ある日、レミリアは思った。
「私は強い。私は負けない。でも最近退屈。なんか強い相手はいないかしら?」
それを聞いていたパチュリーがやれやれとため息をつきながらいった。
「なら、海の怪物と戦ってみる?」
「海の怪物?」
「そう、クラーケン」
言いながら、パチュリーは呪文の詠唱をはじめた。
「パチェ、あなた、そんな怪物を召喚できるの?」
パチュリーはニヤリと笑った。
「触手系なら私の専門分野よ」
■■■■
「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン!いでよ!クラーケン!」
パチュリーが呪文の詠唱を終えると共に、紫の煙が立ちのぼり、太古の悪魔…クラーケンことダイオウイカが紅魔館にあらわれた!
……
が、いきなり深海から地上へと召喚されたダイオウイカは、気圧の変化についていけず即死した。
しばらくの沈黙のあと、レミリアは咲夜を呼んだ。
「咲夜」
「はい、お嬢様」
「勝ったわ」
「さすがです、お嬢様」
「……戦ったら暑くなっちゃった。何か冷たいものを作って頂戴」
「かしこまりました」
瀟洒な咲夜さんはダイオウイカの死体を使って流しイカソーメンを作ることにした。
「お待たせしました、お嬢様」
「有難う、咲夜」
と、その時。
「ぐはあ!」
レミリアは血をはいて倒れた。
薄れゆく意識の中、レミリアは 「しまった…吸血鬼は…流れ水に弱かったんだわ…」 と考えていた。
▲レミリアーダイオウイカ▲(引き分け)
おわり
――レミリア、一敗!!
という全く関係の無い点に感心してしまった。
もっと読みたい……。
歯がゆい……うぬぬ……。
ところで1番上が空いてるのは何か意味があるんですか?(小並感)