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『産廃創想話例大祭 『魔理沙ちゃん育成キット』』 作者: 零雨

産廃創想話例大祭 『魔理沙ちゃん育成キット』

作品集: 3 投稿日時: 2012/05/05 11:01:06 更新日時: 2012/05/05 20:01:06 評価: 13/19 POINT: 1320 Rate: 13.45
忌み嫌われた妖怪たちが住む、幻想郷の地底。
そんな地底の奥の奥、灼熱地獄のすぐ傍にある屋敷に、古明地さとりは住んでいた。
屋敷の名前は地霊殿。東洋風なその名前とは裏腹に、西洋風な屋敷である。
いつもとは違い、ルンルンと機嫌のよさそうなさとり。それもそのはず、今日はさとりがずっと楽しみにしていた、『魔理沙ちゃん育成キット』が届くのだ。
『魔理沙ちゃん育成キット』とは、幻想郷の地上に住む人間の魔法使い霧雨魔理沙をモデルにした魔法生物を育てるための道具である。
これを発明したのは、魔理沙と同じく地上に住む魔法使い、アリス・マーガトロイド。
彼女の目標である、自立人形を作成するための過程で、アリスは魔理沙から細胞の一部をもらっていた。
その細胞を基に、彼女は自立人形を作り上げようとしたのだ。しかし、そう簡単に自立人形が出来るはずもなく、途中で行き詰まってしまった。そこで、息抜きに彼女が作り上げたのがこの『魔理沙ちゃん育成キット』である。
息抜きといっても、彼女は作品に妥協はしない。このキットで育成できる魔理沙ちゃんは、大きさ以外は本物の魔理沙とほとんど変わりがなく、育て方次第で本物にも勝るとも劣らぬ知能や強さを身につけることが可能なのだ。

そのようなわけで、地霊殿に『魔理沙ちゃん育成キット』が届いた。

早速、自分の部屋に持って行き、扉に鍵をかけるさとり。誰の邪魔も入らない、一人だけの空間でこのキットを楽しみたいようだ。

「ふふ……。やっと届いたわね……。これを教えてくれたこいしに感謝しないといけないわね……。」

ニヤニヤと、傍からみれば不気味ともいえる笑顔を浮かべながらさとりがそう呟く。
新しいおもちゃを買ってもらった子供のように、無邪気な瞳でダンボール箱を開け、中に入っていたキットを取り出す。
魔理沙を象徴するような白と黒で飾られたキット。金色の文字で『魔理沙ちゃん育成キット』と書いてある。
それをさとりは先程までとは違い、慎重な手つきで開封していく。まず、最初に取り出したのはこのキットの説明書。
小さめの紙に、ビッシリと文字が書いてある。

 『魔理沙ちゃん育成キット 説明書』
このキットで育成できる魔理沙ちゃんは、本物とほとんど変わりありません。生命力も人間並みですので雑に扱うとすぐに死んでしまいます。
餌は、人間と同じものを与えてください。
成長するにつれ、だんだんと魔法やその他、いろいろなことを習得するようになります。
成長した魔理沙ちゃんによる被害については、当方は一切の責任を負いませんのでご了承ください。

簡単にまとめるとこのようなことが説明書に書いてあった。
要は、人間とほとんど変わらないから大切に育てろ、ということだ。

「ふうん……。人間とほとんど変わらないのね……。私を見て怯えたりしないかしら……?」

つい、暗い想像をしてしまうさとり。ぷるぷると頭を振って、脳裏に浮かんだその想像を打ち消した。
そして、説明書を箱の傍にそっと置いて、本命を取り出そうと再び箱を開く。箱の中から、人形と見紛うような綺麗な少女が出てきた。これが、魔理沙ちゃん。その身長は60cmほどだろうか。
今はまだ目を開くことはない。呪文を唱えることによってその目が開き、最初に見たものを主人と認識する。
呪文を唱える前に、部屋の戸締りを再びしっかりと確認するさとり。きちんと扉が閉まっていたことを確認すると、外出しているはずだが念のため、こいしが部屋に隠れていないかどうかも調べ始めた。
どうやら、この部屋にはさとりと魔理沙ちゃんしかいないようだ。
ホッと安堵のため息をついて、さとりは再び魔理沙ちゃんに向き合う。
そして、小さな声でそっと呪文を唱える……。
眩い光が部屋を包み込む。その光が消えた後には、さとりの目の前に魔理沙ちゃんが立っていた。

「おう!お前が、私の主人だな!私は魔理沙だ。これからよろしくな!」

「……ええ。こちらこそよろしく、魔理沙。私の名前はさとり。ここ、地霊殿の主よ」

「ちれいでん?なんか難しい名前だなー。そんなことより、お腹が空いたぜ……。何か食べるものはないか?」

難しい表情をしていたと思ったら、次の瞬間には笑顔になるなどと、ころころと表情を変える魔理沙ちゃん。
一見すると、かわいい存在だが、さとりは魔理沙ちゃんに少しばかり恐怖を覚えていた。
心がほとんど読めないのだ。喜怒哀楽をなんとなく感じ取ることは出来そうだが、普通の人間たちとは違って、何を考えているのかは読み取れない。
一般の妖怪や人間からしてみれば、心が読めるほうがおかしいのだが、さとりはその名の通り覚妖怪である。
心が読めないと、どうも安心することが出来ないのだ。

「食べるものねぇ……。キッチンに行けば何かあると思うけど、どうしようかしら……?あなたはどうしたい?」

「私は早く何か食べたいぜ。お腹ぺこぺこで死にそうだ……。キッチンまで案内してくれ……」

きゅるきゅると、お腹を鳴らしながらさとりに訴える魔理沙ちゃん。自力では扉に手が届かないし、地霊殿の間取りもまだ分かっていないので、さとりに案内してもらうしかないのだ。
そんな魔理沙ちゃん見て微笑を浮かべるさとり。魔理沙ちゃんが入っていた箱を片付け、ゆっくりっとした動作で彼女を抱えて扉を開ける。
さとりの部屋からキッチンは目と鼻の先だ。部屋から出たさとりは抱えていた魔理沙ちゃんをおろしてやる。
よっぽどお腹が空いていたのか、脇目も振らずキッチンにとたとたと駆けていく魔理沙ちゃん。

「そんなに慌てて走らなくても、食べ物は逃げたりしないわよ?少し落ち着きなさいな」

「いいや、もう待ってられないぜ!食べ物はどこだ!?」

「食べ物は冷蔵庫に入ってるけど、あなたの身長じゃ届かないと思うわ……。私が取ってあげるから、あなたは大人しく椅子にでも座って待ってなさいな」

「むむぅ、私の身長じゃ椅子に座るのはちょっと辛いぜ……。抱っこして座らせてくれ」

「ああ、もう……。後で座らせてあげるから、今はそこで大人しくしてなさい。冷蔵庫に作り置きがあったはずだから……ってなによこれ!?食べ物には見えないモノが冷蔵庫に入ってるんだけど!?おりーん!お燐!ちょっと来なさい!」

冷蔵庫の中身を見るや、慌ててお燐を呼びつけるさとり。ドタドタと大きな音を立てながらお燐がやってきた。お燐はさとりのペットの中でもかなり古株の妖怪で、人型になれる数少ない妖怪でもあった。このキッチンを利用するのは、さとりとこいし、お燐、それとお空の4人だけだ。こいしは今この場におらず、お空がキッチンを利用することはまずない。だから、さとりはお燐を呼んだのだ。

「どうしたんですかさとり様!?また、お空が地上を焼き払おうとしたんですか!?あたいから厳しく言っておきますから、どうかお許しください!」

キッチンに飛び込んで来ると同時に、機関銃のごとく謝罪の言葉を口にするお燐。お燐の心の声は友人を思う気持ちと、これからの自分の処遇についてで埋めつくされている。
さとりは、そんなお燐の心の声を聞いて少し落ち込みながらも、冷蔵庫の中を指差しお燐に質問をした。

「お燐。お空は何もしてないから、頭を上げなさい。私が聞きたいのは、この冷蔵庫の中に入ってた産業廃棄物のことよ!本当になによこれ!?冷蔵庫に入れていい色じゃないでしょう!」

「あたいの早とちりでしたか……。で、それは確か、こいし様が作った創作料理です……。昨日だったか、一昨日だったかは忘れましたが、さとり様がいないときにこいし様が頑張って作ってましたよ」

「そういえば、料理にはまったとか何とか言ってた気がするわ……。それで、これは一体何を使ったの?見たところ、冷蔵庫の中の食材はあまり減ってないようだけど」

「えっと……。その、創作料理だそうで、普通の食材を使うのは面白くないってこいし様が言ってましてね……。その辺で捕まえてきた怨霊とか、なんかもう色々と使ってましたよ……」

やれやれ、と言わんばかりにお燐が首を軽く振る。ちなみに、こいしは料理を作るだけ作って満足したらしく、地上に料理の勉強をしにいくとお燐に告げて出て行ったらしい。

「私がいない間にそんなことがあっただなんて……。出来れば、私が帰ってきたときに伝えて欲しかったんだけど……」

「いやぁ……すっかり忘れてました……。ところで、さっきからずっと気になってたんですが、そこにいるどこかで見たことあるような白黒は一体何です?拾ってきたんですか?それにしては、少し小さいような……」

「……お?何だ、もしかして私のことか?私は魔理沙だ!今日からここに住むことになったんで、よろしく頼むぜ!」

「へぇ……。こりゃまた賑やかになりそうだねぇ。こちらこそよろしく、魔理沙」

「あ、分かってるとは思うけどお燐。この魔理沙は地上の魔理沙とは別の存在だからね?」

「お空じゃあるまいし、分かってますよさとり様。心配無用です」

お燐がドンと胸を張る。彼女も元はさとりに拾われた妖怪。今更、妖怪の一匹や二匹増えたところで、特に問題はないだろう。
さとりの予想よりもお燐の動揺は少なく、これならうまくやっていけそうだとさとりは胸をなでおろす。が、ここであることに気が付く。

「こいし……。キッチンの後片付けをしてないじゃない……。しかも、冷蔵庫にあったはずの作り置きも食べられてるし……。魔理沙、悪いけどご飯はもう少し待ってて頂戴ね?」

「そ、そんな殺生な……」















魔理沙ちゃんが地霊殿にやってきてから、2週間が経った。
元々住んでいたペットたちと揉めたりしないか、さとりはこの2週間不安で仕方がなかったのだが、どうやらそれも杞憂に終わったらしく魔理沙ちゃんは他のペットたちとも打ち解けているようだ。
お空はまだ、地上の魔理沙との区別がついていないようだが、まあ問題ないだろう。
魔理沙ちゃんとお空が対面したときの地霊殿の空気は、お空が地上を焼き払おうとした日以降で久しぶりにほのぼのとしたものだった。今ではもう、魔理沙ちゃんも立派な地霊殿の家族の一員だ。まだ、こいしとは会っていないが、近いうちに会うことになるだろう。

「今回は珍しく、こいし様の地上滞在期間が長いですねぇ……。いつもなら、3日に一回くらいの割合で帰ってくるのに……」

「そうねぇ。珍しいと言えば、こいしが目的を持って地上に行くのも久しぶりな気がするわね……。あの子も少しは成長したのかしら……」

「こいしってさとりの妹だよな……。早く会ってみたいぜ……」

「まあ、もう少ししたら会えると思うわよ?あの子は熱しやすく冷めやすいタイプだから、そろそろ料理にも飽きが来てるころだと思うわ。今回はちょっと長続きしてるみたいだけど」

「……そういえばさとり様。今日は灼熱地獄の管理について、閻魔様とお話しするんじゃありませんでしたっけ?時間、大丈夫なんですか?」

お燐が言うとおり、今日さとりは地霊殿を離れなければならない。だから、魔理沙ちゃんがここの空気に馴染めるかを気にしていたのだ。
まあ、この馴染みっぷりなら心配する必要はないだろう。お燐もいるし、安心して留守を任せることが出来る。

「そうね。そろそろ行きましょうか。じゃあお燐、魔理沙、留守は任せたわよ」





「さて、さとり様も出かけたことだし、あたいもちょっと死体集めに行って来るよ。なぁに、さとり様が帰ってくるまでにはあたいも帰ってくるように努力するさ。だから、留守は任せたよ魔理沙!」

さとりが外出するや否や、お燐は魔理沙ちゃんにこう言い残し、出て行ってしまった。お空はさとりと共に閻魔に会いに行ったので、今この地霊殿で人型の妖怪は魔理沙ちゃんだけだ。
さとりのペット達はいるのだが、魔理沙ちゃんはさとりと違って心を読むことが出来ないし、お燐やお空とも違って、元々獣だったわけでもない。ひとりぼっちになってしまったのだ。

「はぁ……。私一人じゃ、ほとんど何も出来ないぜ……。暇だな……」

地上の魔理沙とは違い、まだ魔法を使うことの出来ない魔理沙ちゃん。扉を開けることですら一人では難しいのだ。
仕方がないので、さとりが帰ってくるまで昼寝をすることに決めた魔理沙ちゃん。
すやすやと気持ちよさそうな寝息を立てて、あっという間に夢の中に旅立ってしまった。

ちょうどその時、地霊殿の玄関扉がゆっくりと開こうとしていた……。















「ただいま、お燐、魔理沙。帰ってきたわよ。予想よりも早く終わって助かったわ」

玄関の扉を開けて、笑顔でそう言うさとり。しかし、2人からの返事はない。まさか、2人揃って昼寝でもしているのか、などと思いながらさとりはリビングに向かう。
だが、そこにも2人の姿はなかった。そこで、さとりはあることに気が付く。
キッチンから、物音がするのだ。それに気が付くと同時に、先程までは感じ取ることの出来なかったあるにおいが鼻につく。
恐る恐る、キッチンに歩みを進めていくさとり。最悪のイメージが脳裏にちらつく。必死にそのイメージをかき消そうとするものの、一度浮かんだイメージを消すのは難しい。
恐怖で張り裂けそうな心臓を押さえながら、キッチンに踏み込んだ。
そこでは、こいしが料理を作っていた。

「こいし……。帰ってきてたの?」

「うん、ちょっと前にねー。そうそう、地上にある紅魔館ってところで料理の勉強してきたの。今作ってるから、お姉ちゃんも座って待っててよ」

笑顔でそう答えるこいし。今までさとりが見てきた中でも、一番と言ってもいいかもしれないくらい生き生きとした笑顔だった。
それだけ答えると、もう言うことは何もないといわんばかりに、料理を作る手を再び動かすこいし。
こいしの目の前にある鍋から漂うのは、さとりが嫌いな血の匂い。
何を作っているのか、それを聞くことが出来ない。聞いてしまえば、もう戻れない気がするから。
でも、聞かないわけにはいかないのだ。現実から目をそらし続けるだけではいけないのだ……。

「ねえ、こいし……。その、何を作ってるのかしら?材料は?」

「んー?さっきそこらへんで捕まえたやつを煮込んでるのー」

「……捕まえたって、一体何を捕まえたの?……いいわ、もう単刀直入に聞くわよ?あなた、魔理沙を捕まえたわね……?」

こいし相手にぼかすような質問をしても埒が明かないと考えたさとりは思い切った質問をした。その質問を口に出した瞬間、再び頭の中にイメージが蘇ってきて思わず戻しそうになるさとり。
そんなさとりを見て、こいしはげらげらと笑い出した。

「もしかしてお姉ちゃん、私が魔理沙を煮込んでると思ってるの?いやねぇ、そんなことするわけないじゃない。魔理沙ならそこよ」

こいしがキッチンの隅を指差しながらそう言った。よく見てみると、テーブルの陰に隠れて気が付かなかったが、魔理沙ちゃんが毛布をかぶって眠っていた。
魔理沙ちゃんの姿を見て、さとりは一気に緊張が解けたのかその場にへたり込んでしまった。

「よかった……。もう、あんまり驚かすようなことはしないで頂戴」

安心はしたものの、この状況で寝息一つ立てずにぐっすりと眠り込んでいる魔理沙ちゃんに少々腹を立てたさとりは、魔理沙ちゃんを起こして一言言ってやろうと、部屋の隅に移動した。
ぐっすりと眠っている魔理沙ちゃんの毛布を剥ぎ取るさとり。そこで、さとりの視界に入ってきたのは、先程思い浮かべていた最悪の光景だった。
あるはずの胴体がなかったのだ。毛布を被っていた部分だけ、綺麗にくりぬかれている。

「こいしっ!?これはどういうことなの!?」

「……実は、さっきお腹空いてたから食べちゃったの。紅魔館で、人間を使った料理も教えてもらって試してみたかったし……」

さとりの目の前が真っ暗になる。新しい家族を、2週間で失うことになるだなんて一体誰が予想できただろうか。
さとりが今日の日まで信じ続けてきた全てをこいしが踏み潰したかのようだ。さとりはもう何も信じられる気がしなかった。ふらふらと、ゾンビのような歩みでキッチンから出て行くさとり。
そんなさとりを見て、こいしは特に何を思うわけでもなく、ただ一言ポツリと呟いた。



「お姉ちゃんに、私の料理を食べてもらいたかったのにな……」
魔理沙ちゃんはかわいいですよね……。
それこそ、食べてしまいたいくらいに……。

期限内に書き上げることができてよかった……。
零雨
作品情報
作品集:
3
投稿日時:
2012/05/05 11:01:06
更新日時:
2012/05/05 20:01:06
評価:
13/19
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1320
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13.45
分類
産廃創想話例大祭
さとり
魔理沙ちゃん
こいし
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0. 170点 匿名評価 投稿数: 6
1. 100 名無し ■2012/05/05 21:33:17
最初ののほほんとした感じも最後の少し切ないところもとてもよかったです。
2. 90 名無し ■2012/05/05 21:36:43
今こいしが煮込んでいるのは誰なんですかね…?
3. 90 名無し ■2012/05/05 21:37:22
読者の期待に沿う形での伏線回収。惚れ惚れとしました
こいしちゃんのかわいさと残酷さが光って見える、いい作品です
5. 90 名無し ■2012/05/06 02:31:20
自力で魔法を覚えるならオリジナルより優秀だな
しかし魔理沙には無様な死に方がよく似合う
6. 80 NutsIn先任曹長 ■2012/05/06 11:19:52
そうきましたか……。
確かに、さとりのために作った料理には使ってませんがね……。
8. 90 まいん ■2012/05/06 21:40:10
可哀相なさとり、でも安心して下さい。
貴女の愛した魔理沙は妹の体の中で生き続けるのですから。
9. 100 名無し ■2012/05/08 11:07:48
こう来るのか…
11. 90 アレスタ海軍中尉 ■2012/05/09 01:49:24
これはいいこいしちゃん
13. 80 んh ■2012/05/09 21:52:54
 草じゃないのか!

 ちょっとオチが見えてしまったかなと思いました。もちろんオチはいつもどおりの魔理沙で至極満足なのですが、もっと思い切り上げて(例えばシーツめくった段階では生きてるとか)、そんでドンと落として欲しかった。
 
 これはこれでこいしちゃんの意味不明さが際立ってて可愛いので、個人的な満足感はあるんですけど。
14. 90 紅魚群 ■2012/05/11 17:32:28
文章に無駄な部分がなく、コンパクトにまとまっているためとても読みやすかったです。予想を裏切ったとみせかけて裏切ってないオチも面白い。こいしちゃんはお茶目だね。
ただ魔理沙ちゃん自身の可愛さが伝わってくるシーンがもうちょっとほしかったです。さとりんは十分可愛いかったけどね。
15. 70 あぶぶ ■2012/05/23 20:55:14
さとりさんが不憫で仕方ない。
魔理沙ちゃん育成キッドって非人道的かもね。
16. 80 木質 ■2012/05/27 18:41:14
この魔理沙育成キットがあれば、オリジナルよりも品のある魔理沙や、乙女乙女してる魔理沙が…

しかし、このすれ違う姉妹、なんとかしてあげたい気持ちに駈られます。
この育成魔理沙ちゃんがもっと強ければ、こいしに殺されず、彼女の良き友人となる明るい未来があったのでは無いかと思うと胸が詰まります。
19. 100 名無し ■2014/06/06 00:21:25
ペットを飼うのは大変なのだ
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