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『冥王ヘルトガクシ』 作者: 戸隠
ぐげえええええええっす!!
ん、戸隠の調子がおかしい?
霊夢、そいつから離れるんや!!!
何、あんちゃん急に?
そいつは戸隠やない!!!もはや化け物や!!
戸隠は死んだ。作者の癖に長く幻想郷に居たせいで身体と精神が崩壊してしまった。わずか、一瞬の事ではあったが細胞の再構築が進みそれはもう戸隠でも作者でもない別の第三者になってしまったのだった。
そして、それは幻想郷に厄さいをもたらす化け物だったのである。
見た目は作者だがそれはもう別の生き物だったから倫理的な問題を回避したのだった。
「何よ、所詮は戸隠が元になっているただの作者じゃない」
「ちゃう、あれは戸隠やないで!!」
おそらく、何かを倒すために成長したのだ。
「・・・///・・我ノ名ハ冥王ヘルトガクシ!!」
とにかく、デスメタルだった。破壊する為に存在し、理由無き破壊をするのである。
「マスダースパークアシ!!!!」
「あかん、霊夢!!」
「あんちゃん!!!」
ごえええええええええええええええええええんん、気味の悪い音と共に変な光線を奴は吐き出した。射線上全ての物がゲシュタルト崩壊、そして蒸発していく!!!!
油断していた霊夢がその射線上にいてもうかわせないはずだったが、あんちゃんが咄嗟に霊夢をつきとばしてそれを回避させたが替わりにあんちゃんが蒸発してしまったのだった。
『ワシ、おばさんのかわりに霊夢を守るんや』
『ふん、あんちゃんにかばわれるほど弱くは無いわ』
『はっはっは、せやか〜』
あんちゃんは勤めを果たしたのだった。
「よくもあんちゃんを!!トガクシ、殺す!」
「我ノ名ハ冥王ヘルトガクシ」
「うるさいわ!!」
霊夢はそう言って、針に力を加えて弾幕を繰り出す。必殺の針だ。あんちゃんの復讐を果たすたの一撃だ!!
だが、それは冥王ヘルトガクシにとっては玩具のような物だった。冥王ヘルトガクシは右手を振った。それだけの動作だったはずだったが。風速157mの風が吹いたのだった。針はその暴風に弾きと飛ばされあたりの空気は一気に膨張してそれが収束したから大爆発が起きた。
霊夢もただではすまなかった。体中から血が溢れたし、針を投げて突き出ていた手は無くなっていたし、何よりも歯が折れているのが血の味で分かった。
「ぐへへっへへ!!まずは博麗の巫女を殺して、紫の前に突き出して脅してやる!!!」
「は、へものめ!!ほうはさへるさ!!」
「何を言って居るか分からんな!!!!」
普通なら、魔理沙のように心が折れて屈服してしまうところなのだが霊夢の心は折れて居なかった。発音は歯が折れて格好の良いものではなかったがまだ、強い意志は折れていなかった。
「うへさい! おはえは倒す!」
「ククククハハハハ、冥王ヘルトガクシ二敵ウ者がコノ世二居ルト思ウカ?」
全方位に絶望的な弾幕を冥王ヘルトガクシは放った。その射線に存在するすべてのものは蒸発してしまう。
このままでは、幻想郷は滅びてしまう!!!!
「ヘアッハアアアアア???ウゲェ???」
だが、そんなときに異変は起こったのだった!!!
「???」
それは、直接霊夢の脳に話しかけて来たのだった。
れ、霊夢さん戸隠が冥王ヘルトガクシを止めておくっす
戸隠?
「ヤメロ、トガクシソンナコトヲスレバトガクシマデ死ヌゾ!!!」
それでも良いっす。戸隠は幻想郷に来るまでは生きていても死んでいても同じだったっす!でも、そんな戸隠に生きる場所を与えてくれたのが幻想郷っす!!
「オノレ〜!!!1」
戸隠!!
さあ、霊夢さんやるっす!!!!
「ックウ! ヤメロ!!!!」
「夢想封印!!!!!!!1!!!!!!!!!!!」
ゴギャーン!!!!
霊夢さんありがとうっす!
・・・戸隠
霊夢さん
・・・アンタ臭いわ!
トガァ!?
こうして幻想郷に再び平穏が訪れたのだった。
まあ、幻想郷のことだしまた異変が訪れるだろうけれどそれまでは平和にすごすことが出来るだろう。
それはそれでいいのかもしれない。一時の平和が幻想郷には似合うのだから。
ただ、奴が消滅したあそこには作者の花が咲く時くらいは、戸隠のことを霊夢は思い出さないだろう。
願わくばこの一時の平和が長く続きますよう。
- 作品情報
- 作品集:
- 12
- 投稿日時:
- 2015/07/05 11:47:01
- 更新日時:
- 2015/07/05 20:47:01
- 評価:
- 2/2
- POINT:
- 200
- Rate:
- 15.00
- 分類
- 霊夢
- 冥王ヘルトガクシ
- あんちゃん
- 戸隠