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『魔理沙料理で毎日お腹いっぱいになりたい』 作者: おにく
魔理沙という肉畜がどうしてここまで人間に似ているのか、それは誰も知らない。
魔理沙は牛豚鶏に並ぶ家畜である。
豚のように繁殖させられ、牛のように狭苦しい小屋で育てられた後、鶏のように憐れに首をはねられるのだ。
そんなものを、どうして人間と一緒にできるだろう。魔理沙は肉であった。
その肉は様々な場所に流通し、日本社会に浸透しつつある。
魔理沙肉の市場は、今急激に拡大しようとしていた。
今日も青空である。雲もほとんどない。絶好の肉日和だ。
そんな駅前にて、朝から魔理沙料理店へと、金髪の全裸少女たちが列で行進させられている。
もちろん人間ではない。魔理沙だ。遠目に見れば人間と間違えてしまうが、十五頭はいずれも魔理沙だった。
一繋がりの手錠がそれぞれの魔理沙を拘束しており、まるで船に詰め込まれる奴隷のようだった。
「オラ! さっさと歩け!」
「抵抗したら、まっさきに殺してやるぞ。嫌なら歩け!」
従業員たちの乱暴な声。嘘じゃない。店員の服から、魔理沙の血の匂いがいやに漂ってくる。
待ちきれなくなり、すでに手近な魔理沙に腹パンしている者もいる。吐瀉物が辺りに撒き散らされている。
怒号ひとつで、彼女たちはビクリと体を震わせ、わずかな抵抗の気持ちすら握りつぶされてしまうのだ。
魔理沙たちは12歳から14歳程度の体つきで例外なく全裸。といってももちろん動物なので全裸は普通のことである。
目鼻はととのっていて、上がり気味の眉は勝気な性格を表しているが、
恐怖に浸りきったこの畜生どもは、もはや恐れ以外の顔をすることができない。
蛇に睨まれた蛙の心境で、魔理沙料理店へずらずらと行進させられるのだ。
公衆に裸を晒す。そのことに抵抗を感じる魔理沙も少なくない。
そのような魔理沙はせめてと、手錠でつながれた手を膣の前に回し、隠そうとする。
「色気づいてんじゃねえぞ!!」
突然一頭の魔理沙に、棍棒が振り下ろされた。膣も胸も丸出しにせよと指導されていたはずだった。
汚い魔理沙はどんな性病を持っているか分からない。魔理沙丼は健康に悪い。魔理沙どちらかというと生ゴミに近い。
そんなイメージ払拭するための全裸行進でもあった。
棍棒は腹に埋まり、あばらにぴしりとヒビが入った。内蔵は幾つか破れた。
「ゲホッ! ごほっ! ずみまぜ……ごほッがほッ!!」
その魔理沙は涎混じりの血を吐いた。他の魔理沙は悪夢を見るような目で一部始終を見守る。
殴られた魔理沙は瞳を濁らせ、ふらふらとした足取りながらもなんとか歩こうとした。
アバラがおかしい。しかし止まれば殺される。この魔理沙はそれだけ理解できた。
それだけ確認すると従業員は満足そうに笑う。魔理沙は愛想笑いさえ返せなかった。
魔理沙料理店は駅前店らしい堂々とした大きさで魔理沙たちを迎え入れた。もちろん魔理沙たちは食べられる側だ。
裏口の奥の肉置き場は、肉を置く場所であるが、この店では屠殺場も兼ねている。
扉を開けるだけで、恐ろしい血の香りはますます強くなって、魔理沙たちから汗が吹き出る。
しかし先ほどの一騒動もあり、魔理沙たちの誘導はスムーズ極まりない。
全員を一列に並べる。その上で万歳をさせ、手錠を天井に通る鉄棒に固定し、鉄製の足かせで個々の魔理沙を拘束してゆく。
大の大人三人での作業、数分もせずに魔理沙たちの最後の自由は失われた。
シャッターが開く。開店。午前十時が開店時間だ。
魔理沙の人生は家畜の人生。教育は存在しない。出荷が決定するまで、牧場で豚のように育てられてきた。
人間社会を知らない魔理沙は、ここがどこかも、この人達がだれなのかも分からない。
魔理沙はシャッターが何故開いたのかそんなことすら分からない。
「いらっしゃいませー!」
三十代ほどのサラリーマン風の男性が、3人ほど店にはいってきた。
「はい魔理沙丼大盛りで、三つ! 大三つ入りましたー!」
「はいよ!」
その声とともに、屠殺場一番左にいる魔理沙の命運は尽きる。
大型の包丁を持った店員が、13歳ほどに見える中型の魔理沙の目の前にやってくる。
魔理沙はもう店員の顔を見るだけで恐ろしいのか、目に涙を浮かべて、体をくねらす。
店員は形良く括れたその腹部に手を添えると、包丁をそこに添える。そして一気に、魔理沙の腹をかっさばいた。
「あ゛ッ……!? あぁ、あああ、あああぁぁ……、ああああああああ!!!!」
突然の激痛に魔理沙は絶叫した。裂けた腹から造物がどろどろとこぼれてくる。
叫ぶのも当然だ。殺されようとしているのだから。
膣からは尿は噴出し、タイル貼りの床を黄色く染めてゆく。しかしその黄色も、すぐに血の赤で塗り替えられた。
店員はずるずると内蔵を摘出すると、それをすべてゴミ箱に捨て、かわりに腹の肉を切り取りはじめた。
内蔵を失った魔理沙であるが、痙攣しつつ、しぶとく生きながらえている。
もっとももはや叫び声も枯れ切ってしまい、白目をむいたまま泡を吹いているだけだ。
肉はどんどん切り取られる。そして解体の対象はやがて足に変わった。
少女らしいむちむちとした健康的な足が、付け根から切り離されると、あっという間にまな板へ向かう。
まな板へ向かった肉はバラバラに解体され、肉片の集合体へと変わった。
そして一口大に切りそろえられた肉は、まとめて中華鍋に投入され、じゅうじゅうと焼けながら良い匂いをたてる。
魔理沙肉独特の、さっぱりとした脂の匂いだ。カロリーも鶏肉以下で、メタボな男性にもオススメだ。
「へい、魔理沙丼お待ち!」
ほかほかと湯気を立て、魔理沙丼が並べられてゆく。
柔らかい肉と、甘辛いタレが絶妙にマッチしており、客たちは夢中でご飯を崩してゆく。
そうして一杯平らげた後は、魔理沙丼の虜になり、また店に足を運ぶことになるのだ。
実際、魔理沙丼の店がはじめてここに出来てから、客足は増える一方、魔理沙は殺される一方である。
最初に腹を裂かれた魔理沙は既に事切れており、上半身だけが手錠で繋がれ、むなしく鉄棒にぶら下がっていた。
他の魔理沙たちは、次は自分だと考え、震えが止まらなくなる。
店員がまた屠殺場に入っていく。今度は左から二番目の魔理沙が標的になった。
仲間が殺された場面を見た魔理沙は、精一杯抵抗しようとする。両手両足をじたばたさせ、店員をはねとばそうとする。
しかし魔理沙の体力は、所詮13歳ほどの少女のそれにすぎない。大人の店員が本気で抑えつければ抵抗することなど叶わないのだ。
結局その魔理沙も腹を裂かれ、絶望の中で失血死していった。
残った魔理沙は泣き、ある者は叫び、一部はすでに発狂してうふうふと奇妙に笑っている。
遠からず全員があの世行きになるだろう。
飲食店の例に漏れず、昼になると、魔理沙料理店は途端に忙しくなる。
魔理沙丼の注文もみるみる増え、魔理沙は次々と殺されてゆく。
「嫌あぁ、嫌あああああ!! 殺さないでええええ!!!」
楽しそうに談笑する客たちは、屠殺される魔理沙の悲鳴を聞くと、じゅるりと涎をたらした。
魔理沙は殺したてが美味しいというのは、魔理沙について多少の知識がある人ならば、もはや常識である。
魔理沙の悲鳴は、すなわち美味しい魔理沙丼を意味するのだ。
そして丁度殺された魔理沙の肉が、ほかほかのどんぶりとなって、客の前に並べられる。
「上魔理沙丼、お待ち!」
上魔理沙丼は、魔理沙丼を少し上等にしたものだ。具体的にどこが違うかといえば、使われている部位が違うのである。
魔理沙丼には腹肉と足肉が使われていて、これも一応美味しいのだが、
魔理沙の中で特に柔らかくジューシーなのは、二の腕、おっぱい、尻の三箇所である。これを霧雨魔理沙3種の神器と呼ぶ。
これらの場所は魔理沙の中でも特に人気が高く、また取れる量も少ない。
そのため、上魔理沙丼は魔理沙丼の三倍の価格となる。しかしどうせなら美味しい魔理沙を食べたいというのが人情だ。
えぐりとった尻肉の豪勢さ、おっぱいのやわらかい弾力に、とろけるような二の腕。
上魔理沙丼の注文はいつも絶えない。日によっては、屠殺が間に合わなくなることすらある。
そして夜になると、客のサイフの紐が緩むのか、ますます値の張る品が注文されるようになる。
「魔理沙コブクロ揚げお待ち!」
子宮をまるごと引っ張り出し、高温できつね色になるまで揚げたこの一品は、魔理沙料理でも特に値が張るものだ。
魔理沙一頭につき、一個しか取れないのだからそれも当たり前だろう。
コブクロ揚げは、コリコリした独特の食感をもち、その匂いもクセがある。
しかし常連には、そのくさみが却って食欲を増進させると、もっぱらの評判だ。
ソーセージを詰め込んで揚げた魔理沙セックス揚げや、子持ち魔理沙のコブクロを揚げた魔理沙親子揚げなど、
バリエーションも豊かで、極めようとしても極めきれない奥深さがあるのである。
そして閉店、24時をまわると、客足も少なくなりラストオーダーとなる。
後は掃除をして収支を確認し、明日に備えて家に帰るだけだ。
夜になると屠殺場は赤黒い血まみれの地獄絵図と化す。魔理沙の内蔵や肉片がそこらじゅうに飛び散り、生臭い臭いをたてている。
これだけの魔理沙を殺すと出てくるゴミも凄い。特にかさばるのは骨と生首である。
骨は言うまでもない。大抵の部位は食べられないため、ゴミに出すしか無いのだ。
スープやタレの出汁を取るため残しておく分もあるが、多くはただのゴミであった。
また、タンなどを除けば、生首も食べられる部分は少なく、毛も多いので食用には向いていない。
今日は40個。全てをビニール袋に放り込み、固結で二度結んでしまった。
「おい、終わったか」
「はい、ゴミは全部片付けました」
大量のゴミを始末するだけで、軽く一時間はかかってしまう。
魔理沙料理は美味しいが、魔理沙を料理するのは楽ではない。まったく厄介な家畜も居たものである。
生き残った魔理沙たちは、閉店時間が来たことを知ると涙を流しはじめた。
安心感からだろうか。それとも、仲間を殺されてしまった悔しさからだろうか。
いずれにせよ、人間には関係のない事だ。一般社会にいる大抵の人間は、肉畜に同情するほど優しくない。
この魔理沙たちも明日には屠殺され、人間たちの腹の中に収まるのだろう。
と、そこに一人の店員が入ってきた。バケツを持っており、その中にはありったけの残飯が詰められていた。
「おら、食えよ」
生き残った魔理沙たちには食事が与えられる。
ただし、これは生かすための食事ではなく、肉としての品質維持の為の食事だ。
弱った結果、肉として駄目になっては仕方がない。残飯の内実は、死んだ魔理沙の内蔵と肉の集まりだ。
店員はバケツから肉を人づかみにすると、一頭の魔理沙に近づき、その口に押しこもうとした。
焼けた魔理沙の臭い。さすがに同族の肉には嫌悪感があるらしかった。その魔理沙は青ざめて、いやいやと首をふる。
「チッ、ふざけてねえで早く食えや豚が!!」
店員は残飯を床に叩きつけると、魔理沙のほほに鉄拳を食らわせた。
「がはっ……!!」
魔理沙の顔が赤く腫れ上がり、口からは血と砕けた歯がぽろぽろとこぼれ始める。
店員の制裁は止まらない。右頬を殴れば次は左、左の後は右だった。
十回ほど殴られ、歯が殆ど抜けきってしまうまで、その魔理沙は殴られ続ける。
その間ほかの魔理沙は、抗議することさえ叶わず、弱々しいヒヨコのように震えていた。
「ごべ、ん、なざい……、ごべ、んなざいぃぃ……」
壊れた人形のように同じ事を繰り返す。わがままな魔理沙は体に教えるしか無い。
その魔理沙は恐怖のあまり過呼吸になり、全身を痙攣させながら、前と後ろの穴から汚らしく排泄物を漏らしていた。
全員に食事が行き渡る。
絶望と恐怖と痛み、全ての魔理沙はさめざめと泣きながら、牧場に帰りたいと願った。
牧場でも魔理沙は家畜扱いされていた。しかしそれでも、金に変わる商品として大切にされていた。
1%ぐらいは魔理沙に優しくしてくれる飼育員もいた。仲の良い魔理沙同士、笑い合うこともあった。
しかしそれは叶わない。
魔理沙という畜生がどのように扱われるか、それは人間が決めることなのだ。
「私たちだって、人間と変わらないじゃないか……」
食事を終え、泣いていた魔理沙がふとつぶやいた。
顔をくしゃくしゃにして泣く姿は、下手な人間よりも可愛らしい。
しかし、それを聞きとった店員は笑った。
「お前らは人間とは違うんだよ」
扉が閉じる。真っ暗になる。それがこの世界における魔理沙の全てであった。
凄いね! 魔理沙ちゃんキャラ部門5位おめでとう!
今年も産廃でバラバラになったり、食べられたり、殺されたり、レイプされたりすると思うけどがんばってね!
おにく
作品情報
作品集:
2
投稿日時:
2012/02/29 07:25:23
更新日時:
2012/02/29 16:25:23
評価:
15/18
POINT:
1550
Rate:
16.58
分類
魔理沙
家畜
屠殺
カニバリズム
子持ち魔理沙にしたいんだけど
生まれてから死ぬまで家畜なら…?
んー、周りの人の話で…かな?
いや、すいません。疑問に感じたもので
いやはやクローンマリサいいですね美味しそうですね食べたいですね
――ってことが子供の頃あったな〜、がっはっは!! と魔理沙を肴に酒をかっ喰らうおっさんの話とか無いかな〜。
読んでいて感じたところを申し上げますと、しっかり血抜きをして(頚動脈と腿を縦裂き)、4日ほど1,2℃の温度で寝かせる必要があるのではと思いました。第二次性徴期の牝肉では脂肪もまだ少ないですし、淡白です。熟成させないと固くうま味も無いかと思われます。もちろん魔理沙は屑のブロイラー肉ですが、それでも風味を上げる工夫は店としてあって欲しいなと。
確かに客の前で捌き、悲鳴を聞きながら食する肉は最高でしょう。しかし、それは云わば回転寿司店が店先で行うマグロの解体ショー。されば解体用魔理沙はそのまま吊るして熟成させておき、客に出すのは熟成後の魔理沙であってもいいのではないでしょうか。
そして頭部を捨ててしまうのはもったいないです。仰られるとおりこの年齢の牝は可食部分が少ない。であれば大きな臓器である脳を食べぬのは損です。そのまま粉をまぶして揚げ、ぱらりと塩を掛けて食べてもいいですし、味噌とあわせて肉と炒めれば、魔理沙丼の別バージョンにもなりましょう。また頬肉と鼻の軟骨も美味しく頂ける部位です。アキレス腱や筋と一緒にトロトロになるまで煮込んで、小籠包にするのはどうでしょう。口の中で広がるゼラチン質のスープ、サイドメニューとして人気が出るのではと思います。
個人的には甲状腺を是非食べてみたいですね。思春期になると牝はホルモンを多量に分泌する為、甲状腺が発達します。油を引かずとも、焼けばトロリと油が融け、甘みとコクが舌を包む。
甲状腺の分だけ10点引かせていただきますが、大変満足致しました。こういった作品がますます増えることを願います
我々人間はこういった家畜の命に支えられている事をもっと知るべきですよね。
それにしても屠殺員の人、良い仕事しますね。是非、魔理沙肉で一杯やりたいものです。
店員さん、家畜と魔理沙は違うだろう?
豚なんてゴミみたいな脳みそしか持ってない訳だし。
この世界は病んでる。
彼の国でも魔理沙料理が流行るのはそう遠くないことだろう。
カニバにおいて理不尽さは最高のスパイスですね。
今、本当に魔理沙自身が問われた作品を見た。