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『育て未来の巨乳たち』 作者: アンチョビ
「妖夢は将来巨乳になると思うの」
「そうですか」
妄想は聞き流すに限る。
目の前の仕事に集中しつつ上司に相槌を打つ。
こんなところに勤めていると、こんな無駄な技術が見に付くのだ。
「そうよ。私なんか目じゃないくらいおっきくなるの。わかる?」
「わかります。」
上司と上手く話すコツその1。とりあえず肯定する。
話の内容には関係ない。無意味に賛同するのがベスト。
精神の汚染を極力減らし、目線は庭木に向けたまま粛々と仕事を遂行する。
「わかるでしょ!だからね、将来妖夢が困らないようにおっぱいが大きい生活をシミュレートしてみたの。」
「シミュレートですか。」
目立つ単語が出たら反復すると話を聞いているように見える。
私はこれで何度も難局を乗り越えてきた。
「そう、ちゃんとシミュレートして将来の準備をすることで
いざおっぱいが大きくなったときに冷静に対処できるの。」
「はい。」
幽々子様のテンションが上がってきたので、ここからは適当に相槌を打っていれば勝手に話すだろう。
一度会話を温めてしまえば、後は楽なものである。
「『わたし魂魄妖夢、23歳。剣士やってまーす!!お前らみーんな刀の錆になっちゃえ!!』」
「ふーん」
「『あっ、敵発見!切っちゃえぇぇぇい!!キャハ(はぁと)』」
「へー」
バカにしてんのか。
「……こうして妖夢は刀を抜いた。だがその時、思いもよらぬトラブルが彼女を襲ったのである……」
「へー」
「『いやぁん!おっぱいが邪魔でうまく構えられないよぅ!妖夢、こまっちゃう(はぁと)』」
「ふーん」
「『やだぁ!ぽよぽよして上手く動けないよぅ!!もう、おっぱいちゃんたら悪い子!』」
「へぇー」
「さあ、巨乳妖夢は巨乳がゆえに体がまともに動かない。こんなときどうする!?」
「へぇー」
「さあ、どうする!?」
「へー」
「……さあ、どうする!!」
あ、なんか質問されてた。
何を聞かれたかもわからないけど、聞きなおしてもどうせ碌な内容ではないのだ。
カンで答えることにする。
「とりあえず、斬ります。」
幽々子様を。
「斬るって……おっぱい斬り落としたらもったいないでしょ!」
ああ、よかった。心の声は外に出ていなかったみたい。
「あれ、違いました?」
「妖夢が毎日毎日手塩にかけて育てた巨乳を失うなんて……世界の損失よ!」
「すいません。」
「じゃあ三択にするから考えてみて。」
「はい。」
困った困った。
いちいち思考力を消費して回答しなくちゃいけない流れになってしまった。
こんなこと考えるために消費されるブドウ糖こそ損失である。
「1、さらしを巻く 2、ブラをする 3、剣の道を諦める。さあどれ?」
「1で。」
理由は脳内サイコロで1が出たから。
「……ファイナルアンサー?」
「ファイナルアンサー。」
「………………………………………………………………
………………………………………………………………
…………………………………………………………残っっっっ念っっ!!」
「うわー違ったかー」
あー違った違った。はいはい残念残念。
「正解は2.その巨乳をしまうビックでラージなブラジャーを特注することで、まともに戦えるようになるの」
「そうですか。」
「ちなみにさらしだと胸囲200センチオーバーの魔乳には対応できないわ」
「そうですか。」
「そうなのよ。お胸を3次元構造で支えてくれるワコールに感謝しなさい。」
「そうですね。」
「『ワコールさんありがとう』」
「そうですね。」
「はい繰り返して。『ワコールさんありがとう』」
「そうですね。」
「……妖夢、私の後に繰り返して言ってね。『ワコールさんありがとう』。さん、はい!」
「そうですね。」
「ねぇ、ちゃんと聞いてる?」
「聞いてますよ」
「ホントにホントに聞いてる?」
「聞いてますよ」
妖夢ちゃんは特定の単語に反応してお返事するよ状態なんです放っておいてください。
「聞いてるなら繰り返してよ。ね!」
「聞いてますよ。」
「もー!やっぱり聞いてない!!」
やばい。聞いてないのがばれた。
しかしここで慌ててはいけない。
対処を誤って「最初から説明するわね」とか言われたらこの地獄をリプレイされるのである。
「じゃあ最初から……」
やべっ……遮れ!!
「つまり! 『ブラジャーは大事』。そういうことですよね?」
幽々子様はうーん、と少し考えた後
「そうね。ブラジャーはちゃんとしたのを買いなさいってことね。服はしまむらでいいから。」
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こうして私はワコールのブラジャーを愛用するようになったのです。
サラシからブラに乗り換えるのは些か抵抗があったのですが
使ってみるとなかなかに塩梅が良く、なによりサラシより簡便に着られる。
幽々子様も私の成長に合わせて何度もブラを買いなおしてくださり
こと下着に関しては良きものを与えてくれたと感謝しております。
おかげで今では200cmオーバーの魔乳にまで育ち、次は300cmを目指しているところです。
ありがとう、幽々子様。
ありがとう、ワコール。
あー、ブラの締め付けがかゆくてモゾモゾしてるAカップ妖夢ちゃんのブラを引っ張ってパッツンパッツン言わせたいよぉ
アンチョビ
作品情報
作品集:
6
投稿日時:
2013/02/20 17:01:38
更新日時:
2013/02/21 02:01:38
評価:
4/6
POINT:
430
Rate:
13.00
分類
妖夢
幽々子
ステマ
「へへっ!! ちっせぇが、なかなかのパイオツしてんじゃねぇかよぉ!!」と下衆い台詞を言いながら、
みょんちゃんの両胸を揉みしだきたいです。
魔乳剣士妖夢 〜乳技!! 珍嫌魔羅刃取り炸裂!! やめて!! 億単位の半霊なんて飲めないの巻〜を、勝手にご期待いたします。
半霊と乳二つと妖夢。 フォーオブアカインドも真っ青な多重攻撃だ。