「おまえら、本当に馬鹿だねぇ」「そんな、幽香さん。どう見たって全部魔理沙さんのせいっすよ」「だと？咎糞てめぇ。おとなしく、責任擦り付けられてろよ」「ほぉ、やっぱり魔理沙がやったのかい？」「どうして、分かってくれたのかわから無いっすが。そうっすよ、幽香さん」「おいおいおいおいおい、待てよ」「まあ、お前等連帯責任だから

ξ明治６年の戸隠サーカス団




おい、戸隠。私はそこの木下で野糞するからあたりを見張れ
ええ？魔理沙さん、イヤっす。
何だと？何でだ。
魔理沙さん。ウンコはトイレでするっすよ。
うるせぇ、だったらお望みどおりテメェの口にしてやるぜ
戸隠の口は便器じゃないっす。






　戸隠は逃げ出したんや。

「おいおいおいおいおいお、なんだ？　この魔理沙様の糞が喰えないってか？」

「いやっす。食べたくないっす」

　ケツ穴が辛いはずなのに、魔理沙は大股で戸隠を追いかけたんや。

「魔理沙さん、こっち来ないでっす」

「うるせえ、おめぇが私の糞を食べるまで追いかけてやるぜ。直接肛門をテメェの口便器に押し付けて食わせてやるぜ。感謝しろ」

「いやっす。いやっす。そんなの汚いっす」

「だとこら？？？私の糞を喰いたい奴はいっぱい居るんだぜ」

「そんなのうそっす。なんで、魔理沙さんのウンコなんて食べるっすか？」

「美味いからに決まってんだろ！！！！！」

「……いやややや」

　戸隠は今までの最高時速で飛んだ。※戸隠は飛べるようになったよ

「てめぇ。逃げるな！！！」

　そう言って魔理沙は箒に跨った。そして、跨ったところでケツ穴に限界がやってきて魔理沙はドロワーズの中にウンコを放出したんや。

「こっち、こないでっす」

「うるせえ、くっそ！」

　魔理沙はドロワーズの中から固形の弾丸を取り出して弾幕のように空に投げたが、それは戸隠をかすめただけだった。

　
　
　そのあと、魔理沙の固形分は家の庭で雪を見ながらお茶を飲んでいた幽香頭にぶつかったんや。




　昭和２０年の戸隠サーカス団



魔理沙『私、特攻隊に志願したんだぜ
霊夢『へえ
魔理沙『銃後の、霊夢達のために頑張るぜ
霊夢『そう
魔理沙『だから、だから。もう、安心して暮らせるぜ
霊夢『安心
魔理沙『ただ、気がかりなことがるんだぜ。
霊夢『そう
魔理沙『私が居なくなったら。霊夢はどうするんだ？
霊夢『別に
魔理沙『……別にか。
霊夢『うん
魔理沙『私居なくなっちゃうんだぜ。
霊夢『だね
魔理沙『霊夢。さっきから、なんだその態度？
霊夢『嫌い
魔理沙『何が？敵なら私が特攻で
霊夢『……



ξ明治７年の戸隠サーカス団



魔理沙「霊夢、戸隠の奴は最近増長しすぎだぜ」
霊夢「確かにそうね」
魔理沙「だから頼むぜ、戸が糞を退治してくれないか？」
霊夢「え？いずれ退治するつもりだったけど。
魔理沙「けど、何だ？」
霊夢「魔理沙に指示されるのは嫌」





明治８年の戸隠サーカス団


魔理沙「来年のひまわり畑業務に戸が糞はいらないんじゃないか？」
幽香「そんなことを言いにわざわざ来たのかい？」
魔理沙「そんなことじゃ無いぜ、戸が糞はひまわり畑に必要ないぜ」
幽香「戸隠も確かに使えない奴だが、与えた仕事は文句を言わずにこなしてるぞ」
魔理沙「は？あいつが仕事こなしてるって？？」
幽香「寧ろ魔理沙の方がひまわり畑業務にはいらないな」
魔理沙「な、なんだって！”！！！！１」



明治９年の戸隠サーカス団





魔理沙「お前、最近戸隠を家に住まわせてるって聞いたぜ。頭おかしいんじゃないか？」
輝夜「……」
魔理沙「聞いてるのか？　戸隠を家に住まわせて何がしたいんだ？」
輝夜「うるさい」





慶長２年の戸隠サーカス団



「魔理沙さん、朝からお尻ばっかり掻いてないで仕事してほしいっす」
「あ？　仕方ないだろケツが痒いだから。戸が糞だって、よくケツ掻いてるだろ？」
「でも、仕事中はそんなに掻いてないっす」
「だったら、戸が糞が変りに私のケツを掻けよ、その間は仕事してやるぜ」




　そういうと、魔理沙さんは戸隠に向かってお尻を向けてきたっす。
　最悪っす。

「ほら、さっさと。掻けよ。わざわざ、ケツを向けてやってんだ。早くしろよ」
「いやっす。なんで、魔理沙さんのお尻なんか掻かないといけないっすか？」
「仕事して欲しいんだろ？　掻いたらしてやるってんだ」

　戸隠は仕方なく、魔理沙さんのお尻を掻き始めたっす。
　


　汚れてしまった気持ちになったっす。なんで、戸隠は幻想郷に来てまで魔理沙さんのお尻を掻かないといけないっすか？

　戸隠が幻想郷に来たのはこんな事の為じゃなかったはずっす。



　回想



　大政奉還によって、戸隠は自宅お庭番衆の職を失ったっす。あのころは、まだ、おばさんも芹沢さんのことが忘れられなくて、スカーレットさんの家から飛び出して日本に居たころっす。

　途方にくれていた戸隠が道を歩いていると、いつの間にか迷って幻想郷に来てしまったっす。

　そのころは、結界とか特に制限がなかったすから本当にいつの間にかだったっす。





明治１０年の戸隠サーカス団







　幽香ぁ〜今日は俺達が相手してやるぜぇ
　ゲヒヒ
　貴様等は、ピーゴロゴロ、ピューゴロゴロ
　俺達のことを知っているのかあははは
　有名になったもんだぜ





　つくづく、幽香はお人よしだった。



　ひまわり畑の事業はボランティアじゃないのに、駄目な従業員達に慈悲をかけて雇い続けている。


　だから、そのツケが回って負債を溜め込んだ。

　負債処分するにはこういうやからの相手してお金を稼ぐしかない。



「ゲヒヒ、まずは下痢便を腸から肺に移動してやるぜ」


「ひへへ、人間とか言う脆弱な生き物にその屈折を起こしたら苦しんで死ぬが、妖怪の幽香ならどなるひひ」

「く、やめろ」

「ヒゲゲ、普段の女主人と言った感じはないな」