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『そんな駄目やったかな?』 作者: 死せる魔理沙アリスに人形にされる
「ちょっと、幽々子様。ちょっとそっちの部屋に行って良いですか?」
「……ん? 妖夢? 駄目よ。今は駄目よこないで。用があるならそこから言って」
「どうしたんですかぁ? 何か声がおかしいですよ」
「うんう、何でもない無いわ」
「幽々子様、私の刀知らないですか? さっきから探してるんですけど見つからないんです。それと、なんでもないなら、部屋に入らせてもらいますよ」
「ああ! 駄目だって言ったのに」
「へへぇ、あれぇ幽々子様。これはどういうことですか? それ私の刀ですよ」
「なんでもないわよぉ。妖夢」
「これだけ、畳を濡らしてそれはないですよね」
「……。っは、これは、違うの汗なのよぉ」
「それにしては、着物の、ふふ、そこだけなんでたくさん濡れてるんですか?」
「……あぁ! 知らないわ。見ないでよ!」
「でも、見て欲しいって言ってますよねそこ」
「違うの、違うのぉ」
「私の刀持ち出して、ああもう、鞘が濡れてるじゃないですか? 漆がはげちゃいますよ」
「違うのこれはね、あなたの刀をここに挟んで抜いていただけなのよ」
「へぇ、なんだかそれにしては、私が部屋に入ったときは鞘を持って前後させていましたが? 刀の抜き方知らないんですか?」
「待ってね、待ってね。待ってよぉ」
「どうしたんですか? なんで震えてるんですか?」
「あ、震えているのわ。ちょっと、濡れたところが冷たくいなって着ただけよ」
「ふふ、震える幽々子様。可愛い」
「ふえ? 妖夢、そんな話し方何処で覚えたの? 私は教えていないわ」
「半霊が教えてくれたのですよ」
「半霊はあなたの半身じゃない、あなたの知らないことは知らないはずよ」
「ですから、三日前ここで幽々子様と紫様が、服をはだけてお二人で話しているのを半霊が聞いたそうなのです」
「……あ、あれは、違うのぉ」
「はぁ、また違うんですか?」
「そうなの、違うのよぉ」
「しょうがないですね。刀も見つかったことですし、そういうことにしておきましょう」
「あ、ありがとう」
「そういえば、刀の抜き方知らないようですし。私がこれから教えて差し上げますよ。さっきと同じ用にはさんで下さい」
「そ、そんなぁ」
「はい、はい、鞘を使った別のやり方も教えて差し上げますから」
作品情報
作品集:
4
投稿日時:
2012/09/13 20:12:48
更新日時:
2012/09/14 05:12:48
評価:
5/27
POINT:
650
Rate:
4.82
数刻後、妖夢は幽々子に食べられてしまいました。みょん。