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『パチュリーおいしい肉日和』 作者: おにく
全裸のパチュリーが寝そべっているのは、無骨な鉄板の上であった。良い肉夢気分。
それもそのはず、今日は良い肉の日。紅魔館でもっとも上質な肉であるパチュリーが食されるのは、不思議でもなんでもない。
いや、紅魔館は悪魔の館なのだから、こんなグロテスクで悪趣味でとっても美味しそうなイベントが催されてこなかったことこそ、
むしろ、不自然であったといえる。レミリアは肉あまりでぷよぷよとした親友のお腹にうっとりと頬ずりしながら柔らかな胸を揉んでいる。
「レミィ、今すぐこの縄を解いて。この世の中には、許される冗談と許されない冗談というものがあるのよ」
あまりに悪趣味な冗談。パチュリーの体が以前よりぽっちゃりとしてきていることは、パチュリー自身が一番良く理解していた。
これは、肥満しつつある自分に対するあてつけだろうか。だとしたら、本の角で頭を殴られても仕方のないぐらい悪質な冗談だ。
なにより、睡眠薬で眠らせて縛り上げるという手口、いたずらとして許容できる範囲を既に超えていた。
「冗談、冗談ねぇ、クックック……」
太ももの付け根と足首、脇の下と手首、これらが縄で結ばれており、さらに太い縄が胴を鉄板に括りつけていた。
そして背中には魔封じの札が貼り付けられており、パチュリー最大の力である魔法も、もはや使うことができない。
そんな完全無防備になった愛しい親友の腹、スイーツを食べながら図書館に篭っている、そんな出不精な生活で育て上げられた脂肪。
柔らかな丸みを帯びたふとももの感触、まんまるなおへそ、たっぷりと膨れ情欲を刺激するマシュマロのような尻。
そして肌の全ては、肉色の赤よりもむしろ白桃の白に近くて、深窓に育つ彼女の美しさを象徴していた。
「こんな上質な肉、食べないほうが悪い冗談よ」
「な……」
レミリアの声に冗談めかすような色は見られなかった。親友を食べるなんてそんな悪趣味、いくら吸血鬼でもありえない。
しかしそれを裏付けるような言動は、レミリアとの会話から独り言に至るまで何処にもなかった。
「わーい、お肉だお肉だ」
「いけませんよフラン様、パチュリー様が怯えていらっしゃいます。もう暫くは、ご配慮くださいね」
「だっ、誰が怯えてるですって……?」
フランはまるで普段の食卓のような無邪気さではしゃいでいる。咲夜はそれを窘めて、椅子に座らせる。
すべてが日常であった。食卓に上るのがパチュリーというだけの、日常の食卓風景。昨日までは、パチュリーも食べる側であった。
「小悪魔、ワインは用意できたわよね?」
「はい! 肉料理にピッタリの品を地獄から調達しておきました。このワインなら、きっとパチュリー様のお味も引き立つと思います」
パチュリーの下僕であったはずの少女は、パチュリーを助けようともしないどころか、むしろ後押しするかのように、準備に奔走していた。
「小悪魔ッ! 貴女までこんな……、いい加減にしなさいよ、いますぐこの縄を解きなさい!」
「えぇ、何でそんなことしなきゃいけないんですか? 折角楽しい良い肉の日なのに、パチュリー様が居なくなったら台無しじゃないですか」
「質問を許した覚えはないわ、今すぐ私を開放しなさいって言っているの! 貴女は私の使い魔でしょう!?」
「そうでしたっけね。まぁ、昨日までは、使い魔に甘んじるのもいいかなって思ってたんですけど……」
小悪魔は口元に手を当てて笑う。
「寝返っちゃいました♪」
「なっ……!?」
「だって"レミリア様"との契約がとーっても魅力的だったんですよ」
「……契約を破ったら魂ごと貰い受ける契約になっているはずよ」
「そんなもの、パチュリー様が死んでしまえば関係ありません」
「……」
「契約の権利も、死んでしまえば行使出来ません。それ以前に、魔法を封じられた今のパチュリー様じゃ、契約の行使さえ出来ませんけど」
小悪魔は愉快そうに笑う。パチュリーの肌が怒りで熱くなる。
怒鳴りつけて罵りたかったが、動揺を見せるのは小悪魔を喜ばせることにしかならないと思いとどまった。
歯を食いしばり、涙をこらえる。この場においてパチュリーはただの肉、ゴブリンどもよりも格下の存在だった。
「パチュリー様も意外と無邪気な所があるんですねぇ。私の事、とっても信頼してくれてたんですよね?
だからこそ、パチュリー様の一部とも言える書物を触らせてくれましたし、あんなに優しい表情も見せてくれたんですよね?
私の用意した睡眠薬入の紅茶も、何の疑いもなく飲んでくれましたよね。……嬉しかったなぁ。私、本当はドキドキだったんですよ。
あの薬、図書館の資料を見て調合したんですもん。パチュリー様が知らないはずはありませんでした。私の事を信頼していなかったら、
薬が入ってたことなんてすぐに気がついたはずです。ね……、パチュリー様は私のことを信頼してくれてたんです」
「わっ、私は、貴女のことなんて、信頼してなんか……!!」
「論より証拠ですよ。パチュリー様は私の事が好きだったんです。恥ずかしがらなくていいんですよ?」
「……」
「早合点しないで下さいね。私もパチュリー様のことは好きです。お慕いしています。でも、ですね。パチュリー様のことを愛しているからこそ、
貴女の怯える顔や、怒りに震える顔、泣き叫ぶ顔、体全体で表現される負の感情を味わってみたいという気持ちも、抑えられなかったのです。
そう空想している時に、偶然レミリア様から今回のお話を聞いて……パチュリー様を裏切ったのです」
パチュリーの怒りは失せ、悲しみと後悔がこみ上げてきた。
「理解できないわ……」
「絶望に染まったパチュリー様も素敵ですよ」
小悪魔の言葉には魂がこもったような迫力があった。気の迷いでも冗談でもないことは、痛いほど分かった。
そして、その狂った願望が館に染み渡っているのだ。紅魔館の人々は、一点の曇りもない瞳でこの場に居合わせている。
「……レミィ、本気なの?」
数十年の付き合いになる。お互い気難しい質であるとはいえ、心の底から理解しあった仲であると思っていた。
「そっちこそ、本気で冗談だと思っているのかしら?」
「……何でこんなことを」
「悪魔だからかな? 親友でさえ食べちゃうなんて、とっても残酷で吸血鬼らしいと思わない?」
「ふざけないで、そんな訳のわからない理由で殺されるなんて御免よ。すぐに縄を解いて」
「ごめん、今のは冗談」
「……はぁ?」
「怒らないでよパチェ。本当の理由はね、貴女のことが好きだから、よ。食べることは愛することなの。
ほら、セックスすることを、食べるって表現するでしょう。それと同じよ、好きだから食べるの、それ以上の理由はないわ。
パチェの困った顔や怖がる顔も見てみたかったしね」
「ふざけないで」
「ふざけてないわよ。私は本気よ。あなたを殺して、骨の髄まで食べ尽くしてあげる」
全身が震え上がった。レミリアはパチュリーの怯える顔を見ながら、楽しそうに心の中を披露した。
そう、パチュリーは怯えていた。パチュリーは今まで勘違いしていたのだ。パチュリーは魔法使い、人間の延長線上にある存在だ。
だから、レミリアとの関係も、紅魔館の中の関係も、人間におけるそれを類推し、人間の感覚に置き換えて理解してしまっていた。
無意識の内に、パチュリーはレミリアや小悪魔を人間に準ずる存在として考え、その世界観の中で把握してしまったのだ。
しかし、違った。悪魔というのはもっと身勝手で、残酷で、ほんの些細な気まぐれで他者の命でさえも享楽に用いるような存在なのだ。
たとえ、唯一無二の親友であっても。
「レミリア様、準備が整いました」
「あら、それならもう始めようかしら。……パチェ、貴女が死ぬ所、良く目に焼き付けておくからね」
「ちょっ、ちょっと、待って、待ちなさい、待ちなさいよっ!!」
パチュリーが縛り付けられている鉄板の上には、あまりに高く紅い天井が空のように広がっている。
その天井からいくつものシャンデリアがぶらさがって、パチュリーの豊満な体を見下ろしていた。
そして、そんな天井に、あまりにも大きな真四角の鉄塊が場違いにも吊り上げられていた。
重さ数トンにもなる鉄塊である。魔法で防御も出来ない今のパチュリーにとって、これほどの脅威もない。
鉄塊はパチュリーの真上にある。もしあれがパチュリーめがけて落下でもしようものなら、パチュリーはぐちゃぐちゃになって跡形も残らないだろう。
「パチュリー様、あの塊が見えますか? 頭の良いパチュリー様ならもう察しがついていますよね?
今から数分もしないうちにあの塊が落ちてきて、パチュリー様はぐちゃぐちゃの肉塊になります。形なんて残りませんよ。
ミンチ肉みたいなものです。いえ、それよりも酷いでしょうね、内臓も骨も筋肉も脂肪も全部潰れて交じり合うんですから」
「そ、そんな、なんでよぉ……!」
もう堪え切れない。涙があふれる。百年生きようと、死はなおも恐ろしい。安らかさもない、人為的な突然死。
いくら理性を働かせた所で、この恐怖からは逃れられない。小悪魔はカチカチと鳴るパチュリーの歯の音色を心地よく聞いていた。
「大丈夫ですか、パチュリー様? 青くなってますよ? 怖いんですよね、死ぬのは怖いんですよね?」
「あ、あぁ、こッ、怖くなんて……! 私は貴女が思ってるような、臆病者じゃないわ……!
私の怯える姿を慰み者にするつもりだったんでしょうけど、残念だったわね……ッ!!」
「はぁぁ……♪」
小悪魔はうっとりとして、パチュリーの小さな頬を擦る。
「今のパチュリー様、とっても可愛らしいですよ、私のような最低の悪魔の玩具になんてならないって、強く強く決心して……。
でも、ほら。この鏡を覗いてみて下さい。今の貴女がどんな顔をしているのか、ご覧になって下さいよ……」
パチュリーは鏡を突きつけられ、自分の顔を直視してしまう。紫色の瞳は充血し、潤み、涙がこぼれそうになっている。
恐怖のあまり青ざめて、怯えた表情。鼻の先が赤くなって、鼻水が垂れている。顔の輪郭は小刻みに震えている。
そして恐ろしさのあまり呼吸は荒くなって、涎がこぼれていることにさえ気付くことがない。
「ほら、ね。だからやせ我慢なんてしても無駄なんですよ。顔に出てるんですから。いくらなんでも、分かりますよね?
怖いよー。助けておかーさーん。って……そんなパチュリー様の本心が丸出しになっているんです」
「あ……あぁっ……!!」
パチュリーの肩がガクガクと震える。自分の本心と直面して、歯のカチカチと当たる音も、止め難く大きくなっていく。
パチュリーは紅魔館の参謀であり、優秀な魔法使いであり、常に強者として幻想の世界を渡り歩いてきた。
それゆえに、ここまで生々しい死の予感に打ち震えた経験は、一度も無かった。もうとまらない。恐怖に染め上げられてゆく。
「許して、お願い、なんでもするから、私を放してっ!」
「駄目ですよー。パチュリー様はここで死ぬんです」
「そんな、どっ、どうして……どうしてよおおッッ! 貴女もッ、レミィも、正気に戻ってよ、お願いだからっ!! ねえ、放してよぉ!!」
「あぁ、可愛い。素敵……パチュリー様が養豚場の豚みたいに命乞いしてる……! パチュリー様の恐怖がビンビン伝わってきますよ。
おしっこ漏らしちゃいそうですよね、だってこんなに怖いんですもの。恥ずかしがらなくてもいいんですよ、もっと惨めではしたない姿を見せて下さい!」
パチュリーは狂乱して暴れまわろうとするが、鉄板に縛り付けられた全身は、もはやほんの僅かな抵抗も許されていない。
そんなパチュリーの体を、小悪魔は優しく撫で回す。両手からこぼれ落ちるほどの巨乳、胸のように柔らかな二の腕。
だらしのない、しかし美しいお腹の肉。白く上品な脂肪の乗ったふともも、ふくらはぎ。涙と汗で汚れた可愛らしい顔。
そしてプリプリの脂肪が詰まった尻、いやらしく肉づいた膣。全てを、悲しそうに、愛おしそうに、別れを告げるように撫でまわす。
「こんなにも愛らしいパチュリー様、可哀想に、あの塊に潰されて、ミンチになってしまうんですね。ねえ、パチュリー様。
死んだらもう何もかも終わりですよ。楽しいことも辛いことも全部無くなるんですよ。とっても寂しくて、恐ろしいでしょう?
想像してみてくださいよ。あなたはもうすぐ、肉塊になります。今日のうちに、ハンバーグにでもなるんでしょうかね」
「う゛、うぇ、う゛うううううううあああ゛あ゛ああああああああぁぁぁぁッッ!!!!!!! 許して、許してェッッ!!!」
「あはは、凄い。こんなパチュリー様はじめて見た。ねぇ、現実逃避しないでくださいね、壊れないで下さいね。
最期の瞬間まで恐怖して、命乞いをして下さいね。ふふ、あはは、あははははははっ!!!」
小悪魔は心底愉快に哄笑すると、名残惜しそうに視線を絡めながら、少し離れた場所で鑑賞している紅魔館の住民の所に戻っていった。
「なかなか良い見世物だったわ。冷静なパチェがあんなに取り乱すなんてね」
「悪魔ですから」
「ふふっ、この手の余興はお手の物ってことね」
レミリアは親友の狂乱を見て股間をびしょびしょに濡らしていた。大事な親友の命が弄ばれている。可愛い親友が潰れて死ぬのだ。
そんな光景を見て、レミリアのサディスティック、そしてマゾヒスティックな側面が同時に刺激され、急激な興奮となって体に現れているのだ。
クリトリスはビンビンに勃起している。このままパチュリーが潰されたら、レミリアは達してしまうだろう。
「咲夜、処刑を」
「はい」
咲夜はナイフを構える。狙うは鉄塊を吊るす縄である。咲夜のナイフで縄が断ち切られた瞬間、パチュリーという命が終焉する。
「嫌ああああああああッッ!! やめてえええええええ!!!!」
パチュリーは大粒の涙を流しながら懇願する。
「フランッ! 私を助けて、あの鉄塊を壊して、出来るでしょう!?」
「えー、やだよ。パチュリー助けたら、パチュリーのハンバーグ食べられなくなっちゃうもん」
「咲夜ッ! 早まらないで! 主人の命令ならこんな残酷なこともするっていうの!? ねえ!?」
「はい。レミリア様の命令は、他の全てに優先します」
「小悪魔ッ!! 怖いのも苦しいのももうたくさんよ!! 貴女ももう満足でしょう!? 早く縄を解いてぇ!!」
「ふふ……、可哀想なパチュリー様。そんな説得に聞く耳を持つと思ってるんですか……?」
「レミィッ! 私達親友よね!? お願い、こんな死に方嫌なのっ! 考えなおしてよぉっ!!!」
「ごめんね、パチェ。貴女のこと、食べたくて仕方がなかったの。もう我慢出来ないのよ……咲夜、もう楽にしてあげなさい」
咲夜の手の中にはすでにナイフがあった。振りかぶる。投擲すれば、一瞬で、一撃で縄を切り裂く。
無防備なパチュリーは一巻の終わり。パチュリーという存在が終わる。
「いやっ、いや、嫌、嫌、嫌、嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌あああああああああああ!!!!!!」
銀色に輝く光の一閃、そして重さ数トンの鉄塊は解放される。重力にからめとられ、物理法則にしたがって落ちてゆく。
パチュリーの体に、黒い影が浮かび、そしてだんだんと色濃く染まっていった。まるで、忍び寄る死神の衣のように。
パチュリーは目を見開いて、落ちてくる鉄塊から逃げようとする。逃げられないのはわかっていたが、反射と本能がどうしようもない悪あがきをさせる。
「はひ、あ、いや、いやあ゛あ゛ああああああああああああぁぁあぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!!!」
そして結末は一瞬。
鉄塊と床がぶつかり合う轟音。パチュリーの肉と血液と内臓が、ぐちゅりという音を立てて潰れる音が、かすかに混じっていた。
鉄塊は床にめり込んでいる。あまりに重量が大きく、高いところから落としたために、床を割って沈み込んでいた。
これではもう、助かる見込みはない。もとよりここにいる誰もが、パチュリーを助ける気なんて1ミリも持ち合わせていなかったのだが。
パチュリーは原型を留めないぐらいぐちゃぐちゃになって死んだ。骨も歯も砕けて、体毛と肉に交じり合っている。
美しさも、可愛らしさも、面影さえも見られないぐらいに、パチュリーという存在は徹底的に破壊された。
真っ赤な血液が鉄塊と床の隙間から漏れでている。生臭い死臭が部屋の中に滞留しはじめていた。
★
数時間後。パチュリーの肉片は選り分けられ、ふさわしい部分だけを集めた上で、咲夜によって調理された。
鉄塊をどけた瞬間、血なまぐさい臭いとともに、パチュリーの直視できないほどにグロテスクな死体が晒された。
骨が細かい粒になって混ざり、とてもではないがそのまま料理に使うことはできない。食べられないこともないが、美味しくないだろう。
しかしそこも計算済み。咲夜の能力と小悪魔の魔法で、十分もしないうちに綺麗で美味しい肉片だけが、巨大なボウルに収まった。
そして、玉ねぎとパン粉と卵で、オーソドックスに仕上げていく。出来たのはもちろんハンバーグであった。
茶色く焼けて湯気を立てるハンバーグ。デミグラスソースで彩られ、側にはにんじんやブロッコリーが添えられていた。
空腹を誘う肉の香りは、先ほどの血なまぐさい死体からはかけ離れていた。肉の合間で、パチュリーの脂がぷくぷくと泡立っている。
胸も尻も腹もふとももも、全て味わえるハンバーグ。ナイフを入れると、色んな部分の脂が混ざり合った肉汁が、だらだらと溢れるのである。
「うわぁ、美味しそう」
切断したハンバーグの断面から、肉の香りを帯びた湯気がもうもうと立ち上る。フランが大口でパクパクと箸を進めてゆく。
「こら、お行儀が悪いわよフラン。それに、パチュリーが残してくれたお肉なんだから、もっと味わって食べないと駄目でしょう」
「そっか……全部食べちゃったら、もうパチュリー食べられないもんね……」
咲夜は笑う。
「ご心配なく。パチュリー様のお肉ならまだまだありますよ。潰しちゃったのでステーキ等は出来ませんが、
ミートボールにメンチカツ、簡単には味わい尽くせません」
「わぁ、凄い。それじゃあ明日はパチュリーのお肉でミートソースのスパゲッティがいいな」
小悪魔も食卓に居る。パチュリーの死体は思いの外美味しかった。それだけ上質な脂肪を蓄えていたということだろう。
あるいは、パチュリーの体に溜まっていた魔力が、悪魔の舌を喜ばせているのかもしれない。一口一口、宝物のように噛みしめる。
噛み砕いて、飲み込んで、胃の中で消化する。その過程を通じて、小悪魔とパチュリー、二つの存在が交じり合う、そんな快感。
「パチュリー様、こんなお姿になって……、貴女の美しい体が、ただの肉料理に……、あぁ、感激です」
「良い肉の日って最高。来年もお肉パーティーしようね!」
「そうねぇ。来年は誰を食べようかしら」
「私を召し上がってはいかがでしょうか?」
「咲夜かー。美味しそうだけど、咲夜がいなくなったら、お掃除やってくれる人がいなくなっちゃうなぁ」
「あはははは」
笑い合う。楽しい、楽しい悪魔の食卓であった。
今日になって、昨日が良い肉の日だったと気付き、今更ながら書き上げました
二次創作でむちむち化が進むパチュリーちゃん、ムラムラすると同時に、食欲もわきますね
圧死はこの間アニメをやっていたダンガンロンパの影響です。圧死シーンはゲーム版じゃないと見れませんが……
おにく
作品情報
作品集:
9
投稿日時:
2013/11/30 12:17:32
更新日時:
2013/11/30 21:17:32
評価:
7/9
POINT:
760
Rate:
15.70
分類
パチュリー
カニバリズム
圧死
紅魔館
でも、美鈴が居なくなったら門番してくれる人がいなくなってしまう。
じゃぁ、来年はレミリアの体内で再構築されて復活したパチュリーの前で
レミリアとフランドールと小悪魔が自害して、
その良い肉を死ぬ程パチュリーに食わせるなんてどうですかね。
こってりした美味いご馳走、どうもありがとうございます。
さて、自らの短慮で知恵袋を喪った紅魔館勢力は、いつ他の者達に『食い物』にされるのかな〜☆
なぜパチュリーに浣腸しなかったのか・・・そこだけが理解できなかった。