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『産廃10KB「門番」』 作者: ダルメシアン
咲夜の肌は最近、きれいになった気がする。
何か華やいでいるようでいて、生命が満ち溢れていた。
そうレミリアはそう思っていた。
「咲夜、最近何かいいことあった」
「いいえ、何もありません」
咲夜は鼻歌を歌いながらお茶を淹れた。
なんだか、それが妙にカンに触ったもののお茶が美味しかったので許すことにした。
それから数日たった日のことだった。
レミリアがやることもないのでネットサーフィンして最後に産廃創想話イミテーションを見ていた。
すると産廃10KBという企画があった。
それには1番好きな子の名前をタイトルの何処かにいれるという決まりがあった。
レミリアそれをドキドキしながらを見ていた。
なぜならば、レミリアが愛してやまない産廃作家様たちが告白してくれているのだから。
レミリアの名前があったら絶対その作品に100点を入れようと見ていった。
大好きなあの殿方は告白してくれるのかな?もしも、複数だったらどうしようと思いながらみていた
パチュリーから習ったばかりの、パソコンの前で目を皿にして見ていった。
しかし、残念なことにレミリアの名前は一つもなかった。
レミリアは嫉妬に狂い咲夜というメイドに憎悪を抱いたのだった。
「なんで、私の名前が一つも無いのにあのメイドが、人間風情が好まれているの? 殺す!」
レミリアはリボルバーに弾を込めた。
古いメイドとの決別にはそれが必要だった。別れは突然訪れる事だってある。
ただ、それが早いか遅いかの違いなのだから少しくらい早くたって問題ないと思う。
同刻、パチュリーも産廃10KBという企画を見ていた。
パチュリーははにかみながらそれを見ていた。
少し恥ずかしい。大好きな作家さんたちが告白してくれるのだから。
パチュリー名前があったら絶対その作品に100点を入れようと見ていった。
大好きなあの作家さんは告白してくれるのかな?もしも、いや、多分無いけれど複数だったらどうしようと思いながらみていた。
成人したとき買った使い古したパソコンの画面を目を皿にして見ていった。
しかし、残念なことにパチュリーの名前は一つもなかった。
なのに、咲夜の名前がいくつもあった。これは異変に違いない。
パチュリーは大好きな作家さんたちを惑わせた咲夜に憎悪を抱いたのだった。
「咲夜が居なくなれば、皆私の魅力を思い出してくれる」
パチュリーは、オートマチックのマガジンが使えるか確認した。
悪いメイドにはお仕置きという死をくれてやろうと思う。
そして、その隣には小悪魔が居た。パチュリーの隣で一緒にパソコンを見ていたのだった。
小悪魔は遠慮しているふうで、食い入るようにパソコンの画面を見ていた。
絶対に自分の名前があるはずだ。私が好きな作家さんと私は両思いだと思って見ていた。
そして、小悪魔の名前があったらその作品にフリーレスで辛辣なコメントをした後に、100点でコメントを入れようと思っていた。ツンデレなのだ。
しかし、残念ながら小悪魔の名前は一つもなかった。誰も私の本名知らないから仕方ないとおもう。ところがあだ名のコアすらない。
小悪魔は、人気者の咲夜に憎悪を抱いたのだった。
「パチュリー様、水銀弾頭を使用しましょう」
小悪魔は特製の弾丸を机の引き出しから取り出した。
魔性のメイドには魔を払う銀の弾丸のほうが効果的ですよパチュリー様。
パチュリーはそれを嬉々として受け取りマガジンに詰め始めた。
地下でフランはパソコンをボーっと眺めていた。
やることも無いからずっと眺めていた。
時々、マウスを動かした。いつの間にか、産廃10kbという企画が開かれている産廃創想話イミテーションに迷いついてしまった。
好きな子の名前をタイトルに入れるんだ。
へぇ、いっぱい作品あるなぁと思いながら眺めていた。
咲夜の名前がたくさんあることに気が付いた。
咲夜は人気があるんだ。いいなあ、ずるいなあ。
もしかしたら、一つ位私の名前があるかもしれない。
もし、あったらこのコメント機能というところからコメントしようと思った。
点数も入れられるんだぁ。絶対100点を入れようと思い眺めていた。
ところが、フランの名前は一つも無かった。
わかった!咲夜が悪いんだ。全てフランは理解した。そして、憎悪した。
理解したところに、咲夜が夕食を持って地下室に入ってきた。今夜の夕食で使われる食材が葱背負ってあらわれた。
外で門番の美鈴は寒さで凍えながらも職務を全うしていた。
噂では、有名で高名であり誉高い産廃創想話イミテーションではタイトルに一番好きな子の名前を入れる決まりのある産廃10kbが開かれているらしい。
作品投稿期間2/25〜3/3で感想評価期間:2/25〜3/10だそうだ。作品の容量が.txtファイルの状態で5KB〜10KBのSS限定だ。なんだ、5kbなんて簡単じゃんと思って書いていないと投稿期間に遅れてしまう。
まあ、自分には関係ないやと、美鈴は思っていた。こんな、門の前で凍える妖怪なんかだれも好き好んでくれないだろうと思っている。
それでも、大好きな作家さんが一人でも私のことをタイトルに入れてくれたらうれしいなと思っていた。
今年の、冬は特に寒かった館の中は暖かいだろうなと思いながら門番していた。すこし空しさを感じている。
駄目だ自分!私がこうやって門番をしているから中の住民達が安全に暮らせているんだ。だから、頑張らなくちゃと思い返し頑張った。
それでも、寒い外での仕事は辛かった。
頑張ろう。頑張ろう。頑張ろう。何度も言い聞かせて、いたときだった。背後から、寒さ以上の悪寒を感じたのだった。
後ろを振り向いた瞬間にそれは発射された。
それは咲夜が居なくなって、何か産廃10kbに変わりがあったかなと眺めた者たちの凶弾だった。
美鈴は守っていたはずの住民たちに憎悪を抱かれていたのだった。
門番を殺した住民たちは産廃作家を紅魔館に招いた。
彼女たちはこれから開かれる惨劇をまだ知らない。
作品情報
作品集:
6
投稿日時:
2013/03/01 11:23:55
更新日時:
2013/03/01 20:23:55
評価:
17/18
POINT:
1310
Rate:
14.05
分類
産廃10KB
和多博士、皆無博士お許しください!
ヤマメ「自分で一番言ってはいけないよね」
メディ「しかも5KB超えてるすごぉ」
静葉「産廃10KB だし...」
私は許します
他勢力編をオナシャス!
人狼と呼ばれた私はタキシード代わりのプロテクトギアに身を包み、MG-42に50発の7.92mm弾が連なったベルトリンクを装填した。
弾帯に黴饅頭が絡まっていた。
尻穴バキュームしてやるから待ってろよおぜう!
こういう視点で書くのも面白いですね。かなり好みです。
産廃作家らしい発想が素晴らしいと思います。
強いて言えば美鈴まで行き着くよりも咲夜が恨まれるまでの下りのほうが長いのがちょっとだけ残念でした。