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『産廃SSこんべ「炎上霊夢」』 作者: 鯨布=戸隠
このままではこんぺに時間が間に合わないと判断した。
だから、霊夢は神社に灯油を18ℓ撒いていた。
「どうしよう。チャッカさんが見当たらない」
ところが、肝心の火が見つからない。
昨日までは、台所に置いてあったはずだ。
「思い出した。早苗のやつが宴会芸で口からガスを吸い込んで臍から火を出すときに使ってそれきりだった」
早苗を求めて、旅に出ることになった。
おそらく、早苗は山の神社だ。
その旅の途中で物部を見つけた。
錦の着物を着ている。
「おぬし、必死な形相でどうした?」
「あ、布都。早苗見なかった?」
「早苗ならトイレでみたぞ」
奴さんはといれにいるらしい。これが最後の決戦になる。
霊夢は最終決戦の前に装備を整えることにした。
そして、装備が整った。トイレの前を水攻めにして早苗が逃げられないようにしてトイレに突撃だ。
しかし、トイレはもぬけの殻だった。中には爆弾が仕掛けてあった。
轟音とがとどろき、霊夢は木っ端微塵になるところをぎりぎり回避した。
「ち、死ななかった」
「アンタ、布都! これはどういうこと?」
「死ねばよかったのに」
まあ、時間が無いから簡単に説明すると。
あれがあーしてあーなった。
「ぐふあ! へへへ、惜しかったな。すでに、早苗はあの計画を実行に欝!」
物部は気を失った。
物部の死体を調べると、携帯電話が出てきた。
唯一電話帳には早苗の番号が入っていた。
そして、電話した。
Trrrrrr
「はい、早苗です。どうでしたか? 手はずどおり霊夢ははじけましたか?」
「黒幕はアンタだったのね」
「く? その声は、霊夢! と、言うことは布都は玉砕したんですね」
「首洗って待ってろよ」
逆探知に成功。
奴さんは博麗神社にいることが判明した。
敵は最初からあの場所にいたのだった。
全力で霊夢は飛び立った。今ならまだ間に合うかもしれない。
そうして神社に到着した。
あたりは灯油の臭いで異臭が漂う。これでは、霊夢自慢の真っ赤な巫女服が麻痺して使えない。
何処から、強襲をうけてもおかしくない状態。
このままでは不味い。
しかし、これからおきるピンチは時間が無いので割愛された。
「ついに、ここまで来たんですね。許しませんよ」
「何を」
「私の宴会芸を昨日鼻で笑いましたよね」
「まあね」
「あの芸を習得するために私は巫女になったのに!」
「え?」
「もう一度あの芸をここでみせます」
早苗は口からブタンガスを吸い込んでチャージし始めた。
「! やめて、神社には今、灯油が撒いて」
しかし、チャージを早苗はとめようとしなかった。どうじに臍もローションでマッサージしてリラックスさせている。
「もう手遅れです!」
早苗は臍に火をつけた。ブタンガスの火柱が御柱のように延びた。
それが、盛大に灯油を含んだ神社に広がった。
「な、なんでこんな燃えるんですか? 奇跡ですか?」
霊夢の膝はくだけて地面に座り込んだ。
もう神社の火災を止めることはできない。
そして
つたない想い。霊夢は震える口で何か呟き、燃える神社に戻った。
作風ばれないようにして書くのは大変でした。遅刻してすみません。
鯨布=戸隠
作品情報
作品集:
5
投稿日時:
2012/12/16 02:13:35
更新日時:
2012/12/17 01:21:44
評価:
8/10
POINT:
800
Rate:
18.33
分類
産廃SSこんべ
togakusihakaimeisitannda
遅刻ってレベルじゃねーぞ!
存外まともな話で驚きました。
違う人にかける。
誤字すみません。
霊夢と早苗の愛憎劇に燃えるような思いを感じました。
何で……、何でこんな事に……。ほんの少し歯車が噛み合えば、二人は神子と青娥のような素晴らしい関係になれたものを……。