幻想郷には日々様々な人間達が幻想入りしていますが、その中で警察官の人間は幻想郷警察という機関に属するようになり、幻想郷警察白書なる本を全員所有するようになります。今回は皆さんにその一部を紹介したいと思います。
この書籍を幻想郷で活動している全警察職員に捧げる。_幻想郷警察本部長
幻想郷警察。それは、外界から集いし警察官諸氏によって構成された組織である。
そんな我々がどういう組織で、日々どのような活動をしているのかについて纏めたのがこの幻想郷警察白書である。
<我々の主な活動内容>
幻想郷内における治安維持が我々の主な業務であり、その内容は外界で勤務していた頃とはさほど変わりはない。幻想郷の格地点に交番や駐在所といった施設は設立されているが、我々の主な拠点となっているのは人里であり、専らそこで活動することが多いのも特徴であるのだ。
初めて幻想郷にやってきた外来人を安全に導くのも我々の任務でもある。
ちなみに我々幻想郷警察職員の数は年々ごく僅かながらであるが増加傾向にあり、現在約500人である。(前の年に比べて20人増加した)
<制服>
代え用の制服が一部不足しがちな部分は我々にとっては深刻な問題である。
そこで、幻想郷警察は外界から時々流れてくる旧型の制服も着用することでその問題について何とかしのいでいる状況だ。
一部の警官達は当初はこの方針に困惑しているものがいたが、これは仕方がないと考え、この方針に従っているようだ。
さて、そんな新旧混合の制服を着用している我々であるが、それに関してこんなエピソードがある。
外界からやって来たとある二人の神とその神社の風祝の所に初めて幻想郷警察が訪れた時である。
旧型の夏用制服を着用した人里警察署署員二名が巡回連絡に訪れた際、その風祝であった東風谷早苗氏が対応したのだが、二人のその昔の制服姿に馴染みが無かった故に彼らの事を本当に警察官なのかと疑念を抱き、はたまた偽警官扱いをし始める始末。
あわや野生の妖怪よろしく退治されそうになった署員二名は我々の方針を必死になって説明し何とか事なきを得たというものである。
この一件以来、我々幻想郷警察は現行型は勿論のこと、様々な旧型仕様の制服が掲載されたカタログを幻想郷の各地に配布する等して、正真正銘の警察官であることを広めていくようにしたのである。
その甲斐あって、今では一応多くの人妖の方々にその事が認知されつつある。
<所有する車両>
警察車両は我々にとっては重要な移動手段である。
側面や後部に自分たちが所属する都道府県の警察名が書かれているが、それらを全て『幻想郷警察』としようとする動きがあったのだが、費用の面で頓挫しているのが現状だ。
もちろん、これらも制服同様新旧混合である。
ちなみに、現在幻想郷警察が所有するパトカーの数は(覆面パトカーを含めると)64台…
白バイが37台…
機動隊関連車両が13台となっている。
その他、ヘリコプターを2機、警察用船舶を3艘を我々は所有している。
<装備>
上図のような装備の警察官が一般的であり、よく見かける確率が多いことだろう。
幻想郷警察では、妖怪からの脅威に備えて、全警察官にたいして武装の強化を認めている。
一例をあげるとするならば、制服警官はニューナンブ等のリボルバー式の銃を普段は携行しているが、オートマチック式の拳銃やサブマシンガン、はたまたアサルトライフルといったものまで携行を許可しているのだ。自衛隊も顔負けの武装量である。
ほんの一部ですが、これが幻想郷警察白書の内容であります。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
偽警官って……。それが通用するのは一応法律まがいの掟がある人里くらいでしょうに♪
外界製のオモチャが妖怪達に何処まで通用するか知りませんが、せいぜい自警団と対立したりしないようにね……。
装備の重武装が気になりましたが、人外の化物が相手なら、これでも最低限にしかなりませんね。
これからも、彼らの活躍が気になる所です。