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『爆情』 作者: ギョウヘルインニ
魔理沙は空を見上げた。
天候は晴れ
魔理沙は人差し指をしゃぶった。その手で風を確かめる。
風向きは東向きに秒速50cm
「絶好の爆発日和じゃないか! なあ、アリス!」
「どういうことなの? 魔理沙が遊んでくれるというから朝から二人分のお弁当作ってきたのに」
魔理沙とアリス、それに大きなお弁当箱を持った上海人形は無縁塚に来ていた。昨日、久しぶり魔理沙がアリスの家に遊びに来て今日遊ぼうと誘ったのだった。
アリスはその誘を喜んで受けて、うきうき気分できたのに無縁塚に着いた魔理沙の第一声がそれだった。
「なに、問題ないぜ。お前が爆発した後に私が二人分食べてやる」
「そういう問題じゃないわ」
アリスは爆発したくなかった。友達の魔理沙とただ遊びたかった。魔理沙が認めなくてもアリスにとっては唯一無二の友達なのだ、きっと、『冗談だぜ!』と言って遊んでくれるに違いない。アリスは、魔理沙とジャングルジムで遊びたかった。
「ソウダ、ゴシュジンモンダイナイ。ハヤク、バクハツシチャエヨ」
「上海まで酷い。そもそも、私が操っているのにそんなこと言うの?」
上海人形はアリスの人形だ、だからアリスの意志で動くはずだ。・・・・・・知るか!そんなこと知らない。
「上海は酷くないぜ、お前がここで爆発するのが今日の遊びなんだぜ」
「そんな」
そうなのだ、折角かまってくれているのに、爆発しないアリスが全部悪いのだ。
「ほら、風向きが変わる前に爆発するんだぜ」
「……爆発しないでほかのあそびがしたい。私は魔理沙とブランコで遊びたい」
しかたがないので、魔理沙はアリスの尻を軽く叩いて、爆情を促してみたのだが、アリスは爆情しなかった。
「なんだ? ブランコで遊びたいのか? しょうがないな、遊んでやるから遊んだ後は早く爆発しろよ」
「そんな、ブランコで遊びたいけど、爆発しなければいけないなんて」
魔理沙の最大の譲歩だった。ブランコで遊ぶリスクをい考えればむしろ魔理沙の方がむしろ損をしているのだが、それだけアリスの爆発にも期待してのことだった。アリスはそれだけのことをこのとき理解できていたのだろうか?
3分後、晴れ空のした魔理沙とアリスはブランコに乗っていた。もう戻れない道に進んでしまったのだ。魔理沙はブランコにたち乗りだ。早さ高さと共に立ち乗りの方が有利だった。それを見たアリスは無駄に対抗してブランコに逆立ち乗りだ。
この後、魔理沙とアリスは手の皮が擦り切れて血が滲むまでブランコを楽しんだ。二人は車酔いのような表情を浮かべながらも、お昼ご飯を食べることにした。結局アリスの思惑通りにはなしが進みちが滲んで赤くなったサンドイッチを魔理沙に食べさせてあげたり、おねだりして食べさせて貰った。
魔理沙の傷口にサンドイッチに付いていたマヨネーズがついて、痛がるのでアリスは消毒と称して舐めてあげるなどの行為も忘れなかった。
食事のあとは、アリスは今度はシーソーで遊びたいと言い出した。断られるかもしれない、嫌われるかもしれない、もしかしたら、一生関わりたくないと魔理沙に言われるかもしれない。でも、勇気を出していったのだった。
それを、聞いた魔理沙は少し考えた後、やってもいいといった。
二人は、お互いの腰が砕けるまでシーソーを楽しんだ。
楽しい時間は刻々と過ぎて行った。いつの間にか、辺りは夕暮れ、無縁塚の一角で、座った魔理沙によりかかりアリスは幸せなときを過ごしていた。
魔理沙も、そんなアリスを抱き寄せてた。暖かいアリスのぬくもりと香り、今日一日遊んで少し汗をかいたのか、少しだけ汗のにおいがした。
そして、アリスに付いている背中のスイッチを押したのだった。
ffbやってたら思いついた話です。
ギョウヘルインニ
- 作品情報
- 作品集:
- 4
- 投稿日時:
- 2012/07/01 18:11:14
- 更新日時:
- 2012/07/02 03:35:58
- 評価:
- 8/9
- POINT:
- 750
- Rate:
- 17.22
- 分類
- アリス
- 魔理沙
マリアリは爆発だ!
久々にアリス爆発が読めたので満足 遊具で遊びたいとか可愛いじゃねえか!
だがマヨラーは滅びよ
おまけに爆発に付き合うとか
魔理沙、君は何がしたかったのだ?
本当はアリスの爆発をみたいんじゃなくて自分が爆発したかったということを
童貞には分からないんでしょうね