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『あぁ、明日は天国に行くんだ、分かる、分かるよ』 作者: ひねもす

あぁ、明日は天国に行くんだ、分かる、分かるよ

作品集: 8 投稿日時: 2013/09/14 16:35:42 更新日時: 2013/09/15 01:35:42 評価: 3/5 POINT: 360 Rate: 12.83
「妖精一匹捕まえてきたぞ、にとり」

「じゃーさっそく昨日開発し終わったばかりの義手を取り付けてみようか」

「妖精の解体なんてやったことないぜ」

「私もないけど大丈夫だよ、失敗しても消えるだけだし」

「それもそうか」

魔理沙はそういうと妖精を袋から取り出した
口元には猿轡を噛ませてある

「む˝ーーー!」

苦しげに鳴く妖精はサニーミルクという妖精だった

「焦らなくてもすぐに義手を取り付けてやるよ、なぁにとり」

「私が切る?魔理沙が切る?」

「どっちでもいいぜ」

「それじゃ私が切るよ」

私が台所から包丁を取り出して来た途端サニーが暴れ出した

「ん˝ん˝ーー!」

「暴れんな!!!」

魔理沙のあんまり大したことのない鉄拳がサニーの腹に振り下ろされた

「ん˝っ・・・!」

小柄なせいかあの程度の腹パンで目を見開きながら身を捩じらせて苦しんでいた
その姿を見ているとだんだん欲情してくるのを感じていた
実験だけに集中すべきなのだが私は我慢出来そうになかった

「実験とは関係ないんだけど猿轡外していい?」

「うるさくなるけどいいのか」

「いいよ、なんだか久しぶりにその、ムラムラしてきたというか」

「へへっ、いいぜ、私も物足りないと思ってたところだ」

魔理沙が猿轡を外すと妖精が騒ぐ

「いやああああああ!」

「いいじゃないか、ちょっと腕が一本無くなって後に新しい腕がつくだけだぜ」

「帰して!もう帰して!!」

「しかも万歩計機能にキッチンタイマー機能に電卓機能もついた義手なんて滅多にお目にかかれないよ!!」

「わけわかんない!いやあああ!」

「落ち着くんだサニー!せいっ!」

見事なかかと落としが今度はみぞおちに綺麗に入りサニーは激しく嘔吐した

「う˝ぐぉ˝え˝ぇぇぇ」

「ゲロの趣味は無いんだが」

「ぶっちゃけ義手どうでもよくなってきた」

「サニーの虐待の方が楽しくなってきたな」

本末転倒だが私は楽しければどうでもいい性格だった
とりあえずゲロが臭くて敵わないので魔理沙と地道に掃除したのだった
あーあ、自分の部屋でやるんじゃなかった
そうしてある程度片付くと魔理沙がサニーに近づいた

「さて、サニーいじめを再開しようか」

「・・・どうしてこんなことするんですか」

「楽しいからだよ」

「そんなの、わかりません」

「おまえだっていたずらをして人間を困らせてきただろう、それが楽しくて仕方なかったんだろ?同じことさ」

「でも、私は」

「直接的に暴力を振るうのと間接的にやるのと何か本質的に違いがあると思ってるのか、悪意には変わりないだろう」

「う・・・あ・・・」

「おまえには弁解する資格なんてないんだぜ」

「・・・魔理沙さんだって私と同じじゃないですか」

「ああそうだ、だからさっき楽しいからやってるって言ったろう」

「だったら私の事を批判することは出来ないはずじゃないですか」

「見当違いをしているようだから言っておくがおまえの批判なんて私はしていない、ただおまえは弁解することなど出来ないと言ったに過ぎない」

「・・・」

「私がおまえをいじめるのは単に楽しいからだ、私は私の正当性など主張しない」

「・・・」

「サニー、おまえが好きだ」

それは突然の告白だった
あまりに突然の告白で私は椅子からずり落ちてしまった

「おまえをいじめていると心が高鳴るんだ、サニー」

「こんなことして、何を言ってるんですか」

「サニー、何度おまえのふたなりちんぽをしゃぶりたいと思ったことか」

「何も生えてないんですが」

魔理沙は妄想と現実を混同し始めたのだった

「どれだけ子種を放出しても尽きることを知らぬ雄々しき昇り竜の如きその肉棒、しゃぶりたい」

「何も生えてないんですが」

「嘘をつくんじゃないサニー、私には全て分かっている」

「何、何なの」

だんだん魔理沙がノッてきたようだ
脳内麻薬でラリっているので迂闊に手が出せない

「サニーは私と一つになるために生まれた天界から遣わされた天使の生まれ変わりだって」

「・・・」

「そのサニーをいじめていると楽しくなってくるというのはきっとサタンの計略なんだ」

「・・・」

「星が落ちるのを見たならばルシフェルの干渉を疑うべきだったんだ、未来永劫の地獄はこの世に顕現するんだ、サニー、聞いてくれ、私は運命の虜なのだ、解き放ってくれ、サニーの天から授かりしそのホメルパイウアスフェリルロンドフランパニアの系譜から受け継いだハルモニアスの明日への代価を」

もう何を言っているかはさっぱりだったが一つ分かることは私は魔理沙を幻想郷のために殺さねばならぬということは分かった
私は足元に落ちていた旧XBOXで魔理沙の後頭部を殴打し撲殺した
さすが旧XBOX、PSOは最高に楽しかったぜ、それ以外のソフトは一つたりとも持っていない
そうして私はサニーの脳をいじくって記憶を抹消して解放した
飛び立っていったサニーの飛翔の軌跡に魔理沙の残影が見えたような気がするが思い違いだと思いたいので私は私の脳をいじくってこの件を忘れることにした














おわり
初めまして
ひねもす
作品情報
作品集:
8
投稿日時:
2013/09/14 16:35:42
更新日時:
2013/09/15 01:35:42
評価:
3/5
POINT:
360
Rate:
12.83
分類
魔理沙
にとり
サニー
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POINT
0. 60点 匿名評価 投稿数: 2
1. 100 NutsIn先任曹長 ■2013/09/15 02:50:02
厨二病をこじらせると大変だね。
非道な事をする二人。
一人は『病気』が末期症状だったので殺され、
もう一人は克服したか……。
3. 100 名無し ■2013/09/15 23:29:37
自分で自分の脳をいじくるというブラックジャック並みの腕前(感服)
5. 100 レベル0 ■2015/03/20 17:49:07
魔理沙は旧Xboxによる一撃であっという間に死んでしまいましたね。
やっぱり人間の命なんて……
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