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『散りざまの椛は美しくて』 作者: 赤川辺!
あ、おはよっす。慧音先生!!
戸隠?なんで寺子屋に来ているんだ?
へ?だって、戸隠は寺子屋の児童っす
昨日まではな
戸隠補助の名目で支払われていた補助金が凍結されることになったっす。
補助金が無ければ戸隠は月謝が払えず寺子屋に通うことは出来無いっす。
あ、でも、大丈夫っすよ。チルノちゃんや大妖精さんは妖精保護名目で補助金が出ているし。
妹紅さんは体を慧音先生に売って通うことができるっす。
だから、良いっすね。戸隠は嫉妬しちゃうっす!!!!!!!!
「……あのう。戸隠さん起きてください」
「・・うげぺっす」
戸隠はミスティアさんの屋台で自棄酒を飲んでいたっす。
「何があったか知りませんが、頑張って下さい」
「何があったかって、今戸隠は説明したの読まなかったっすか?」
「え?」
「え?じゃないっすYo!!!!!!!!!!!!」
「ぃや!!!」
いらっと、来た戸隠は持っていた徳利でミスティアさんを殴ろうとしたっす。
しかし、突き出したその腕を戸隠はつかまれたっす。
「男子が女子を殴ろうとするなんて最低のすることじゃ」
「・・・妖忌さん!」
「……」
隣で妖忌さんが吞んでいたっすが戸隠の蛮行を止めてくれたっす。
「このまま、自警団に突き出してやろうかのう?」
「ごめめめめななななさいっす。ミスティアさんごごごごごごgめな」
戸隠は動揺していたっす。未だに腕は強く掴まれ離してもらえないし。
戸隠は無駄にサイキョーっすから。そんな戸隠に殴りかかられたミスティアさんが怯える表情が怖くて。
「……あ、……妖忌さん。もういいんです。戸隠さんも悪気があったわけではないようですし」
「・・・ミスティアさん。すまないっす」
「なら、いいじゃろう。女子にあたるのではないぞ」
「すまないっす」
やっと、妖忌さんは戸隠の腕を離してくれたっす。
戸隠は反省したっす。明日からの生活は決まって居ないっすが何とかなるっす。
こうして、戸隠は幻想郷で生きていくっす。
「それでっすが、妖忌さん」
「なんじゃ、戸隠」
「妖忌さんって無職っすよね?」
「ワシは無職じゃない。侍じゃ」
「かっちょいいっすね!!!」
妖忌さんは侍だったす。
妖忌に財布からお金を抜かれたマミゾウは頭を悩ませているけどな。
赤川辺!
作品情報
作品集:
11
投稿日時:
2014/09/15 15:42:02
更新日時:
2014/09/16 00:42:02
評価:
4/4
POINT:
400
Rate:
17.00
分類
戸隠
慧音
ミスティア
妖忌
でも、あれ!?名前が……。
え!?どういう事!?