戸隠発掘する

　霊夢さん
　何？戸隠、気持ち悪いわね
　酷いっす
　で？何かよう？




　遺跡で、発掘していた戸隠は木乃伊を見つけてしまった。

「この木乃伊がなんなの？」
「これ、呪われてるっす」
「呪いなんて迷信よ」
「でも、一緒に発掘していたにいちゃんが高熱出して死んだっす」
「あんたらは普段から碌でもないことばかりしているから不健康不潔だから偶々そうなったのよ」
「それだけじゃないっす。物部も死んだっす。脱腸してたっす」
蘇我「それ呪いじゃないあるよ」
「そうよ、物部は脱腸するようなことばかりしてたら死んだのよ」

　でも木乃伊が、こ、怖い、戸隠は木乃伊の呪いを恐れている。

蘇我「まあ、戸隠が死んでもそれは戸隠のせいあるよ」
霊夢「そうよ、あんたの日ごろの行いが悪いからこうなるのよ」
戸隠「と、トガァ！」
霊夢「何威嚇してんの？」


　ごめんなさいごめんなさいごめんなさい戸隠は心の中で呟いた。
















幽々子「同情するなら春をくれ」
妖夢「そうです。幽々子様に春を出してください」
霊夢「別にあんたらには同情してない」
幽々子「そんな！春をくれ」

「私は、幽々子様のためなら悪にでもなりますよ。さあ、春を出してください」
「断るわ」




　白玉楼にお住まいの幽々子は（みなしご）だから、可哀想。

　だから同情してもらいたい。もらえると、急におもった。



「何ですって、私は身無し子なのよ」
「それが、言いたかっただけでしょ」

「いいから、幽々子様に同情するなら春をくれ」
「断るわ」


　もう帰れないように、冥界の扉はとじたから。それでもいいの？
　
　同情しないなら帰れないよ。

「関係ないわ。自力で脱出するかそのうち紫あたり来るから大丈夫よ」

「…今誰と話してたんですか！だれとですか？」

「……あんたには関係ないわ」

「霊夢の数だけ冥府に桜を咲かせましょう」

　そして、怒った幽々子はなぞの扇状のようなものを展開させ始めた。

「ほら、幽々子様を怒らせた。謝るならさっきあやまって置けば良かったんです」

「そう？　じゃあ、今謝るわ。はい、ごめんね」

「くぁ！　くぅこの巫女！」

　幽々子が扇状のようなものでなんかしてくる前に妖夢が冥符「黄泉平坂行路」を真似た何かで攻撃してきた。

「でも、回避するけどね」

「だから、誰と話してるんですか？」

「知らないわ。あんなたには関係ないわ」





　蝶の羽風生に暫く死出の誘蛾灯、酔人の生、死の夢幻！



　「死して全て大団円」

「ギャストリドリーム！　ギャストリドリーム！」