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『渡る幻想郷はおっさんばかり』 作者: 戸隠

渡る幻想郷はおっさんばかり

作品集: 11 投稿日時: 2014/09/25 10:56:22 更新日時: 2014/09/26 00:07:38 評価: 3/5 POINT: 300 Rate: 16.25
魔理沙さん、買って来たっすよ
咎糞、早くそれを渡せ
分かったっすよ。
へへへ、これが欲しかったんだぜ






「でも魔理沙さん。急に妊娠検査キットなんてどうしたっすか?」

  でな、戸隠はそんなもん店で買って恥ずかしくないんかい?

  あんちゃん、それは言わないって約束っす。永遠亭の永琳さんが痛い目で見てたっすが察してくれたようっす。

  それ、察してるんやない。呆れているんや

  まじっすか????

  蘇我『ざねだたね』    

「るせぇな。来ないんだよ」

  物部『栄養状態に問題があって閉経しているだけでやんすよ』

  萃香『人間・・繁殖・・萃香・・人間・・食う』

「ああ、あれっすか? それで、お相手は?」
  
  どうせ、アーサーやろ?  

  アーサー『俺は知らん』

「知るかよ。最近は春が売れないんだぜ。だから最近の相手じゃなくて忘れちまったぜ」

  春ですよぉ『なんじゃと貴様』

  春ですよぉ『うらぁ!うらぁ!』

  春レズよぉ『洗練された農園。洗練された焙煎。洗練された抽出。まじりっけのないリリーブラックコーヒー』

「病気染るって噂っすからね」

「貧乏は病気じゃないぜ」

「そうっすね」

  ところで、なんや結局病気っていうんわ

  あれっすよ。色々倫理的に問題ある差別的な奴っす

  最低やな

  医学の発達していない幻想郷ではこういうことがよくあるっす

  らいらいらいららららいらやったかこれ

  間違った知識は是正されるべきっす

  真菌やったっけ?

「おい、咎糞、もしも陽性だったらどう責任取るんだ?」

「なんで、戸隠が責任とらないといけないっすか?」

「知るかよ。金出せよ」

  おい、戸隠。

  なんすか?あんちゃん?

  お前責任とらなあかんことしたんか?

  いいえ。してないっすよ。

  EDか?

  とげぅう!!

「でも、作者保護の名目の補助金はもう支給されないし、ひまわり畑の退職金も全部使ってしまったっす」

  パートタイムなのに退職金でるんか?

  幽香さんが戸隠にって銀貨30枚と銅銭400枚最後にくれたっす

  ほんま、幽香はええやつやな

「だとこら!? じゃあ、妊娠検査薬はどうやって買ったんだ????」

「医療関係の物は慧音先生がやっている郷の基金から出るっす」

  基金から出るって案外まともやないか

  チフスが流行した時に作られたそうっす

  チフスかまたえらいきっついの流行したもんやな 
  
  それで、事態を重く見た慧音先生と稗田の三代位前のが作ったそうっす

  まあ、そういうのはたいてい腐敗してるんやろな

  そうっすね

  で?EDの治療は受けられるんか???

  とげぇ!!!

「っち、げ、陽性だぜ。また出来てた」

「またっすか」

  おい、いつの間に妊娠検査キット使ったんや?尿をかけるんやろ?

  さっきからしてたじゃないっすか

  そうやったか

  そうっす

  そういや、魔理沙はこれで何人目や?

  たしか3人目っす

  全部親が違うんやな

  最初はアーサーさんで次はあんちゃんっすね

  んで、今回は親が不明なんやな

  ひどい話っす

  1人目は病死で、次は流産、んで今回はどうなるんやろな

「どうすんだよ。お前のせいだぜ」

「とがぅ」

「威嚇してないでどうにかしろよ」

  あんちゃん、どうしようっす。

   霊夢にでも相談してみたらどうや?

    なんで、霊夢さんっす?

     神隠ししてもらえるかもしれん
 
      …話は聞いて居たけど

       霊夢さん!!何処からキタっす!!
  
        何処からでもいいじゃない。

         まあええ、それで霊夢。神隠ししてくれるんやろ??

          あんたらお金持っているの???

 無いっす


「だったら、妊娠のことを忘れて今を楽しく過ごせばいいじゃないっすか?」

「超、無責任だな」

「責任も何も、戸隠には関係ない事っす」

「このED野郎!!」

「だから、EDって妊娠からもっとも遠い星の話じゃないっすか!!」

  そうだ。幽香さんに相談してみるっす何かいい知恵を貸してもらえるかもしれないっす

  お前、幽香に相談できる立場か?

  ・・でも
 
  幽香:ふむ、私もそう思ってたところだ

  霧雨:自分の娘がらいらいあららららにかかっていたなんて
 
あんちゃん:なんで霧雨の親父まで出てくる

  稗田:^δ^

  霧雨:おい、稗田!お前何か知ってそうな顔してるぜ

   霧雨の親父は稗田のおっさんの襟首をつかんだ

  稗田:やめるべ。霧雨!俺は知らんべ

  霧雨:じゃあ、なんださっきの表情は????

  稗田:俺がらいららいらいららの娘を買うと思うべか?霧雨だって買わんべ?染るべ!

  霧雨:俺は、俺は、・・相場より安く買って一時的な治療を施して他に高く転売する

  幽香:お前らが最低だってことはよくわかった 


「じゃあ、どうしろってんだ!!シングルマザーになれってか?」

「母子家庭には補助金が出るって慧音先生が言って居たっす」

  なあ、なんでそれ早くいわんかったの?

  とぁがぅ?

  物部:全然かわいくないでやんすよそれ

  蘇我:ざんねだたね

「本当か??」

「まだ、魔理沙さんの戸籍が郷に残っていたらっす」

  霧雨:・・・やば

  稗田:どうしたんべや?霧雨、ずいぶんと蒼い顔して

  霧雨:魔理沙の戸籍は他人に売ったぜ。売ってしまったんだぜ

  稗田:それで、お前あの時限定うどんげちゃん1分の1サイズかえたんべか

  霧雨:だってカミさん怖いんだぜ

  稗田:^ξ^
 
  村紗:増えてる


「へへへ、親父の事だ。勘当しながらも私の帰る場所位は残してくれているはずだぜ」

「それならよかったっすね」

  稗田:どうすんべ?

  霧雨:・・・

  村紗「このことは水に流すことにしたのよ」

  霧雨:お前さっきからなんだよ

  咲夜「なんで私が居ることがばれた?」

  霧雨「おめぇ、じゃねえから」

  村雨:まってください。実は私かも知れないんです

  霧雨:おめぇ刀匠の村雨じゃないか

  村紗:魔理沙の子供父親なのかー?

  村雨:いいえ、村紗さんの流そうとしている物です

  村紗:?????もしかして???あの沈没船の????

「じゃあ、早速手続きしてくるぜ」

「はいっす」

「・・・う、駄目だぜ」

「どうしたっすか?」

「つわりが来たぜ」

「本当っすか?」

「そうだぜ。だからお前手続き行ってこい」

「でも、魔理沙さんのことなら魔理沙さんがしないといけないっすよ」

「るせぇぇぅうぴえうぅ」

  おい、戸隠行って来いよ。男やろ?

  そうっすが

  なんや?

  ・・なんでもないっす。
 
  村雨「子供が男の子だったら虎鉄って名前にしようと思います」
  
  村紗「女の子だったら?」

  村雨「僕と村紗さんの子だから、村々ですね」

  なんでや、なんで、村紗とぱっとでのオリキャラがなかようなってんね

  村雨「結婚式の時は霧雨さんか稗田さんが仲人してくださいね」

  村紗「お願いします」

  霧雨「おぅ、わかったぜ。仲人には慣れてるぜ」

  稗田「式場は稗田会館かしてやるべ」


「わかったっすよ。行って来るっすよ。まったく作者使いが荒いっすね」

「なんか言ったか?」

「なんでもないっすよ」

   
  慧音:そうか、村紗と村雨がか。めでたいことだな

  霧雨:しかし、いわゆる出来ちゃった婚てのがな

  村雨:お恥ずかしい限りで

  稗田:優男の癖にやることはやってるべな
  
  村紗:っぽ





 戸隠は郷の役所に来たっす。


「もしもし、誰かいないっすか???」

「・・・」

「あ、慧音先生の妹さん」

「・・・」

「妹さん?」

「なんでちゅか?」

「母子家庭の手続きしたいっす」

「・・・」

「あの」

「なんでちゅか?」

「母子家庭の手続きしたいっす」

「・・・」

  慧音:日取りはお腹が出る前が良いだろう
  
  村紗:聖のスケジュール確認してみる

  村雨:鉄は熱いうちに打てです

  霧雨:費用はうちで出してやるぜ。村雨はよく切れるって郷の主婦層に人気でこっちも繁盛してるからな

  稗田:いい出会いあるべかな

「あの、慧音先生の妹さん?」

「なんでちゅか?」

「母子家庭の手続きしたいっす」

「……」

「なんで、黙るっすか?」

  花嫁を略奪して犯すって楽しそうだな
  
  ・・・アーサー、お前は今回位見逃してやりな
  
  なんだ。あんちゃんだってそういうの好きだろ

  やめとき、あの二人見てみ

  ・・・わかった。わかった。それでいい。


「とても、妊娠しているようには見えないでちゅ」

「戸隠じゃないっすよ。魔理沙さんっす」

「……」

「ちょっと」

「なんでちゅか?」

「慧音先生の妹さんて知恵を全部慧音先生にひっこ抜かれたっすか?」

「……」

「ねえっす」

「なんでちゅか?」

「もしかして、からかってるっすか?」

「……」

  なあ、それで本編の方どうするんだ?
 
  まずいなぁ。さっきからオリキャラばかりがしゃべって場が持ちそうもないで

  大体、慧音先生の妹さんってなんだ?

  慧音にだって家族がおってもええやろ?

  たしかに、だが馬鹿なのか?見た目は慧音を縮小した感じなのに

  人間と妖精のハーブでできた植物の妖怪や  

「あの」

「なんでちゅか?」

「話の通じる人居ないっすか? できれば、オリキャラじゃない方で」

「…・・・」

  慧音:じゃあ、段取りはこれで決まりだな。

  霧雨:良い式にしてやるぜ。よ!ご両人!
 
  村雨:よろしくお願いします

  戸隠:あの〜

  慧音:ん?貴様?今忙しいんだ。邪魔だからあっちに行け
  
  戸隠:いえ、違うっす。魔理沙さんの母子家庭の手続きを

  村紗:・・・こいつ、胎教にぜったい悪い

  稗田:^τ^

  霧雨:戸隠。ちょっと、こっち来るんだぜ
 
 

「はいっす」

「・・・魔理沙が孕んだらしいな?」

「はいっす!」

「おい、声がでかいぜ」

「すまないっす」

「・・・ここに金貨10枚ある」

「すごい大金っすね。10年位遊んで暮らせるッす」

「これやるから、腹殴って堕胎させてくれないか?」

「霧雨さん?」

「俺だって孫の顔は見てみたいがよ。どこぞの馬の骨とも知らない種の子だ生かしてはおけないぜ。それに、財産のこともあるからな」

「酷いっす」

「なあに、俺がそのうち適当な家の男子を魔理沙にあてがう。それか、カミさんと相談して頑張ってみようかと思うんだぜ」

「でも、でもっす」

「やれ、やるんだぜ」

「そんなっす」

「おい、霧雨。何やってんべ。話の再中だべ。そんな野良作者なんて放っておくべ」

「おお! 今戻るぜ」

「霧雨さん」

「ま、ま、頼んだぜ」

「おい、霧雨」

「おう、今戻るぜ!」









 結局戸隠は金貨を押し付けられて魔理沙さんのところに戻ったっす。

 腹を殴れとは言われたもののそんなことは出来ないっす。

 だから、戸隠は魔理沙さんに母子家庭の手続きはできなかったけど親父さんから援助のお金がもらえたとその金貨を渡したっす。

 魔理沙さん、なんかすごく複雑な表情したあと涙ぐんで最後笑って居たっす。

 あんなに、いい笑顔する魔理沙さん初めてみたっす。






 

 もう絶対、本当のこと言えないっす。
「どうしたべ? 野良作者のとこから帰ってきてから嬉しそうだべな?」

「アイツに腹殴って堕胎させろって言ったんだぜ」

「なんだそれだべ? 流石に引くべ」

「いや、違うんだ。あいつ、絶対殴れねえし。あれだけの大金猫糞する根性もないぜ」

「……本当にお前等親子は不器用だべな」
戸隠
作品情報
作品集:
11
投稿日時:
2014/09/25 10:56:22
更新日時:
2014/09/26 00:07:38
評価:
3/5
POINT:
300
Rate:
16.25
分類
あんちゃん、アーサー、霧雨、稗田、慧音の妹、村雨、戸隠
魔理沙
慧音
咲夜
村紗
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1. 100 名無し ■2014/09/25 20:45:27
最高級の落ちだこれ!
後書き無かったら本当にドン引きしてた。
本当に不気味!
2. フリーレス 名無し ■2014/09/25 20:48:58
間違えた。
本当に不器用!
3. 100 名無し ■2014/09/25 23:11:58
最近は咎糞さん、いえ違う戸隠さんを見ると平和な気分になります
リリーブロッコリー
4. 100 名無し ■2014/09/26 18:43:33
面白かったでちゅ
5. フリーレス 名無し ■2014/09/27 15:04:59
過疎ってるな。
曹長さん5ギョウヘルさん4戸隠さん3
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