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『「産廃創想話例大祭B」 夢は願わなくても叶うもの』 作者: ダルメシアン
最近、僕のところに誰も来ない。まあ、僕にとっては些細なことだけどね。
僕は元々1人が好きだから全然気にしていない。
むしろ、こういう暇な時間が僕にとっては宝物見たいものさ。
霊夢の服は僕が作って居るのさ。
そろそろ、弾幕ごっこで服を焦がしてやって来るに違いない。
はっきり言って迷惑だけど。
君の為に色々な工夫を凝らした巫女服を作ったんだ。
毎日毎日、君の事を思いながら作った。
作りすぎて服の在庫の山をどうにかしないと読書するスペースが無くなってしまいそうだよ。
だから、来なくても良いけど。来ても良いんだよ。
魔理沙は僕にとっては、娘みたいなものさ。
ただ、人間と僕みたいな半人半妖と成長の速度が違うから来るたびに大きくなっていた。
最近こないから次に来たときはとても大きくなって居るのだろう。
最後に来たのが100年位前だと思うから、今頃は成人して素敵な淑女になっていることだろう。
時々、魔理沙が僕のことを色目使って見ていた。
次来たら僕は興味ないけど抱いてあげよう。
咲夜君の為に、お嬢様受けの良さそうな道具をたくさん用意している。
金属の棒にたくさんトゲトゲを付けた道具、犠牲者の腹に突き刺せば臓物をズタズタに切り裂いて抜けば臓物を引き摺り出せる。
抜いた血液を攪拌しておく道具や。傷口に塗り込めば、蛆がたくさん湧いてくる道具。
咲夜君、君が自殺するために特製のナイフも作って置いて有るんだ。
安くして置くよ。暇な時に来なよ。
全然僕は待っていないけどね。本当だよ。
妖夢君、君の落し物また拾ったんだよ。
君の半身だね。半分落としていくなんて、君もなかなか器用だね。
冷凍庫というずっと中が冷たい箱に入れておいたからいつでもずっと腐らないよ。
でも、冷凍バナナを今度作ろうと思っているから。
少し邪魔になって来ているんだ。
それに、冷凍庫っていうのわね。本当はチルノを閉じ込めて置く物なんだって。
だから、このまま君が身体をとりに来ないって言うのも困った話なんだ。
いや、僕は困っていないけどね。
紫、君は来なくても良いよ。ストーブの燃料だけが僕との接点だったけど必要なくなったんだ。
地球温暖化って、言うのかな?
遠くのヨーロッパって所では水の都が水没したそうだよ。
そういえば、最近幻想郷にも海が来たんだってね。
僕は海に興味が無いけれど、海の妖怪は僕に興味があるかもしれない。
来なくてもいいけれど、来たらどういう奴か本に纏めよう。歴史って奴だ。
僕の店に僕は来ない。僕はある日、僕から出て行ったんだ。
僕は僕を待つ理由は無いけれど、僕の身体は僕を待って居たんだろう。
どうして、僕を待つんだろう。
それは僕にとても価値があるってことなのだろうか?
だとしたら、僕は僕が出て行く時に無理やりにでも閉じ込めておくべきだったのかな?
でも、無理やりという言葉と行動は僕は好きではない。
そんな、僕に僕が無理やりここに止めておいたら僕は僕のことを嫌いになってしまうかもしれない。
僕は別に僕のこと好きでも嫌いでもないけれど。僕が僕の事を好きならば、僕のことを好きでもかまわない。
「うわぁ、見てはいけない物を見てしまったぜ」
魔理沙は霖之助がノートに書いたそれを見てしまった。もう香霖堂には来ないことにしようと外に出ようとした。
二度と敷居はまたぐかと思ったが手遅れだった。
霖之助が後ろから、思い切り魔理沙の手を掴んだせいだ。
「わた、わたしは、何も見てないぜ。お前の変態妄想ポエムなんて知らないぜ」
「何処に行くんだい魔理沙、君は僕に色目を使って居たね。抱いてあげよう。それから僕とずっと居ても良いんだよ。それに、着せ替え人形になった霊夢だってお友達が居ないと淋しいだろうし、咲夜君の為に作る道具だってアシスタントが居るんだ。お腹がすいたら妖夢君に刺してある冷凍バナナを食べるといい。あそこだけ一度解凍して刺しておいたんだ。前と後ろで3本も入ったんだ」
――――紫は燃料用の石油を香霖堂の周りに撒いて全て終わらせようとしていることは誰も知らない。
作品情報
作品集:
10
投稿日時:
2014/05/18 07:07:46
更新日時:
2014/05/18 16:07:46
評価:
14/17
POINT:
1180
Rate:
14.18
分類
「産廃創想話例大祭B」
霖之助
魔理沙
メインの登場人物がモンスター化したのか?