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『妹に制裁を下そうと思う 〜吸血鬼姉妹編〜』 作者: 山田トカミル
いい天気の幻想郷
そこに聳え立つ紅い館『紅魔館』
その紅魔館の内部の私の部屋の中で、私はテーブルに置いた紅茶を持った
「はぁ・・・」
私は紅魔館の主、レミリア・スカーレット
500歳の吸血鬼よ
「・・・咲夜、少し味が薄いわ。淹れ直して」
「かしこまりました」
私は近くに突っ立っていたメイドの咲夜にティーカップを渡した
咲夜はティーカップを受け取ると、消えた
そしてすぐ現れる。紅茶が入ったティーカップを持って
「淹れ直してまいりました」
「ありがとう」
私は咲夜が淹れてきた紅茶を一口飲む
「・・・パーフェクトよ」
「ありがとうございます」
私はティーカップをテーブルに置き、立ち上がった
「どちらへ?」
「どこへ行こうと私の勝手よ」
「・・・・・・」
私が一言言うと咲夜は消えてくれた
空気を読んでくれたのかしら?
私は自分の部屋の扉を開けて、廊下に出た
廊下をしばらく歩き、ある場所で立ち止まった
私は顔を上げ、左を見る
そこには、地下室へと続く階段があった
「・・・・・・」
私は無言で階段に足を踏み入れた
コツッと靴と石製の階段がぶつかる音が響く
この先の地下室には私の妹、フランドール・スカーレットがいる
見ればわかるが、私はフランに用があってここまでわざわざ来たのだ
私は、馬鹿な妹に制裁を下すために来た
この先にいる馬鹿な妹は、一言で表すなら『狂気』だ
人間を見つけると襲い掛かり、一瞬で肉塊にして捨てる
パワーで人間を黙らし、能力で破壊する
それが妹の『遊び』だ
この前はひどかった
私はそんな妹を可愛そうに思い、少しばかり外に出してあげた
もちろん空が曇っていた日にだ
運命を操って、安全に、かつ彼女が満足して帰ってこれるようにしてから・・・
だが、運命は軽々と覆された
フランは凄まじいスピードで人里に向かった
人里は人間がたくさん暮らす場所
フランにとっては『遊園地』そのものだ
フランは人里に足を踏み入れ、人間を襲った
私は急いで追いかけたが、遅かった
フランは一人の男を殺していた
いや、『破壊』していた
博麗の巫女や魔法使いを呼び、私もパチェを引っ張って連れてきて、なんとかフランを取り押さえた
それからフランは処罰を受け、一度はおとなしくしていた
だが、私も処罰を受けることになってしまった
私の不注意でこうなったからである
処罰の話はまた今度話すが、あいつは私の顔に泥を塗ったのだ
私もあいつにある程度の処罰、制裁を下さなければならない
いっそのこと殺してしまおうか・・・あいつはいらない。ただの殺害兵器と同じなのだから
とにかく、私の考えは変わらない
あの馬鹿でゴミクズな妹に制裁を下す。この考えひとつだ
そう考えていたら、もう地下室の前に着いていた
私は一応運命を見た。変わらない・・・ただ妹が肉塊同様になるだけだった
そして、私は地下室の扉を開けた
「あらお姉さま、何か用?」
そいつは無邪気にぬいぐるみの首をちぎって遊んでいた
まったく、あれは誰が買ったものか理解しているのだろうか?
そう思えば、こいつの食費なども無駄と思える
「えぇ、フラン」
「何かしら?もしかして弾幕ごっこ!?やったぁ!」
勝手に話を進めている。やはり馬鹿だ
子供っぽくまるで成長していない。やはり駄目な妹だ
まぁ弾幕ごっこで半殺しにしてやってもいいが、それでは面白くない
「ふふっ・・・」
私は少し笑い
私の弾幕の槍をフランに投げつけた
槍はフランの腹を貫通し、そのまま壁まで吹っ飛び、壁に突き刺さった
腹からは血が湧き出るように出る
「っ・・・がはっ・・・」
フランは血を吐く
まだ終わらないけどね
「お、お姉さま・・・」
私は小さな槍の弾幕を投げ、フランの右腕に突き刺した
さらに私は左腕にも突き刺した
さらにさらに右膝と左膝にも・・・
これでフランの腕と足を封じた
床と壁は血で濡れている
「きっ・・・あああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
フランはやっと自分の立場がわかったのか、狂ったかのように叫びだした
そして真っ赤な目で私を睨み、右手を少し動かした
私はすぐさまフランの目の前まで移動し、ここに来る前から用意していた鉈で右手を切り落とした
右手はぼとっと床に落ち、フランの右手首から血が吹き出る
「ぎゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「右手を落としたぐらいでそこまで叫ばないで頂戴。吸血鬼の癖に」
私は冷ややかな目でフランを見て、フランの首に鉈を近づけた
フランはおとなしくなったが、涙目で私を睨む
「・・・そう」
私はそう呟き、左手を切り落とした
これで能力は使えなくなった
「ぎぃっ!?」
「いい?次、私を睨んだらあんたの腕がなくなるわよ?」
私がそういったがフランは睨むのをやめない
そこで私は、両腕を切り落とした
「あああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
「あー、うるさい」
機能を失った腕は私が突き刺した弾幕のおかげで壁に固定されている
フランは叫んだ時にバランスを崩したので前に倒れそうになった
足が固定されているためこのまま倒れれば膝が逆に曲がることになる
というわけで
私は全体重を前かがみになっているフランの背中にかけて、押した
するとボキッと音がし、膝が逆に曲がった状態でフランは顔面から床に倒れた
「ぎっ、がぁぁぁぁ!!!!」
私は叫ぶフランを横目に膝に刺してある弾幕を抜いてあげた
すると、フランは痛みを逃がそうとゴロゴロと転げまわった
その姿はまるでダルマのよう
「黙りなさい」
私は転げまわるフランの背中を思いっきり踏んだ
「ぐえっ!!」
フランはおとなしくなった
「なんで・・・なんでこんなことするの!!」
フランはうつ伏せの状態でそんなことを言ってきた
「なんでって・・・そんなこともわからないの?」
私は踏むのをやめ、フランを思いっきり蹴飛ばした
「ぐがぁっ!?」
本気で蹴ってしまったので、フランは壁にぶつかり、仰向けで床に落ちた
私はそれに近づき、腹を踏みつけた
「ぎぃっ・・・うげぇっ!!」
腹を思いっきり踏んでしまったからであろうか
フランは胃の中の物を吐き出してしまった
胃液と混ざったそれは、フランの口元や服に付着した
よく見ると、昼食の時の未消化物が見えた
少し私の靴に付着したので、私はフランの服に靴をこすりつけた
「あんたがこれまでやってきた罪を思い出しなさい」
「わ、私は何も・・・ぐぇっ!」
私はフランの発言と共に踏みつける力を強めた
「何も!?何もやってない!?何を言ってるの・・・このゴミクズ!!」
「ぎぃっ!!ご、ごめんなさ・・・いぎぃ!!」
私は怒りを覚え、踏みつける足を離してフランの頭を蹴り始めた
本気でやると首がもげるので、少し力を抜いて何度も何度も蹴ってやった
「いい?あんたはこの前人間を壊した。そして私の顔に泥を塗った!!」
私は尚も蹴り続ける
「だから!!だから私はあんたに制裁を下しに来たのよ」
「せ、制裁・・・?」
「あれほど人間を壊すなと言ったはず!!やればどうなるか教えたはず!!それを無視したあんたが悪いのよ!!全部!!全部!!!全部!!!!」
私はそう叫んでフランを蹴り飛ばした
そしてハッと我に返る
少し本気で蹴ってしまったが大丈夫だろうか
「いぐっ・・・」
よかった、まだ生きてる
まだやれる
私は無言でフランに近づき、フランを見下ろした
「これでわかった?あんたがやったこと・・・それがいかに私を汚し、紅魔館の印象をどれだけ悪くしたか」
私がそういうと
「・・・ぐすっ・・・ご、ごめんなさい・・・」
フランは泣きながら私に謝ってきた
涙と鼻血、頭から血を出しながら謝ってきた
フランが前に謝ったのはいつだったか・・・
久々に聞いた我が妹の謝罪
この子も謝ることができるような子になっていた
私はにっこりと優しい笑みを見せた
「・・・お姉さま!!」
フランは私の顔を見て目を丸くした後、笑顔になってそういった
そして私は・・・
鉈でフランの両足を切り落とした
「えっ・・・」
フランは顔を上げ自分の足を確認した
もちろん付け根から切り落としたのでフランの目線の先には足などない
そして血がまるで噴水のように吹き出た
「あ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フランは痛みに顔を歪め、ゴロゴロと転げまわった
どうにか痛みを逃がそうとしているようだが、私は踏みつけてそれを止めた
「今更謝罪なんか必要ないわよ。私の顔に泥を塗ったことがどういうことか・・・」
私はフランを持ち上げた
ダルマとなったフランを持ち上げた
「理解して、反省して死になさい」
そして、壁に向かってフランを投げつけた
「ただ殺すだけじゃ面白くない。徹底的に痛めつけて制裁を下す」
床に落ちたダルマを私は踏みつける
足や腕が生えてた場所からは血がにじみ出る
「・・・・・・」
正気を失ったのか、フランは声を出さない
「あら残念。面白くないわね」
私はそういうと鉈でフランの腹を切り裂いた
思いっきり血が飛び散り、私の服や肌にかかる
けど私は気にせず、フランの臓器などを取り出した
「この臓器は後で使うからね・・・さて、最後に」
私はフランの臓器をすべて取り出すと、鉈を振り上げ
「さよなら・・・馬鹿でゴミクズの妹」
フランの首めがけて振り落とした
後日・・・
「・・・咲夜、紅茶、濃すぎるわ」
「淹れ直して来ます」
咲夜はそういうと私のティーカップを持って消えた
それを合図に私は部屋を出た
紅魔館の入り口を開け、日傘をさして外へ出る
門を見ると人だかりができている
私はそれをにやけながらみると、門へと急いだ
門番に聞いた
「こいつらは何?」
「お嬢様が言っていた客人たちでございますよ」
「そう」
私は門番と話を終えると人だかりに向かって叫んだ
よくみると人だかりはすべて男だった
「さぁ、オークションを始めるわよ!!落札価格を叫びなさい!!」
私はそう叫び、門番に持たせていた透明ケースにかけてあった布を取る
そのケースの中身をみた男たちは歓声を上げた
中身はもちろん、フランの臓器、耳、目玉、そして・・・頭だ
フランにかけたお金を取り戻さないとね
<落札者表>
フランの頭
落札価格:日本円で約20億
落札者:産廃創想話の男A
フランの目玉(2個セット)
落札価格:日本円で約3億
落札者:``の男B
フランの耳(2つセット)
落札価格:日本円で約6億
落札者:``の男C(耳フェチ)
フランの臓器セット
落札価格:約10億
落札者:匿名希望
山田トカミル
作品情報
作品集:
2
投稿日時:
2012/02/07 15:00:42
更新日時:
2012/02/08 00:00:42
評価:
5/6
POINT:
360
Rate:
11.00
分類
レミリア
フラン
制裁
こーやってスーッと進んで行くのもよんでで興奮します
うーん…他の部位はどうしたんだろう
破損が大きかったか…次回に回すのか…
落札価格すんごいです!どこぞの大富豪がいたのか…なぁ(貯めてたってのもあり?)
吸血鬼姉妹編ってことは豊穣神編や覚姉妹編もあるのかな?もしあるのでしたら楽しみにしてます。