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『秩序と怠惰の狭間で』 作者: ラビィ・ソー
お前のせいでまた納期に追い立てられるだろうが!聞いてるのか咲夜!まったく使えないゆとり社員だぜ!」
目の前の上司、布施の怒鳴る顔は、まるでオーバーヘッドプロジェクターで投影されているように
現実味が無い。毎日怒鳴られることに慣れていると、こんなかんじに不感症になっちまう。
でもこれが現実だと嫌でも感じられるのは、布施が怒鳴るときに唾が細かくピュッ!ピュッ!と飛んでくるからなんだよな。
「じゃあ、俺は家に帰るから、反省文を俺のフェイスブックに送ること、いいな!」
「・・・以上になります。この度は申し訳ありませんでした。」ふう。上司へのフェイスブックでのメッセージ交換が終わった。
さあ、同じフェイスブック上でこんどは友達への愚痴タイムだ。当然今回は上司の不手際のこと。
「聞いてくれよ幼夢〜。まーたウンコ上司の布施がウザかったんだよ。金があったり親の資産を継いだだけで人様に仕事のやり方が指示できて、いぃ〜い身分だよなァ!
」
だが気づいていなかったのだ・・。友人に送っていたはずのメッセージが上司に送られていたことを。
出社してデスクに座ると、布施が唇に静かな笑みを貼り付けて近寄ってきた。
「ウンコ上司だってぇ〜?」
「どうなるかわかってんだろうなぁ〜。」
肘でグリグリしながら嫌みったらしく恫喝してくる。
しかし、そのとき私の脳裏に浮かんだ思考は、意外なものだった。
なんか、わざわざ上司に配慮して聞こえないように友人にだけ愚痴を聞かせるとか、丁寧に
やる配慮のすべてが下らなくなってきたのだ。キーボードで打ち込んだ悪口は同じ、
それを誰に送るかどうかで善悪が決まるなんて、おかしいと思わないか?
「ああそうだよ。ウンコ野郎。」そういうと私の右ストレートは火を噴き、
布施は口から奥歯を噴いた。次の職場、探さないとな。(笑)
作品情報
作品集:
11
投稿日時:
2015/02/06 06:56:40
更新日時:
2015/02/23 08:43:39
評価:
4/8
POINT:
290
Rate:
12.60
分類
唐澤貴洋
ありがとうございます。清々し、いい言葉ですよね^−^
虫歯になった奥歯って、クッサイですもんね!><
o と
。 ,. -ー冖'⌒'ー-、 思
,ノ \ う
/ ,r‐へへく⌒'¬、 ヽ キ
{ノ へ.._、 ,,/~` 〉 } ,r=-、 モ
/プ ̄`y'¨Y´ ̄ヽ―}j=く /,ミ=/ オ
ノ /レ'>-〈_ュ`ー‐' リ,イ} 〃 / タ
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,/ └' ノ \ こ¨` ノ{ー--、〃__/ あ
人__/ー┬ 个-、__,,.. ‐'´ 〃`ァーァー\ っ
. / |/ |::::::|、 〃 /:::::/ ヽ た
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ていうかこれ東方でやる必要ないですよね。
いや、おもしろいんですけど
愛こそがよい作品を生む原動力、憎しみは自身の消耗しか
残りませんからね。^−^
この作品の続きを近日うpしますので、
そのときにこれを東方でやる理由をご覧いただけることでしょう。*^^*