優雅無双”格好いいですね。響きがいいです。
9、名無しさんへ
偶々目立ちたがり屋なだけですよ。コメントありがとうございます。
120206 滋賀県の畔にて
ギョウヘルインニ
作品情報
作品集:
2
投稿日時:
2012/02/01 09:55:51
更新日時:
2012/02/06 14:27:02
評価:
10/10
POINT:
910
Rate:
17.00
分類
優雅
仄々
早苗さん
利休
作者はコメント返信
ほのぼの、優雅戦争は今の所優雅が優勢に見えますね。
いままでこういったやり方見たことがない。
行く末に興味がある。
そうか、だからあっちに作品あったのか。こんな完璧な使い分けを見たことがない
この作者、衰えないんだ。
良い優雅無双でした
しかし早苗…優雅ってつければ何してもいいわけじゃないぞ