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『魔理沙にとって大事な今作』 作者: ギョウヘルインニ
魔理沙は大事な今作に出ることが出来なかった。前作で、早苗さんに偽お払い棒で殴られて脊椎を骨折してしまったのだった。
全治3作と診断されたが魔法使い生命に関わるほど重症ではなかったが今作出場は絶望的だった。
そして、早苗さんも魔理沙を殴ったことで審判の雛もしくはにとりにレッドカードを出されてしまい今作に出場できなくなってしまった。これにかんしては、突然魔理沙を殴ったのは仕方が無いことだから退場処分は厳しすぎるのではないかという意見もあった。
だが、判定は覆ることは無かった。
そんな、魔理沙から今作に出場する霊夢にメッセージが発表された。
『霊夢、ごめんな大事な今作に出場することが出来なくて。でも、私が欠場しても霊夢ならアリスと上手くできるさ』
そして、早苗さんからの謝罪のメッセージが発表されたのだった。
『悪いのは私ですから、責任は諏訪子様と神奈子様に有ります。恨むなら、2柱だけにして下さいね』
こうして、霊夢はアリスとツートップで山の神社に戦いを挑むのだった。
「どうして、私がアリスと山の神社に戦いを挑まないと成らないの?」
霊夢はわけもわからないまま、山の神社に向かって歩いていた。だから、その疑問をアリスに問いかけたのだった。
「本当は私と魔理沙が山の神社に戦いを挑む話だったのよ。でも、魔理沙は前作で負傷してしまって今作絶望になってしまったのよ。だから、そのかわりに霊夢が出ることになったのよ」
魔理沙が負傷してしまった以上は控えを使うしかない。そのため、普段は縁側で1人でのんびりほのぼのお茶を飲んでいる霊夢が出場することになったのだった。
「なんて面倒な話なのそれ。魔理沙なんて、下半身不随になって使い物にならなくなっても良いじゃない。そういう需要だってあるわ」
「私だって、魔理沙が歩けなくて仕方なく車椅子に乗ってるところを妖精にイタズラされてボロボロにされている所を保護してうふふ。色々と屈辱的なえへ。遊びをして魔理沙の理性をこわして、ふふ。それから」
アリスは嫌な笑顔をしながら妄想の中に出てくる魔理沙を舐めたり舐めさせたりし始めた。
まだ、午前中なのだがあたりの温度は1度下がったと思う。
「ああもう、長くなりそうだから黙りなさい」
霊夢は、その様子に嫌悪を抱き強い剣幕でそう言って黙らせようとした。
「でも、これからがいいところなのよ。魔理沙が私のあそこをうふふ」
「煩い黙れ!」
「……! 分かったわよ」
霊夢は話し続けようとするアリスに今度は怒りを込めて言った。これ以上アリスに話を続けさせるとアリスが暴発する恐れがあったのだった。
アリスは口元に少し涎が垂れていることに気付きそれを拭った後に話をすることをやめたのだった。
それから、2人は歩き続けた。道中で違反行為をしている妖怪を見つけては退治しながら山の神社に向かって進むのである。
「それで、なんで、にとりは路上駐車してしまったの?」
「いや、霊夢。河童だから頭の皿が乾いて川に補給に行っていたんだ」
帽子の下が皿なのかはにとりにしか分からない。しかし、本人がそういうのだからそうなのかもしれない。
「2点減点ね」
「待ってくれ、アリス!」
道の真ん中に車が止めてあった。こんな山奥に車がおいてあるなんて大方、咲夜とレミリア辺りが練炭で心中しているのではないかと2人が近付いてみると。
残念なことに中は無人だった。これでは、5分待たなくてはならない。2人の美人が無駄な5分を使わなくてはならないなんて、車の持ち主はとんでもない悪人だった。
そして、切符を切ったところで車の持ち主の、にとりが戻ってきたのだった。
「9000円って言いたいところだけど、お賽銭を500円今払うなら許すわ」
「待って! 霊夢は何を言って居るの? それは賄賂をよこせば開放するってことじゃない」
「アリス、罰金なんか取ったところで国庫が潤うだけ。ここで私が500円貰えば私は儲かるし、にとりは500円で済むのよ」
霊夢はれおが一番みんな幸せになれる方法だと信じていた。
「へっへっへ、盟友霊夢は話が分かるね」
「待って!」
にとりはアリスが余計なことを言う前にすばやくお金を取り出し500円払って帰って行った。
霊夢は奪った500円をお払い棒にしまうとさらに進み始めたのだった。まるで、その姿はサッカー場のピッチの上空を舞う鷹のようだった。そう、意味不明なのである。
再び2人は進み始めた。すると、後方から一気に追い抜いていく1人の妖怪。あの幻想郷で一番早いアレは説明するまでも無く。
「スピード違反ね」
「そうね霊夢」
「私はあんまり早くないから捕まえられないわ」
「大丈夫よ。この先にはHシステムの椛がいるから」
今さらなのだが、2人は別にそういう組織の人間ではない。このお話は某団体は一切関係ない。
だが、この道は時速40km制限なのに今のは推定時速138kmは出ていた。時速98kmもオーバーしているのだった。
そして、一瞬の閃光があった。椛がHシステムを発動させたのだった。
「……これでまた国庫が潤うわ」
「ところで、霊夢は国庫を気にしているみたいだけど、国庫が貴方に何かしたの?」
「……国庫は嫌がる私から一番大切なものを奪って行ったのよ」
「もしかして、純潔を?」
霊夢はそれ以上は何も言わなかった。言いたくなかったのである。納税の義務を怠って居たため追徴金を奪われたのだった。
にとりもしくは雛に賽銭箱に残った鐚まで押収されたのだった。それは、霊夢を信じる人々が投入したお賽銭だったと思う。
そう、だから霊夢は国庫が潤うことに何か怒りを感じてしまう社会不適合者の道を歩んでいるのであった。
そして、ついに2人は山の神社に着いたのだった。
山の神社には2柱が住んでいる。外の世界では信仰が集められなくてとても辛い思いをしてきた2柱だ。霊夢的にはどうでもいいことだったが、是非とも2柱を倒し市中引き回しの上獄門、磔のうえもう一回磔無ければ世界が許さなかった。
「霊夢、本当にいくのこの先には奴等が居る準備は出来ているの?」
「準備って何? 私がお茶を飲んでいたらアリスが急に私を連れ出したんでしょう」
「今さらここまで来てそれなの? ねえ」
結局のところ今回の話で、霊夢が儲けたのは500円だけ。神社から神社まで歩いてきたのにたったそれだけだった。山の神社のお賽銭や資産目当に強盗しても良かったのだが、生憎霊夢は紅白で白黒ではなかった。
「そうねえ。……いい事思いついた。あれなら、2柱もオチもつくわ」
「それは絶対にいいことじゃないでしょ」
「アンタ、爆
魔理沙は、ここまでこのお話を自宅で見て居たが見るのをやめてしまった。なぜならばオチが読めてしまって嫌に成ったからだった。そして、絶対に出場しなければならない今作だったのに魔理沙は出場することが出来なかった。
魔理沙は1人酒を煽りながら、1人インディアンポーカーを始めた。初めてすぐに虚しくなった。結局はこの話に出場できなかった自分を悔やんだ。そして、半ば衝動的に首吊り用ロープを梁に掛けたのだった。
作品情報
作品集:
10
投稿日時:
2014/07/13 12:20:21
更新日時:
2014/07/13 21:20:21
評価:
5/5
POINT:
500
Rate:
17.50
分類
霊夢
アリス
にとり
にとりもしくは雛
雛もしくはにとり
自殺するつもりならやめときな。
やっぱりアリスは爆発したんだろうか