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『「おばさん、お願いもう一作品、産廃創想話例大祭に稿したいわ」』 作者: 戸隠
「この間のカオスで十分だよ霊夢」
「違うの、この間のは違うの」
「なんだい、泣いているのかい霊夢?」
「悔しい」
「わたしゃ、どうなっても知らないよ」
「おばさん」
コウノトリが魔理沙を運んで来たんだよ。遠くの森から運んで来たんだよ。
「やめろ! クソ! 離せこの鳥」
魔理沙はコウノトリの嘴に体を挟まれて逃げることが出来ないんだよ。このまま、連れて行かれたら大変なことになってしまうんだよ。
「このやろう! この、この」
無駄な抵抗だよ、嘴を魔理沙は何回も殴った。右の手は皮の手袋をつけているから大丈夫だけど、左の手は素手だから皮膚が破けて血が滲んでいたんだよ。捕まったときに地面に手袋を落としちゃったんだ。
「私を、どこに連れて行くつもりだこの!」
また殴った。コウノトリは別に何か感じる様子も無く飛び続けるよ。終着地点に向かって時速143kmで機械的に進むのだよ。
「畜生、このやろう私をどうするつもりだ!」
人語を理解しない鳥にとっては獲物が何だかわけの分からない事を言っているだけに聞こえるのだよ。基本的に機械的な動作で連れて行かれる先はコウノトリの巣なのだよ。
「何だ! クソ! クソ! 痛い!」
今度は、はさまれている体を揺らして何とか逃れようとしたんだ。ところが、だめだったんだ。コウノトリは、揺れるのでさらに強く挟んだんだよ。だから、そのせいで今まで奇跡的にどこも折れていなかった。骨が、折れたんだよ。
肋骨が折れて、肺に刺さったんだ。
「ゲ! ヒ! ゲヒ」
息が苦しい、痛い! 助けて! と魔理沙は声にならない声で言ったんだ。既に致命傷を負っていて助からないよ。
でも、苦しいのはあと少し、コウノトリの巣まで後、100mくらいだよ。
「ギャー! ギャー!」
ところが、その時だったんだ。急にはるか上空から、子育て中のアホウドリが急降下してきたんだ。そして、コウノトリごと、掴んで捕まえてしまったんだ。
ものすごい、衝撃があったことを魔理沙は覚えている。
作品情報
作品集:
3
投稿日時:
2012/05/19 03:12:53
更新日時:
2012/05/19 14:04:20
評価:
9/27
POINT:
650
Rate:
4.82
分類
コウノトリ
アホウドリ
魔理沙
産廃創想話例大祭
でも、カオス
私はドラグノフSVDを構え、空を飛ぶ影をスコープに収めると、引き金を引いた。
命中!!
銃弾は見事に魔理沙の腹に命中した。
ちゃんと急所は外してある。
楽には死なせない。
つまり死んでないということだろ?
がっがりだよわいは
なんか本当に書き直した感じがしてしまいました
面白いですが少し物足りない感じがします。
素晴らしい人格者ですな