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『みんな、いっしょだよ』 作者: NutsIn先任曹長

みんな、いっしょだよ

作品集: 9 投稿日時: 2013/11/03 12:58:56 更新日時: 2013/12/01 14:00:55 評価: 9/9 POINT: 900 Rate: 18.50
幻想郷の地底に広がるセカイ。

慣れ親しんだはずのこの場所は、重苦しい空気に満ちているような気がした。

幽鬼の様な人々が行き交う旧都を抜けた先に屋敷があった。

中に入ると、空気がより粘ついたように感じた。

進む。進む。

最奥の部屋。

背を向けて立っている少女。

彼女に呼びかけた。



おねえちゃん――。



少女は振り向き――。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





古明地 こいしは目を覚ました。

「……ここは、えっと」

思い出した。

博麗神社に泊めてもらったんだっけ。



洗面所で身づくろいをしたこいしが居間に入ると、霊夢と三人の妖精達が朝食の準備をしていた。

「おはよう、こいし。良く眠れたかしら?」

霊夢が突然声を発したので、妖精の少女達は驚いたようだ。

「おはよ、霊夢」

こいしが突如現れた――認識できるようになったので、妖精の少女達はまた驚いたようだ。



朝食を済ませたこいしは妖精達とカードゲームに興じ、霊夢は庭で洗濯物を干していた。

洗濯物を全て物干し竿に掛け終わった霊夢が身体をコキコキ言わせていると、

「ごきげんよう、霊夢」

風に翻るシーツの影から、幻想郷の管理人、八雲 紫が顔を出した。

「サニー、ルナ、スター、こいし。ちょっと表で遊んでてくれない?」
「「「はーい」」」

妖精達は良い子の模範的お返事をすると、玄関から外に出て行った。
こいしもそれに続こうと居間を出たところで振り返った。



「地底からの……スピードは驚異的……」

「……結界で阻止……できてるんでしょ?」



ぴしゃりと襖が閉まった。

紫と霊夢の話し声は途切れた。
不自然なまでに。
居間に結界が張られたようだ。





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糸を引いて逆さづりになっている黒谷 ヤマメと、桶から死人のような目を覗かせるキスメ。

大橋の欄干と一体となったような水橋 パルスィは緑の双眸をギラつかせながら、何やらブツブツ囁いてた。

無気力な人混みに満ちた旧都。星熊 勇儀は愛用の大杯を手にしたまま座して微動だにしなかった。

瘴気に満ちた地霊殿。

火焔猫 燐と彼女の愛車はため息をついた。

胸の谷間の『眼』は意味ありげに瞬いているというのに、霊烏路 空は呆けた顔をしていた。

地霊殿、最奥の部屋。

今日もあの人――地霊殿当主、古明地 さとりは立っていた。



また来たよ――。



さとりは振り向き――。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





古明地 こいしは目を覚ました。

「……ふにゃ? あ、あぁ」

思い出した。

霧雨魔法店――魔理沙の家に泊めてもらったんだっけ。



歯磨き洗顔を済ませてさっぱりしたこいしは、ダイニングで朝食の準備をしている魔理沙とアリスに挨拶した。

「おはよ♪ 魔理沙、アリス☆」

「あ、おぉ、はよーっす☆」
「こいし、おはよう」

ぎこちない挨拶をこいしにした二人は、こいしを食卓に座らせると、そそくさと料理を配膳した。

心なしか、いつもより速いペースで朝食を済ませた魔理沙達は、こいしが最後の一口を食べ終わったのを確認してから、追い出しにかかった。

「こいし、悪いけど、私、これから、け、研究しなきゃならないのぜ!!」
「ほら、魔理沙の邪魔しちゃ駄目よ!!」

まだ朝食が腹の中でこなれていないこいしは、玄関から半ば強引に放り出された。

ドアには鍵が掛けられ、御丁寧に全自動の防犯装置まで起動された。

こいしは無意識のうちに防犯装置の索敵範囲外を歩き、窓から家の中を覗いた。



「畜生ッ!! こんなの無理だぜッ!!」

「魔理沙ッ!! 落ち着いて……ッ!!」



外界製のビデオゲームに癇癪を起こす魔理沙と、それを必死に宥めるアリスが見えた。

魔理沙は幼子のようにアリスの両胸に顔を埋めると泣き始めた。
魔理沙の頭を母親のように撫でるアリスの眼にも光るものが――。





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地底セカイを飛翔する、二羽の鴉。

鴉達――式神が見たものは、彼らの主である紫を経由して、二台の受像機に映し出された。



旧都に達した彼らに、紫は指令を出した。

『サンプルを回収せよ』

鴉の一羽が、一件の茶店の縁台に置かれた三色団子に向かった。

鴉の足が団子を掴んだ。



その瞬間――。



鴉は団子に食われた。



呻く紫。



受像機の一台が沈黙した。



もう一台の受像機には、



鴉が団子に侵食され、見る見る姿が溶けて縮まり、取り込まれる光景がはっきりと映された。



団子が置かれた縁台と、それに腰掛けて先程から微動だにしない人影の表面に、

どくりっ!!

張り巡らされた血管が脈動した。



もう一羽の鴉は、狂ったように旧都を飛び回った。

紫の制御を離れた式神は、一人の女丈夫の元に到達した。

彼女――勇儀は、大杯を掲げた。



杯の縁に、無数の歯が生えた。



勇儀の腕は、文字通り、鴉目掛けて伸ばされた。

何メートルも。



捕食用の顎と化した勇儀の腕と杯は、

ぞぶりっ!!

鴉に追いつき、喰らった。



二体の式神を失い、彼らとリンクしていた紫は消耗し、崩れ落ちた。



慌てて助け起こした霊夢に、紫は非常事態宣言を発令した。





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あれから、紫は何体もの式神や外界製の高価なUAV(無人偵察機)を地底セカイに送り込んだ。

餌付け同然の調査で判明した事。



地底は、一個の生命体と化していた。

『侵食』が進めば、幻想郷も『食われる』。

現在、霊夢が結界を張って、それを阻止している。



もう一つ、判明した事。朗報だ。



『コレ』は、中枢を叩けば、斃せる。



紫は、爆装したUAVによる殲滅作戦を提案。

幻想郷中の人妖を検索して、『操縦者』として最も適正のある魔理沙に操縦訓練を行なう事を指示した。

訓練の進捗は亀の歩みであったが、確実に進んでいた。

だが紫は、もっと迅速で確実なプランBを提案した。










博麗神社の居間。

ちゃぶ台を挟み、差し向かいで座る紫とこいし。

結界に守られたこの部屋で、紫は言った。

「貴女には、拒否権があります」

そして、紫は要請した。

「すいませんが、幻想郷を護るために、死んでくれませんか?」










古明地 こいしの返事は――、



「うんっ♪」



――快諾、だった。





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古明地 こいしは、『アレ』に捕食されない。

あの『異変』、否、『厄災』が発生してからも、こいしが頻繁に地底を行き来している事は、各種観測機器の記録から判明した。



こいしの帽子に高性能で超小型なカメラや彼女のステータス情報を得るための機器を極秘裏に設置し、紫達は後日、得られたデータを解析した。

地霊殿で、こいしの心拍数の急上昇が見られた。



そして、

こいしがさとりと逢った時――、



こいしのバイタルサインが全て跳ね上がった!!

乱れる、こいし視点の映像!!

GPSのログには、こいしが通常の彼女ではありえない機動で地底を離脱する足跡が残されていた。

映像には、紅い屋敷が大きく映し出され、ブラックアウト――地下に進入した。
こいしが最深部にある扉をノックし、そこからシャンデリアのような翼を持った少女が顔を出したところで、映像は止められた。
その時のこいしのバイタルサインは、彼女の疲労困憊を示していた。





紫は、確度の高い仮説を立てた。



こいしだけ『アレ』に食われない事。

こいしの、無意識操作能力。

さとりに会いに行きながら、いざ本人を目の前にした途端逃げ出したこと。



『アレ』の中枢は、古明地 さとり――だったモノ、だ。

こいしに取り付けた観測機器のデータも、さとりから異様な妖気を記録していた。

こいしが侵食されないのは、まだ残っているさとりの自我が何らかの抵抗をしているからだと推測された。

こいしが逃走を実行した時、彼女は無意識に危険を察知して、全身のリミッターを解除していたようだ。





紫は、成功度が格段に高い作戦を立案した。

プランB(代案)となっているが、こちらを推していくつもりだ。

プランAの、成功確率一桁の無人機攻撃よりは、80%を超えるBが良いに決まっている。

だが、Bの成功確率はさとりの侵食が進む毎に目減りしていった。

もう、一刻の猶予もならない。

紫が周囲から恨まれる程度のリスクで、幻想郷が護られるのだ。










朝の博麗神社。

朝食は御馳走だらけだった。



こいしの好きな肉じゃが。

こいしの好きなきのことベーコンのパスタ。

こいしの好きな――。

こいしの好きな――。



こいしを好きな幻想郷中の住民達が、こいしの朝食風景を眺めていた。





「ごちそうさま☆」

あれだけあった料理を全て平らげ、こいしはご機嫌だ。

はちきれんばかりのこいしの笑顔。

溢れんばかりのこいしの友人達の涙。





しばらく笑顔でボーッとしたこいし。

おもむろに立ち上がると、トイレに行った。

しばらくして、出すものを出し切ったこいしは、洗面所で手を洗った。

念入りに、念入りに。

次に、目元が腫れぼったくなった顔を洗った。

念入りに、念入りに。





皆が待つ居間に戻ってきたこいし。

愛用の、小型機器が取り付けられた帽子を被り、

河童のエンジニアが愛用しているような、大きなリュックサックを背負った。



玄関に向かうこいし達。



こいしは鳥居の前まで歩いた。

友人達は、素敵なお賽銭箱の前で、こいしを見送った。










「それじゃ、逝ってくるネ♪」










こいしは、友人達の目の前から消失した。





紫が手にしている携帯端末の画面には、

光点が高速で地底――『アレ』の腹に入っていく様子が映し出されていた。










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地底セカイの入り口。

逆さにぶら下がったヤマメの両手は肩から千切れ、糸を引いて垂れ下がっていた。

キスメは桶を揺らし、中に満たされた消化液を周囲に振り撒いていた。



地上と地底を繋ぐ大橋。

橋の欄干や通行人、車両と交じり合い形成された塔の天辺に、パルスィの顔があった。

その緑の双眸は、GOサイン――『逝って良し』を指示する信号機のようだった。



旧都。

大勢の住民だった肉塊が這い回る繁華街。

その中を、比較的原型を留めていた勇儀は歩き回り、

屋台の火の消えたコンロに並べられた串焼きとテキ屋の融合体に、腕や一本角に発生させた大口で齧りついた。



そして、こいしの目的地。

愛すべき住処。

地霊殿。





「ただいま!!」

返事は無い。



「ただいま、お燐!!」

猫車やその積荷の死体と一体化し、蠢くお燐の、触手と化したみつあみお下げが牙を剥き――、

<オカエリナサイ、コイシサマ♪>

――とでも言ったのか、奇声を発した。



「ただいま、お空!!」

腰掛けた椅子と床、壁と交じり合い、かすかに残る面影と辛うじて紅く光る八咫烏の『眼』が無ければ、それがお空とは分からないだろう。

前に見た時より侵食が進み、光も弱くなった『眼』が、ギョロリとこいしを見た。

<ウニュ!! コイシサマ、オカエリナサイ☆>

そう言いたげな、お空の成れの果てであった。



「ただいま!! おねえちゃんっ♪」



地霊殿最奥の部屋。

さとりの書斎。



脈打つ血管と、腐汁を吐き出す肉穴、滑る肉壁と化した部屋。

原型を留めている物は二つのみ。



さとりの後姿。

そして、執務机だった肉塊に載せられた、小箱――。

――全てが解決した後、記録されたデータの検証で、その小箱に封印されていたモノこそが、地底セカイを壊滅させた『厄災』の元凶だと判明した。










人影は振り向いた。

いつもの、憂いの篭った、幼さの残る美しい貌だった。



だが、

さとりも、

すでに侵食されていた。



さとり愛用の、ハートのワンポイントが入ったスリッパ。

本物の心臓(ハート)のように脈打っていた。



さとりは、両目とサードアイから涙を流した。

薄ら黄色い、鼻が捻じ曲がりそうな悪臭を放つ涙を。



「こいし……、逃げナサイ……」

ゲボォッ!!

さとりは、こいしに警告の言葉を放った直後、どす黒いゲル状の物を吐き出した。



こいしは、変わり果てた姉の元に歩み寄った。

べりっ、べりっ、べりっ……。

歩くたび、こいしの靴底と融合した肉の床の血管が引き千切られた。





さとりとの距離を詰めたこいしは、

いつものように、

飛びついた。





「おねえちゃん、たっだいま♪」

「こ、こイシ……。あ、あぁァァァ……」





喜びと悲しみがない交ぜになったさとりの顔。

こいしがさとりから離れる時、こいしの顔と手の皮と衣服の一部が剥がれた。

さとりと融合したのだ。



「コイシ、モウ、ハナレテ……」

涙と反吐を垂れ流し続けるさとりの懇願を、こいしはまたしても無視した。



こいしは両手で、さとりの両手を握り締めた。

同化し始めた二人の手。



こいしがサードアイを閉ざしてから永らく途絶えてきた、彼女の思念がさとりに伝わった。





『いつまでも、みんな、いっしょだよ♪』





さとりは左手――こいしの右手に握られた物に気付いた。

霊夢が施した結界によって浸食を免れている装置。





『こいし、ごめんなさい。辛い思いをさせて……』





こいしが恋焦がれ、ついに手にした平穏な日常。

それを護るため、こいしが辛い決断に至った記憶がさとりに流れ込んだ。





部屋のあちこちから、顔が口のみの醜悪な人型をした肉塊が湧いて出た。

『アレ』が、同化した古明地姉妹の思念から、生命の危機を感じたのだろう。

無数の『兵隊』が送り込まれた。




兵隊達が姉妹の頭を棍棒のような腕で叩き潰そうとした時――、





「お姉ちゃント、イッショ♪」

「エエ……。イッショニ、逝キマショウ……!!」










かちっ!!










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幻想郷は、大地震に襲われた。

原因は、地底セカイが何らかの原因で大規模な崩落を起こしたからであった。

博麗神社の敷地内にある、封鎖されて枯れた露天風呂から、まるで化け物の怨嗟の篭った断末魔のような轟音が響いた。





幻想郷の復興は、僅か数週間で完了した。

八雲 紫がごり押しして進めていた幻想郷をあげての大規模防災訓練のために、様々な救助物資や機材が万全の状態で準備されたからである。



その後、幻想郷と是非曲直庁の合同調査チームは、崩壊した地底セカイを捜索。

生存者は『0』と結論付けた。



なお、調査チームには命蓮寺から派遣されたダウザーも参加していた。

彼女は危険物の発見に多大な貢献をしたと資料に記されているが、彼女が投入された現場は地底ではなく、彼女の住居がある無縁塚だった。





今回の大災害の記録は、幻想郷縁起に記されたこれらが全てである。

詳細な内容が知りたければ、是非曲直庁の資料室にある、閲覧に十王全員の許可が必要な最重要機密文書を当たるしかない。










――しかし、黙して語らない大勢の幻想郷住民の胸の内にも、真相は眠っていた。



暖かな思い出と共に――。





 
こいしちゃんの、愛と友情の勝利ストーリーです。


2013年12月1日(日):頂いたコメントに返事をさせていただきました。

>まいん様
悲しかろうが、儚かろうが、それらに殉じた少女の偉業は、決して友達の意識から無くなることは無いでしょう。
勝利は、恋い慕われた少女へ!! 乾杯!!

>県警巡査長殿
地上の友を救い、変わり果てた姉を見捨てなかったこいしちゃん。
無意識下の英雄に、敬礼っ!!

UAVは、特に機種は考えていませんでしたが……。上手い事を言いますね♪

>木質様
幻想郷を護るために口先だけでなく、あえて泥を被り、命を掛けられる者達に捧げる、真の英雄譚が好きなんですよ。

>4様
恐怖やら泣き顔やら弱音やらは、お便所で用を足した時に一緒に流してしまいましたからね。

>5様
たった二人の姉妹ですもの。さとりが自分のことをいつも思っていた事ぐらい、こいしは無意識でなくとも理解していました。

>6様
自分の『操縦技術』が未熟なために、大事な友人に命を掛けさせる事になった魔理沙の心中は……。
だけど、こいしを見送った魔理沙は、渾身の出来の作り笑顔を浮かべることに成功しました。

>7様
もし、だぜ口調の魔理沙を一人前のレディに躾ける事が出来たのなら、こいまりのサラを君に進呈しよう。

幻想郷の魔界へ通じる『門』。
そこにある詰め所で、アリスの姉の一人であるサラは、こいしと魔理沙がネチョっている薄い本をオカズに、スカートの中を弄っていた……。
NutsIn先任曹長
http://twitter.com/McpoNutsin
作品情報
作品集:
9
投稿日時:
2013/11/03 12:58:56
更新日時:
2013/12/01 14:00:55
評価:
9/9
POINT:
900
Rate:
18.50
分類
古明地こいし
博麗霊夢
八雲紫
霧雨魔理沙
アリス・マーガトロイド
こいしの友人達
地底の住民達
古明地さとり
有機物、無機物問わず融合、同化
簡易匿名評価
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POINT
1. 100 まいん ■2013/11/04 02:49:46
愛とは、かくも悲しいものだ。友情とはかくも儚きものだ。
ああ、こいしちゃん。それでも、大好きなお姉ちゃんと最後、一緒になれてよかった。
ところで勝利はどこへ? ゆかれいむ?それならば納得できます。
2. 100 県警巡査長 ■2013/11/04 03:43:40
こいしちゃんは大好きなお姉ちゃんと共に最期を迎えたのですね…。何という姉妹愛。
さとりの成れの果てと同化する場面を読んでいると、何だか切なく感じました。
最期まで彼女が笑顔でいたのを考えると一層…。幻想郷を救ってくれてありがとう。こいしちゃん…。


ところで、紫が地底に送り込んだUAVはもしかしたら今回の異変の象徴ともいえる『捕食者』を表す語がある『RQ−1 プレデター』なのでしょうか。
3. 100 木質 ■2013/11/04 21:17:38
先任曹長さんのこういった人身御供系の話はいつもいつもクるものがあります。
4. 100 名無し ■2013/11/04 22:00:03
ごはん食べてリュック背負って元気にこいしちゃんが行くのは死地ってのがたまらん
5. 100 名無し ■2013/11/05 04:45:37
結末こそ不幸だったけど共に最後を遂げられた二人にとっては幸せだったんだろうな。
6. 100 名無し ■2013/11/05 06:56:17
何とかこいしを守ろうと魔理沙が頑張っていた場面が心に残りました。
7. 100 名無し ■2013/11/07 20:33:52
こいまりの焼き物
8. 100 名無し ■2013/12/08 15:03:48
マジで地獄やでぇ
9. 100 ふすま ■2014/06/18 17:56:41
ありがとう、こいし…。
それしか言う言葉が見つからない
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