こうやって少女は能力を増やしてゆくのです

nitoriは最近「エロゲのように台詞選択で人生を分岐させる程度の能力」を手に入れた。
駄菓子屋で50円で買ったのである。このゲームで「〜程度の能力」と呼ばれるものを
手に入れる手段はいくつかある。インコ真理教でヘッドギアを着けて精神修行をし、
四無量心の境地によって手に入れたのが某非力なのに無理しちゃってるガール☆であり、

nitoriのように駄菓子屋で50円で買ったのが腋ξ巫女である。それぞれどんな能力を手に入れたかは
各自調べられたし。





nitoriは仕事帰りに別の部署の先輩の車中で早速手に入れた能力を使ってみることにした。

先輩「nitoriちゃんの部署にアレクシさんいるでしょ？あの人、他の部署からの左遷組で、
nitoriちゃんがくる一週間前くらいに来た人なんだよ。」


nitori「へぇー。それでアレクシさんが断トツであたしに対して気さくだったんですね。
アレクシさんうちの部署の他の人とひとっこともしゃべらないですもんねえ。」


先輩「ああ、まだしゃべらないの。実はね、アレクシさんが転属になってすぐに歓迎の飲み会が
あったんだけどね、そこでリーダーの布（ブー）さんと一悶着あったのさ。
飲み会の席でアレクシさんが『俺は前の部署ではもっと権限ある仕事をしてたよ。
人手不足で仕方なく来てやったけど、補充されたらすぐ戻るから。』って言って布さんと
喧嘩になったってわけｗ」


今田！能力を使うぞ！まずは台詞A・「そりゃ喧嘩になりますよね。布さんは言うこときっちり言って頼りになりますね。」

先輩「ん？ああまあね。」会話は終わった。駅に着くと今までの会話はまるでなかったかのように
先輩は「じゃあまた明日ね。」と笑顔でブロロローンした。



セーブしたところに戻ってもう一回。台詞B.「ケッサクっすね！ｗｗアレクシさん最高！布さんって女みてえｗｗ
こんなあたしみたいな来たばっかの人間でもできる仕事、それなりのプライド持ってやってるってこと？ｗｗ
馬鹿ｗｗｗバｗｗｗｗｗカｗｗｗｗｗｗｗだ〜から飼い殺されてんだよｗｗ」


先輩「だーろ〜ーう？ｗｗｗｗｗお前よくわかってんじゃん。俺のチームに早く来いよな。俺もそうなるように
手筈整えてやるよ。」


その頃、チームリーダーの布は自分の部署の金田、阿武、本望を連れてパチ屋に出かけて行った。
子分を引き連れて満足げである。
アレクシは守衛と馬鹿笑いをしながら立ち話をしたのち、草野球チームのナイター練習に出かけて行った。