Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/imta/req/util.php on line 270
『不思議な国のアリス』 作者: レベル0
アリスは引きこもっていた。
何があったのかは知らないが彼女の問題は彼女自身の問題だ。そっとしておいてあげてほしい。
アリスは暗いカーテンを締め切った状態の部屋の隅っこで枕を抱えて座り何やらぶつぶつ言っていた。
せっかくだし何を言っているのかこっそり聞いてみよう。
「奴らが襲ってくる……。奴ら、
暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)は私の命を狙っているんだわ……」
どうやらアリスは命を狙われているようだ。
暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)とは最近幻想入りしてきた暗殺者集団で、狙った獲物は必ず仕留める冷酷無比、残虐無血の組織である。(実在の人物、団体、地名とは一切関係ない。)
暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の情報はトップシークレットであり少しでも暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の事について知ろうものなら即座に殺されるだろう。このように暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)とは恐るべき集団なのである。
アリスはその暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の団員表(ノート)を極秘ルートで手に入れてしまったのだ。(ちなみに暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の団員はイケメン揃いである。)
「このノートを手に入れてしまった私はきっと殺される……。多分今日にでも暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客が来て私は惨殺されるんだわ……」
大変だ。一刻も早く団員を発見して皆殺しにしなくてはならない。じゃないと自分が殺される。
「もう誰も信じられない。頼れるのは自分だけよ。そうよ!!アリス!!あなたはやれば出来る子だわ!!」
そう言うとアリスはありったけの人形を用意して戦闘体勢を整えた。
「来るなら来なさい!!返り討ちにしてあげるわ!!」
どうやらアリスは家に来た刺客を迎え撃つつもりのようだ。なるほど、暗殺者を相手にして下手に出歩くのは良くないかもしれない。
アリスが暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客を待っていると玄関のドアを叩く音が聞こえた。
来た。アリスは思った。きっと暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の暗殺者だ。私を殺し、組織の秘密を守るためにやってきたのだ。
「おーい、アリスー!!お前最近外に出てこないじゃないか。何かあったのか?大丈夫かー?」
魔理沙の声だ。いや、魔理沙な訳がない。暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の暗殺者にとって変装など朝飯前だ。きっと、魔理沙に化けて私が出てきた所をグサッ、とやるつもりなのだろう。
そうはさせるか。アリスはひたすら暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客が入ってくるのを待ち続けた。
「勝手にはいっちまうぞー。アリス?いるんだろー?」
魔理沙に化けた暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客が入ってくる。
アリスは固唾を飲みながらその時を待った。
やがてアリスの部屋の扉が開けられる。
「アリ……」
アリスは魔理沙の姿をした暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客に人形をけしかけ剣を腹に突き刺させた。
グサッ。
「ぐふっ!!」
鈍い音がし、魔理沙の姿をした暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客の腹に剣が生えた。
魔理沙の姿をした暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客の腹からきれいな色をした血がボタボタと流れ出てきた。
「あら、あんたみたいな悪人でも血はきれいなのね。魔理沙に化けても私の目はごまかせないわよ」
「アリス……?何言ってんだ……?わからないぜ」
魔理沙の姿をした暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客は腹から血を流しながら言った。
アリスは魔理沙の姿をした暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客の腹に生えた剣をおもいっきり蹴りこんだ。
「ぐふっ!!」
魔理沙の姿をした暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客の腹に剣が更に食い込み、貫通した。
「もう魔理沙の声で喋らないで。あんたのセリフなんて聞きたくないわ」
アリスは多数の人形を操り魔理沙の姿をした暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客の体を何度も何度も突き刺した。
「ぎゃっ……あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!ア"リ"ス"ウ"ゥ"ゥ"ゥ"ゥ"ゥ"!!い"た"い"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!や"め"て"え"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"!!」
「…………」
アリスは魔理沙の姿をした暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客が動かなくなるまで剣を刺し続けた。
やがて魔理沙の姿をした暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客はピクピク痙攣し、死んだ。
アリスは偽者とは言え、魔理沙の姿をした者を殺してしまい少なからずショックを受けた。
「私に魔理沙を殺させるなんて……。絶対に許さないわ!!暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)!!絶対に息の根を止めてやる!!皆殺しにしてやる!!」
アリスは暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)への殺意を新たにした。
魔理沙の姿をした暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客の死体は人形を爆発させて焼却処分しておいた。
それから何日か経って……。
アリスの家の玄関が鳴った。
「アリスー!!いるー!!魔理沙が最近いないんだけど知らなーい?」
霊夢だ。いや、霊夢の訳がない。きっと暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の送り込んだ暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の作り出した人工生物兵器か何かに違いない。
きっと、今私が玄関に出ていったらいきなり頭をガブリとおいしく頂かれるだろう。
その手には乗るか。アリスは相変わらず不動の構えだ。
「しょうがないわね。アリスー?入るわよー」
霊夢に似た暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の人工生物兵器が入ってくる。
アリスは人形を用意して待ち構えた。
しばらくして霊夢に似た暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の人工生物兵器が入ってきた。
「ここかしら。アリス……?」
霊夢に似た暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の人工生物兵器が入ってくるのと同時にアリスは爆薬を仕込んだ人形を霊夢に似た暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の人工生物兵器の体にまとわせた。
「ちょっと!?アリス!!何するの!?離……」
霊夢に似た暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の人工生物兵器が何か言っていたが、アリスはそれに構わず指をパチン、と鳴らした。
すかさず爆薬のスイッチが入り、霊夢に似た暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の人工生物兵器の体はバラバラになった。
「ハァ……ハァ……」
助かった……。自分は殺されずに済んだのだ。
だが、まだ安心はできない。いつ暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客が自分を殺しにくるか分からない。
アリスの戦いはまだ終わってはいないのだ……。
数日後……。
再びアリスの家に訪問者が訪れた。
「アリスさーん!!いますかー!?霊夢さんと魔理沙さんのことで聞きたいことがー!!」
これは……早苗か。いや、早苗の訳がない。きっと暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)はついに神を作り出してしまったのだ。あれは早苗のような暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の唯一神だ。
きっと今、あいつの前に出たら神の裁き(エル・トール)的な何かをされるだろう。
そうはいくか。アリスは箒に包丁を取りつけて槍のような物を作った。
「こんにちは」
早苗のような暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の唯一神が入ってくると同時にアリスは槍を早苗のような暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の唯一神に勢いよく突き刺した。
「ぐはっ!!」
「お前らなんかこうだ!!こうなって当然だ!!もう……もう立ち上がるな!!」
「ごばっ……。ア"……ア"リ"ス"さ"ん"……」
早苗のような暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の唯一神は何度も槍を突き刺されやがて動かなくなった。
獰猛な生き物を殺した。たまたま人の形をしてただけだ。
アリスに罪は無い。
その後もアリスは襲ってくる暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)の刺客を殺し続けた。
そして……。
「まだ……来るかしら……?」
「ごきげんよう」
突然紫が空間の裂け目を通じて現れた。
「!?」
アリスは一旦逃亡を図った。
「逃がさないわよ」
が、スキマに挟まって動きがとれなくなってしまう。
「最近、幻想郷の住人が何人か連続していなくなってるけど……犯人、あなたよね?死んでもらうわ」
アリスは死を覚悟して指を鳴らすと、巨大な爆薬人形を召喚した。
「死なばもろともよ!!死ね!!」
巨大な人形が爆発する。
「ば……馬鹿なッ!!この私がッ!!まさかッ…」
アリスの家は粉微塵に吹き飛んだ。ついでに家の主と暗殺者も巻き添えにして。
こうしてアリスの中に存在する暗殺組織、暗黒深淵兵団(ダークアビスソルジャーズ)は壊滅した。
家の中に引きこもっていると気が狂ってしまいます。
あなたもやってみよう!!
責任は取りませんが……。
ちなみにナレーションも狂ってます。
レベル0
- 作品情報
- 作品集:
- 10
- 投稿日時:
- 2014/07/10 16:32:48
- 更新日時:
- 2014/07/11 01:32:48
- 評価:
- 2/2
- POINT:
- 200
- Rate:
- 15.00
- 分類
- アリス
- ほか
厨二病は死ななきゃ治らない☆