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『二人の科学者と実験体』 作者: ぐう
「にとり、これはどうするのよ?」
「えーっと、そのパーツはそこにセットして、それから・・・」
ここは九天の滝から流れる河川に沿ったところにある、にとりの家・・・と隣接している小型工場。
今日もまた、何やらメカニックな物音が聞こえてくる。
そこで作業に当たっているのは、河童の中で最大のメカニックの腕を誇るにとりと、科学の知識に関してパチュリーすら凌駕する朝倉理香子だった。
「後はこれを組み合わせれば、ようやく完成するよ」
「ところでにとり、これって一体何に使うの? いい加減もったいぶらずに教えなさいよ」
「理香子、そんなに慌てるもんじゃないよ」
これに里香が加われば更なる発展が期待できそうなのだが、あいにく今日は私用のため不在だった。
二人の目の前で完成寸前を迎えている機械は、何やら水を入れて使いそうなものだった。
しかしこれを何に使うのか、にとりは決して理香子に話そうとはしなかった。
そしてにとりが最後の部品を適切に取り付けると・・・
「よしっ完成!」
何に使うのかわからない妙な機械は、とりあえず完成を遂げた。
「それで、何に使う機械なのよこれは?」
「聞いて驚かないでよ、これは真水を自動的に浣腸液にしちゃう機械なのさ!」
「かっ、浣腸!?」
それを聞いて理香子の頭に最初に浮かんだのは、お尻に入れる薬剤の入ったスポイト型の容器。
あるいはシリンダーに汲みこまれるアレ・・・
それを入れたらどうなるかはもちろん二人ともわかっており、理香子は続けた。
「そんなもん作って誰が得すんのよ、誰か便秘な奴にでも提供するの?」
「実は永遠亭で最近浣腸の製造が追いつかなくなってきたみたいで、それで製作を頼まれたんだ」
「そういうことならもったいぶらずに言えばいいのに」
どこぞの物好きが使うのかと思いきや、医療への一環なら理香子も納得がいった。
しかし、ここでまだ肝心な問題が残っていた。
「でも試運転はしなくちゃダメじゃない?」
「あっそうだね、ちょっと待ってて」
いくら二人の腕や知識が見事なものとはいえ、誤作動を起こして問題を起こせば大変なことになる。
にとりは外に出て川の水をバケツに汲んできて、水を入れる部分に注いだ。
「後はボタンひとつで、ちょっとした時間で本物の浣腸液ができあがるよ」
「本当にー?」
「信じてないね理香子、それじゃあよく見ててよ」
半信半疑の理香子の前で、にとりは浣腸液を製造するスイッチを押した。
激しい機械音とともに、中の水が激しくかき回されてゆく。
約1分経過すると機械は停止。見た目は一見ただの水のようなのだが・・・
「理香子、汲んで確認してみてもいいよ」
「うそっ・・・」
理香子は早速汲んで確認してみるが、確かに市販の浣腸の液と成分はまったく同じだった。
機械の他の部分には、グリセリンのような何かを入れるようなものは見当たらず、ただの水がどうやってこうなったのか見当もつかなかった。
「どう、私の技術力もなかなかのもんでしょ?」
「・・・確かにすごいけど、一度実験したほうがいいんじゃない?」
本物の浣腸液になったのはいいが、確かに実際に試してみる必要はあった。
しかし問題は誰が実験台になるのか・・・二人は顔を見合わせた。
「私は製作に没頭したから、ここは理香子に権利を譲ってあげるね」
「いやいや、私はお通じは間に合ってるし、ここは製作主が身を以て確かめるのがスジじゃない?」
「いやいやいや・・・」
「いやいやいや・・・」
にとりも理香子も互いに譲り合い、一向に試そうとはしなかった。
ガチャッ
「こーんーにーちーはー」
『!?』
二人が終わらない譲り合いをしていると、突然外とを繋ぐドアが開いて誰かが入ってきた。
間接が曲がらないため両手を前方に突き出しており、額に札を貼り付けている死体の少女、芳香だ。
「なんだこれー? 食えるか?」
遊びに来たのか単なる放浪か、少なくとも二人の捕食が目的ではない様子。
そして彼女の視線は、二人が完成させたばかりの浣腸製造機に向けられていた。
そんな芳香を見て、二人は顔を見合わせて無言でうなずいた。
「おー、お尻の中がゴリゴリするぞー。それでどうするんだ?」
「そのまま待ってて、今にわかるから」
にとりと理香子はうまいこと言いくるめて、機械に備えつけられているバイブらしきものを芳香のお尻に入れた。
死体のためか、痛覚はほとんどないようである。
芳香のお尻にバイブがしっかりと入ったことを確認すると、にとりはスイッチを入れた。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!
「おおおおおおおおっ、何かお尻の中が冷たいぞ」
バイブらしきものの性能は、以前にとりが開発した例のモノとほぼ同じようで、芳香の肛門内で激しく震えながら浣腸液を巻き散らした(新徒の「河童の新作性玩具」参照)。
単に浣腸液を作るだけでなく、こうして直接注入も可能。こういったところににとりのアイデアが光る。
しかし浣腸が注入されているはずなのに、芳香は何の反応も示さなかった。
「お尻がすっきりするけど、それだけかー? つまんないぞ」
「おかしいなぁ、濃度を強めたはずだから効果があると思ったのに」
「死体だから効き目がないんじゃない?」
バイブを外し、効き目があるか待つ一同。しかし芳香のお腹から音が聞こえる様子はなく、芳香も便意として腹痛や陣痛を訴える様子もない。
相手が悪かったのか、あるいは機械のどこかに欠陥があるのか。
「かーえるーぞー」
実験台にされたにも関わらず、大した変化のなさに飽きた芳香はさっさと帰ってしまった。
「理香子、私たちも一応試してみない?」
「そ、そうね・・・」
相手が悪いとはいえ、効果がはっきりとしないのに試運転が成功したとはいえない。
にとりと理香子はお尻を出して、付属の細いチューブを肛門に入れ、機械のスイッチを入れた。
ごろごろごろっぎゅーっ
「おおあっ? 何だこれ?」
にとりの家を後にした芳香は、しばらくしてお腹が鳴る音を感じた。
痛みは感じないが、お腹がやたらボコボコと動く感触だけは理解できている様子。
「何かお腹が動いてるし、お尻も変な感じがするぞー」
それはれっきとした便意なのだが、頭の弱い芳香にはそれが便意だということを認識できなかった。
生前はもちろん便意も通じもあったのだが。
ごぷっごろごろごろっぐりゅぎゅるるっ!
「すごくお腹が動いて面白いなー、でも一体何だろなこれ?」
今の芳香を襲う便意は、本来なら凡人だったら身動きがまともにとれないくらいに強烈なもの。
注入されたのも濃度が濃いものだが、痛みを感じないためやはり便意として認識することができないようだ。
「お尻がすごくむずむずして、何かいっぱい出てきそうだぞー」
芳香からしてみればお尻に迫る物体による痛みというよりは、何かが肛門をつつくような感触でしかなかった。
便意を便意と理解できない芳香には、当然我慢の概念もなく・・・
ブジュッビチャビチビチビビャビビイイイッ!
「おおーっ、何かいっぱい出てきたなー」
足を垂れ、あるいは激しく叩きつけられる茶色の液体。
水音とともに、事前に何か食べた形跡として芳香の下着はもこもこと膨らみはじめていた。
ブブビュッビチャビチビビビビッ!
「お尻がスースーして面白いな、せーがに見せてやるか」
更なる水音が響き、スカートより下を茶色の汚水にまみれさせている芳香。もちろん足元の地面も茶色の水溜りが広がり続けるばかりだ。
しかし当の本人は気にせずというか、致したということすら理解せずに暢気に歩いてゆくだけだった。
「おーいせーがー」
「芳香、一体どこ行って・・・って何垂れ流してるのよあなた!?」
「おー?」
後に芳香を発見した青娥は、思わぬ彼女の姿に驚きを隠せなかった。
「なっ・・・何これ・・・やっぱり濃度高かったじゃない・・・」
「そんなこと私に言われても・・・」
同じころ、こちらはにとりの家。二人は浣腸を実際に入れて自らを実験体にしていた。
しかし人間だろうと妖怪だろうと生身には刺激が強い濃度だったのか、二人はお腹を押さえて悶えていた。
ブビビッビチャアアアッ!
「ああ・・・もうだめ・・・」
以前のアナルバイブで肛門が拡張されて括約筋が緩くなったのか、にとりはあっけなく浣腸に屈してぶちまけてしまった。
下着も水色のスカートも茶色に汚れ、足元がすぐに茶色に染まってしまう。
「負けないわよ・・・私はこんなことで・・・ううっ」
漏らしたにとりを尻目に、理香子はせめて自分だけでも間に合わせようとにとりの家のトイレを借りに行こうとした。
お腹は慣れない浣腸で激しくごろごろと鳴っており、少しでも気を抜けば彼女もすぐに漏れてしまいそうだった。
ガッ
「きゃっ!?」
しかしトイレに行くことばかりに頭が働き、足元への注意は散漫だった様子。
機械に使うコードに見事に足を引っ掛け、盛大に転んでしまった。
ドサッ
「あぶっ! ・・・あいったぁ・・・・・・!?」
転んで顔面を打ちかけた理香子は、すぐに便意のことに気がついてお尻に手を伸ばした。
だが触れてみたお尻には既に悪臭を伴う水で濡れており・・・
ブリッブッビュッブビビビッ
「そっ、そんなっ・・・こんなことあああ・・・」
お尻を押さえて抵抗を試みようとするよりも早く、肛門は汚物の排泄を促した。
黒いズボンの中に汚水と柔らかめの固形物が広がり、嫌な感触が肌身に触れる。
「いやっ気持ち悪い・・・もう出な・・・んうっ!」
ブブリッブリュブリュッ、ブバッブババッ!
ズボンによってお尻に嫌な感触が広がり、理香子は排便の停止を必死に願った。
もちろんお腹の具合は更に強まる一方で、彼女のズボンには茶色の小さな膨らみが増える一方だった。
以後、機械は無事に永遠亭で浣腸液の製造に一役を買ったが、その為に三人の少女が自らを犠牲にしたという事実を知る者は誰もいなかった。
・・・一人を除いては。
今回は久々のにとり、更に夢時空から自機である理香子、そして初の神霊廊から芳香という何とも不思議な組み合わせとなりました。
便秘薬不足になったり浣腸製造機が必要になったりと、医療に一役買うつもりがとんだ「大」惨事となりました。
死体ってお通じとか感じるのでしょうか?
芳香はともかく、理香子は正直ネタが浮かばないための穴埋め的な存在になってしまいましたが、まぁこれでいいとしてうわなにをするやめ(ry
ぐう
- 作品情報
- 作品集:
- 3
- 投稿日時:
- 2012/04/09 15:35:50
- 更新日時:
- 2012/04/10 08:43:45
- 評価:
- 2/4
- POINT:
- 180
- Rate:
- 13.67
- 分類
- 河城にとり
- 朝倉理香子
- 宮古芳香
- スカトロ
- お漏らし
便想郷でしか需要と発想が起きないような、マーベラスな発明でした。
感覚と羞恥心がない芳香に試したのは、実験的にもスカ的にも失敗でしたね。
と、いうか、芳香のシモの世話は青娥がメンテとして行なっているのか?
その穴埋めに、カッパと眼鏡のねーちゃんが見事に散ってくれました。
案の定、幻の聖地、お便所には決して間に合わないし。
冒頭のセリフの頭にある『娥』って、何ですか? 当初、青娥を出演させようとした名残か何か?
この点は減点対象とさせていただきました。
安易に実験体にしたツケがきたという、身から出た錆という結果になりました。
芳香の下の世話は、原則娘々が行ってます。
最初の娥という字は、娘々の名前である「青娥」の「娥」という字が変換で出ず、IMEパッドに頼って書いたのですが、
打ち込んだ拍子に誤作動か何かで冒頭に飛んでしまったようです(言われるまで気づかなかった)
報告どうもです。
一箱に何ケースだったっけな。まあ、何十万って損害だったわけ。だからこのにとりの発明ってすごい思うのよ
だからにとりを尊敬します。だから今すぐにとりのうんこを真空パックにして届けてほしい。え、食べるかって? ええ、食べますよ
尻の穴から
何十万・・・浣腸液ってそんなに莫大な値段だったんですか・・・
にとりの出したてのうんうんもそれくらいの値段ですよw