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『産廃創想話例犬祭C ・・・・そうっすか』 作者: 戸隠
あ゛あ゛ぁ死にたい
どうしたっすか魔理沙さん
うつだ
……そうっすか
ある日、魔理沙さんはうつ病になったっす。この間も戸隠の目の前で手首に剃刀をあてて『霧雨のきり〜は切るのき〜、キチガイのき〜じゃないぜ〜』と言いってシュッと手首を切ったっす。それから『あはは〜あまいのぜ。コレくらいじゃ死なないののののぜ』といいつつ、自分の血を見て貧血をおこして倒れたっす。・・・それを見て居た戸隠も血が怖くて貧血をおこして倒れたっす。
次に気がついた時は病院だったっす。倒れていたところが路上だったので誰かが保健所に連絡入れてくれた見たいっす。それで、犬猫とはまた違うし面倒ということで保健所の人が病院に通報してくれてそれから救急車で搬送されたとのことっす。周りくどいっす。
そこで分かったことっすが、魔理沙さんはうつ病だったっす。なのに魔理沙さんはあの時、変な鼻歌を歌っていたっす。
医師には入院をすすめられたっす。しかし、魔理沙さんが魔法使いだということ知ると手のひらを返したように病院を追い出されたっす。魔法使いと分かった途端に追い出されるなんて何て理不尽な扱いだなと戸隠は心の中では思ったっす。後日分かったことっすが、魔法使いはよく精神を病んでいるので保険対象外だったっす。世の中お金っすね。
魔理沙さんはどんどんおかしくなっていったっす。『なんで、私は魔理沙なんだろ』といいながら月を見上げて泣き出したっす。月から迎えは来ないことは分かっているはずなのに手の甲に鼻を押し当てて匂いをかぎ始めたっす。理解不能っす。それとか、自分はヘラジカだといいながら狭いヘヤの中を走り回って家具を蹴り飛ばし皆台無しにしたっす。少ないお給金で買った絵画や壷は元々中古のゴミだったっすがもはやチルノちゃんさんでも宝物と思わないっす。
作 魔理沙
『それで、今日は魔理沙さんは死にたいそうっす。多分これから死のうとするっす。戸隠は作者っすから倫理的に止めようとするっす。
「死にたい。霊夢のところにいきたい」
「魔理沙さん死ぬなんて駄目っすよ」
「お前に、この霊夢の気持がわかるかってんだ!!」
「いえ、魔理沙さんは霊夢さんじゃないっすよ」
「うるさい、うるさい、うるさいあ゛あ゛あ゛あ゛ぁ」
魔理沙さんはかきこして既にボロボロになったお腹を掻き毟り始めたっす。それはとてもとても痛々しいものだったっす。その手には既にうっすらと血が付いていたっす。
戸隠は見ていられず掻き毟る右手を止めるために左手を出したっす。
「・・・えっす?」
「だせぇ、お前が病んでることに気がついたか」
戸隠は掻き毟る手を止めて我に帰ったっす。良く見るとキーボードにはうっすらとしかし全体的にその汚い魂によって汚れた血が付いていたっす。病んでいたのは魔理沙さんでは無く戸隠だったっすね。』
「あ゛あ゛ぁ死にたい」
「……あの、魔理沙さん。戸隠のうつエンドにしようとしてないで魔理沙さんが病んでるのなおそうっすよ」
「あ?」
「だから、そんな妄想してないで掻き毟るのやめようっす。現実に向き合おうっす」
「てめぇにいわれたくねぇ」
…いやあのえっとそのえーまあ実際の陰気な作者とは無関係っすよ。
ga ata ka la jl ll mjn
戸隠
作品情報
作品集:
12
投稿日時:
2015/06/19 15:19:45
更新日時:
2015/06/20 00:19:45
評価:
3/3
POINT:
300
Rate:
16.25
分類
魔理沙
戸隠
産廃創想話例太祭C