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『霖之助さんの夢 後編』 作者: 糞団子
人里で連続して娘がいなくなっている。
これでもう17人目だ。
村の人達といま私はこの事件について話し合っているところだ。
若い娘だけを狙っているのだからおそらく、陵辱が目的だろう。痛ましいことだ。
こういった事件は博麗の巫女に依頼すればいいと思う方もいるだろう。
しかし彼女が動くのは幻想郷のバランスを乱すような大きな異変の時のみだ。
あくまで中立の立場にいるのだ。
「昨日も村娘が3人攫われたと報告がございました」
「クソッ、なぜ犯人が見つからない?警備も今までの倍以上にしているというのに、被害は増える一方じゃないか。慧音さん、外部犯ではなくこの人里つまり内部に犯人がいるのではないでしょうか?」
村の男性が私に尋ねてきた。
「いや、その可能性はまず無いだろう。これだけの人数をさらっている。この狭い場所では隠す場所も無いし、そもそも誰にも見つからず事を遂行するなどほぼ不可だろう」
この男性は娘を攫われた。まだ二十歳にもみたない若い娘だった。
私も早く何とかしたいのだが、証言や証拠が無さすぎる。
ここまで大勢を誘拐しているのならば必ず証言が出るはずだ。
「慧音さんよぉ!一体誰なんだよ。いい加減にしてくれ、村の皆は怯えているし、このままじゃ娘がいなくなってしまう」
その者を口火に皆が私に文句をぶつけて来る。
仕方がない。全員相当参ってしまっているのだろう。
誰かにあたらないとどうにかなってしまう。
でも私だって辛い。
大切な人里の人が苦しむのはみていられないものがある。
「皆の者!!!慧音殿に八つ当たりしても仕様があるまい。一度頭を冷やすのじゃ」
里長の厳格な声が響き私を罵る声はしゅん とやんだ。
「何でもよい、どんな小さな事でもあるものは発言せよ」
誰も何もしゃべらない。
いつまでこの静寂は続くのか?
「あのう....」
小柄な男が口を開いた。
「なんだ、五郎?何かあるのか」
少しごにょごにょしてから
「あまり関係ないとおもうのですがぁ...最近悪魔の館の門番が見当たらないそうで、噂では陵辱されたらしいのですが」
「何!?それは本当か?」
やっと情報が入ってきた。
全員がこの進歩に歓喜したに違いない。
「まだ生きているのか?」
「えぇ、いま療養中らしいです。でもあくまで噂ですよ」
今は全員が藁にでもすがりたい気持ちだ。
噂だろうが何だろうが、確かめるしかないと思った。
「よし、明日私が一人で行ってくる。皆はここで待っていてくれ」
一人でと言ったのは今からいく場所が危険な所だからだ。
皆を危険な目に合わせる訳にはいかない。
全員がそれを承知し今夜の会議はお開きとなった。
翌日、私は紅魔館に来ていた。
門の前にはいつものひるねをしている門番ではなく妖精メイドが門番をやっていた。
ソレを見て私は嫌な予感がした。
「失礼、用事があってこちらのお嬢様にお会いしたいのだが。通していただけないだろうか」
妖精メイドは黙って門を通してくれた。
「お待ちしておりました。上白沢様。どうぞ此方へ、主レミリアがおまちしております」
彼女はここのメイド長をやっている十六夜とか言ったかな。
若いのに礼儀が正しく感心した。
しかしスカートが短すぎると思った。
というか、私は何も伝えずここに来た訳だが何故私がくる事をしっているのだろうか。ああなるほどレミリアの能力か。
「やっと来たわね。慧音、待っていたわよ」
「いや急にきてすまなっかた。どうも暇が無くてな」
「気にしないで頂戴。私にはアポイントメントなんか必要ないわ。咲夜、客にお茶をだしなさい」
すると瞬きする間にもうお茶が注がれていた。
ここは本当に不思議な事が多い。
まあ幻想郷だしな。
「これはどうも、ところで本題なんだが」
「知っているわよ、美鈴でしょう。美鈴にあいにきたのでしょう?」
このお嬢様には何もかもが筒抜けだ。
運命を操る能力とは恐ろしいものだ。
「それなら話が早い。どうだろう会せてはくれないだろうか」
「後悔しない?」
「どういうことだ?」
よほど怪我が酷いのだろうか...
「いいわ、じゃあ咲夜私と一緒に慧音を地下室まで案内して頂戴」
「かしこまりました」
私は歩きながら嫌な汗が止まらなかった。
嫌な予感が当たってしまったからだ。さっきの一言でそれが確信に変わった。
一つ目の疑問は何故彼女は門の前にいない?
妖怪ならば、たいていの怪我は一日のうちに完治してしまうだろう。
よほど酷い怪我なのかもしれない。
だが、二つ目の疑問はどうしても説明出来ない。
それはどうしてレミリアまでもがついてくる必要があるのかということだ。
本来彼女は我儘で従者になんでもやらせるらしい。
この場合も咲夜に任せればいいだけだ。
レミリアがついてこないといけない何かがこの先にある。
「ああああああああああああああああああああああ」
絶叫。
凄まじく頑丈そうな扉が目の前にある。
「ここはフランドールの部屋じゃないのか?」
「いいえ、ここは美鈴の部屋よ」
そう言って扉を開けると、
「ああああああああああああああああああ」
「!?」
そこにはかわりはてた門番、美鈴がいた。
長い髪はボサボサ、目は焦点が定まっていない。
手には無数の赤い筋ができていた。
その部屋も異常だった。
毛布と敷布団しか無く、部屋のすみに排泄するためであろう、穴が空いていた。
「どういうことだ?これは」
「咲夜説明してあげて」
彼女の話しでは、道で傷だらけの美鈴を永遠亭まで連れて行ったそうだ。
そう傷の回復に時間はかからなかったらしい。
しかし心には深い傷ができてしまったそうだ。
なんでも陵辱された跡があり、レイプされたことは間違いない。
今はこうして地下に監禁し、様子を見ているそうだ。
たまに大暴れする。咲夜では殺さずに止めれないので、レミリアが必ず同行しているそうだ。
「有益な情報はこっちもあまりないの。でも美鈴は香霖堂へ行ったからもしかしたら、何か店主がしっているかもね」
彼女をこれだけ壊してしまうなんて一体どんなことをしたのだろうか。
早く犯人を捕まえなければ大変なことになると思った。
やあ。
僕は森近 霖之助。
僕は魔法の森で古道具屋の店主をしている。
でももうすぐで店主じゃなくなる。
何故かって?ふふふ、教えないよ。
でもこれだけは教えてあげよう。いい商売を思いついたんだ。
趣味は女性と愛を交わすこと。
でも何故か皆泣いてしまうんだ。なぜだろう?僕はとっても紳士だというのに。
素晴らしい僕に犯されているのだから悲鳴じゃなくて、お礼を言って欲しいんだけどね。どうも、屑が多い。
最近は3人連れて来たんだけどどれも駄目だったよ。
今頃妖怪のウンコになっているはずさ。
くくく、最高に笑えないかい?
「何をわらっているんだ?」
珍しく客が来たな。
一人で笑っている所を見られてしまった。
「別になんでもないよ」
彼女は変な弁当箱のような帽子をかぶっている。
青色の長い髪は美しくまるで流れる清流のようだ。
意思の強そうな瞳。
豊満な乳房。
しかしどうも色気のない服を着ている。青色のワンピースのような服だ。
っていうか、彼女は上白沢 慧音じゃないか。
まあ、でも僕はなにもやましいことはしていない。
僕のやっていることはそう、お見合いのようなものだ。普通とやり方が違うからばれるわけにはいかないが。
「霖之助、人里での事件はしっているか?」
「なんだいそれは?」
チッ僕のことか。
「知らないのか、きみはもう少し外にでた方がいいぞ」
でているさ、夜人里へ。
「第一被害者はおそらく、紅 美鈴。襲われた当日に彼女はここに来ていたらしいんだが、なにか知らないか?」
「いいや、彼女なら品物を買った後に店からでて行ったよ」
「何をかったんだ?」
「確か、ぬいぐるみじゃなかったかな?くまとうさぎの」
もうそのぬいぐるみは処分したから安心だ。
「そうか、邪魔したな。....霖之助、怪我でもしたのか?」
「どうしてだい?」
「いや、血の匂いがここからするもんでな、怪我したんだったら私に見せてくれないか?」
まずいな。娘を暴行した時にでた血の匂いがそんなに充満していたんてな。
全く知らなかったよ。
「ああ、それかさっき鶏を捌いてたものだからね、もしかしてそのにおいじゃないかい?」
「む、そうだったのかいらぬ世話だったな。では何かあったら私に教えてくれ一日でも早く犯人を捕まえたいからな」
僕を捕まえる?できる訳ない。
証拠も完全に隠滅しているし、何より娘達は今妖怪のウンコになっている。
僕を捕まえることなど不可能。
そもそも疑われてすらいないはずだ。
「じゃあな、また会おう」
「ああ、今度は品物を買ってくれるとうれしいよ」
僕がそう言うと彼女は微笑んだ。思わずドキッとしてしまった。
機械があれば彼女にも愛を伝えたいと思う。
「ああ、わかったよ」
そう言うと慧音は出て行った。
さて今夜の準備でもするかな。
娘達をさらうのは簡単だ。
警備の交代の隙をつく。わずかだかそこが無防備になる。
後は、暗がりに紛れて家に忍びこみ、「すたんがん」で気絶させ、また交代の隙をついて戻ってこればいい。
さて「すたんがん」の点検でもするかな。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
犯人はあの店主森近 霖之助の確率が高くなった。
彼の言葉におかしい所がある。
まずはぬいぐるみだ。レミリアから聞いた話によると現場周辺には何もなかったらしい。妖怪に襲われたのだとしたら、周辺にぬいぐるみがあるはずだ。
買う前に襲われたということは無いだろう。美鈴が香霖堂へ行ったのは昼間。
昼間は妖怪はあまり行動しない。
そうなるとぬいぐるみを買った後何者かに襲われ、道に捨てられたのだろう。
血の匂いがすると言ったのも嘘だ。
彼はそこで嘘をついた。
鶏をさばいていたと。
何かを確実に隠している。
捕まえたいが、何より証拠がない。これじゃあ無理だ。
私は落胆した。
このまま収穫がないまま、人里に帰った。
「慧音さん。何か収穫はありましたか?」
残念だが、怪しいやつなら見つけだがそれをいう訳にはいかない。
証拠が無い。
「慧音さん。これ今までの行方不明者を記入したこの里の地図です。何か気ずいたら教えて下さい」
地図を渡されてあることに気がついた。
ある一点に被害が集中している。
しかも近くには自警団が守っているはずだ。
なるほど、そういうことか。
これを利用すれば犯人を現行犯で逮捕することができるだろう。
「君、すぐに皆を集めてくれ。緊急会議だ」
私が招集をかけるとすぐに皆集まって来てくれた。
私は作戦を説明した。
「犯人は警備の交代の隙を狙って侵入して来ているものだと思われる。そこで交代するふりをして、回りから囲み捕まえる。これだけだ」
「犯人はそこにくるんですか?慧音さん」
「ああ、必ず来る。今まで犯人は私達の裏をかいて人をさらっていた。絶対にゆるすものか。必ず捕まえ、罪を償わせる」
皆が決起した。
自分の村を守るため。
愛する我が子を守るため。
全員が心を一つにしてやる作戦は必ず成功するだろう。
深夜。
辺りはふくろうの鳴く声だけが響き、闇の世界が広がっている。
犯人はなかなか来ない。
打合わせ通りに交代のふりをする、自警団の男性達。
すると、暗くてよくわからないが、来た。
全員で一気に取り囲んだ。
最早籠の中の鳥も同然。
提灯に照らされその顔が見えて来る。やはりお前か。
「ばれてしまったか。慧音、よくわかったじゃないか。ほめてやるよ」
「御託はいい。お前なんだな、誘拐犯の正体は」
霖之助はケラケラ笑っている。
何がおかしい?
「慧音さん。さっさとふん縛っちゃいましょう」
「そうだな」
何かを霖之助は取り出している。
それはビンのようなもので先に輪っかがついていた。
「甘いな。慧音」
そう言った瞬間、夜の闇が一気に照らされた。
目が焼けたように痛い。
里の男も
「目が!!!目があああああ」
皆叫んでいる。
目が戻った時には、霖之助は森の中に逃走していた。
「くそ!おえ!追うんだ!!」
全員が躍起になって、彼を追う。
だが、彼には半分妖怪の血が混ざっている。彼に追いつくのは人間では難しいだろう。
方向からして、香霖堂へにげたのだろう。場所が分かれば追いつける。
「皆、私についてこい!絶対に離れるな」
必死に走ったので、以外にも早くついた
全員息が切れている。
疲れた体に鞭打ち、突入した。自警団は全員武器をもち押し入った。
「あそこだ!!!殺せ」
扉には影ができている。
男性が槍を霖之助に突き刺す。何度も何度も刺突した。
出来れば殺したくなかったが、仕方あるまい。
これで終わった
私は安堵に胸を撫で下ろした。
だが、それも次の一言であっさり崩れた。
「慧音さん!!これはあの店主じゃないです」
何だと?
そんな馬鹿な近いて見ると、確かに全く違う妖怪だった。
じゃあ奴はどこに?
何だ?この匂い。
これは確か.........マズイ!!!!
「皆、逃げろぉぉおおおおお」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
仕掛けがうまく作動したたようだ。
あの言葉を言った後深く僕は後悔した。
だが、その裏を書くことにしたのだ。必ず待ち伏せして来ると思ったよ。
今頃、自警団はポップコーンのようにはじけていることだろう。
店を爆破するのはいやだったが僕は新しい商売を始めるから別に構わない。
新しい商売は何をするかって?
特別に教えてあげよう。今度の商品は女性だ。
つまり風俗店をやろうかと思う訳だよ。
僕は愛を平等に振り分けるべきだと思うんだ。
そこで紳士な僕が愛を感じれない、そんな男性に愛をうることにしたんだ。
商品第一号は上白沢 慧音にしようかと思うんだ。
多分まだ生きているだろう。
そしてそれを助けに来た不死鳥も商品にしてしまうという訳だよ。
僕は土まみれの慧音を抱きかかえた。
もちろん首には妖力封じの首輪をつける。
僕は商品を抱えて月の出ている夜に歩いて行った。
「かッおええええええええ」
「あーあー、駄目じゃないですか先生。ちゃんと飲み込んで下さいよ」
店は大繁盛だ。
今は商品が一つしかないので、大変混雑している。
だが、そのうち増えていくと思う。
商品は疲れているようだ。
まあ、一日で何百人と相手するのだから当然か。
「く...うぅう...」
「先生。もっとしめてくださいよ。痛いのいやでしょう」
男はそう言うと商品の顔をぶん殴った。
まだ彼女は落ちてない、意思の強そうな瞳は健在だ。
寺子屋の教師だった彼女はいまや肉便器。
乳首をこねられても、何も出来ない。
ただかわいい嬌声をあげるだけだ。
非常に愉快だった。
ここでは、商品にどんな出血するようなもの以外は認めている。
自由におかせるのだ。
もと教師だった女が目に涙を浮かべながら糞を食べている様はとても笑えた。
香霖堂はこれからもっと大きくなっていくだろう。
次はどんな商品を仕入れようか、不死鳥を入荷できるのも時間の問題だろう。
これから始まる夢の生活を思い浮かべると僕は楽しくて仕方がなかったのだった。
完
イヤッハーーーー!!!!
バレンタイン皆さんどうお過ごしだったでしょうか?
意中の人からチョコはもらえてハッピーな人もいれば、鳥にホワイトチョコレートをブチ込まれて憂鬱になった人もいるかもしれません。
僕はチョコいっぱいもらえましたよ。
空から何とホワイトチョコレートが二つもふって来たんですよ。
きっと神様が僕にくれたんだろうな。
神様、有難うございます。
と言う訳であとがき終了
糞団子
- 作品情報
- 作品集:
- 2
- 投稿日時:
- 2012/02/17 15:56:06
- 更新日時:
- 2012/02/18 00:56:06
- 評価:
- 4/6
- POINT:
- 430
- Rate:
- 15.17
- 分類
- 霖之助
- 慧音
- 紅魔館の住人
さすが産廃
これぞ産廃
行きてえええええええええええええええ!
このフーゾク行きてえええええええええええええ!
紳士だああああああああああああ!
俺こーりん教入る!絶対入る!
ありがとう……ありがとう
さすが産廃
これぞ産廃
行きてえええええええええええええええ!
このフーゾク行きてえええええええええええええ!
紳士だああああああああああああ!
俺こーりん教入る!絶対入る!
ありがとう……ありがとう
興奮のあまり二重コメントしてました
妹紅ちゃんが早く出て来ないと先生壊れちゃうよ。