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『難題「小悪魔の心臓持ってきなさい」』 作者: ヘルニア
「輝夜! 約束どおり、小悪魔の心臓持ってきた」
「妹紅、本当に約束守るなんて」
輝夜から妹紅に与えられた難題は、小悪魔の心臓を持ってくることだった。
到底できるとは思わなかったこの難題を、妹紅は簡単にやってのけた。
妹紅の手には血みどろのまだ動いてる心臓が握られている。
心臓を小悪魔から取り出す際に、返り血を浴びたのか服もところどころ赤いしみがついていた。
「さあ、私の親父と結婚してもらおうか? 可愛い子供産んでもらおうか?」
「しかたないわ。約束は守るわ。でも残念。あなたの父親はとっくに死んでいるから無理ね」
小悪魔の心臓を持って来たら、輝夜は妹紅の父親と結婚しなくてはならない。
しかし、妹紅の父親はとっくの昔に死んでいた。
はずだった。
「それに関しては、問題ない。親父の墓を発いて連れて来た」
「何言ってるの?」
「おい。親父入って来いよ」
「っひ? なにそれ?」
妹紅が父親の墓場から連れてきた物がカタカタ変な音を立てながら部屋に入ってきた。
服装は高貴だとわかる高級品。でも、背の高さはニホンザルの子供程で、動きは散漫で全身乾いているようだった。
「カカカカカカ」
「親父の悲願だった輝夜との結婚ができるぞ」
「カカカカカカ!」
そいつは、笑っているのかそれとも水でも求めて苦しんでいるようだった。
「ひぃ! 怖い! 誰か!」
あまりにも恐ろしく、輝夜は腰を抜かしてしまい。逃げることもできない。
「おいどうした? これから、添い遂げる相手に何を恐れているんだ?」
「妹紅、こいつ、これは何?」
「だから、私の親父だって」
「そんな、わけないでしょう! ねえ」
「カカカ! カカカ!」
いよいよ、そいつが輝夜のところまできた。そして、輝夜の着物にしがみついた。
「ひい! やめてぇ!」
「カカかかかかぁかぁ」
あまりに恐ろしく、輝夜はその場で盛大に着物を濡らしてしまった。そう、漏らしてしまったのだった。
「は、親父! 良かったな! 輝夜は水を滴らせて待ってるぞ。この色男!」
「カカカか!」
「ひぃ、ちがう」
「じゃあ、新婚さん二人にこの場は任せることにするから。輝夜! 親父を頼んだぞ」
妹紅は、凶悪に見える笑みを浮かべ部屋を出て行った。
こうして、輝夜と妹紅の父親は二人っきりになった。
「カカカカカ!」
「い、嫌! やぁぁぁぁ!」
作品情報
作品集:
6
投稿日時:
2013/01/21 14:03:14
更新日時:
2013/01/21 23:03:14
評価:
8/10
POINT:
710
Rate:
13.36
分類
輝夜
妹紅
妹紅の父親
初夜の後、輝夜のお小水と愛液によって、マッチョ気味に復活した不比等パパが!!
それはそうとこぁちゃんに恨みでもあるんですか