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『悪魔達の晩餐会(?)』 作者: ぐう
「ぷはーっ! ほらくるみも飲んで飲んで!」
「ちょっとエリス、飲みすぎだって・・・」
ここは魔界のとある一軒家、そこで二人の少女が酒を飲んでいた。
パッと見では金髪かつ悪魔のような羽と被っており、それだけでは見る側は混乱しかねなかった。
「何言ってんのよ! 今日はとことん飲んで愚痴りまくるのよ!」
まず酒をどんどん飲むこちらの少女はエリス、赤いリボンと星をかたどった小さなステッキが特徴だった。
「そんなに飲んで・・・そこまで何か嫌なことでもあったの?」
一方こちらは白いリボンをつけた少女で、名前はくるみ。
エリスと比べるとおとなしいが、実はスカーレット姉妹同様の吸血鬼である。
「大体サリエルがいちいちうるさいのよ! 咎めごとから関係ない愚痴まであーだこーだと」
「そんなにうるさいの? 私にはよくわからないけど」
「あいつはとにかく無駄にうるさくていけないわ! 永遠亭に検診に行ってうんち漏らしたくせに!」
サリエルへの愚痴を惜しみなく述べるエリス。しかし永遠亭で漏らしたことに関しては、エリスが言えたことではなかった。
とにかく日頃の仕事でストレスが相当溜まっているのか、エリスの愚痴はマシンガンのように止まらなかった。
「そういうくるみはどうなの? 夢幻館の主がめちゃくちゃ強いっていうから酷使させられてないの?」
「確かに幽香様が主だった頃は湖の番が大変だったけど、幻月さんや夢月さんが主になってからは楽になったわ」
くるみは夢幻世界へ繋がる湖の門番をしているのだが、幽香が主でかつ靈夢達が異変に赴いた時が忙しさのピークだった。
それ以降は夢幻姉妹の力を恐れてか、夢幻館に無闇に立ち寄る者はほとんどいない。それにより仕事がほとんど暇になった。
「いいなー、私もそっちで働こうかなー」
「でも持ち場を離れたらサリエルさん何か言わない?」
「そうなのよ、あいつのうるささがなければ今の仕事も楽なのになー」
くるみがちまちまと飲むのに対して、エリスは一気飲みと愚痴を繰り返す勢い。
辺りに転がっている空の瓶のほとんどは、エリスが一人で飲んだものである。
「ほら、くるみもそんな飲み方してないで、一気に飲んで!」
「んぐっ!? むぐぐぐぐぐぐ!」
その時、エリスがくるみの持つグラスを上に傾け、くるみの口の中に流し込んだ。
突然のことにくるみは慌て、わたわたしながら一気に飲まされるのだった。
「ぶはっ! げほっげほっげほっ!」
「酒ってのはもっと豪快に飲むものなのよ、これくらい一気に飲めなきゃ」
「わた・・・私エリスほどお酒に強くないから・・・げほげほっ!」
むせかけたのと喉を急に走るアルコールに、くるみは盛大に咳き込んだ。
血を吸うのに慣れているぶん、酒には慣れていないのだろうか。
「ほら、つまみも酒もまだあるんだし、最低10杯は飲んでもらうわよ」
「いやいや無理無理! 私そんなに飲めないって!」
「酒に弱い悪魔なんてみんなに笑われたらどうするのよ、これも練習の一環だから」
次々とテーブルに並べられる酒瓶の数々に、くるみは首と手を横に振って必死に断った。
しかしヒートアップしたエリスの勢いは止めることができず、強引に付き合わされるのだった。
「えひふ・・・わはひほうはへ・・・(エリス、私もうダメ)うぷっ・・・」
「だらしないわねくるみ、まだ14杯目じゃない。私なんて20杯は軽いわよ」
エリスに強引に飲まされ、くるみはもはや呂律が回らない状態。更に嘔気と頭痛によって、身体を起こすことすらままならなかった。
普段ここまで飲むことはないため、普段以上の酔いに完全にまいっていた。
「ごめん・・・ちょっと寝させて・・・」
「しょうがないわね」
何もしなくても頭がガンガンする。今のくるみには動かずにダウンするしかなかった。
「ま、いいか。くるみが寝てる間に私は一人で・・・」
くるみをものともせず、エリスは一人で酒を飲み続けた。
「う・・・ん」
それから何時間経過しただろうか。くるみは頭痛でガンガンする頭を起こし、辺りを見た。
テーブルには空になった瓶とつまみの数々、そしてテーブルに伏せて寝ているエリスの姿があった。
「そっか・・・私確か酔って寝ちゃったんだっけ・・・」
「すーっ、すーっ」
「それにしてもよくこんなに飲んだわね、エリスの胃や肝臓って一体どうなってるの」
瓶の数は合計で10以上あり、くるみが飲んだのはそのうちの2本くらい。
残りを全部エリスが飲んだようで、これだけ飲めば負担がきてもおかしくない。
にも関わらず、エリスはかわいらしい顔を浮かべて何事もないように寝ていた。
「あれだけ飲んだにも関わらず、お腹がほとんどぽっこりしてないわね」
「んっ・・・んん・・・」
くるみは背後からエリスのお腹を撫でてみるが、あれだけの量の酒を飲んだにも関わらず、お腹はまるで膨らんでいない。
何度かエリスがぴくりと動くものの、起きるまでには至らなかった。
ぐうりゅりゅりゅ・・・
「うっ・・・お腹痛い・・・」
エリスのお腹をさすっていると、突然くるみのお腹が鳴りはじめた。
まるでエリスが「やめなさい」と腹痛で訴えるようで、くるみは思わず手を自分のお腹に回した。
「何かまずいかも・・・お尻にすごくくる・・・」
腹痛が便意であることを悟る前に、くるみの肛門を強烈な刺激が走った。
それが水状の軟らかいものであることを察し、エリスへのちょっかいからトイレへの移動に脳を切り替えた。
「あぁもう、エリスがあんなに飲ませるから・・・」
眠り続けるエリスを背に、くるみは廊下に出てトイレへと向かおうとした。
ビチャビチャバチャチャチャチャ!
「ひゃあっ!?」
くるみが廊下に向かおうとした途端、突然水が勢いよく地面に叩きつけられる音が部屋中に響いた。
突然のことに驚き、その拍子にくるみはバランスを崩してしまい・・・
「あぶっ!」
羽ばたく余裕もなく、くるみは床に顔面からダイブしてしまった。
その間も水が勢いよく落ちる音が響き続ける。
「いったぁー・・・。今の一体・・・」
顔面をメインに身体の前面にダメージを受けたくるみは、痛みをこらえながら音のほうを振り向いた。
その音の発生元はテーブルのほう、いや椅子のほうだった。
「嘘・・・エリスったら・・・」
よく見ると水はエリスの座っている椅子から流れ落ち、よく見ると色が黄色がかかっていた。
しかも瓶が倒れている訳でもなく、瓶からこぼれたものではなかった。となると水の発生元はくるみの予想通り・・・
プスス・・・ブピッ
「あっ!?」
だがそれに気をとられていると、突如くるみは嫌な感触がお尻に走ったのを感じた。
倒れた拍子にお腹にもダメージが行き渡り、それが原因となったようだ。
それをくるみが理解しようがしなかろうが・・・
ブビュッブビビッブビュウウゥゥゥ・・・
「そ、そんな・・・私・・・」
トイレはおろか起き上がる気力すら湧かず、くるみは肛門の決壊を身をもって知るしかなかった。
肛門から茶色い液体が嫌な音を立てて、下着に濡れてお尻に嫌な感触を伝えてゆく。
ブビビビュブブブ、ビチッビチビチチ・・・
「うんち出てる・・・びちびちうんちいっぱい・・・」
軟らかいを通り越した水状の汚物、それはくるみの下着に受け止めきれず、スカートにまで染み込みはじめる。
くるみは心の中で止まってと密かに懇願するが、一度出たものが止まるはずがなく、くるみのお尻を汚して不快感を強めさせた。
「うえええええん・・・お尻うんちで気持ち悪い・・・」
ブビャッビチャビチビチブビイイイイ!
「ふえっ!?」
お尻と下着、スカートに広がる下痢便の不快感に泣き出すくるみ。
しかしその涙すら止める凄まじい音が、さっきの水音以上に響き渡った。
くるみが顔を上げると、茶色の液体は椅子の足を伝って黄色の水溜りに混ざってゆく。
そしてよく見ると、テーブルに伏せて寝ているはずのエリスが身体を震えさせ、険しい顔をしていた。
「まさかエリスも、うんちしちゃってるの・・・?」
予想外のことに頭が混乱しそうなくるみだが、答えはその通り。
酒をくるみの倍以上飲み干し、飲みすぎで知らずのうちにお腹を冷やしたのだから無理はない。
更に言えば、先ほどくるみがちょっかいでエリスのお腹を撫でたあの行為こそ、エリスの尿意と便意を刺激させるスイッチとなったのだ。
だがくるみにはそれがわからず、自らも致しながらエリスのお漏らしを見届ける以外に術はなかったのだった。
それから数分後、目を覚ましたエリスの悲鳴は、魔界中を震撼させるものだった。
今回は靈異伝のエリスと幻想郷のくるみです。エリスは久々の登場です。
この二人がとにかくそっくりで、個人的には全裸になったら絶対に見分けがつかなくなると思います。唯一つくとしたら、エリスのほっぺについてる星マークくらいしかw
エリスは普段は大人しいけど、酒など何かのスイッチが入ったら止まらなくなるタイプ。
一方くるみは、控えめで根っから大人しいタイプ。私の中ではこんなイメージがあります。
金髪かつ悪魔羽が二人ですよ、絶対私以外にも間違える人いますってw
ぐう
- 作品情報
- 作品集:
- 2
- 投稿日時:
- 2012/02/25 14:02:52
- 更新日時:
- 2012/02/25 23:02:52
- 評価:
- 2/5
- POINT:
- 260
- Rate:
- 9.50
- 分類
- エリス
- くるみ
- スカトロ
- お漏らし
深酒もスカフラグ!! 小さな親切も大きな悲劇への序章!! 何もしなくてもやっぱり致す!!
360度スカばっか!!
便想郷は今日も正常運転でした。