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『下る腹の辛いこと』 作者: ぐう
ジャアァァァァァァ・・・
「ふぅー・・・いやしかしまいったのぅ」
トイレから聞こえてくる水の音、そしてゆっくりと開くトイレの扉。
幻想郷においては珍しく眼鏡をかけており、抱き枕としても代用できそうな巨大な尻尾・・・
彼女はマミゾウ、神子たちの異変の際に外の世界からやってきた妖怪で、ぬえとは古い付き合いである。
「まだ少し腹具合がおかしいのぅ、痛みはないのに困ったもんじゃ」
そんな彼女は、朝から腹の具合が思わしくなかった。
ここのところ夜になると妖怪たちと宴を開く機会が多く、ここ一週間連続で飲み続けた覚えがある。
さすがは妖怪の親分を務めるだけの貫禄はあるが、その無理が今に及ぶのかもしれない。
「うっ・・・今出したばかりなのにまた・・・」
お腹こそ鳴りはしないが、マミゾウはお尻に迫るものを感じ取ってトイレにとんぼ返りするはめになった。
今朝からこれが5回、これはもう明らかに飲みすぎによる下痢だった。
「しかしどうするかのー、これでは表にも出られはせん」
トイレから出ても現状は落ち着かず、常にお腹とお尻に違和感がつきまとう。
出るものの大半が水や軟らかいもののため、いつ何の拍子に決壊してしまうかわからない。曖昧な便意に悩まされていた。
現状の打破を確実にするなら永遠亭に受診するのが一番だが、この便意では向かっている最中にいつ催すのかわからないし、そう何度も何度も人目を避けて野糞をするなど年頃の乙女としては避けたいところだった。
ちなみにマミゾウは口調が年寄り臭いが、実年齢は妖怪としてはまだ現役である。
「・・・・・・」
突然すっと立ち上がったマミゾウは、無言で部屋を後にした。受診に向かう決心がついたのだろうか。
と思いきや、廊下から響くのは水っぽい排泄音とトイレットペーパーを巻き取る音、そして水が流れる音だった。どうやら単に催してしまったらしい。
トイレ出入りのループからなかなか抜け出すことができないマミゾウだった。
「少々不恰好じゃが、仕方あるまい。道端でぶちまけるよりはのぅ」
その後、このまま落ち着くのを待っても仕方ないと感じ、マミゾウは永遠亭に行くことを決意した。
それはいいのだが、スカートがいつもより膨らんでいるように見える。下から覗くとマミゾウが履いていたのはおむつだった。
「これなら仮に漏れても安心じゃわい。では行くかのぅ」
口調が年寄り臭いが為に、古い付き合いのあるぬえに悪戯でこれを施されたことがあるのだが、まさかこんな形で役に立つ時がこようとは・・・
ごわごわして歩くには相当不便だが、これなら運悪くぶちまけてしまっても問題ないだろう。尻尾をどうしたかはくれぐれも聞かないでほしい。
ブビュッビビッ
「!」
いざ出発しようとした瞬間、肛門が軽く開いて水らしきものが出てしまった。それも明らかに前からではなく、後ろからである。
何度も何度も排泄を続けた結果、括約筋が誤作動して勝手に出てしまったようだ。
「・・・まぁ仕方あるまい、急げばいいだけの話じゃ」
マミゾウはお尻に感じる違和感に顔をしかめるも、やむなく思って永遠亭へと向かうことにした。
ブチュッ・・・ブビュッ・・・
「うぬぅ・・・これほどまでにわしの体がおかしくなっておったか・・・」
迷いの竹林まで来たのはいいが、マミゾウはお尻の不快感におむつを脱ぎ捨てたくなった。
あれからも数分に1回のペースでおむつにぶちまけ、それがかなりの量なのか重くて仕方なかった。
マミゾウは辺りをうろうろ見渡し、誰もいないことを確認するとおむつをそっと外した。
ベチャアッ!
「うわっ何じゃこれは、本当にわしが出したものか?」
おむつに付けたパットは完全に茶色に濡れて、軟便程度の塊がいくつか乗っかっていた。とにかく相当の汚染っぷりで、これ以上の着用は衛生上よくなかった。
一応持ってきた紙でお尻一帯を拭くと、替えの下着に履き替えて脱いだおむつを草むらに隠した。
「これがわしがしたものなんてバレたら、何を言われるかわからんからのぅ・・・」
仮にも妖怪たちの親分的存在、そんな彼女が非常事態とはいえおむつをしてたことがバレるてしまえば面目が丸潰れとなってしまう。
しかも口調が口調だけに、特定の者からは余計に年寄り扱いされかねない。まだまだうら若き乙女だと自覚しているだけにそれは困る。
「さてと、これ以上のことになる前に急ぐとするかの」
マミゾウはおむつを隠して辺りに誰もいないことを確認すると、竹林へと急いでいった。
「うーむ、おかしいのぅ・・・」
しかしいくら妖怪たちにとって顔が広いとはいえ、幻想郷においてはまだまだ新参者。迷いの竹林を自力で抜けれると思ってたかをくくっていた。
その結果、似たような場所を行き来するばかりでいくら歩けど永遠亭にたどり着くことができなかった。
「やはりあの蓬莱人に頼むべきだったかもしれぬな・・・」
今の自分の状況が状況だけに、妹紅に案内を頼みにくいのも一人で竹林に入った原因だった。
これでは永遠亭はおろか、竹林の出口すら把握できなかった。
ブリュブビッ!
「っ!」
その時、またしても肛門が開いてほとんど水の便がぶちまけられた。その時のマミゾウの顔は「しまった」と言わんばかりのものだった。
そう、今のマミゾウはもうおむつではなく下着に替えてしまっていたのだ。
ブビュッ、ブリッブビビビッ、ビビーッ!
「・・・なんてことじゃ、このわしが糞を垂らすとは・・・」
口調は落ち着いているが、体のほうは落ち着くどころか慌しかった。
水のものに加えて、少し形のあるものがマミゾウの下着に溜まってゆく。おむつのように水をほとんど吸収できないため、下着を濡らした汚水はマミゾウの足を垂れ続ける。
ブビュウウ・・・ビビィ・・・
「はぁ・・・はぁ・・・今日だけで何回出しておるかのぅ・・・」
今まで何度もおむつにぶちまけたため、排泄の時間は割と短かった。
だが出したものは回数を重ねても相当の量で、マミゾウの下着の中はもちろん、足元の地面も汚水で湿っていた。
「あのー・・・」
「ん?」
全てを出し終えたマミゾウに誰かが声をかけ、マミゾウはそれに反応して振り向いた。
三つ編みで結わえた美しい銀髪、赤と青に分かれた服・・・幻想郷髄一の医師、永琳だった。
「あの、声をかけるタイミングが悪いかもしれないけど、あなたお体の具合が?」
「おぬしは確か・・・みっともないところを見せてしまったのう」
下痢便だらけの足元、そして水気に満ちて膨らんだ下着。誰が見てもマミゾウが下痢したというのが明らかだった。
「この薬を用量、用法を守って服用すれば直に落ち着くはずよ」
「面目ない、とんだ姿を見せた上に洗濯までしてもらうとは」
その後永遠亭まで案内され、後始末を兼ねて診察してもらったマミゾウ。
確かに彼女の下痢は深刻なものだが、それも永琳の薬にかかれば訳なく、後は正しく服用すれば何とかなりそうだ。
「いいのよ、気にしないで。それより飲みすぎには気をつけてね」
「うむ、すまない」
宴は構わないのだが、限度というものを把握しないといけない。今回を通してマミゾウもそれを学んだことだろう。
しかし永遠亭を出て、マミゾウはあることを思い出した。
「おおそうじゃ、今日は命蓮寺で宴があったはずじゃ」
と思いきやそうはいかず、こりないマミゾウだった。
飲みすぎって訳じゃないですが、先日きつい下痢に襲われました。
出せども出せどもきりがなく、何度トイレに行き来したことか・・・。それをきっかけにマミゾウにやってもらいました。
妖怪の親分も大変ですね、相談役としても飲み役としても。
これで残るは豪族乱舞の三人です。
ぐう
- 作品情報
- 作品集:
- 4
- 投稿日時:
- 2012/07/25 14:47:58
- 更新日時:
- 2012/07/25 23:47:58
- 評価:
- 6/9
- POINT:
- 660
- Rate:
- 15.22
- 分類
- 二ッ岩マミゾウ
- スカトロ
- お漏らし
対策を取ったにもかかわらず、別な意味で取ってしまったから便想郷の祝福を下着に受けてしまいましたね〜。
狸でも迷いの竹林は突破できませんか。まあ、案内があろうが無かろうが、やらかすのは確定してますけど……。
次回作は神霊廟の豪族連中か、はたまた既出のキャラに悲劇再来か。楽しみにしています。
呼んだか!
>海さん
ありがとうございます。リアルに想像できるスカを更に目指したいです。
>先任曹長さん
ぬえは響子と一緒にひじりんにお仕置きされているのでw
あの尻尾だと下着ってどういう仕組みなんだろう・・・
>名無し(4)さん
尻尾もしっかり拭いてあげてください。
>名無し(5)さん
におうのう、におうのう。